学年・専門部

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人と自然科 令和4年度課題研究発表会実施

 1月19日(木)講義棟にて、3年生にとって3年間の集大成となる人と自然科課題研究発表会を実施しました。入場時の手指消毒、マスク完全着用、座席は間隔をしっかり開け、換気を行うなど、新型コロナ&インフルエンザの感染予防をしっかり行い実施しました。

 

 人と自然科3年生3単位(1週間に3時間)で展開されている課題研究という授業は、人と自然科在学中に農業や環境について学んできた知識や経験をもとに、生徒自ら課題を設定し、計画、実施、評価反省する科目です。

R5入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 この日は3年生が自分が取り組んだ研究をまとめ、1.2年生の後輩の前で発表しました。人と自然科には野菜、草花、環境(新課程では果樹と緑)の3つの部門(コース)があり、1.2年生はすべての部門を学びますが、3年生になると各部門に分かれ集中的に学びます。ちなみに司会進行や計時もすべて2年生の生徒が担当し発表会を進めていきました。発表を前に、発表原稿を手にした3年生も緊張していますね。

 いよいよ発表スタート。さすが専門的な内容を学んできた3年生。ユニークかつ、高度な研究内容でした。それでは代表的な研究内容をいくつか紹介します。まず草花部門

・アクアポニックスで地球と人をHAPPYに

・竹の葉の有効活用法

・放棄された土地を利用し、新たな収入源を作る

・高齢者の方でも作りやすい草花栽培を目指して  ・・・・など

 どの発表も研究中に集めたデータをもとに、科学的根拠に基づいた考察がしっかりできていました。

 続いて環境部門

・外来魚を利用した有機肥料づくり

・フィンガーライムの栽培管理と加工

・アボカド~LEDの活用と栽培~

・竹の有効活用~竹パウダーの可能性~  ・・・・など

 人と自然科の学びの特徴である、環境に関するテーマ、そして人と自然科で新たにスタートする亜熱帯果樹の栽培に関する研究が目立ちましたね。

 聴衆の1.2年生も興味深い先輩の研究発表に釘付け。メモをとりながら真剣に見ています。

 そして発表後は大きな拍手が送られていました。

 最後に野菜部門

・農薬に頼らない栽培法

・ヘアリーベッチを利用した農業の新しい可能性

・オバケキュウリの活用方法

・カラフルトマトの栽培及び販売の研究・・・など

 どの班も研究、栽培過程を写真でしっかり記録し、パワーポイントに見やすくまとめていました。過去一番の完成度だと感じました。

 そして全ての発表が終了した後、1年生から3年生の生徒全員で、人と自然科の代表としてふさわしい研究発表を投票。

 その結果今年度は、野菜部門 H.Hさんの「イシクラゲの農業への有効活用」が代表発表として選出されました。

 H.Hさんの発表は1月29日(日)に有馬高校で行われる学習活動発表会にて、人と自然科代表として発表します。中学生の皆さん、保護者の皆さま楽しみにしておいて下さい。

 最後に素晴らしい発表を行った3年生全員で集合写真です。

 3年間人と自然科での学習いかがでしたか?入学したその日から在学中の3年間、新型コロナウィルスに振り回され、様々なことが制限される中での学習活動でしたね。その中でも自分自身が活躍できる場所をしっかり見つけ、取り組むことができました。その結果、農業クラブ活動や進路でもしっかり結果を残してくれました。今回の課題研究発表をみた農場の先生方の目から見ても、みなさん大きく成長したと感じています。人と自然科での学び、経験を活かして次のステップでも頑張ってください。農場の先生全員、卒業後の皆さんを心から応援しています。

阪神淡路大震災の追悼行事を行いました。

 6434人が犠牲になった阪神・淡路大震災から1月17日で28年が経ちました。

1月17日(火)は本校でも震災追悼の行事を行いました。

まず校長先生からの全校職員、生徒に向けて先生自らの体験談をお話しされました。

震災直後の状況に始まり、先生ご自身の家族の方の避難、その後の復興に向けた取り組みや

逆境の中での生徒達の意欲やそれに伴う結果など貴重なお話をされました。

私たちは尊い命の犠牲の上に現在に至っていることを忘れず、今後も30年以内に70~80%の確率で起こると言われる南海トラフ大地震に備え、私たちにできる最大の心構えや防災の準備を怠らないようにしなければなりません。

災害時には、機動性や力のある高校生は本当に重要です。自助、共助、公助を忘れず、家族、友人、地域の方の支えになれるために今、やれることを個々で考えて見ましょう。

 

中国文化講座

本日、中国語選択者(2年、3年)を対象に、中国文化講座が開催されました。

神戸東洋医療学院孔子課堂から3名の講師の先生方が来校され、中医学と切り絵について教えていただきました。

    

中医学では、「目の疲れを緩和するツボ」や「集中力アップのツボ」などを教えていただき、実践しました。

また、中国語で中国の結婚式について教えていただきいただいた後、実際に折り紙を使ってハートマークやパンダの切り絵を作りました。同じデザインですが、一人ひとり個性のある作品に仕上がりました。

  

楽しみながら中国の文化を学ぶことができました。「記憶力アップのツボ」を押して今後の勉強も頑張ります!!

