千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

3年目のシーズンに向けて【スキー部】

 昨年度、全国高校総体スキー競技(女子クロスカントリー5kmの部)に2年連続で出場し、飛躍的な成長を遂げた越乢凜(3年・千種中出身)と池部黄那(3年・山崎南中出身)が3年目のシーズンに向けトレーニングに励んでいます。昨年、自己記録を大幅に更新した二人ですが、今年は自己記録更新だけに満足せず、さらに上へと高みを目指しており、最終的に兵庫県を代表して国体へ出場することを目標に掲げているのです。
 二人は、スキー部だけで活動している訳ではありません。越乢さんは、硬式野球部に所属しマネージャーとして日々の選手や監督のサポートを献身的に行っています。本校の硬式野球部は少人数ですが、顧問の先生方の情熱はどの学校にも劣らず選手だけでなくマネージャーも決して楽ではありません。コロナの影響で制限もありますが、試合前は休日もほとんどない本校の中で最も過酷な部活動です。その忙しい合間に自身のトレーニングを積んでいるのです。池部さんも、パソコン部の部長に加え、生徒会の図書文化委員長もこなしながら非常に忙しい生徒です。パソコン部では、8月に愛知県で開催される全国大会出場を目標としており、夏冬の全国大会出場に標準を合わせています。たくさんの事を抱えていても、妥協を許さずやると決めた事をやり通す姿に感心する一方、「大丈夫かぁ…倒れるなよ~っ」と心配しています。
 このように頑張り屋で忙しい二人ですが、週に2~3日は1時間程度の練習をすると決め、ランニングや補強トレーニングを行っており、私もスキー部顧問として久々に二人と汗を流しました。自身としては約1カ月ぶりのランニング…「いやぁ、キツイ」生徒たちはさほど汗をかかず涼しい顔をしていましたが、私はヘトヘトで全身筋肉痛に見舞われています。
 冬のスキーシーズンまでに、それぞれの部活動での役割や目標がある上に、進路決定という重大なハードルもクリアしなければなりません。そんな中でも、先を見据えて挑戦し続ける彼女たちに、たくさんの元気と勇気をもらいました。ありがとう!スキー部の二人の頑張りを少しでもサポートしたいと思います。頑張れ、スキー部!

 
 

女子チーム強し…余裕のV【48回生】

 昨日の6限目、職員室に響く歓声に導かれて体育館へ向かうと、2年生(アクティブ・ベーシック類型選択)がスポーツⅡの授業でバレーボールを行っていました。男子チームVS女子チームで戦っているのですが、女子チームが男子チームを圧倒している光景を目にしました。最初、「どうなってるんだ!?」と目を疑いました。
 女子チームは、現役バレー部員4名に加えバレー経験者が多く、圧倒的なサーブ力とレシーブ力を誇り、男子チームを全く寄せ付けません。私が見たのは、2ゲーム目からだったのですが、25対8で女子が圧勝でした。思わず私も、「おい男子、ちょっとええとこ見せい!」と喝を入れると、3ゲーム目は男子チームも意地を見せスーパープレーを連発。女子と互角の勝負を繰り広げます。しかし、最後の最後は、女子チームにとどめのサービスエースを連発され25対20で女子が勝ちました。結局、1ゲーム目も女子が勝ったため、3-0で女子チームの圧勝という結果となりました。
 男子チームも野球部等の運動部所属生徒が多く、運動能力やパワーは女子チームをはるかに上回る生徒たちです。しかし、サーブ力やレシーブ力が確実で、ミスが少ないバレーは男子を上回りました。男子なのに…、女子なのに…、という事は言ってはいけませんが、女子チームが余裕で楽しんでバレーしているのに対し、男子チームが負けじと必死に頑張る姿を見れてとても楽しかったです。今後も、スポーツを通して体を動かすことを楽しみ、仲間との絆を深めていってください。

 
 
 
 

