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人と自然科 地域自然保護 有馬富士公園にて夢プログラム実施しました

 人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラム『夢プログラム』を生徒自身が企画し、実践する授業を行ってきました。

 令和4年度人と自然科 学校設定科目 地域自然保護 今年もスタートしましたの記事はこちら

 人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその1 有馬富士公園を知ろうに関する記事はこちら

 人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその2 天文を通したありまふじ夢プログラムを体験についてはこちら

 人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその3 有馬富士公園の生きものに触れようについてはこちら

 人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその4 里山の管理体験についてはこちら

 人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその4 棚田の管理を通した夢プログラム体験についてはこちら

 人と自然科 地域自然保護 夢プログラム実施に向け中間発表会実施に関する記事はこちら

 そして12月13日(火)に1年間の集大成となる夢プログラムを有馬富士公園で実施しました。

 この日の天気は朝まで雨が降っていましたが、公園に到着した11時ごろには晴れ間が見えていました。ホストとなる3年生も3か月間かけて準備してきたプログラムの成功に向け準備を進めます。

 夢プログラムのテーマは『高校生に有馬富士公園の魅力を発見してもらうためのプログラム』有馬富士公園は環境学習で利用する小学生、散歩のために利用する年配の方、そして遊びの王国を利用する小さなお子様を連れた家族の利用が多いですが、中高生の利用が少ないという現状があります。この中高生に有馬富士公園に何度も来てみたいと思わせるプログラムを企画しました。

 この日ゲストとして迎えたのは、来年度地域自然保護を受講する予定の人と自然科2年生20名です。この日は全力で楽しむことが目標。いよいよ夢プログラムのスタートです。

 

 まずは『松ぼっくりでクリスマスグッズを作ろう!』

 有馬富士公園内に落ちているマツボックリを活用し、クリスマスツリーのオーナメントを作成します。まずはマツボックリ1コ使用するゲストが持ち帰る用のツリーを作成します。

 

 ペットボトルのキャップを台にペイントした松ぼっくりを載せ、グルーガンでビーズなどの飾りをつけていきます。世界に一つだけの素敵なツリーができましたね。

 さらに事前に準備していたリボンなど装飾して作ったオーナメントをみんなで一つの大きなツリーに装飾し、クリスマスまでパークセンターに設置してもらいました。来園者に楽しんでもらうために現在パークセンター内に展示しています。

 次のプログラムは『オリジナルコースターを作ろう!』です。

 有馬富士公園内の里山管理で出た副産物である直径約10センチ程度の間伐材を輪切りにし、電気ペンで絵を描いてもらいオリジナルのコースターを作成するプログラムです。

 最後にろうをぬって完成です。これまた世界に一つだけのコースターーが完成しました。

 3つめのプログラムは 『凧あげ~昔の遊びを堪能しよう~』 

 凧を手作りで作成し、公園内であげることで有馬富士公園の風を感じるプログラムです。

 

 ゲストは和紙を切るところからスタートです。自作の説明書に沿って竹ひごを装着し完成です。

 早速草地の生態園に移動し凧あげしましょう。

 この日は適度な風が吹き、絶好の凧あげ日和でしたが・・・凧あげをしたことがあるゲストがほとんどいなかったようでコツがわからずなかなかうまくあがらなかったようです。それでも全力で走り回り楽しかったとのことでした。

 

  最後のプログラムはかやぶき民家に移動し、『資源を使おう薪割り体験!!焼き芋、もちで元気100倍!!~陸の豊かさ・食の大切さを感じよう~』です。

 里山管理などで出た間伐材や枝、落ち葉を資源に様々なものを調理するプログラムです。まずは焼き芋にするサツマイモを選びたき火をコーナーに移動します。山の落ち葉などを資源としてたき火をつくりました。そしてたき火で焼き芋、さらにはマシュマロも焼きました。

 同時に隣では巻き割り体験を開催。斧で本格的に薪割りをします。このプログラムはけがの可能性があるため、安全にプログラムを行うための事前準備やリハーサルに一番時間を費やしました。

