お知らせ

学校長挨拶

 

 本校ウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。おかげさまで、昨年度のアクセス数が50万を超え、100万アクセスを達成することができました。ありがとうございます。歴史と伝統のある姫商の校長として2年目を迎えることとなりました米谷 繁(よねたにしげる)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、昨年度から「未来のビジネスリーダーを育む進学と就職に強い姫商」をスローガンとして、体験活動を大切にしながら、環境整備を含め、様々なことに取り組んでいます。時代の流れに応じて10年持つ教育システムづくりを進めています。どうか、ご理解の上、ご協力ご支援いただきますようお願い申し上げます。新聞紙上においても数多くのニュースとして取り上げられる活動となっています。

〇PBLを中心とした課題研究・総合探究の推進

3月に企業様に集まっていただきPBLについての説明会を実施しました。企業様から課題をいただいたり、商品開発をしたり、社会課題に対して生徒と協働で研究を進めてまいります。商業高校での学びの深化を進め、これからの時代に必要な力を育成してまいります。

〇実践力をさらに高める商業教育へ

PBLや探究につながるビジネスデータサイエンスの学びを1年次から取り入れながら実践力をさらに高める教育とともに、自主的な高度な資格取得や社会に通用する資格取得につながる商業教育を展開してまいります。

〇海外交流

商業高校は英語(コミュニケーション)に強い。」を実践しています。特にS-English部では、台湾交流はもちろん姫路城周辺のインバウンド観光客と積極的に交流をしています。資格取得ではSTEP英検2級の合格や同志社大学文学部英文学科に合格しています。

今年度は、マレーシアのクアラルンプールでの海外インターシップを実施します。(昨年度は姫路生花株式会社様にお世話になり、ベトナムで実施)また、企業と連携して海外進出とその目的や実践について学ぶための海外交流を計画中です。引き続き、国際交流等に力を入れていきます。

(昨年度の文化祭では、韓国から歌手のKCMさんが来日をしてくださいました。)

〇キャリア教育の充実

進学・就職のキャリアを大切にする教育を実施し、学びの深化に加えて、つぎのステップでも選択を広げることが可能なキャリア教育を展開してまいります。

イベント型販売実習を2年生1年生(約480名)で実施し、姫路の経済活性化やPBLの学びとリンクする実践活動を展開してまいります。10月11日(土)に姫路駅北側および大手前公園で実施する予定です。

そして、体験活動を大切にし様々な行事を有機的につなぎ、様々な経験となる実践を展開します。

能登半島地震への現地支援活動を実施したいと考えています。)

〇新しい目線の教育の展開

県民目線を大切にしながら、新しい視点を持って、これからの時代に必要な力の育成のための教育活動を展開してまいります。

 さて、今年も目標は数多くありますが、何より生徒を真ん中においた教育活動を実施し、姫商の生徒が次の世界でもステップアップできる、姫商にきてよかったと思える、大切な1日1日を教職員、生徒、保護者、関係者の皆さまと過ごして参りたいと思っています。

 引き続き、日本一の学校、教職員集団として取り組んでまいりますので、本校の教育活動へのご理解と支援をお願いいたします。

   令和7年4月1日  校長 米谷  繁

 

参考 令和6年度あいさつ文

 姫商五山に囲まれ常磐の緑を背景に、南には四ツ池の景観に囲まれ、桜が美しく映えるこの姫商には、3度目の着任となり、私にとって大切な学校・場所となっています。今は亡き姫商卒業生の藤本俊和校長先生との出会いがあり、「姫商を日本一の商業高校に」「就職に進学に強い姫商に」と取り組んできたことや、いつも朝早くからジャージ姿で校内を掃除をしていた藤本校長先生の姿を思い出します。

 また、本校は、明治44年に姫路の商工業の発展のため姫路市民の願いや思いにより、誕生した学校ですが、戦後、姫商はなくなります。しかし、数多くの諸先輩方や姫路市のご努力により復活しました。本校の歴史と伝統には、歳月さえ経れば自然と出来上がるものではなく、多くの人々のたゆまざる努力によってはじめて生み出されてきたことがわかります。

 昭和36年の姫商新聞には、建学の精神は、教育目的(ねらい)、教育方針(方向づけ)・教育目標(目あて)からなり、

教育目的は、「教養豊かな近代的産業人

教育方針は、

産学一体の教育(企業連携)

個性尊重の教育(個別最適化の学び)

全人的な教育

教育目標は、

①新しい商業道徳の実践(職業倫理の育成)

科学的精神の探究(AI等の技術革新への対応)

主体性の確立、

④健全な体力の育成、

進歩向上の追求(参画する態度)

となっており、言葉は古さを感じる部分もありますが、現代社会において必要とされている力のことであり、その先見性に驚かされます。

 まさに、この姫商を愛してきた多くの卒業生や先生方が数多くいるということです。

 これらの強い思いを引き継ぐとともに、「姫商」がこの先も時代にマッチングし、様々な面で先導的な教育活動が展開できるよう、また、これからの時代に活躍できる人材の育成を目指し、教職員とともに継続して努力を積み重ねていきたいと考えています。

 令和6年度入学生から制服を変更しています。引き続き、校則等を含めて、生徒、保護者の皆様とともに作り上げていきます。

 皆様におかれましては、この姫商の教育活動にご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。

 追伸 卒業生の皆様

 どうぞ、いつでも姫商を訪れてください。お待ちしています。

       令和6年4月1日  校長 米谷  繁