壁面の写真リニューアル!【49回生】

 本校の教室や廊下などには様々な掲示物があります。HR教室にはクラス目標をはじめ、学級通信や保健だより、募集や案内など各担任が工夫を凝らして様々な情報を発信しています。また、進路指導室の前には大学、専門学校の情報誌やオープンキャンパスのポスターがずらりと掲示され、職員室前には部活動の掲示板や私の書いているブログを掲示したりしています。さらに、保健室前には、生徒や教員の誕生日ボードが設置され、保健委員の生徒の手により毎月更新されています。「生まれてきてくれて、ありがとう」のメッセージ…、みんなで誕生日を祝う温かな雰囲気があり、本校ならではの素晴らしい取組みだと自慢したい掲示物の一つです。
 そんな様々な掲示物の中で、特別教室棟1F廊下にはずいぶん前から科目「アクティブ(写真)」で撮影された風景写真が掲示されていました。周囲の先生方の話では、5年以上掲示されているものだそうです。この度、「新しい写真に変えよう!」と1年生の先生方と相談して、文化祭で展示していた1年校外学習の写真にリニューアルすることにしたのです。その写真の張替え作業を見ていて感心したのは、8人の生徒が全員きちんと考えて動けている点でした。教師に指導されずとも、貼る係、テープを切る係、テープを渡す係、テープで補強する係、全体のバランスを見る係など分担して考えて動いているのです。なんと素晴らしい光景でしょう。私は、その動きに感動を覚えました。
 規則的に貼り付けられた写真はとても美しく、少なくともこれから1年間は通りかかる人の目を楽しませてくれることでしょう。1年生の皆さん、ありがとうございました。

 
 
 

米一筋講師の特別授業【49回生】

 本日6限、1年生「総合的な探究の時間」においてJAハリマ一宮営農経済センターの井口尚洋センター長と衣笠嘉晃課長にご来校いただき、イネ栽培の特別授業をしていただきました。田植え前の4月に続き、2回目の特別授業となりましたが今回もとても楽しく非常に中身の濃い授業でした。最初に、衣笠課長からイネづくりにおける水の役割やイネの花の開花条件等について説明を受けました。また、土からメタンガスが発生する仕組みや、土の中に空気を含ませる中干しの必要性も教わり単に水を張っておけばよいというものではないことを学びました。その後、米一筋のTシャツを着た井口センター長によるお米に係るクイズ大会が始まります。Q.千種町の昨年度の10aあたりの平均収量は?A.440kg…千種は水が冷たく分げつが進みにくいため収量は少ないが、寒暖差が大きく美味しいお米が収穫できる地域です。Q.JAハリマに出荷されたお米(30kg)の量は?A.12,000袋…10年前と比べて2/3の出荷量に減少している。それだけ、作り手が減少し休耕田が増えている。など、地域の農業の現状に触れながら解説いただきました。クイズで勝ち残った生徒は、今回も豪華賞品をゲット、生徒たちは大喜びでした。
 JAハリマのお二人には、今回の特別授業も含め、千種高校生のお米づくりのために様々な形でご支援をいただいています。もちろん、お米の「金賞受賞」を応援してくださっていますが、一番は私たちの主食であるお米や農業に目を向けてほしいという思いが込められています。
 井口さん、衣笠さん、今日も熱い授業をありがとうございました。夏場に向けて水管理や除草作業、しっかりと取り組んでいきます。

 
 
 
 
 

㊗国体県予選会出場へ【卓球部】

 今朝の千種町は18℃(午前7時時点)、久しぶりの青空と雨上がりの澄んだ空気に晴れやかな気持ちで朝を迎えることができました。アジサイの花が太陽の光を浴びて輝きを増し、存在感を示しています。
 さて、今日は6月13日(日)に開催された卓球の国民体育大会西播地区予選会で、見事に男子個人戦で県予選会への出場権を獲得した新星を紹介します。1年生の森脇大知(千種中出身)です。森脇君は、中学から本格的に卓球を初めたそうですが、中学時代は市の大会で1回勝てるかどうか…、個人で県大会に出場できるほどの実力は全くありませんでした。高校に入学後、先輩とのレベルの高い練習の中で「勝ちたい」「強くなりたい」という、気持ちの面で意識が向上したと言います。コロナで思うように練習が出来ない日は、筋トレをしたり、動画を見てトレーニングを積み重ねてきました。顧問の吉田先生も、「もの静かだけど真面目で、コツコツ努力でき、部の雰囲気を良くしてくれている」と評しています。
 高校に入学後、仲間と共にメキメキと力をつけてきた森脇君、今回の県予選会出場は必然的だったのでしょう。本当によく頑張りました。明後日、19日(土)に姫路ウインク体育館で開催される県予選会に向け、今日も黙々と練習に励んでいました。県大会への抱負を聞くと、「まずは1勝したい!」と謙虚に答えてくれました。なんか、すごく応援したくなるいい子です…。1年生なんだから、どんな相手でも挑戦者の気持ちで挑んでください。応援しています。