 そして締めは古代米&モチ米を蒸し餅つきです。有馬富士公園の薪を使って有馬高校のもち米と公園で有機栽培した古代米を混ぜたものを蒸し器で蒸し、機械で餅つきした餅に三田市特産品母子茶を飲みながら、かやぶき民家から有馬富士公園の景色を楽しみました。

 

 古代米の赤色が映えますね。醤油ときな粉をトッピングしていただきました。

  楽しかった時間もあっというまにすぎ、2年生は大満足で学校に戻っていきました。アンケートの結果を見てもとても充実した、そして有馬富士公園の魅力を感じることができた時間だったようです。『来年に向けとても参考になった。先輩のすごさを感じた・・』というコメントもありました。

 3年生も今日で有馬富士公園での活動は終了です。最後に福島大池を背に集合写真を撮りました。

  ホストを務めた3年生の皆さん、夢プログラム実施いかがでしたか?どの夢プログラムも高校生らしいアイデアで、有馬富士公園の魅力が十分伝わり、とても魅力的な内容だったと授業担当者は感じました。来週の授業ではプログラムの振り返りをして、最後にプログラムをまとめた模造紙を作成しましょう。(作成した模造紙は完成次第有馬富士公園パークセンターに展示させていただく予定です。)

 最後にお世話なりました関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

人と自然科 農業クラブ三田警察署花壇装飾に行ってきました

 人と自然科では実習で学んだ知識や技術を活用し、公共施設の花壇装飾やイベントでの作庭など様々な活動を行っています。

 県庁緑化活動に取り組みましたに関する記事はこちら

 第41回全国豊かな海づくり大会の会場装飾の一部を担当しますに関する記事はこちら

 農業クラブ 福祉施設花壇植え付けボランティアに行きましたに関する記事はこちら

 ひょうごまちなみガーデンショーin明石 アグリハイスクールガーデンに出展に関する記事はこちら

 淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展に関する記事はこちら

 12月考査も終わりほっと一息の12月9日(木)、農業クラブ本部役員、そして有志の生徒合計14名が三田警察署を訪れ、花壇植え付け活動を行いました。今回は大型ハボタン、パンジー、ビオラ、ノースポールの花苗約800鉢を持参しました。

 警察署前のメイン花壇、庁舎に沿った左右の花壇、合計3カ所に分かれ、配植を考えポットを並べていきます。1年生の中には初めてこの活動に参加する生徒もおり、デザインが決まるまで時間がかかったようです。

  配置が終わったら移植ごてを使用し植え付けしていきます。

 上手に定植するコツは、奥の花から手前の花へと順番に行うこと。苗の植え付けは学校の実習でも繰り返し行っているのでみんな上手ですね。想定した時間よりも早く、約1時間で作業は終了です。

完成したメイン花壇はこちら。署長さんも出てこられ、全員で記念撮影です。

 三田警察署を訪れた際は是非ご覧下さい。

人と自然科 県庁緑化活動に取り組みました

 12月1日(木)人と自然科の生徒が兵庫県庁を訪れ、県庁緑化活動を行いました。兵庫県には農水産高校が12校あり、1年を通して各校が輪番で県庁2号館ロビーに草花苗や観葉植物などの実習作品を展示し、緑化を通して庁舎の環境整備に貢献しています。

 令和4年の最後の月である12月は私たち有馬高校が担当。フラワーアレンジメントで装飾しました。この展示のためにフラワーアレンジメント班の生徒が放課後準備を頑張ってきました。

 有馬高校人と自然科といえばフラワーアレンジメント。フラワーアレンジメントに関する知識や技術を集中して学習できる学校設定科目『フローラルアート』があり、特に3年生では地域オープン講座『チャレンジ教室』と題し、地域の方を受講生としてお招きし、生徒が先生役となって授業を進めています。

