保健室より
保健だより(9月)
9月になりました。暑い夏から少しずつ秋の気配が増してきます。みなさんは健やかな日常に戻っていますか?まだまだ毎年、体育大会くらいまでは暑いので、熱中症対策はお互いに声かけて続けていけたら良いですね。
9月は夏の疲れがあっても、眠れずになかなか身体が休まらないかもしれません。日々の良眠対策で、質の良い睡眠を取ってこころも身体もオンにしていきましょう!(特に体内時計は意識したいところです。)
9月1日は防災の日でもあり、防災グッズを見直す月にしてもいいですね。災害避難ルートや集合場所、連絡先、今日の居場所を確認できるものを作ったり、事故やけが防止などの予防対策や準備物点検なども良いかもしれません。
夏休み前に西はりま消防組合の消防士の方々から恒例の救急法の実習をしていただきました。普通救命救急の認定を受けた人は、部活動の部員やクラスの人にも附属学校敷地内のAEDの場所(6か所)など伝えてあげてください。
お話の中で、いざという時、『一歩踏み出す勇気』を持つことが大切と言われていたのが、印象に残りました。
保健だより(7月)
夏は屋内においても、毎日温度や湿度、換気を確認し、のどが乾く前に水分補給することを習慣づけたいものです。
予防対策には麦茶やアイソトニック飲料(自宅では牛乳も効果的)ですが、運動中はハイポトニック飲料、熱中症気味になった時は経口補水液が有効です。時には自分の好きなものも意識して取り入れるなど、それぞれ、使い分けることが大切ですね。カフェインには利尿作用があり、水分補給にはあまり適しませんので、気を付けておいてください。
服装も通気や吸湿を気にした素材や形状、身体を日光などから防御をするものをアイテムとして選択できるよう、準備しておきましょう!
毎日の安心・安全に気を配り、それぞれに良い夏を送ってください。
保健だより(6月)
保健だより 6月号 - .pdf 高校生の資料 2025 (1).pdf←本校の歯科医・歯科衛生士さんから資料を頂きました。
梅雨の季節、雨と曇りと晴れの間、暑さと湿気とクーラーの寒さで衣服の調節が日によって求められます。授業が本格的に始まってからも、風邪症状が続いている人も少なくありません。マスクと手洗い、うがいはもちろん、日頃の生活習慣の中に、熱中症予防のための食事や水分補給、運動のリズムを作っておくといいですね。
特に放課後の部活に備えて、お昼ごろから1時間おきのこまめな水分補給(多くて1時間につき100~200mlまで)が熱中症予防に効果を発揮するようです。(ちなみに、屋内スポーツは午前、屋外スポーツは夕方が熱中症が起こりにくいそうです。)
水分補給の際には、水だけをとるのではなく、浸透圧(調べてみてください)の関係で吸収率の高い、塩分、電解質など栄養分が含まれるものを補給しましょう。また、糖質が体に過剰に入ると、歯だけでなく、病気につながり、心の健康にも悪影響が及びます。麦茶がお勧めですが腐敗や衛生面に気を付け、熱中症気味になったら経口補水液などドリンク類も場合によって、使い分けてみましょう!
『暑熱順化』という言葉を聞いたことがありますか?身体を徐々に暑さに慣れさせていくことが、熱中症予防に効果を発揮します。是非、日頃から少し汗をかく程度の運動や入浴をして熱に強い身体をつくりましょう!
今年度も歯科検診が終わりました。皆さんの歯磨き改善や受診・検診行動の努力によって、全体的には虫歯が多かった人が目立ちにくくなり、昨年度から歯肉の状態は良くなっています。虫歯になってしまうと治療を繰り返しがちなので、要注意の歯(CO)があった人は『黄色信号』です。早めにプロの指導を受け、個別の対策から脱灰→再石灰化を目指して元に戻していきましょう!そのためには歯のケアだけではなく、日頃の食事内容(糖質や酸などを避ける)や頻度の見直し、歯磨き・うがいのタイミング調整はとても重要です。多忙な人ほど、自分の生活を振り返って環境を整え、次の行動からメンテナンスを成功させていきたいものですね。
保健だより(5月)
GWが終わり、本格的な夏に向けて季節が動いています。暑さと寒さが混在して、梅雨前は衣服の調節が難しいで時期ですね。外出の際には。寒暖の調整ができるような羽織りものや熱中症対策に飲み物や帽子・日焼け止めを用意しておき、天気予報を確認することも忘れずに!
GW前後から咽頭痛や鼻炎、湿った咳の継続など上気道の症状を中心に感染性の感冒が流行しています。インフルエンザも高熱ばかりとは限りません。全身の倦怠感や重い頭痛、関節痛なども含む複数の重い症状が1日経っても継続・悪化している場合は、集団使用の室内換気やマスク、手洗い・消毒など感染症の予防はもちろん、早めの情報収集と予防、相談・検査受診を心がけましょう!