 
 
 

噴火の原理を学ぶ…【47回生・チャレンジ類型】

 今日は朝から雨が降り続き、半袖だと肌寒い一日でした。気温が低い今日のような日は、あまり動きが良くないと思いますが、暖かい日は夜にホタルが舞う季節ですね。私は、千種でのホタルをまだ見たことがありません。筏先生によると千種にはホタルの幼虫が食べるカワニナがいないので、あまりいないそうです。つまり、水が美しすぎて有機物が少なく、川の流れが速いのでカワニナが繁殖しにくいというのです。なるほど…、水がきれいな所にホタルが多いと思っていましたが、一概にそうとは言えない事を教わりました。
 さて、その筏先生が先週、職員玄関で「地学基礎」の授業をしていました。「何で、ここで授業を?」と疑問に思いながら話を聞いていると、炭酸水とメントス(飴)を使って実験をするようでした。炭酸水にメントスを落とすと、凄まじい勢いで炭酸が噴き出してきます。その力でペットボトル上に盛った土を破壊するというちょっとバカげた実験です。しかし、これは実際の噴火の原理と同じだそうで、生徒たちは厳しい日差しを浴びながら真剣に取り組んでいました。残念ながら、この日用意された磁石の力が弱く、土を盛る前にメントスを炭酸水に落下させてしまい実験は失敗に終わりました。それでも、なんとなく失敗の中で噴火の原理は学べたのではないでしょうか?筏先生、次はもっと強力な磁石を用意してあげてくださいね。楽しい授業をありがとうございました。

 
 
 

全国の郷土料理を学ぶ【47回生】

 生徒の皆さん、唐突ですが…歯の健康状態はどうですか?毎日、昼食後に歯磨きの習慣がある本校生は、歯も歯茎も健康だと思います。しかし私は、先月歯茎がうずきだしたので仕方なく歯医者に出向くと「細見さん、これはもう抜くしかないわ!」と医師から抜歯宣告を受けました。「マジかぁ…」その瞬間、幼い頃に歯を抜かれた時の痛みと恐怖心が蘇って、死刑を宣告されたかのような気持ちになりました。たった1本の歯ですが、1本欠けるだけでご飯もビールも美味しくなく、なんとなく活力がなくなる自分があり、改めて歯は大切だと感じています。生徒も皆さんも私のようにならないよう、気をつけてください。
 さて、昨日の3年生「フードデザイン」の授業では、各都道府県の郷土料理をテーマに発表会が行われました。Surfaceを用いて事前にネットで調べパワーポイントにまとめたものを3~5分程度で発表しましたが、とても楽しい発表会になりました。発表者は、様々な切り口から身振り手振りで聴衆に伝えようとみんな必死に頑張っていました。また、聞き手もメモを取り、人の発表内容を自分のものにしようと真剣で素晴らしかったです。
 文化祭の準備等と重なり、生徒たちは大変だったと思います。しかし、短時間で調べ、まとめ、発表するという学習の中で、全国の郷土料理に関する学びはもちろん、プレゼン力や表現力等それ以上の大きな学びが得られたのではないでしょうか?生徒の皆さん、お疲れ様でした。

 
 
 