人と自然科3年生 フラワーアレンジメント チャレンジ教室 全7回の講座が終了しました に関する記事はこちら

 また、習得した技術を活用し、地域のイベントや農業祭などでアレンジメント体験を実施しています。

人と自然科 阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

人と自然科 令和4年度秋の農業祭盛大に開催されましたに関する記事はこちら

 さて、当日は農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒3名が兵庫県庁を訪れました。慣れた手つきで作品を配置し、微調整していきます。

 完成した作品はこちら。タイトルは『人類の自然と未来?』です

 人と自然科では農業と、それをとりまく環境について学んでいますが、今回は昨今の不安定な世界情勢や私たち人間が未来の環境に与える影響を想像し、一つの作品に仕上げました。

 カラフルに彩られた世界地図を中心に、ハートの両翼からはばたく鳩を表現し、世界平和の願いを込めました。一方で前方の少しくすんだ色をした海原には、今世界的に問題となっているプラスチックを中心としたゴミが散りばめられており、今を生きる私たち人間の行動を振りかえるきっかけとなる作品に仕上がっています。

 作品を制作した生徒より『この作品をきっかけに1人でも多くの人が世界や環境に関心を持つことを期待しています』とのことです。

 私たちの力作は、12月26日(月)まで県庁2号館ロビーにて展示しています。県庁を訪れる際はぜひご覧ください。

人と自然科 農業クラブ 新しい農業を目指す高校生等の集いに参加しました

 11月17(木)四季の森生涯学習センターにて、第57回新しい農業を目指す高校生等の集いが開催され、有馬高校人と自然科からも14名のクラブ員(生徒)が参加しました。

 この事業は県内に11校ある農業学科を持つ高校、そして兵庫県立農業大学校の生徒が集い、地域で先進的な取り組みを行っている農業経営者からの講演、さらには各分科会に分かれ、先輩農業者を囲み質疑応答・討論を行うことで将来の進路に生かそうという会で、県内から就農や農業関連産業への就職に興味を持っている生徒が160人以上集まりました。

 近年人と自然科には農業に興味関心を持った生徒が多く、卒業後の進路においても農業や農業関連産業への就職を目指した、4年生大学、農業大学校への進学が多くなっています。

令和3年度人と自然科卒業生 進路実績はこちら.pdf

 開会式では兵庫県学校農業クラブ会長挨拶の後、会場のある丹波篠山市長や兵庫県農業青年クラブ連絡協議会の会長様からの励ましの言葉を頂きました。

 開会式の後、さっそく先進農業者からの講演です。『新たな挑戦がパワーの源~丹波篠山・今田町の魅力発信~』と題し、(株)夢こんだ取締役 大内正博さんよりお話をいただきました。現在はコシヒカリなどの食用米や飼料米、加工米などの水稲、そして黒大豆・黒大豆枝豆を中心に約65ha経営されています。

 ご自宅が農家だった大内さんは2004年に親元に就農。当初は効率化を目指すやり方について父親から反対があたようですが、少しずつ実践し認めてもらったとのこと。そして2008年に株式会社丹波篠山大内農場を設立されました。県内各地の視察などで見聞を広め、観光バスとのタイアップでたくさんのお客様に農場に来ていただくことができたとのことです。これからも信頼・ご縁を得て規模拡大を目指されており、観光いちご園にも挑戦されるそうです。ワンランク上のことに挑戦する意欲に生徒は刺激を受けたようです。

 午後からは分科会です。水稲・黒大豆、水稲・黒大豆(雇用就農)・ブルーベリー(加工)、畜産・果樹、新規就農の5つの分科会に分かれ、先輩農業者との座談会を行いました。

 生徒は自分が興味のある分科会に分かれて参加。座談会では技術的な話はもちろん、収入や経費など経営に関する本音の具体的なお話もいただくことができました。全ての分科会の先輩農業者に共通していたことは、農業についてこだわりと熱い情熱を持っていること。『農業は自らが考えた技術力が品質に直結しやりがいを感じる仕事』『就農前にしっかり事業計画を立てることが大切』『人の話を聞き、情報を集め、とにかく自分で経験し、時には人を頼ることが大切』などなど、農業だけでなく普段の生活にも当てはまるアドバイスをたくさんいただくことができました。