 

福祉講演会【身体障害の理解】

1月18日(水)2,3年「こころとからだの理解」受講者に向けて、頸髄を損傷されて17年という土田さんよりお話を伺いました。

  

 土田さんはもともと瓦屋さんで、現場でお仕事をされているときに屋根から転落して、首の骨を骨折、頸髄を損傷され首から下が動かない、感覚がないといった状態になられたそうです。転落直後は、「首から下が無くなったかのかと思った」「自分の右手が見えたけれどまったく動かせなかったので、他人の手を見ているようだった」と回想されていました。

 それから、入院生活、自宅へ戻られてからの生活、そして現在のように一人暮らしをスタートされるまでの詳しい過程をお話しくださいました。その中でも電動車いすとの出会いが世界を広げるきっかけとなったこと、地域で暮らしてみて分かったこと、海外旅行の経験から気づいたことなど多くの視点からお話いただきました。

   

「障害者と関わる機会はあまりないと思いますが、見かけたら気軽に話しかけて欲しい」とおっしゃられていましたので、今後は気負わずコミュニケーションを取っていきたい、と生徒の感想にもありました。来週は土田さん宅へ訪問し、実際の在宅生活についてもっと詳しく教えていただく予定です。本日はありがとうございました。

ダンス【授業の様子】

本校総合学科選択科目には「ダンス」があり、毎週2時間授業の中で練習を重ねています。

年に10回特別非常勤講師を活用し、より専門的な技術を学んできました。本日はその10回目で、1年間の集大成とすべく、生徒たちは熱心に踊りの技術を磨いていました。先生からも、「こんなに早くマスターできるなんてすごい!」とお褒めの言葉を頂いておりました。

 

これまで練習してきた成果を1月29日(日)学習活動発表会で披露いたします。お時間のある方はぜひご覧ください。

福祉講演会【視覚障害者の理解】

1月17日(火)、本校総合学科2年次「社会福祉基礎」選択生徒13名を対象に、視覚障害の方より直接お話をいただきました。

 


ある日、光がまぶしすぎて涙が止まらなかった…検査の結果、網膜色素変性症という難病で、現代の医療では治療できないと告げられる。ふさぎ込み、閉じこもる毎日。そこから仲間と出会い、京都ライトハウスでの生活で生きる術を学んだ、といった具体的なお話をいただきました。

現在ips細胞の研究が進み、この病気にも細胞移植がされ治験が進んでいる段階です。一筋の光を期待しながらも、毎日何ができるか模索しながら過ごされています。「私たちから声をかけることはできません。みなさんからのお声がけをお待ちしています」とのことでした。

 

西岡さんは、目が見えなくなってから、太鼓や日舞を始め、ボランティア活動もされているそうです。目が見えなくて、できないことはたくさんある。でも、そのできないことでずっと悩んでいるのではなく、できることを見つけて動き出すことが大切、と教えていただきました。

  

後半は西岡さんを囲んでの座談会。最後に日舞をご披露していただきました。できないことが増えても、できることに目を向け行動されている西岡さんの様子を知り、私たちもできることから始めようと思います。お忙しい中ありがとうございました。

人と自然科 先輩農業者による特別授業を実施しました

 1月12日(木)人と自然科1年生を対象に、先輩農業者特別授業を実施しました。

 

 この授業は阪神農業改良普及センター様と連携させて頂き、地域で活躍されている先輩農家の方をお招きし、直接講義を頂くことで、将来の就農・進路につなげようという取り組みです。ちなみに今年は5月に3年生を対象に三田市で大規模に果樹園を経営されている、小仲正章さんをお招きし講義をいただき、11月には2年生を対象に、農業先進地見学(バスセミナー)を実施しました。

 第1回 先輩農業者による特別授業の記事はこちら

 農業先進地見学についての記事はこちら

 今回お話しいただいたのは、宝塚市で観光農園『エーアイファーム』を経営されている石井伸啓先輩です。20年前に人と自然科の前身である生産流通科を卒業された私たちの先輩です。

