校長室より

【校長室より】令和3年度第1学期始業式辞 要旨

兵庫県立兵庫高等学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 
 桜の花も見頃が過ぎて、若葉が鮮やかな葉桜に代わってきました。
 このように、2学年のみですが一堂に会するのは昨年の体育祭以来となりました。コロナウイルスとの戦いは続いています。兵庫県における4月7日の感染者数は328人で過去最多となり、大阪府では878人の新規感染者で、過去発出された緊急事態宣言時を超える状況です。感染予防は、こまめな手洗いの励行、マスクの使用による咳エチケットの励行はもとより、十分な睡眠時間の確保やしっかりとした栄養の摂取など,規則正しい生活で健康な心身を維持することしかありません。毎朝検温して体調に異変があるときには、必ず自宅で様子を見てください。

 文化祭の準備もスタートしています。わくわく感を感じるクォリティの高いホームページもできています。どんな文化祭になるか、大いに期待しています。

 さて、3学期の終わりに、「心がけを少し変えると、自分でも驚くほど大きな良い変化に気づくことが出来る。勉強も、部活動でも、「これくらいでいいか」と「今、この場所」に安住せず、少しだけ無理をして身近なところから一歩踏み出し、さらに高みを目指して欲しい。」と話しました。
 先日、某化粧品会社の新聞広告に掲載された、病気から復帰した水泳選手の言葉がとても印象に残りました。彼女はこうコメントしています。「何かひとつのちょっとだけ違った行動だったり考えで、運命とか未来って簡単に変わると思っている」。その言葉に、私自身が一歩踏む出す勇気をもらいました。その記事にはプロモーション映像が紹介されていて、その作品もとても印象深い内容です。練習前のコーチの話を他の選手と聞いている様子とか、プールにお願いしますといって練習を始めるとか、どこにでもある日常の風景と、練習で鬼気迫る表情で集中して追い込む様子との対比が記憶に残りました。
 本当に集中するとは、どのような状態でしょうか。
 学習でも研究でも、運動部でも文化部でも、どれも同じではないかと思っています。「練習で全員が怒涛のような迫力で体を動かし声をだす。」「誰一人としていい加減な動きをしない。」「練習でミスをしたのち、すぐに次のプレーに移る。ミスをした自分をゴマ化さない。」「妥協しない。」などなど。目的目標に向かって最短距離で進むことができれば素晴らしい。
 今、皆さんは大勢で話を聞いています。私は目の前の人の集合体に話しているわけではない。皆さん一人ひとりに話しています。授業でもミーティングでも同じことです。「大勢の中でも意識をしっかり保って話を聞くことができる人」や「集団の中でも自分のやるべきことを行動できる人」が多ければ多いほど、肝心な時に底力を発揮できる集団だと考えます。皆さんにはまだまだ伸びしろがある。「勝てたらいいな」「合格できたらいいな」から「自分たちは勝てる」「みんなで高みを目指して合格する」まで意識を高めることが出来ます。
 本日の午後、入学式で76回生を迎えます。3学年そろって、将来「みんなの幸せの一端を担い」そして「世のため人のため」に活躍してくれると確信しています。
 新型コロナウイルスとの闘いは完全に収束するまで、しばらく時間がかかりそうです。それまで、健康にはくれぐれも留意して行動し、良い1年にしていきましょう。

 令和3年4月8日

兵庫県立兵庫高等学校長 
升 川 清 則