 

 分科会の後は全体会。各分科会の報告、兵庫県立農業大学校や森林大学校の紹介、新規就農に向けた兵庫県のサポート体制などの紹介がありました。そして最後は参加者全員で、FFJの歌(全国の農業高校生が歌える歌)を清聴し、大きな拍手の中閉会を迎えました。

 

 参加したみなさん。充実した1日となりましたか。将来の進路実現にの参考にしてください。

 運営を担当していただいた篠山産業高校の皆さん。ありがとうございました。

人と自然科3年生チャレンジ教室「フラワーアレンジメント」全7回の講座が終了しました

5月10日(火)から始まった全7回のチャレンジ教室が、11月8日(火)に最終回を迎えました。

 

今回の授業では、季節に合わせ、クリスマスリースの制作を行いました。

 

まずは、生徒が見本で制作したクリスマスリースを見せながら、今回の授業内容を説明しました。

また、クリスマスやリースが持つ意味、使用する花材が持つ意味も説明しました。

例えば、リースは輪の形をしており、始まりも終わりもないので「永遠」のシンボルです。今回使用する花材のヒイラギには「魔除け」、ユーカリには「生命力」という意味があります。

  

説明が終わったら、校内で栽培したウンリュウヤナギを使用して、リースベースを作ります。

ウンリュウヤナギはヤナギ科ヤナギ属に属する樹木です。幹・枝・葉のどれもが捻じれる性質を持っており、フラワーアレンジメントで利用されることが多いです。

ウンリュウヤナギを巻き付けながらリースの形を作っていきます。きれいな輪になるように、生徒も一生懸命アドバイスをしました。

  

 

リースベースが完成したら、リースの飾りを選びます。学校で栽培しているユーカリやヒイラギ、クリスマスをモチーフにしたオーナメントなど、沢山の飾りの中から好きなものを選びます。

皆さんとても楽しそうに選ばれていました。

選び終わったら、いよいよリースに飾りを固定していきます。ワイヤーやグルーガンを使用し、仕上げていきます。

  

 

とても素敵なクリスマスリースが完成しました!

   

授業終了後、閉講式が行われました。最初に校長先生からご挨拶いただきました。

次に、生徒から受講生の方に修了書をお渡ししました。また、受講生の方々からチャレンジ教室を終えての感想をお話ししていただき、生徒からも受講生の方々への感謝の気持ちを述べてもらいました。

  

  

とても感動的な閉講式となり、最後に集合写真を撮影して終了です。

 

今年度チャレンジ教室を受講していただいた皆様、ありがとうございました。生徒の言葉に耳を傾け、一緒に作品制作に取り組んでいただけたことで、生徒自身の成長につながったと感じています。

これからも有馬高校の応援団として、見守っていただければと思います。

本当にありがとうございました。

 

人と自然科 全国豊かな海づくり大会作文コンクールにて環境大臣賞を受賞しました

 テレビ・新聞でも報道されていましたが、11月12日(土)~13日(日)明石市を中心に、「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会~御食国ひょうご~」が開催されていました。この大会行事の一環として実施されていた作文コンクールに、人と自然科の農業クラブの生徒が挑戦していましたが、審査の結果2年生U.Mさんが『環境大臣賞』に選ばれました。また同じく2年生A.Kさんも『入選』を果たしました。

 「全国豊かな海づくり大会」は、水産資源の保護・管理と海や河川・湖沼の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、水産業の振興と発展を図ることを目的に、毎年各地で開催されている国民的行事です。今年は兵庫県が開催県を務めました。初の2回目の開催となります。

 第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会~御食国ひょうご~公式HPはこちら

 11月13日(日)には明石市民会館で表彰式が行われ、U.Mさんも参加しました。(残念ながら会場の中の撮影は一切禁止でした。)

 作文の中でU.Mさんは、海の豊かさと自身が学んでいる農業との密接なつながり、そして『魚つき林』という森林と海とのつながりについて述べ、

『日々の暮らしの中で、山森里海のつながりに意識を向け、自然を考えた行動をすることが大切。そして農業を学ぶ私も、森は森、海は海、という自分の中の固定概念を壊して、川や海とのつながりを大切にし、視野を広げて農業を志していきたい』

