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人と自然科 淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展

 今年も9月17日(土)~11月6日(日)まで、淡路島を舞台に、淡路花博2022秋が開催されます。

 淡路花博2022秋公式HPはこちら(←開催期間を過ぎるとHPが閉鎖される可能性があります。)

 催しの一つとして県立公園淡路花さじきエリアに、県内の農業高校で学ぶ高校生が、日頃学んだ知識や技術を生かして創作した庭を展示する、高校生花と緑のガーデンが設けられ、有馬高校人と自然科も環境班の生徒2名が作庭を行いました。明石海峡大橋を渡り、県立公園あわじ花さじきに到着です。

 第11回高校生花と緑のガーデン公式HPはこちら(←開催期間を過ぎるとHPが閉鎖される可能性があります。)

 今回持参した植物は、自分たちで栽培したペチュニア、ゴールドクレスト、マリーゴールド、トレニアなど、11種類の草花苗、観葉植物です。作庭するデザインも自分たちで考えました。

 

 花壇の右側には観賞用五色トウガラシ、ペチュニア、アゲラタムを配置、左側にはトレニア、ケイトウ、ニチニチソウなどを植栽していきます。そして高さの異なるゴールドクレストを配置し、中央に寒水石を敷き詰めます。どんな作品に仕上がったのでしょうか。

  完成した作品はこちら。タイトルは『月夜に輝く天の川』です。

 中央の寒水石の上空には、自分たちで鉄板を切断、溶接、曲げの加工作業を行い制作した三日月を立て、三日月の中にはアイビー、トレニア、マリーゴールドを植栽し、動きを出しました。

 そして寒水石の左側は、紫や青など彩度の低い植物を配置し夜をイメージ。右側には赤や黄色など彩度の高い植物を配置し朝日をイメージし、暗闇から夜明けへと変化する情景を表現しました。

 今回作庭した二人に話を聞くと、隠れたテーマは『黎明(れいめい)』この作品を見に来てくれた人に、新しい時代の始まりを感じてもらいたいとのことです。

 今回作庭した作品は、9月17日(土)~11月30日(日)の期間中、県立公園あわじ花さじきの園路(駐車場から見て2本のシンボルツリーの下です。以下写真参照)で見ることができます。有馬高校人と自然科以外にも県下10校の農業高校生が作庭した作品をご覧いただけます。

 淡路島を訪れた際、是非お立ち寄りください。

人と自然科 ブドウ販売大盛況 無事終了いたしました(ありがとうございました)

 人と自然科の生徒が授業で丹精込めて栽培したブドウ(ベリーA、ピオーネ、マスカットオブアレキサンドリア)の即売会(本校保護者、生徒限定)を9月7日(水)、9日(金)、14日(水)の3日間、各学年ごとに開催させていただき、大盛況の中無事終了しました。

 いよいよブドウの収穫を迎えます(収穫調査)に関する記事はこちら

 販売を前に、生徒自ら調整、包装、袋詰めを行います。各販売日で700房以上の調整が必要なため、1年生から3年生まで手分けをして行います。

 傷んだり割れたりしでいる粒がないかどうかじっくり確認し、ハサミで調整していきます。

 そして調整したブドウは、粒のつまり具合で3つにランク付けし、上と中のランクのブドウはセロファンの包装紙に丁寧に包み、1袋に2~3房を詰め、重さをはかり価格を決定します。

  このように調整、袋詰めは販売直前まで行われ、そしていよいよ体育館前で販売準備です。人と自然科ののぼりを立てた名物のトラック市です。

 今年も新型コロナウィルス感染拡大防止のため、事前に整理券を配布し、少人数ずつ売り場に来てもらう方式をとりました。またレジ前には間隔を開けて並んでもらうための表示をはり、レジ前には生徒が実習で手作りした飛沫防止のついたても設置。さらに1人1人に丁寧に手指消毒を行うなど、万全の体制で臨みました。

 人と自然科の実習は1年生から3年生が一緒になって行います。初めての1年生に2.3年生が丁寧に教えながら販売実習を行っていました。

 レジでは、品種、重さを伺い、商品を準備し会計を行います。昨今の資材の高騰を考慮し、今年度よりやむなく50円から100円の値上げをさせていただきました。50円単位になったため、計算を間違えないようにゆっくりやりとりをを行いました。そしてどんどん売れて無くなった品種、ランクを一覧表に線を引いていきます。どんどん無くなっていきましたね。