 石井先輩は有馬高校卒業後、水道、建設に関する仕事に就かれました。その後観光業に従事することで接客に関する知識や技術を習得。そして平成28年、34才で就農されました。現在イチゴの高床栽培を中心にサツマイモ、ブドウ、枝豆、落花生などを栽培し、収穫体験のためにたくさんのお客様が石井先輩の農場を訪れているそうです。

 高校在学中は農業をすることを考えていなかったという石井先輩。講義では就農に至るまでの気持ちの変化や、就農後事業者として経営をすることの難しさや楽しさ、そして宝塚西谷地区を活気づけたいという地元愛など本音の話をたくさん聞かせていただきました。

 

 特に印象に残った言葉は、観光農園を行う中で一番うれしいことは、直接お客様から『おいしい』という言葉を聞くことができるということ。この言葉が石井先輩の活力になっているとのことでした。

 さらに石井さんの強みは有馬高校での農業に関する基礎的な学びと民間企業での経験から経営感覚、そしてお客様に喜んでいただけるスキルが身についているということ。そして今でも日々学び続けているそうです。ちなみに今の学びのテーマは『緑肥』。環境に優しい農業を追求しておられました。

 

 最後に有馬高校人と自然科で学ぶ1年生へ

 「とにかく今の学びを大切にして、そして高校生活を楽しむこと。有馬高校で農業の学びをとおして皆さんは事業を起こせる人材に成長するはず。高校卒業後は農業、また農業以外でも良いので事業主として活躍して下さい。応援しています。」

 というメッセージを頂きました。先輩の思いをみんな真剣に受け止めていたようで、メモをとりながら話しを聞く生徒もたくさんいました。そして講義終了後も『観光農園にお客様をどのようにして宣伝、集客されていますか?』『病気や害虫、生理障害などどのように対応されていますか?』など途切れることなく質問も飛び出し、充実した時間となりました。

 

 石井先輩、お忙しい中興味深いお話本当にありがとうございました。そして阪神農業改良普及センターの皆様、このような機会をいただき、本当にありがとうございました。

産業社会と人間『2分間スピーチ』学年代表者発表会

1月13日(金)の「産業社会と人間」は、2分間スピーチ学年発表会でした。「わたしの夢」をテーマに、クラスの代表13名が2分間スピーチを行いました。

どのスピーチも、自分の将来を真剣に考えた、胸を打つ発表でした。特に自己開示や聴衆への問いかけ、自分の立場で考えさせるようなスピーチが印象に残ったようです。

    

    

  

講評は、11月に「スピーチ講座」を担当してくださった大手前大学の鈴木基伸准教授にお願いしました。『2分間スピーチ』のまとめとして、「人と円滑なコミュニケーションをとるための方法」をお話いただきました。人にはネガティブな側面とポジティブな側面両方があり、どちらも満たす100%満足なコミュニケーションは非常に難しいこと、相手に対する”配慮”が大切になるといったことが分かりました。鈴木先生、ありがとうございました。

 

今日の中から選ばれた代表者1名は、1月29日(日)の学習活動発表会で全校生に向けスピーチをします。発表者のみなさん、ここまで本当にお疲れ様でした。

福祉講演会(失語症について)

1月12日(木)5,6限「コミュニケーション技術」の授業において、トークゆうゆう代表田中加代子さまより、失語症についてのお話をいただきました。トークゆうゆうの利用者さまとご一緒に、支援の方法など詳しいお話もしてくださいました。

トークゆうゆうさんは、失語症の患者さんが通う作業所で、それぞれができることを楽しんで取り組まれている場所です。有馬高校からも近く、毎年交流させていただいております。失語症患者さんを家族に持つ田中さんが、いつでも患者さんやご家族が交流できる場所として開所されました。

 失語症は見た目にはわかりにくく、社会の認知もまだまだ進んでいません。コミュニケーションに支障があり、他者との交流が難しいことを知りました。話す、聞く、読む、書く、数字の理解などに困難がありますが、コミュニケーションの工夫で、やり取りが可能です。「失語症向け意思疎通支援者養成」という講座がスタートしており、失語症専門に支援する方の育成が進んでいるそうです。

  

 失語症に限らず、病気や障害がある人が社会参加をしながら生活していくには、周りのサポートが欠かせません。病気や障害がある、ということばかりに着目するのではなく、目の前のその人がどんなことに困っているのか、心を寄せていくことから始めていきたいです。田中さん、お忙しい中ありがとうございました。

