お知らせ

学校長挨拶

 

 本校ウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。この度、4月1日付で歴史と伝統のある姫商の校長に着任いたしました米谷 繁(よねたに しげる) と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

 姫商五山に囲まれ常磐の緑を背景に、南には四ツ池の景観に囲まれ、桜が美しく映えるこの姫商には、3度目の着任となり、私にとって大切な学校・場所となっています。今は亡き姫商卒業生の藤本俊和校長先生との出会いがあり、「姫商を日本一の商業高校に」「就職に進学に強い姫商に」と取り組んできたことや、いつも朝早くからジャージ姿で校内を掃除をしていた藤本校長先生の姿を思い出します。

 また、本校は、明治44年に姫路の商工業の発展のため姫路市民の願いや思いにより、誕生した学校ですが、戦後、姫商はなくなります。しかし、数多くの諸先輩方や姫路市のご努力により復活しました。本校の歴史と伝統には、歳月さえ経れば自然と出来上がるものではなく、多くの人々のたゆまざる努力によってはじめて生み出されてきたことがわかります。

 昭和36年の姫商新聞には、建学の精神は、教育目的(ねらい)、教育方針(方向づけ)・教育目標(目あて)からなり、

教育目的は、「教養豊かな近代的産業人

教育方針は、

産学一体の教育(企業連携)

個性尊重の教育(個別最適化の学び)

全人的な教育

教育目標は、

①新しい商業道徳の実践(職業倫理の育成)

科学的精神の探究(AI等の技術革新への対応)

主体性の確立、

④健全な体力の育成、

進歩向上の追求(参画する態度)

となっており、言葉は古さを感じる部分もありますが、現代社会において必要とされている力のことであり、その先見性に驚かされます。

 まさに、この姫商を愛してきた多くの卒業生や先生方が数多くいるということです。

 これらの強い思いを引き継ぐとともに、「姫商」がこの先も時代にマッチングし、様々な面で先導的な教育活動が展開できるよう、また、これからの時代に活躍できる人材の育成を目指し、教職員とともに継続して努力を積み重ねていきたいと考えています。

 令和6年度入学生から制服を変更しています。引き続き、校則等を含めて、生徒、保護者の皆様とともに作り上げていきます。

 皆様におかれましては、この姫商の教育活動にご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。

 追伸 卒業生の皆様

 どうぞ、いつでも姫商を訪れてください。お待ちしています。

       令和6年4月1日  校長 米谷  繁