校長室より

書評のすすめ

書評のすすめ

 「木村校長はたくさん本を読んでいるようですが、どうやって探しているのですか」と聞かれることがあります。私が書籍を探すのは、まず姫路駅のビオレにある「ジュンク堂書店」です。しょっちゅう徘徊していますので、見かけたら声をかけて下さい。もう一つは姫路と加古川の市立図書館です。買ったり、借りたりするのは主にこの2つです。

 では、新刊の図書で読むべき本をどうやって見つけているのか。これは新聞の「書評」から探すことが多いです。各新聞には、週一回書評が掲載されます。以前は日曜日が多かった(今は読売だけ日曜日)のですが、最近では土曜日が多くなっています。土曜か日曜に図書館へ行き、朝日、毎日、読売、神戸、日経の各紙の書評欄をチェックします。個人的には、朝日と日経の書評欄が充実しているように思います。書評はある程度の専門家がその書籍の紹介、特に「良い本だ」と紹介している場合がほとんどなので、それを見て書店や図書館で探すことにしています。

 何回か経験があるのですが、先に買ったり借りたりして読んだ本が、後で書評欄に紹介されるケースがあります。このときは「やったった」とガッツポーズをします。私の方に先見の明があった、ということです。皆さんも新聞の書評欄を読んでみると、意表をつかれた、不評な批評に出会えるかもしれません。