 そして今年は野菜部門で収穫最盛期のキュウリも同時販売。大人気でした。(今後も2週間ほど県道脇の販売所で販売しています。1袋3~4本入って100円。お近くを通る際は是非ご購入下さい。)

 今年は台風などの気象災害や害獣被害もなく、さらに夏の晴天にも恵まれなかなかの出来栄え。一方でベリーAでは、ブドウを種なしにする『ジベレリン処理』が上手くできていなかった房もあったようで『とても美味しかったけど種があったよ。』というご指摘をいただきました。来年への課題ですね。

 ブドウのジベレリン処理を行いました・・に関する記事はこちら

 さらにピオーネとマスカットは元々畑の面積が小さいため、数量制限をさせていただきましたが、やはり人気で、最後には売り切れてしまい、買えなかった方もいらっしゃいました。本当に申し訳ありませんでした。

 3日間で合計333名の方に来場いただきました。販売を担当した生徒は自分たちが栽培したブドウを喜んで買ってくださる姿を見て、大きな自信となったそうです。お忙しい中ご来校いただいた保護者の皆さまありがとうございました。そして購入してくれた総合学科の生徒の皆様も、本当にありがとうございました。人と自然科の学びの内容を少しでも理解してもらえたら嬉しいです。

有高チャレンジ教室「フラワーアレンジメント」~9/27(火)授業開始時間変更のお知らせ~

学校設定科目「フローラルアート」は、フラワーアレンジメント技術を2年生から3年生まで2年間専門的に学ぶことができ、高度な技術を習得できる授業です。

3年生では外部講師の先生をお招きし、より実践的な授業を受けることができます。また、これまで学んできた知識や技術を生かし、生徒自らが先生役となり地域の方々にアレンジメントを教える「チャレンジ教室」を開講しています。

 

今年度も定員を超える応募があり、その中から厳正なる抽選で選ばれた10名の受講生の方が決定。5月10日(火)に第1回目のチャレンジ教室が開講しました。

 

9月13日(火)に開講された第4回目のチャレンジ教室では、有馬高校で栽培している「トクサ」を用いたアレンジメントを制作しました。

トクサの他にも、有馬高校で栽培している「センニチコウ」や「アゲラタム」、パスカル三田で購入した「スプレーギク」や「ミズヒキソウ」など、季節の花材を使用しました。

 

これまでのチャレンジ教室では、形や寸法が決められている作品を作ってきましたが、今回のアレンジメントは“自由”に制作してもらいました。

 

基礎の復習も兼ねて、スポンジセットや花材の切り方・挿し方も生徒が丁寧に説明しました。

   

トクサは内部が空洞になっているため、ワイヤーを挿し込み、自由自在に形を作ることができます。

  

生徒もデザインや花材の挿し方などをアドバイスしながら、一緒に作品制作に取り組みました。

   

約1時間半かけて完成した作品がこちら。素敵なアレンジメントが完成しました。

   

< チャレンジ受講生の方への連絡 >

次回のチャレンジ教室は、9月27日です。この日は体育大会予行前日のため、40分授業となります。5時間目の授業開始時間が12時35分からとなりますので、ご予定をお願いいたします。

※悪天候により、行事予定、時程等が変更になる場合があります。その場合、再度ブログ情報を掲載しますので、お手数をおかけしますが、確認をよろしくお願いいたします。

ご不明点がある場合は、079-563-2881(学校)へご連絡ください。

 

人と自然科 秋野菜(ダイコン・ハクサイ)の栽培が始まりました

 心配していた大型台風も日本列島から少し逸れ、被害が少なくほっと胸をなで下ろしています。酷暑が続いた夏の季節もいよいよ終わりを迎えようとしており、有馬高校人と自然科の農場でもいよいよ秋~冬にかけての野菜、草花苗の栽培が始まっています。

 1年生農業と環境の授業では、ダイコン、ハクサイの栽培がスタートしています。今回も自分の担当区が設けられ、収穫まで責任を持って管理を行います。まずは先生から実習内容について、指導を受けます。

 まずは、ハクサイの定植です。夏季休業中の実習で自分で播種していた苗を定植します。本葉が6枚ほど出ていたということでばっちりのタイミングです。

 夏季休業中も実習授業(総合実習)本当に頑張りましたに関する記事はこちら

 