今日はお弁当DAY【全学年】

 この週末を含め、今週は梅雨らしい天候が続く予報となっています。午後からは一時的な豪雨によりグランドは一瞬にして水浸しとなりました。気温がまだ低い分、不快感はマシですが、蒸し暑い梅雨の到来を少し感じました。一方で、本館とグランドの間に植えられているアジサイの花が色付き始め、淡い青やピンク、白などの美しい花を咲かせています。昨年も紹介したように、このアジサイは卒業記念に植えられたもので、千種高校の歴史そのものなのです。生徒の皆さんも、今一番輝いているアジサイの花を是非とも観賞してください。
 さて、今日は小中学校が振替休日でした。そのため給食がなく、生徒たちは各自でお弁当を持参しての昼食となりました。千種高校では、年間でもほとんど見られないお弁当DAYです。生徒がどんな様子でお弁当を食べているか、1,2年生の教室に出向いて様子を伺いました。生徒に「給食と弁当どっちがいい??」と悪い質問すると、女子生徒は「お弁当です!」と迷わず即答…、これは、給食が嫌いという訳ではなく「好きなものが食べれる」、「量が調整できる」という事があるようです。男子生徒は、意見が割れて「量があればどちらでもいい」という生徒が多かったです。さすが、育ち盛りの高校生ですね。
 保護者の手による愛情たっぷりのお弁当を毎日食べれるのは幸せだけれど、作る側は大変です。でも、たまに食べられるお弁当をとても嬉しそうに…そしてしっかり感謝して食べていました。

 
 
  

第47回文化祭

 笑いあり涙ありの第47回文化祭が無事に終了しました。私は、千種高校赴任以来、間違いなく一番笑ったと思いますし、1,2年生のクラス発表後の村上先生、吉田先生のインタビューで二人して泣き出した時には、もらい泣きしそうになりました。それだけ、各学年の先生方も今回の発表までに様々な想いがあったのだろうと思います。
 今年のクラス発表はコロナ対策のため、ステージでの口頭発表とせず、事前に撮影した動画での演劇発表でした。そのため、動画の編集作業に非常に時間がかかり大変だったと思います。しかし、各学年のカラーが色濃く出た素晴らしい発表ばかりでした。また、カルチャー部、茶華道部は昨年の文化祭発表が叶わなかった先輩たちの無念の気持ちを背負って、心の込めた発表でした。そして、展示発表では選択美術の作品の数々、アクティブ写真、1年生校外学習の写真とデッサン等で、日頃の学習の成果を発表しました。中でも一番スゴイと驚いたのは、生徒会執行部の様々な企画と運営でした。「どこにそんな時間があったのだろう!?」と思うほどの楽しい企画が満載で、文化祭を盛り上げてくれました。また、幕間のつなぎ役としてアドリブでインタビューに回るなどフル回転の活躍でした。
 文化祭を通して、1つの目標に向けみんなで作り上げていくことの大切さを改めて生徒たちから教わりました。そして、本校生徒の何事にも手を抜かず全力で取り組む資質と能力を存分に感じました。「お疲れさま」、「ありがとう」、「よく頑張った」と生徒全員に声をかけたい気持ちです。

 
 
 
 
 
 
 
 

チーム ゴリラ参上!【48回生】

 文化祭前日の今日は、文化祭準備とリハーサルを一日かけて行いました。各クラス発表のリハーサルでは、体育館のスクリーンに撮影・編集を重ねた動画を映し出し、クラスみんなで動画の視聴をしていました。同時に、映像の写し方、音声、切り替えのタイミング等を入念にチェックし、最後の修正作業が行われていました。
 その中でひときわ目を引いたのは、全員(教員も含め)がお揃いのTシャツを着て体育館にやってきた2学年でした。「気合入ってるなぁ…」バックプリントにはY.CLASSのロゴとなぜかゴリラのイラストが描かれています。生徒に「このゴリラは吉田先生をイメージしてるの?」と聞くと、「全然関係ないですーっ、なんか可愛いいと思って…」と返答がありました。それなら良かった。とてもインパクトのあるTシャツで、最後は集合して全員でゴリラポーズを写真に収めました。(写真では分かりにくいですが、中央のスクリーンに演劇タイトル「彼女がAIする世界なら」と素敵なイラストが描かれています)※イラスト:大島悠吾(波賀中出身)作、監督・脚本:山森咲楽(一宮北中出身)
 ステージでの演劇発表ではありませんが、気持ちを一つにしてこれまで準備してきた証となるクラスTシャツ、いいですねぇ…明日は、そのTシャツを着て思い切り楽しんでください。