76回生探究基礎講座 学年代表者発表会

1月10日(火)5,6限に総合学科76回生の代表者による発表会が実施されました。

まずは校長先生より「発表する人も聴く人も一体となって、すばらしい学年発表会をつくりあげましょう」と激励の言葉を頂いてのスタートです。

  

2~6組の代表2名ずつが選出され、合計10名のバラエティーあふれる発表会となりました。冬休み明けすぐで、準備期間が少ない中の発表でしたが、それぞれ工夫を凝らして自分の主張が伝わるように努力していました。

  

  

 

最後に、6月に実施した「問いの立て方」でご講演頂いた、神戸親和大学の冨田先生より、ご講評をいただきました。

一人ひとりの発表に関して、「根拠が明確である」、「主張が明瞭である」などお褒めの言葉をいただきました。また、発表に関連した自身のエピソードを話して下さったり、今後どのように発展させていくべきかアドバイスをいただきながら丁寧にご講評してくださいました。大学や社会に出てからも探究の思考や課題に対する取り組み、解決について非常に大切になってくるとのことでした。冨田先生ありがとうございます。

  

 1月29日(日)学習活動発表会では、本日の代表者が探究基礎講座のまとめを発表する予定です。全校生徒に探究の学びを知っていただけたら幸いです。
 

1月10日(火) 全校集会

1月10日(火)に全校集会が行われました。

感染症対策のため、今回もテレビ会議システムを活用して行われました。

初めに校長先生の講話がありました。新年の挨拶はじまり、

最後には大学入学共通テストを4日後に控えた3年生へ激励のお言葉がありました。

 

次に表彰式が行われました。多くの有高生の頑張りが見受けられました。

 

最後に生徒指導部長の奥野先生より、各学年へ次年度に向けた準備を始めるように、お話がありました。

2023年、新たなスタートが切れるように、今日からまた少しずつ頑張っていきましょう。

人と自然科 農業クラブ Merry Christmas!! 花の寄せ植えサプライズプレゼント

 人と自然科(農業クラブ)の今年一年を振り返ると、コロナ渦でも工夫して、地域を花とみどりでいっぱいにする様々なボランティア活動に取り組むことができました。その一部を少し紹介します。

福祉施設花壇植え付けボランティアに行ってきましたに関する記事はこちら

三田消防署の花壇装飾に行ってきましたに関する記事はこちら

三田警察署花壇装飾に行ってきましたに関する記事はこちら

県庁緑化活動に取り組みましたに関する記事はこちら

第41回全国豊かな海づくり大会の会場装飾の一部を担当しますに関する記事はこちら

ひょうごまちなみガーデンショーin明石 アグリハイスクールガーデンに出展に関する記事はこちら

淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展に関する記事はこちら

 話を本題に・・・12月23日(金)有馬高校は終業式を迎え明日から冬休みに入りました。クリスマスイブを翌日にひかえたこの日、JR三田駅前にて農業クラブの役員が自分たちで播種から栽培した花の寄せ植えを地域の皆さんにサプライズでプレゼントしました。14時頃、三田駅前にサンタが大勢出現。ギターで音楽を奏でながら、そして『MaryChristmas!! 花の寄せ植えをプレゼントしていま~す』と声をかけ受け取って下さる方を待ちます。

 今年の寄せ植えは、1鉢にパンジーやビオラを3~4株とハボタンを植栽し、生徒が作成したクリスマスカードを添えました。間もなく通行人の方が立ち寄って下さり・・・

『無料でもらってもいいの?とってもうれしい!!来年は良いことありそう。』

『とってもきれいね。大切に育てるね』

 お花の寄せ植えを受け取っていただいた方から嬉しい言葉をたくさん頂きました。そして用意していた70鉢が1時間も経たないうちになくなってしまいました。

 寄せ植えを受け取ってくださった皆様。大切に育ててくださいね。

 そしてこのブログを見て下さった方にもサンタさんから素敵なプレゼントが届きますように・・・Merry Christmas!

