2025ベトナム研修2日目
ベトナム研修2日目の今日は、クチトンネルと、ベトナム戦争博物館へ行きました。
朝ごはんは、ホテルの中のビュッフェをいただきました。朝から多種多様な料理を楽しむことができ、1日を頑張る活力になりました。
クチトンネルはベトナム戦争時、(1965~1975年)で南ベトナム解放民族戦線がアメリカ軍に対抗するために築いた、全長約200~250kmにも及ぶ巨大な地下トンネル網です。ベトナム戦で三層(3m、6m、8m)ものトンネルが作られ、トンネル戦となりました。クチゲリラの民間人が、米軍と戦うため内部はとても複雑に作っていて、クチ平野の至るところに落とし穴や罠が仕掛けられています。トンネルの中は一方通行で、落とし穴や意図的に狭くなっているところがあり、米軍が入ってきたときのための罠も準備されています。トンネルの中で芝居や映画の上映、勉強、炊事までもをしていました。塹壕がどこにでもあり広く集落と繋がっていました。簡素な武器にも関わらず戦闘システムが完璧だったため戦争は長引きました。アメリカの軍官いわく、「ベトナムゲリラはどこにも見えないがどこにでもいる」というほど巧妙な罠や仕掛けでクチゲリラたちは米軍を翻弄していた様子でした。体験では、とても狭い入り口から入って、25mほど、狭い地下道をかがんで進みました。蒸暑く息苦しかったため、壮絶なトンネル生活の様子が垣間見れました。ライスペーパー作りの様子を実際に見学しました。
昼ご飯は少し中華チックで、日本人にも食べ慣れた味だったので、みんなもりもり食べることができました。個人的には、この2日間の料理の中で1番好みで美味しかったです。
戦証博物館では、悲惨なベトナム戦の記録を実際の写真や監獄を見ながら学びました。ベトナム戦争は、初めて、各国のジャーナリストが取材をした戦争なので、当時の写真や、記事、命令内容が事細かに残されていて、酷い戦争記録をはっきりと目で見ることができ、心が傷んだとともに、多方面からの見方や、記事が掲載されていました。ベトナム戦争が美談にされていたり悲劇として語られていたりして、とり方の相違にも驚かされました。枯れ葉剤の被害にあった人々の写真も展示されていて、戦争の爪痕が今にまで残っているという恐ろしさがまざまざと思い浮かびました。2度と繰り返してはならない無惨な戦争の記録を写真で見ることで恐ろしさがよりリアルに感じられました。忘れられない忘れてはならない体験ができたと思います。
夜ご飯はお洒落なフレンチでした。店内も綺麗で、本格的なコース料理にみんなテンションが上がりました。メインのお肉はすごく柔らかくて、スパゲッティもクリーミーで美味しかったです。校長先生もおっしゃっていましたが、高校生のうちからこんなに豪華な料理をいただくことができるなんて、本当に貴重なことだと感じました。
戦証博物館の帰りには、郵便局に寄りました。
郵便局では、みんなそれぞれ自分や家族、友人へのお土産を楽しく選ぶことができました。