と言うメッセージを作文の中で込めていました。

 ちなみに表彰式の後には関連行事として、主魚種の稚魚等の放流や、漁船による紹介航行が行われ、その様子が放映されていたNHKには拍手しているU.Mさんがしっかり映っていました。

 環境大臣賞を受賞したU.Mさん。入賞したA.Kさん。おめでとうございます。

 ちなみに・・・会場にはたくさんのプランタが並べられ、全国から訪れた関係者をおもてなししましたが、その一部は有馬高校人と自然科の生徒が装飾したものでした。

 第41回全国豊かな海づくり大会の会場装飾の一部を担当します に関する記事はこちら


 

 

トライやる中学生 人と自然科で頑張りました

 兵庫県では、トライやるウィークとして、県内の中学2年生を対象に1998年度から職場体験、福祉体験、勤労生産活動など、地域での様々な体験活動を行っています。新型コロナウィルス感染拡大により中断していましたが、令和4年度は3年ぶりに開催され、11月7日(月)~11月11日(金)の5日間、2名の女子生徒が有馬高校人と自然科で頑張りました。

 今年は三田市立狭間中学校から元気で明るい女子生徒2名が参加。まずは校長室にて決意表明。『判断力とやるべきことをこなす力を身につけたい』『1週間前向きに取組み自身を成長させたい』と力強い言葉でトライやるウィークはスタートしました。

 有馬高校の農場にはたくさんの花や野菜、果樹が栽培されています。期間中人と自然科の農場で農業管理作業を行ったり、校内にたくさん植栽されている樹木の管理など一生懸命頑張りました。

 たとえばトリマーを使って校内の樹木剪定を行ったり

 野菜の播種や草花苗の管理、運搬作業 

 人と自然科で栽培しているモチ米の計量、袋詰め作業

 

 そして自分たちで袋詰めしたモチ米を実際に予約注文されていた先生の元に配達し、お金も受け取りました。

 さらに週末に開催された秋の農業祭に向け、ギンナンの選別、計量、袋詰めや

 ハクサイなど野菜の収穫、調整、ラッピング、計量、値段付けまでの一連の作業

 カキの収穫、選別、袋詰め

 などなど、実は秋の農業祭で販売した一部の商品は、2人が準備してくれた農産物でした。

 人と自然科 令和4年度秋の農業祭盛大に開催されましたに関する記事はこちら

  このように大変な作業ばかりでしたが、5日間笑顔を絶やすことなく本当に一生懸命頑張ってくれました。二人とも満点です。感想を聞くと、一番楽しかった作業は販売実習で、大変だった作業は草花苗の運搬だったようです。5日間充実したトライやるウィークを過すことができたとのこと。安心しました。

 最後に恒例の農場長との記念撮影です。

 この5日間で頑張ったこと、出会った人を忘れず、これからの中学校生活、そしてその先も頑張ってください。今回出会った有馬高校の先生全員、二人を応援します。

 お疲れ様でした。

人と自然科 令和4年度秋の農業祭盛大に開催されました

 11月12日(土)令和4度有馬高等学校人と自然科秋の農業祭が盛大に開催されました。

R4秋の農業祭開催について.pdf

 この日に向けて人と自然科の生徒、職員一丸となり準備を進めてきました。

秋の農業祭まであと4日 花の寄せ植え作成しましたに関する記事はこちら

秋の農業祭まであと3日 青パパイヤ収穫しましたに関する記事はこちら

秋の農業祭まであと2日 課題研究中間発表是非ご覧下さいに関する記事はこちら

秋の農業祭まであと1日 3学年一丸となり準備をしましたに関する記事はこちら

 この日は天候にも恵まれ、また前日に地方新聞に予告記事を掲載していただいたおかげで、コロナ渦前に匹敵する、おおよそ1300名ほどの方にご来場いただきました。早い方は7時台から来校いただき、販売前に行列ができていました。(長時間並んでくださいましたみなさま、本当にありがとうございました。また数量制限にご協力いただきありがとうございました。)