令和4年度冬季学校説明会を実施しました。

12月23日(金)14:00から冬季学校説明会を全体会と総合学科説明会を講義棟で人と自然科は、清陵会館で実施しました。今年一番の寒さの中でも進路決定前の3年生だけでなく、来年度に向けて進路選択を考えている2年生の方にも参加が多数あり、本当にありがとうございました。

全体会の前に吹奏楽部による歓迎演奏を行い、気分を和らげます。

 

その後、校長先生から本校の歴史と伝統、各学科独自の魅力的な取り組み、クラブ活動、入試制度について等の説明がありました。

 

 

 

 

 

 

また、国際交流委員会からは、ALTからの2つの姉妹校の説明、コロナ過で中止していた留学制度の今後の方向性の説明がありました。

 

 

 

 

 

 

教頭先生からは、学校の概要、入試、カリキュラムや具体的な進路状況などの説明がありました。

生徒を代表しては、生徒会より学校紹介の自作ビデを上映し、生徒目線での学校の魅力も発信しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15:00からは、人と自然科と総合学科に分かれて独自のプログラムで説明会を実施しました。

 

 

 

 

 

 

総合学科では、普通科との違い、3年間で進路実現を達成するための計画的な取り組み、上級学校訪問や2分間スピーチなど具体的な活動実績の報告がありました。

最後に3年次生の代表者による在校生を囲む会を開き、中学生からの疑問や問題点を直接対話することで理解してもらえるよう座談会を開催しました。少しでも本校を理解してもらえれば大変うれしいです。

 

 

 

 

 

 

最後になりましたが、本当に寒い中、多くの中学生や保護者の皆さんに来校して頂き、大変感謝いたします。今回が本年度で最後の説明会になりますが、中学3年生の方、保護者の方には、進路決定の一助になりましたら幸いです。また、中学2年生で参加いただいた皆さんが、今回の体験で本校を理解して頂き、来年度の進路選択の一つに加えて頂けると嬉しく思います。本日は、ありがとうございました。

12月23日(金) 全校集会

12月23日に全校集会が行われました。

今回も感染症対策のため、ZOOMを使ったオンラインで実施しました。

初めに校長先生の講話を聴きました。

  

講話の中では、本校の卒業生で、イラストレーターとしてご活躍されているげみさんのお話がありました。

げみさんのイラストが「近鉄奈良駅から神戸三宮駅」間のラッピング列車に採用されているとのことでした。

社会で実際にご活躍されている卒業生の背中を追って、現役の有高生も頑張ってほしいと思います。

 

次に、表彰伝達が行われました。

  

今年も多くの有高生が様々な場面で活躍しました。来年も新たな目標に向かって、走り出してほしいです。

 

最後に生徒指導部長、保健相談部長から、冬季休業の過ごし方についてお話がありました。

感染症対策をしながら冬季休業を過ごし、来年の全校集会でも元気な姿を見せてほしいです。

人と自然科 農業法人仕事説明会に参加しました

 12月22日(木)県立いなみ野学園にて農業法人仕事説明会が開催され、将来農業関係の仕事に就くことを考えている本校1・2年生の生徒6名が参加しました。この事業は、近年増えている農業法人と農業高校で学ぶ非農家の生徒をマッチングさせることを目的に4年前から実施されています。

 

 人と自然科生徒の近年の進路希望、実績を分析すると、126年の歴史(多くの先輩方とのつながり)を活かした幅広い企業への就職はもちろんですが、農業系の4年生農学系大学や農業大学校などへ進学し、そして大学、農業大学校卒業後に就農する生徒が毎年出てきています。特に非農家の生徒は農業法人に就職(修行)し、技術の習得と人脈、信頼をを築いた後、新規就農する事例も多くあります。今回のような説明会への参加は重要な機会となっています。

令和3年度人と自然科卒業生 進路実績はこちら.pdf

 ちなみに今年の3年生(75回生)の生徒も、現時点ですでに3名の生徒が農学系の国公立大学に合格。そして2名の生徒が県立農業大学校への進学、さらに東京農業大学や龍谷大学など難関私立大学農学部への進学も決まっています。(全ての進路が確定しましたら改めて紹介します。)

 今回は県下の農業法人16社の経営者がブースを設け、県内8校の農業高校生、農業大学校生46名が参加しました。

 今回有馬高校人と自然科から参加した6名の生徒は積極的に農業法人のブースを訪れ、資料やタブレット、さらには映像を見ながら、作付け内容や農業へのやりがい、独立就農に向けたサポート体制などの話をメモをとりながら熱心に聞いていました。また、有馬高校では野菜や花などの作物栽培しか学べませんが、分野が異なる畜産関係の企業の話も聞くことで視野を広げることができたようです。

 約2時間かけて6社のブースを回り、その後のフリータイムでも参加した6人全員が追加で企業ブースを訪れるなど積極的な態度が見られ引率教員は本当に感心しました。限られた時間を有効に活用し、様々な話を聞くことができたようです。

 最後はアンケート&閉会式。生徒はとても満足し、来年の進路実現に向け参考になったとのことです。

 このような機会をいただきました兵庫県ならびにひょうご農林機構、就農支援センターの皆様、ありがとうございました。

 

