校長だより

今日の出来事

ビーチバレー近畿大会出場

 女子バレーボール部の北村さんと久斗さんペアが、近畿ビーチバレーボール高等学校選手権大会への出場を決めました。昨年度の北村さんと青木さんペアに引き続いての出場です。

 PTA後援会が横断幕を贈ってくださいました。校務員さんが掲げてくれた横断幕の前で、感謝の気持ちを言葉にしてくれました。熱血顧問の寺西先生に入ってもらって昨年と同じアングルでの1枚です。7月26日(火)開催の近畿大会での健闘を心から祈っています。頑張れ!

 慶野松原で行われた予選には、部員たちとの約束を果たして尾原前校長先生が足を運んでくださいました。尾原先生、ありがとうございました。

 

職業人講演会

 7月15日(金)、第1学年の生徒を対象に、総合的な探究の時間において、職業人講演会を開催しました。同講演会は、職業を通じて社会を知ること、社会的・職業的自立に必要な能力や態度を育成すること、職業に対して関心を持ち職業分野の視野を広げることを目的としています。

 看護、理学療法、食と栄養、経営、情報IT、建築、幼児教育、通訳、消防、国際協力の10講座のうち、希望する2講座を受講できるように講座を編成し、たつの市民病院、むこがわ特別支援学校、NTT西日本、神戸市北消防署など、様々な地域から様々な専門領域の現職の方々をお迎えしました。講師の先生方には、それぞれの職業の特徴や日々の業務などについてわかりやすくお話ししていただきました。

 生徒が講義メモに書き記した内容は多岐に渡り、各人の視点でしっかりと講義を受けていることがよくわかりました。

 

 

レシテーションコンテスト

 7月14日(木)、第1学年の生徒を対象に、校内レシテーションコンテストを開催しました。同コンテストは、昨年度立ち上げた新たな英語科主催の学年行事です。人前で話す経験を通して、英語によるコミュニケーション能力や表現力の向上を図ることを目的としています。

 論理表現Ⅰの授業で予選を行い、その中で各クラスの生徒全員が発表を経験しました。本選にあたる校内レシテーションコンテストでは、各クラスの代表に加えて有志の生徒たちが、史上最年少でノーベル平和賞を受賞した人権活動家のマララ・ユスフザイさんのスピーチを題材に、熱意溢れるレシテーションを披露しました。

「話し上手は聞き上手」との諺が示すとおり、話すことが上手な人は聞くことに長けています。また、聞くことが上手な人は話すことが上手です。コミュニケーション能力は、複雑に入り組んだ現代社会を背負って立つ生徒たちに求められる第一の力といっても過言ではありません。

発表者と聴衆が心を合わせて穏やかな時を共に過ごした今回の経験は、すべての生徒にとって、今後の大いなる成長の糧とになると確信しています。

 

 

有権者教育講演会

 平成27年6月の公職選挙法等の一部を改正する法律の成立・公布に伴い、選挙権年齢が満20歳以上から「満18歳以上」に引き下げられました。平成26年実施の国立国会図書館による調査によれば、世界の国々のおよそ9割が下院(日本においては衆議院)の選挙権年齢を「18歳以上」と定めています。複雑かつ急激な変化を重ねる現代社会を生きることになる若い世代にとって、選挙を通して積極的に政治に参加し、自らが生きる社会を自らの意思で変えていく力が求められています。

本校では、兵庫県弁護士会より弁護士の方々にご来校いただき、3年生を対象に、2時間×2日の計4時間の有権者教育講演会を実施してきています。今年度は、7月13日に4名の弁護士の方々のご指導の下、第3学年団の2名の先生による国政選挙の模擬党首討論、代表生徒3名による市長選挙の模擬演説を行い、1週間後の19日に模擬投票を行うという流れで学びを深めました。選挙の仕組みを専門家の方々から伺うことで、一票の大切さや投票を通じた政治参加の意義を実感として捉えることができました。

 

AED・心肺蘇生法職員研修

期末考査期間中の7月4日(月)、6日(水)、7日(木)の3日間で、AED・心肺蘇生法職員研修を実施しました。 1日につき2グループずつの計6グループに分かれて、同じ内容の講義と実技実習を行う形で研修を進めました。

 生徒たちの大切な命を預かる私たち教職員にとって、救急救命研修は欠かすことのできない大切な学びの機会です。まさかの時に備えて万全の体制を整えておくために、継続的に研修を重ねるように努めています。とりわけ身体に負担がかかる夏を迎えるにあたり、これまで培った知識と技能を今一度確かめ直すことはとりわけ重要です。昨年度に引き続き、 AED実習用のボディーにマスクを着用するなどのコロナ対応に加え、熱中症予防に向けた研修も併せて行いました。

 救急車の到着までの1次救急を、私たち教職員が心肺蘇生法を行うことで担います。学校における医療の専門家である養護教諭は、救急救命士に患者を引き渡す2次救急を担うことになります。今回の研修の講義では、養護教諭より、「ドリンカーの救命曲線」を用いた蘇生率について学びました。緊急事態の発生後3分に心肺蘇生を始めた場合の蘇生率は、約75%、4分後では約50%、7分後では約10%、10分後に至っては0%に限りなく近づくとのことでした。神戸市内における救急車の到着時間は約5分とのことですので、私たち教職員が迅速かつ適切に初期対応をできるか否かが命を救うための分岐点になります。 