 販売開始を前に、参加者全員が集っての開会式です。

 校長先生、そして育友会会長様より、『地域の皆様に人と自然科の日頃の学習の成果を思う存分披露してください』との激励の言葉を頂きました。そして農業クラブ会長より『いよいよ人と自然科最大のイベントである秋の農業祭となりました。しっかり各自で責任を持ち頑張りましょう。』との挨拶がありました。

 販売開始は9:00。各ブースでは最後の打ち合わせと商品の確認です。

 

 今年も県立高等特別支援学校の生徒が参加してくださり、生徒が栽培した野菜や木工、陶工作品を販売してくれました。また育友会の皆様も農産加工品やリサイクルバザー、受付のサポートなど全面的にサポートいただきましたありがとうございました。

 9:00を迎え、農業クラブの会長が鳴らす鐘の音を合図に販売開始です。一気にお客様が売り場に入ってこられます。

 野菜部門では人気のハクサイ、ダイコンはもちろん、カブやコマツナなどが次々売れていきました。販売開始から2時間を過ぎたころ、用意していた野菜はほとんど完売してしまいました。(ご購入いただけなかった皆さま。本当に申し訳ありませんでした。)

 草花部門では、地域の方が毎年楽しみにされているパンジー、ビオラのポット苗。温室いっぱいに準備したポット苗は販売終了には空っぽになってしまいました。運搬係の生徒も大忙しです。

  農業と環境部門では、毎年大人気のもち米が30分で完売。生物活用で調整したギンナンも飛ぶように売れていきます。そしてピーマンやホウレンソウ、トマト、サツマイモ、タマネギなどを提供いただいた卒業生コーナーも全て完売です。

 環境、果樹と緑コースも大盛況。たくさんのお客様がゴールドクレストを装飾したクリスマスツリーを抱え、またハボタンやポインセチアもたくさん購入していただきました。こちらも運搬係の生徒は大忙しです。

 そして今年から栽培を始めたパパイヤも大人気。2時間ほどで準備した50パックが完売です。

 フラワーアレンジメントコーナーも大盛況。日ごろの授業で身に付けた技術を生かし、スワッグづくりを多くの方に体験していただきました。

 農業クラブコーナーでは、缶バッジやTシャツなど、有馬高校人と自然科オリジナルグッズの販売はもちろん。間伐材を使ったオリジナルキーホルダーづくり体験や、会場全体を使った農業鑑定クイズにたくさんの人が挑戦していました。

 そして人と自然科の生徒が一生懸命農業祭の運営を頑張っていると・・・・やはり出てきてくれました。人と自然科オリジナルキャラクター『ひとっしー』です。生徒が頑張ってくると現れる妖精さんです。農業クラブのブースで呼び込みを手伝ってくれたり、たくさんの人と一緒に写真撮影を楽しんでいました。

 充実した時間もあっという間に過ぎ、農業祭は終わりを迎えました。閉会式では校長先生、育友会会長様より、大成功となった農業祭での生徒の頑張りに対し、お褒めと感謝の言葉をいただきました。また農業クラブ副会長より、『1.2年生は今日の3年生の先輩の姿を見て、人と自然科が盛り上がっていけるように頑張りましょう』との挨拶がありました。

 

 最後に記念写真。3年生はもしかしたら最後になるかもしれないクラス写真です。大きなイベントをやり切り、とっても充実した顔をしていますね。

 3年生はこの農業祭が最後の大きなイベントでした。みんな悔いが残らないように全力で取り組みました。後は卒業に向かってラストスパートです。

 なお、秋の農業祭はこれで終わりましたが、今後も草花温室ではパンジーやビオラなどのポット苗に順次花が咲いていきます。来週15日火曜日から平日の9:00~16:00の時間(生徒が頑張って実習をしている時間にはご配慮ください。)随時販売していきます。無くなり次第終了となります。