人と自然科 JA共済連兵庫様より農業機械を寄贈いただきました(贈呈式実施)

 農業や農業をとりまく環境について学ぶ人と自然科に、この度JA共済連兵庫様より農業機械を寄贈いただき、12月20日(火)本校にて、JA共済連兵庫様、来賓の兵庫六甲様、県農林水産部、県教育委員会様、そして本校人と自然科生徒、職員が出席し、贈呈式を行いました。

 平成28年より「地域・農業活性化積立金事業」将来の農業の担い手育成のための支援事業(農業機械等支援事業)をとおして、将来の農業の担い手育成そして地域農業の振興と地域の活性化を図ることを目的に、農業高校等に対して農業実習等に必要な機械や設備を支援していただいており、今年度は有馬高校 人と自然科 に寄贈いただけることになりました。

 贈呈式は農業クラブ生徒の司会で進められ、校長先生の開式あいさつ、来賓紹介の後、JA共済連兵庫県本部長様より目録が贈呈されました。

 目録贈呈後は本部長様、ご来賓のJA兵庫六甲代表理事専務様から、激励の言葉をいただいた後、校長先生から『これからも農業後継者育成、地域農業の発展に貢献していきます』と感謝のことばがありました。

 その後、場所を移動して今回贈呈いただいた農業機械の紹介、生徒による実演です。司会の合図で除幕を行い寄贈品が披露され、会場は大きな拍手に包まれました。

 今回寄贈いただいた農業機械を紹介します。

 まずは小型温風器です。

 人と自然科では、春はサルビアやマリーゴールド、秋にはパンジービオラなどの草花苗を年間約40000鉢生産し地域に販売すると共に、市内全ての小中学校に提供(販売)しています。そして今年から始まった新しい教育課程では、2年生『草花』において全員が草花苗の生産について学び、総合実習にて技術を習得。また3年生では『草花コース』の生徒が集中的に草花苗の生産を学び、『果樹と緑コース』の生徒が、近隣の公共施設の装飾活動を実施しています。

R5入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 今回寄贈いただいた温風ボイラーは、これら草花苗の生産、活用についての学びに活かしていきます。

 次は、ウッドチッパーです。今回は生徒が安全に使うための注意点など説明しながら実演を行いました。

 

 今年からスタートした新しい教育課程では『果樹と緑』において、果樹の生産と樹木管理を学びます。

R5入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf 

 その生産、管理の過程で排出される剪定枝をチップ状にし、畑に戻す(果樹においては発酵させ堆肥化する)という循環型農業を実践的に学ぶことができるようになりました。さらに人と自然科では環境学習にも力を入れており、学校設定科目の『ナチュラルキープ』を中心に、放置竹林問題について学び、その間伐竹を竹パウダーに加工し、土壌改良材としての可能性について研究する予定です。

 最後に刈払機です。こちらも生徒が説明を行いながら、実際にエンジンをかけ実演を行いました。

 今年からスタートした新しい教育課程では、2年生の選択科目として、新たに『農業機械』を設定しました。また『果樹と緑』においても果樹園の除草実習などが想定され、今回寄贈いただいた最新の刈払機を活用し、小型農業機械(2サイクルエンジン)の仕組みや操作について、実習を通して学ぶことができるようになり生徒の理解が深まることが期待されます。

R5入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 最後に生徒代表、農業クラブ会長からの『今回の農業機械を寄贈いただき本当にありがとうございました。授業や実習で活用できることを今とてもわくわくしています。これらの機械を安全に使って授業や実習をさらに頑張ります』

 とのお礼の言葉で、贈呈式は終了。集合写真です。

 JA共済連兵庫様、この度は本当にありがとうございました。大切に使用させていただきます。

 追伸・・・・

 翌日の実習から早速大活躍です。

 

人と自然科 農業クラブ 福祉施設花壇植え付けボランティアに行ってきました

 人と自然科では、普段の授業や実習で学んだ知識や技術を活かした、地域での様々な活動を積極的に行っています。そして冬のこの時期は、春に向けた公共施設の花壇装飾活動を中心に生徒は大活躍しています。

 人と自然科 県庁緑化活動に取り組みました・・・に関する記事はこちら

 人と自然科 農業クラブ三田警察署花壇装飾に行ってきました・・・に関する記事はこちら

 人と自然科 三田消防署の花壇装飾に行ってきました・・・に関する記事はこちら

  そして12月18日(日)人と自然科農業クラブ役員8名が篠山市にある福祉施設「丹南精明園」を訪れ、花壇植え付け活動を行いました。農業クラブでは13年前からこの活動を年3回行っており、10月に続き、今年度3回目の活動です。この日は今シーズン一番の冷え込みとなりましたが、生徒はやる気満々。この日に備えて10月から播種、鉢上げを行ってきたパンジー、ビオラ、ノースポールなど約800鉢を持参しました。