歯科の検診が始まります。歯科におけるセルフケア・プロケアを見直す良い機会です。専門の先生方や学生の方から頂いた歯科保健教育の情報をもとに、日常生活の中のケア習慣の成果を確認しましょう。昨年は、小刻みで丁寧なブラッシングや間食回数・時間など食生活の見直し、フッ素濃度の高い歯磨き剤の使用などの複数の実践が良い結果につながっていたようです。学校での検診以外に、かかりつけ医での定期健診を視野に入れて効果的なケアを続けていきたいですね。
5月12日は看護の日。ナイチンゲールの誕生日。看護の『看』は手と目から構成されています。自分や周りの人に目を配ったり手を差し伸べたりすることについて考えるひとときにしても良いですね。
← ナイチンゲール使用のカンテラ(ナイチンゲール博物館所蔵)
保健だより(4月 R7)
4月、新しい桜の季節が早々と過ぎていこうとしています。日によっては寒暖の差が激しくて、慌ただしいスケジュールの中、身体の調子を保つのに少し工夫が必要かもしれません。
検診が始まっています。昨年度の検診後の治療やケアはすでに出来ているでしょうか?自分のケアに対してネグレクトしていませんか?自分の健康管理をする力は自立していく上でとても大事で、人としても素敵なことです。毎日の生活の積み重ねが、未来を拓いていきます。自分を本当に大事にする生活を自分で動かしていくつもりで、与えられた今の時間や出会いを大切に、小さなことでも前を向いた行動から成長につなげたいものですね。
4月は今年度の一番の目標は何にするか、それを達成するどうしていけるか、出来るだけ具体的に考えて書き出してみましょう!それを習慣化出来、軌道にのせられたら、何かが変わっていくかもしれません。
新入生のオリエンテーションで、健康診断やカウンセリング、保健室利用、学校生活での災害報告(保険)、学校感染症の報告について、お伝えしました。それぞれに決められたルールもありますので、何かご不明な点などあれば、早めにお知らせいただいたり、ご理解や対応へのご協力をいただけると助かります。本年度もよろしくお願いします。
保健だより(3月)
冷たい空気の中、少しずつ梅の花もふくらみつつあります。卒業式と入学式の間、来年度に向かって皆さんはどんなスタートをきるのでしょうか?春の間にできることは少なからずあります。今の内だから出来ること、それぞれ後悔のないように週間計画を立てていきましょう!
休みが続く間は睡眠と食事の習慣を意識して生活リズムを整える。その積み重ねが体力や精神力を鍛えていきます。昨年度の検診で治療の勧告を受けた人、体調を崩している人は受診しておくことをお勧めします。そして、睡眠と食事の習慣を整えるには、歯磨きの活用!全身にわたるプロのケアを支えていくのも日頃の自分自身。セルフケアなのです。
玄関ホールのところに、9月に歯科保健教育講演をしていただいた西真紀子先生からいただいた資料や講演後の皆さんからの質問に対する回答を展示しています。ぜひ、一読してみてください。一緒に昨年の保健委員からの交換留学生への歯と口の保健についての質問に対する回答結果もあります。感想を聴かせてもらえると嬉しいです。
保健だより(1月)
受験シーズン、年内から感染症の流行が続いています。インフルエンザ、新型コロナウィルス、マイコプラズマ肺炎、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症…どの感染症にも①丁寧な手洗い、②ブクブクうがい、③歯磨き習慣、④効果的な換気、⑤マスク常備、⑥簡易消毒など一つひとつの対策を行動にうつすこと、消化にやさしい食事や必要な睡眠、冷え防止など、基本のコンディション作りで感染症防止に備えていきましょう!(予防接種については、効果が期待される免疫が高まるまでに数週間かかります。感染した場合には症状が軽減されます。絶対的なものではありませんが、毎年、受験生やご家族にはお勧めしたいところです。)
また、服装や受験票、のどを潤す飲み物も慌てないように準備しておくと同時に、最後の最後まで自分の力を堂々と出し切る明るいイメージで試験に臨みましょう!運も味方つけられるよう、つよい気持ちも作っていきたいものですね。幸運をお祈りしています☆彡
保健だより12月
年末になりました。今年もあと少しですが、心残りはありませんか?インフルエンザ感染症の流行で学級閉鎖もありましたが、大事なイベントを控えている場合は、少しの心がけで自身の感染を防げることもあります。基本の感染対策を大切に、学校にいる時だけでなく、家庭内(家族)や寮、塾等で拡げないこと。外出時にも外食などで感染しないように気を配りましょう!
