校長室より

晴れの日は枝が伸びる

晴れの日は枝が伸びる 雨の日は根が伸びる 

 実業家の福島正伸さんの言葉です。私も初めて聞いた言葉なのですが、含蓄があるな、と思ったので紹介します。

 日によって天気は異なります。晴れの日も雨の日もあります。一般的には、晴れの日が良くて、雨の日は悪いという感覚ですが、植物にとって、またため池やダムにとっては、雨はなくてはならないものです。1人の人の人生にも、晴れの日も雨の日もやってきます。天気がどうであれ、植物は生長していきます。人間も同じで、成長を続けるのですが、伸びる部分が異なるというわけです。

 例えば物事がうまく行っているときは「これは晴れの日だから、枝が伸びている」と思えます。逆に困難に直面したときは「これは雨の日だから、苦しいけれども、今は根が伸びている時期であると考えて、何とか頑張ってみよう」と思うようにしましょう。

 どちらかというと、うまく行くことの方が少なくて、しんどい思いや、つらい思いをする方が多いのですが、気持ちの持ちようでかなり異なることも事実です。苦しい時こそ、自分のこれまでの経験や、昔の人たちの考え方を参考にすることが大切です。

 伸びるのは、身長や体重は結構なのですが、麺類は伸びると美味しくありません。