 まずは、畦(山になっている部分)の床(平らな部分)をクワで耕うんし、整地します。

 そして、苗を株間40cm千鳥植え(株をずらし互い違いに植える方法)で並べていきます。

 そして、植え穴を掘り、苗を取り出し植え付けます。株元を少しへこませ、水がたまるウォータースペースを作るのがポイントです。

 次は、ダイコンの播種(種まき)です。深さ約3cmさく条(溝を切る)します。

 そして、ダイコンの種子を1カ所3粒ずつ、株間30cmで落としていきます。種子が隣とくっつかないように三角形に置いていきます。(後から間引きをするためです)

 その後、覆土として、束ねた稲わらを置き、飛ばないように土で押さえます。本日播種したダイコンは今週末には発芽を迎えます。

 

 これで、本日の実習は完了です。

 本日定植、播種したハクサイ、ダイコンは、順調に生育すれば11月中旬には収穫適期を迎え、秋の農業祭で販売されます。

 昨年度秋の農業祭の様子はこちら

 今年度の秋の農業祭は11月12日(土)を予定しています。立派なハクサイ、ダイコンが収穫できるように管理を楽しみながら頑張りましょう。

人と自然科 いよいよブドウの収穫を迎えます(一般販売はしておりません)

 有馬高校の生徒、保護者の皆さまお待たせしました。4月から人と自然科の生徒が栽培してきたブドウがいよいよ収穫を迎えます。

 人と自然科1年生 ブドウとスイートコーンの栽培が始まりましたに関する記事はこちら

 人と自然科1年生 ブドウの栽培順調です(ブドウ摘穂・誘引・整房作業)に関する記事はこちら

 ブドウのジベレリン処理を行いましたに関する記事はこちら

 ブドウ(ベリーA・ピオーネ・マスカット)の栽培順調ですに関する記事はこちら

 夏休みが明け、3年生、1年生の生徒が自分たちが担当した栽培区のブドウを調査のため収穫しました。

 まずは3年生。ガーデニングの授業で栽培した、高級ブドウピオーネの収穫です。

  どきどきしながら袋から取り出してみると・・・

 立派なピオーネですね。重さを量ってみると、目標一房600gのところ、700gオーバーの房が多かったですね。整房作業でもう少し落とす必要がありましたね。今年は少し着色が遅れ気味ですが、味は最高です。

 そして翌日は1年生の生徒が、授業で栽培したベリーAの収穫、調査を行いました。どの房にするか迷いますね。

 入学してすぐ担当区が与えられ芽かきの作業から始まり、誘引、摘穂、摘粒、ジベレリン処理などの作業を実施。放課後や休日にも管理作業に来ている生徒も多くいました。丁寧にはさみを入れ、ゆっくりと袋から取り出してみると・・・

 

 濃紫色のブドウが顔を出しました。摘粒作業が上手くできていたようで、どの房も立派です。自分たちの努力の成果を手にみんな最高の笑顔です。

 収穫後は実験室に戻り、さっそく調査です。まずは屈折糖度計で糖度を、上皿ばかりで重さを測定し、データを記録します。

 ベリーAの糖度の目安は17度と言われていますが、ほぼ全てが基準以上の糖度で、中には20度を超える房もありました。また重さは3年生同様、重量オーバーが多かったですね。整房作業の時、車(つぼみのかたまり)を残しすぎたのが原因です。初めての栽培なのでなかなか難しいですね。来年はこの反省を活かしましょう。

 有馬高校ではピオーネ、ベリーAの他に、マスカットオブアレキサンドリアの栽培をおこなっています。そして収穫したブドウは有馬高校保護者、生徒限定で販売します。(以前は一般の方にも販売していましたが、圃場が小さく、販売できる数も限られているため、多くの地域の方にご迷惑をおかけしてしまったことが理由で、現在一般販売はしておりません。本当に申し訳ありません。)

販売日時は

第3学年 9月 9日(金)15:10~

第2学年 9月 7日(水)15:10~

第1学年 9月14日(水)15:40~

 です。詳しくは生徒が持ち帰った『有高産ブドウ販売会について』のプリントをご覧ください。(保護者の方が来校していただく際、当日このプリントが保護者である証明になりますので必ずご持参ください)

 当日は、5時間目、もしくは6時間目の授業で販売会場準備を行い、その後整理券を配布します。そのため日によって異なりますが、販売開始30分前をめどに整理券を配布します。また、ピオーネ、マスカットは数が少ないため、例年す量制限をお願いしています。(授業の一環と言うことでご理解下さい)

 (参考)昨年度ブドウ販売会の様子はこちら

 皆様のお越しをお待ちしております。