2022年11月の記事一覧
令和4年度トライやる・ウィーク2日目 ~赤穂化成&アース製薬~
11月8日(火)、トライやる・ウィーク2日目はエリア学習として赤穂化成株式会社(午前)とアース製薬株式会社坂越工場(午後)を訪問しました。アース製薬様は兵庫県との 「青少年の健全育成」 に関する連携協定を締結しており、その一環として、来年度から本校の16回生がプロジェクト学習でお世話になります。
赤穂化成では、海水中には5×1016 トンに及ぶ塩が存在すると言われており、また、世界では年間2億8000万トン、日本では年間87万トンの食塩が生産されていることや、食塩以外にも食品添加物や凍結防止剤を製造していることなどの説明をして頂きました。また、塩作り体験では土鍋の中で加熱することにより水分を蒸発させて塩を取り出す方法を体験し、取り出した塩は小袋に入れて持ち帰りました。工場見学では「天塩」の袋詰めの工程や製塩の歴史について説明して頂きました。
赤穂御崎公園では、7日と同様に天候に恵まれ、晴れ渡った空のもとで瀬戸内の穏やかな海を眺めながら昼食をとりました。
アース製薬では、会社の説明をして頂いた後に、発泡入浴剤「温泡」の紹介動画を視聴しました。その後、アース製薬で飼育しているゴキブリや蚊を使用して、「ブラックキャップ」、「ゴキジェットプロ」、「サラテクト」の製品デモンストレーションを見せて頂きました。さらに、飼育棟ではデモンストレーションで見せて頂いたゴキブリや蚊以外にもダニ、ハエなど多数の種類の害虫を飼育している様子を見せて頂きました。そして、極めつけはワモンゴキブリを約60万頭飼育している部屋の見学です。ほとんどの生徒はガラス越しでの見学だったのですが、一部の生徒は・・・!どの種類の害虫を見るときも一瞬目をそらすことはあるもの、さすがは自然豊かな地域で学校生活を送っている附属中生。生き物好きの生徒が多く、まじまじと害虫を眺め、目を輝かせながら研究員の方々の説明を聞いていました。また、見学の最後には「害虫であっても命あるものなので、当社では”殺虫剤”という言葉を使わずに”虫ケア用品”という言葉を使っています」というお言葉も頂き、生命の尊さも教えて頂きました。
赤穂化成の皆様、アース製薬の皆様、ご多忙の中見学・体験実習を引き受けて下さり、ありがとうございました。
本校のトライやる・ウィーク1日目と2日目は、西播磨地区にある最先端の科学技術や伝統産業を広く調査・研究することにより、地域社会に参画し、主体的に問題解決をしようとする生き方を見つけ出すことを目的として、「エリア学習」を実施しました。3日目からは、いよいよ光都管内及びその周辺地域の事業所と県立大学関連施設にて、職場体験を行います。