 R4農業祭終了後花販売.pdf

 ご入用の方はぜひ農場に足を運んでみてください。

人と自然科秋の農業祭まであと1日 3学年一丸となり準備をしました

 有馬高校人と自然科最大イベント、秋の農業祭まであと1日となりました。天気予報では晴れの予報です。農業祭に向け、3時間目から人と自然科全員で準備が始まりました。

 まず1年生の生徒は、8月から栽培をしてきたダイコン・ハクサイを収穫しました。

 秋野菜(ダイコン・ハクサイ)の栽培が始まりましたに関する記事はこちら

 まずはハクサイの収穫から。今年は少し病気が出た時期もあり心配しましたが、どうにか収穫を迎えることができました。収穫適期の見分け方は上から押さえてしっかり結球しているか確認します。ターゲットを決めたら鎌で収穫していきます。

 立派なハクサイが収穫できましたね。

 次はダイコン。有馬高校で栽培している品種『耐病総太り』の収穫適期の見分け方は、胚軸(地上に突き出している部分)が約10cm突き出し、その直径が約7cmとされています。

 立派なダイコンが収穫できました。今年は最高の出来です。

  収穫したダイコンは、ダイコン洗い機で洗浄し、ハクサイと共に重さや葉長、胚軸直径などを計測し収量調査を実施した後・・・

 品評会会場に展示しました。農業祭当日にはハクサイ・ダイコン共に金賞・銀賞・銅賞のリボンが付けられます。果たして誰が金賞を獲得するのか。品評会会場は農業棟1F廊下です。是非ご覧下さい。

 R4 秋の農業祭MAPはこちら.pdf

 秋の農業祭ではハクサイ・ダイコン以外にもブロッコリーやコマツナなどの野菜類

 パンジー・ビオラなどの草花苗

 ハボタンやポインセチア、観葉植物などの鉢物類

 授業で作成したハロウィンカボチャやコケテラリウム

 フラワーアレンジメント体験など、ここでは紹介しきれない様々な催し物があり、人と自然科の生徒を中心に有馬高校の生徒・職員が一丸となり、地域の皆さまをおもてなしいたします。販売は9:00~13:20 お野菜などはなくなり次第販売終了です。なお、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、体調がすぐれない方の入場はご遠慮下さい。また、受付時に体調確認と手指消毒を行いますのでご協力お願いいたします。詳しくはこちらのポスターをご覧ください。

R4秋の農業祭開催について.pdf

 車でお越しの方は正門より入場していただき、係の指示に従ってください。

 皆様のお越しを心よりお待ちしております。

人と自然科秋の農業祭まであと2日 課題研究中間発表是非ご覧下さい

 有馬高校人と自然科最大イベント、秋の農業祭まであと2日となりました。農業祭本番に向け、カキの収穫、調整、校内清掃とブドウの堆肥の活用を兼ねた落ち葉集め、草花苗の運搬など各部門で準備が着々と進んでいます。

 秋の農業祭まであと4日 花の寄せ植え作成しましたに関する記事はこちら

 そして農業クラブ本部役員の生徒も放課後、展示コーナーの設計・準備、オリジナルキーホルダー体験の準備などに取り組んでいます。

 さらに昨日紹介した青パパイヤもパック詰め、計量を行い値段を付けました。

 秋の農業祭まであと3日 青パパイヤ収穫しましたに関する記事はこちら

 秋の農業祭と言えば野菜やモチ米、ギンナンなどの販売を楽しみにしている方も多いと思いますが、是非ご覧いただきたいのが、3年生の生徒が半年以上かけて取り組んだ課題研究中間発表の模造紙です。秋の農業祭では中間発表ということで、研究テーマごとに1~2枚の模造紙にまとめています。

 課題研究は大学の卒業論文のように、自分でテーマを決め、計画を立て、栽培や制作、研究活動を行い、自分で反省・評価を行う科目です。野菜・草花・環境の3つの部門に所属し、専門性の高い取組みを行いました。

