研修の様子
11月14日(木) ⅢC1104(小)理科授業実践講座 ⅢC1109(中)理科授業実践講座
〔研修の概要〕
【講義】「主体的に探究する学習活動の工夫 ‒科学的に探究する力を育成する学習活動の充実と学習評価の在り方‒」
兵庫教育大学大学院 山本 智一 教授
【演習】
(小)理科の見方・考え方を働かせ、問題を科学的に解決する授業づくり ‒エネルギー領域を柱として‒
・主体的に問題解決に取り組むための導入の工夫
・観察や実験を通して、問題解決の過程を振り返る学習の手立て
(中)理科の見方・考え方を働かせ、科学的に探究する授業づくり ‒エネルギー領域を柱として‒
・主体的に探究するための導入の工夫
・観察や実験を通して、探究の過程を振り返る学習の手立て
〔受講者の感想〕
・理科の場合は他教科と違い、めあてという形で教員から子ども達に提示するのではく、子どもの気付きや疑問から学習問題を設定することが大切さだということを学びました。私の場合は学習問題を提示する授業になっていました。授業時間がなかなか十分に確保できないという現状がありますが、少しでも今日学んだことを取り入れていきたいです。
・アーギュメント(主張、データ、論拠、限定、例外の条件や反駁といった、論証を構成するための一連の言葉の構成要素からなる形式)のお話を聞いて、他者に自分の主張を伝えるためには、根拠を示さなければならないということを学びました。その力は、まさに今の子ども達に付けたい力だと感じました。理科に限らず、他教科においても大切だと思ったので、生かしていきたいと感じました。
・模擬授業を通して、班で話し合い、どのようにして子ども達の気付きや疑問から問題を設定していくかについて考えたことがとても面白く楽しかったです。今まで「正しいことを伝えなければ」という意識が強くありましたが、自然の事象から子ども達が様々なことを感じられるような授業にしていきたいと考えるようになりました。