 まずは土づくり。肥料として化成肥料と油かすを施し、耕運機で攪拌、道具を使用し整地し、植えやすいようにならしていきます。

 

 準備ができたところでデザインを考えていきます。今回は園内の大小4つの花壇と玄関わきのプランタの装飾を担当させていただきました。10月から3年生のバトンを引き継いだ2年生の生徒、そして今日がデビューとなる1年生の生徒がそれぞれ責任を持ってデザインを考え、花壇苗を並べていきました。

 

 並べた後は、定植していきます。前述の通り今シーズン一番の冷え込みで、最初土が凍っていて大変でしたが、少しずつ暖かくなり植えやすくなっていきました。

 

 新型コロナウィルス感染前は利用者の方、職員の方と一緒に作業を行っていましたが、今はまだ感染の心配があると言うことで今回も生徒だけで定植していきます。早く落ち着いたら良いですね。

 さすが普段の実習で取り組んでいるだけあって、慣れた手つきですね。寂しかった花壇にどんどん花苗が植えられていき賑やかになっていきました。

  最後にかん水を行ったら作業は終了。寒風吹く中手が冷たかったですね。

 約3時間かけて完成させた花壇はこちらです。春に向かって暖かくなってきたら一気に株が張り、ボリュームが出て賑やかになる予定です。

 最後に恒例の記念写真です。

 次回は来年5月頃に夏の花壇に向けた植栽に伺います。ありがとうございました。

人と自然科 三田消防署の花壇装飾に行ってきました

 12月14日(水)人と自然科3年生環境班の生徒10名が三田市消防本部を訪れ、花壇装飾活動を行いました。人と自然科では実習で学んだ知識や技術を活用した様々な活動を行っています。先日も三田警察署の花壇装飾を人と自然科農業クラブの生徒が行いました。

人と自然科 農業クラブ三田警察署花壇装飾に行ってきました に関する記事はこちら

 この日も自分たちで栽培したパンジー、ビオラ、ノースポールそしてお正月らしく大型のハボタンなど、花苗約800鉢を持参し、自分たちでデザインを考え植栽しました。

 今回も道路に面した花壇と、庁舎の入り口にある花壇の2か所を担当します。道路に面した花壇はパンジーとビオラを中心にライン状に配色しました。そして庁舎の入口付近は大型ハボタンを植栽しました。

 さすが卒業を直前に控えた3年生。今まで習得してきた技術を活かし慣れた手つきですね。1時間ほどで仕上げていきました。最後にかん水を行い完成です。

 完成した花壇を前に,記念撮影です。春になり暖かくなればさらに株が張り、ボリュームを増してきます。

 

 三田消防署の前を通る際は、是非ご覧下さい。

人と自然科 地域自然保護 有馬富士公園にて夢プログラム実施しました

 人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラム『夢プログラム』を生徒自身が企画し、実践する授業を行ってきました。

 令和4年度人と自然科 学校設定科目 地域自然保護 今年もスタートしましたの記事はこちら

 人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその1 有馬富士公園を知ろうに関する記事はこちら

 人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその2 天文を通したありまふじ夢プログラムを体験についてはこちら

 人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその3 有馬富士公園の生きものに触れようについてはこちら

 人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその4 里山の管理体験についてはこちら

 人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその4 棚田の管理を通した夢プログラム体験についてはこちら

 人と自然科 地域自然保護 夢プログラム実施に向け中間発表会実施に関する記事はこちら

 そして12月13日(火)に1年間の集大成となる夢プログラムを有馬富士公園で実施しました。

 この日の天気は朝まで雨が降っていましたが、公園に到着した11時ごろには晴れ間が見えていました。ホストとなる3年生も3か月間かけて準備してきたプログラムの成功に向け準備を進めます。

 夢プログラムのテーマは『高校生に有馬富士公園の魅力を発見してもらうためのプログラム』有馬富士公園は環境学習で利用する小学生、散歩のために利用する年配の方、そして遊びの王国を利用する小さなお子様を連れた家族の利用が多いですが、中高生の利用が少ないという現状があります。この中高生に有馬富士公園に何度も来てみたいと思わせるプログラムを企画しました。