長めの冬休みが明けた後は、本格的な受験本番の時期、学年末の仕上げの時期でもあります。それぞれが長期休みを有効に活用させていくために、皆でコンディション作りに協力しましょう!
本校における9月の歯科保健教育講演会の講演内容に触れることができなかった人のために、ご紹介があります。本校歯科校医の先生から、その資料から本校での9月のご講演が良いご講演内容であったことがわかるとお話しされていました。
ご案内 歯科保健 東京都予防医学協会.pdf ← 近い将来、成人となり親になっていく高校生の内に、高校卒業後の自分や未来の子ども、家族をはじめとする周囲の人のために拡げていってほしい内容です。口腔細菌叢が確立される幼少期。子どもの歯科保健については親や関係する大人の責任とも言われています。会に参加できなかった保護者や関係の皆様も、講師の先生のご厚意でお知らせいただきました別講演ですが、QRコードから、是非ご視聴ください。
保健だより(秋)
20241107135332.pdf 保健だより11月2024.docx
秋はイベントも多く、秋らしい活動とともに、風邪を含め、9月から感染症が流行しています。コロナウイルスやインフルエンザウイルスに加えて、潜伏期間が約2~3週間と長いマイコプラズマ感染症の拡がりも目立っています。まだまだこれから注意が必要ですので、37.5℃以上の発熱だけでなく、全身の倦怠感、頭痛、咳などの強い症状や複数の症状が重なっている場合は登校を控え、自分や家族等の症状の経過を把握した上で、受診をお願いします。3年生は進学のための活動が本格的に始まっています。他学年の生徒もマスクや手洗い、消毒、換気など、基本的な感染症予防についてご協力をよろしくお願いします。
保健だより(9月)夏~初秋
秋が突然のように到来したような気候の変化。これから、空気が乾燥して、喉や目や鼻などの粘膜を痛めやすい時期になりました。秋には体育大会、地域の祭事、部活動の大会など人の集まる行事が多くなります。3年生は受験が始まり、2年生は研修旅行前になります。全体で感染症予防に注意していきましょう。
また、10月初頭まではいつも暑さが残っているので、水分・塩分補給は怠らず、気候や日照時間の変化に応じて、自分の生活環境を整えていきましょう。体育大会など行事前には、前日の睡眠と朝ごはんはもちろん、帽子や濡れタオルなども用意したいですね。
保健だより (3).pdf ← RICE処置は応急処置の基本です。知っておきましょう!!
秋は救急や防災の行事が多く、物品だけでなく、動き方、連絡方法、判断の方法など、家族だけでなく共同生活者とともに備えを充実させておくことも大切です。災害は事前の備えで未然に防げる部分も少なくないです。今一度、仲間とともに話し合っておきましょう!
恒例の夏休み前の部活動救急法(3時間講習)…運動部だけでなく、文化部も一部参加。消防署の「普通救命講習終了証」(3年更新)認定資格の取得をしています。西はりま消防組合の消防士の方々が、いつも丁寧なご指導をしてくださり、素朴な疑問にも答えていただけています。(毎年、体育大会または長距離走前には、実技講習で教職員も救急法を確認しています。)
9月6日、HYOGOグローバルリーダー育成事業の一環として、予防歯科先進国スウェーデンの歯科保健事情に篤い、NPO法人科学的な虫歯・歯周病予防を推進する会の理事長、西真紀子氏をお招きし、「歯科保健教育講演会」を開催しました。科学的な知見をもとにむし歯・歯周病の具体的な予防方法を知り、「黄信号」で戻して生涯健康な歯を保つ新しい予防への意識・動機づけになった人も少なくないと思います。昨年度の歯科保健の取り組みもあり、今年の歯科検診では、歯肉や歯垢の状態が全体でも良くなっていました。複数の要注意歯も黄信号で早めにケアしてむし歯への進行を防げた人もいます。家族をはじめ、より多くの年代の人に予防の実践を拡げたり、歯と口の状態につながる生涯の健康についても国や国際レベルでも考えられたら良いですね。
また、ご自身のこれまでの道筋とエピソード、さらに情報の質、AIを用いた研究論文の活用(システマティックレヴューなど)にも触れられ、これからグローバルリーダーとして活躍していく次世代へのメッセージ「『正直』が一番大切」が心に残りました。共通言語である英語の習得、「『実るほど頭を垂れる稲穂かな』は万国共通」など、海外生活で学んだことのお話からも、自他のキャリア形成において何らかのインスピレーションを得られたのでははないでしょうか。本当に暑い中でしたが、熱心に聴き入る生徒の様子が印象的で、視聴できなかった人からカメラ視聴の要望もありました。
平成29年6月5日より
令和3年2月25日:983898