今後も生徒の皆さんが安心して学ぶことができる学校づくりにしっかりと取り組んでいきます。

 

フラワープロジェクト

 6月27日(火)放課後、今年度第1回目の「フラワープロジェクト」を実施しました。

 全県の県立学校が取り組む「高校生ふるさと貢献・活性化事業」の一環として、本校では地域(神戸市北区)をフィールドとした「クリーン&フラワー大作戦」を企画・実施しています。今回は、神戸電鉄鈴蘭台駅前に置かせていただいているプランターの植え替えを行いました。

 近隣の園芸店「ポピー」さんの澤店長様にご指導いただきながら、陸上競技部とソフトテニス部の部員たちが花の苗をひと株ひと株大切にプランターに植え付けて行きました。心を癒やしてくれる花やその他の植物が身近にある生活は、私たちの人生をより豊かなものにしてくれます。このたびのプロジェクトも、勉強や部活動、学校行事などに日々懸命に取り組む生徒たちの生活に豊かな彩りとさらなるエネルギーを与えてくれる貴重な機会となりました。

 北区役所まちづくり課より、戸田様と坂田様が取材に来てくださいました。いつも本校生徒を温かく見守ってくださりありがとうございます。今後とも生徒たちへの支援をよろしくお願いいたします。

 

 

オンライン国際交流:順天高校(韓国)

 5月6日(金)と6月3日(金)の両日に実施した米国ワシントン州のグラハム カポウシン高校とのオンラインによる交流に引き続き、6月22日(水)の午後、韓国の順天高校との交流を同じくオンラインで行いました。

 本校からは国際コミュニケーションコースの1年生41名が参加し、もう一方の順天高校からは日本語クラブの生徒12名が参加しました。両校代表の挨拶の後、10のブレイクアウトルームに分かれてグループでの交流を進めました。今回のテーマは、お互いに相手の言語を用いて「自己紹介をすること」と「最近はまっていることを伝えること」でした。途中、音声のハウリングや映像のフリーズ等のトラブルもありましたが、担当の先生たちの対応も手慣れたもので、安心して両校生徒の交流の様子を見守ることができました。教室に響く生徒たちの明るく元気な声を耳にして、次代を担う若者たちが互いにつながり通じ合うことの大切さを実感しました。

 また今回は、両校交流の架け橋となってくださった兵庫県国際交流協会より、学校交流コーディネーターの高繁様と学校交流プランナーの季様が同席してくださいました。様々な国の高校生との交流の機会をさらに広げていくことができるよう、今後もお力添えいただきたいと思います。ご多用の中、遠方までお運びいただきありがとうございました。

神戸鈴蘭台高校祭

 6月16日(木)と17日(金)の両日で、9月の体育祭に並ぶ本校の学校行事の二本柱の一つ、「神戸鈴蘭台高校祭」を開催しました。
 コロナ対応と教育活動の両立に向けて、生徒指導部の先生たちや生徒会役員の皆さんが中心となり、時宜に応じた文化祭の在り方をしっかりと検討してくれました。そのお蔭で、一定の制限はありますが、保護者の方々にも足を運んでいただけるようになりました。
 今年度のテーマは、「#青春はいつだって期間限定 ~青春のエネルギーをこの一瞬に!~」。テーマに込められたメッセージ「準備の始めから本番のフィナーレまで、仲間と一緒に駆け抜けよう。高校生の『今』しかできない大切なものに! 大人になってもずっと忘れない文化祭にしよう!」をしっかりと胸に刻み込み、全校生徒が一丸となって全力で「神戸鈴蘭台高校祭」に取り組みました。
 展示やパフォーマンスに足を運んでくださった人たちにしっかりと楽しんでいただく中で、それぞれの生徒が喜びを感じ、自らの成長を実感として捉えることができたとびきりの文化祭となりました。

 

土曜英会話クラス

 昨年度より、国際コミュニケーションコースの1年生を対象に土曜英会話クラスを開講しています。

 ALTの先生とともに学ぶ通常授業(英語コミュニケーションⅠと論理・表現Ⅰ)に加えて、さらに多くの英語と触れ、自らの思いや考えを他者と共有する体験を積み重ねてもらいたいとの思いが込められた特別講座です。

 ECCから来ていただいている2名のネイティブスピーカーの先生方の熱意とユーモアに溢れる授業に、生徒たちの主体的に学びに向かう姿勢もこれまで以上に高められているようです。今後のさらなる飛躍に期待しています。

オンライン国際交流:グラハムカポウシン高校(米国)

 コロナ禍の中でもグローバル教育の機会を決して諦めることなく、国内でグローバルな体験ができるように様々な工夫を重ねてきています。そのひとつがオンラインでの国際交流です。昨年度の3月から3回シリーズで、米国ワシントン州のGraham Kapowsin High School(グラハム カポウシン 高校)とのオンラインセッションを実施しています。今回はその2回目にあたります。

 本校からは、国際コミュニケーションコースの3年生が参加しました。今回のテーマは、「日本の公共交通機関を利用する際のマナーについて」です。現在GKの生徒の皆さんは、旅行についてのユニットを通して日本語を学んでおり、日本の公共交通機関を利用した際にはどのようなことに気をつければよいのかが知りたいと要望を受けた形のテーマ設定となっています。

 流暢な日本語も交えたアットホームな雰囲気の中での交流の様子を目にして、face to faceのコミュニケーションの大切さをあらためて実感することができました。5月の次回のセッションが今から楽しみです。