 この日ゲストとして迎えたのは、来年度地域自然保護を受講する予定の人と自然科2年生20名です。この日は全力で楽しむことが目標。いよいよ夢プログラムのスタートです。

 

 まずは『松ぼっくりでクリスマスグッズを作ろう!』

 有馬富士公園内に落ちているマツボックリを活用し、クリスマスツリーのオーナメントを作成します。まずはマツボックリ1コ使用するゲストが持ち帰る用のツリーを作成します。

 

 ペットボトルのキャップを台にペイントした松ぼっくりを載せ、グルーガンでビーズなどの飾りをつけていきます。世界に一つだけの素敵なツリーができましたね。

 さらに事前に準備していたリボンなど装飾して作ったオーナメントをみんなで一つの大きなツリーに装飾し、クリスマスまでパークセンターに設置してもらいました。来園者に楽しんでもらうために現在パークセンター内に展示しています。

 次のプログラムは『オリジナルコースターを作ろう!』です。

 有馬富士公園内の里山管理で出た副産物である直径約10センチ程度の間伐材を輪切りにし、電気ペンで絵を描いてもらいオリジナルのコースターを作成するプログラムです。

 最後にろうをぬって完成です。これまた世界に一つだけのコースターーが完成しました。

 3つめのプログラムは 『凧あげ~昔の遊びを堪能しよう~』 

 凧を手作りで作成し、公園内であげることで有馬富士公園の風を感じるプログラムです。

 

 ゲストは和紙を切るところからスタートです。自作の説明書に沿って竹ひごを装着し完成です。

 早速草地の生態園に移動し凧あげしましょう。

 この日は適度な風が吹き、絶好の凧あげ日和でしたが・・・凧あげをしたことがあるゲストがほとんどいなかったようでコツがわからずなかなかうまくあがらなかったようです。それでも全力で走り回り楽しかったとのことでした。

 

  最後のプログラムはかやぶき民家に移動し、『資源を使おう薪割り体験!!焼き芋、もちで元気100倍!!~陸の豊かさ・食の大切さを感じよう~』です。

 里山管理などで出た間伐材や枝、落ち葉を資源に様々なものを調理するプログラムです。まずは焼き芋にするサツマイモを選びたき火をコーナーに移動します。山の落ち葉などを資源としてたき火をつくりました。そしてたき火で焼き芋、さらにはマシュマロも焼きました。

 同時に隣では巻き割り体験を開催。斧で本格的に薪割りをします。このプログラムはけがの可能性があるため、安全にプログラムを行うための事前準備やリハーサルに一番時間を費やしました。

 そして締めは古代米&モチ米を蒸し餅つきです。有馬富士公園の薪を使って有馬高校のもち米と公園で有機栽培した古代米を混ぜたものを蒸し器で蒸し、機械で餅つきした餅に三田市特産品母子茶を飲みながら、かやぶき民家から有馬富士公園の景色を楽しみました。

 

 古代米の赤色が映えますね。醤油ときな粉をトッピングしていただきました。

  楽しかった時間もあっというまにすぎ、2年生は大満足で学校に戻っていきました。アンケートの結果を見てもとても充実した、そして有馬富士公園の魅力を感じることができた時間だったようです。『来年に向けとても参考になった。先輩のすごさを感じた・・』というコメントもありました。

 3年生も今日で有馬富士公園での活動は終了です。最後に福島大池を背に集合写真を撮りました。

  ホストを務めた3年生の皆さん、夢プログラム実施いかがでしたか?どの夢プログラムも高校生らしいアイデアで、有馬富士公園の魅力が十分伝わり、とても魅力的な内容だったと授業担当者は感じました。来週の授業ではプログラムの振り返りをして、最後にプログラムをまとめた模造紙を作成しましょう。(作成した模造紙は完成次第有馬富士公園パークセンターに展示させていただく予定です。)

 最後にお世話なりました関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

「産業社会と人間」2分間スピーチ

12月16日(金)の「産業社会と人間」は、2分間スピーチクラス発表を実施しました。

このプログラムは、今まで受けてきたキャリアガイダンス、プロフェッショナルin有馬などさまざまな授業の集大成として、2分間で「私の夢」を語るものです。日常生活の中で夢を語る機会はそれほどなく、生徒にとっては自分の思いを改まって表現する初めての経験だったかもしれません。具体的な職業を挙げる生徒もいれば、目指す生き方を挙げる生徒もいました。どの生徒にも入学時にくらべ、少し大人の顔が垣間見られました。

今日の中からクラスの代表3名が選ばれ、1月13日(金)の学年発表会で学年代表が決定します。