 今年の研究テーマを見てみると、人と自然科で近年注目しているタケの葉やタケパウダーの活用に関する研究や、魚を飼育しながら水耕栽培で作物を栽培し肥料の使用量を減らす『アクアポニックス』に関する研究。

 大温室で栽培が始まった『アボカド』や『フィンガーライム』の栽培に関する研究

 さらに緑肥に活用できるヘアリーベッチと言う植物に関する研究や、カラフルトマトに関する研究

 などなどユニークな研究テーマばかりです。模造紙の展示は農業棟1階廊下に掲示しています。

 R4 秋の農業祭MAPはこちら.pdf

 お野菜やお花の苗を購入した後、是非ご覧下さい。

人と自然科秋の農業祭まであと3日 青パパイヤ収穫しました

 有馬高校人と自然科最大イベント、秋の農業祭まであと3日となりました。農業祭に向け、モチ米やギンナンの袋詰め、1年生が農業と環境の授業で栽培しているダイコン・ハクサイ品評会のための展示台準備など、大忙しです。

 さて、今年人と自然科で新たな栽培品目に加わったのが、『青パパイヤ』です。今年入学した1年生から教育課程か少し変わり、新しい学校設定科目『果樹と緑』そしてコースにも『果樹と緑コース』が新設されました。

R5入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 また、今年3月にはデジタル社会に対応した産業教育設備整備事業により、本校のシンボルである大温室がリニューアル。その大温室ではバナナやアボカド、フィンガーライムの栽培が始まっています。

人と自然科 有馬高校のシンボル 大温室がパワーアップして生まれ変わりましたに関する記事はこちら

 

 その中でもひときわ目立つのが青パパイヤ。東南アジアの屋台などでは当たり前のように使用される食材で、最近TV等でも度々取り上げられているパワーフードです。パパインというタンパク質消化酵素が含まれており、お肉と一緒に料理すると柔らかくなると言われています。

 手に入れた小さな苗木を5月に鉢あげ

 そして6月には大温室だけでなく、屋外にも定植しました。

 追肥や除草などの管理を重ね・・・

 9月には収穫可能な大きさまで成長し、たわわに実を付けました。

 そして秋の農業祭での販売に向け、いよいよ収穫です。先ほど紹介したタンパク質分解酵素であるパパインに直接触れると手がかぶれる可能性があるので、手袋を着用し収穫します。

 立派な青パパイヤが収穫できましたね。少し見にくいかもしれませんが、下の写真で切り口から垂れてくる白い液にパパインが多く含まれています。

 青パパイヤは調理の前に10分ほど水にさらします。個人差はありますが、前述したパパインでかぶれる可能性があるので、使い捨ての手袋の着用がおすすめ。そしてそのままサラダにしたり、炒め物や漬け物など、様々な料理に活用できます。ちなみに下の写真は、豚バラと青パパイヤの炒め物。千切りした青パパイヤと豚肉をごま油で炒め、味付けは塩こしょうのみ。本当に美味でした。

  今回収穫した青パパイヤは、秋の農業祭 農業クラブコーナーにて販売予定です。

R4 秋の農業祭MAPはこちら.pdf

 来場予定の皆さま、是非一度お試し下さい。

人と自然科秋の農業祭まであと4日 花の寄せ植え作成しました 

 有馬高校人と自然科最大イベント、秋の農業祭まであと4日となりました。農業祭に向け、毎年大人気のギンナンの調整、ゴールドクレストのクリスマス装飾、3年生の課題研究の模造紙作成など、準備に大忙しです。

R4秋の農業祭開催ポスターはこちら.pdf

 さて、人と自然科学校設定科目『ガーデニング』の授業では、こちらも秋の農業祭に向け恒例&大人気となっている、花の寄せ植えを今年も制作しました。

 寄せ植え制作に向け、座学で花を生活に取り入れる意義や、色彩や明度など色が持つ性質、配色の方法、高さや茎を強調するタイプやボリューム感が出るタイプなどそれぞれの花が持つ性質やその活かし方などを学びました。早速ハウス内ににあるビオラ・パンジー・デージー・ゴールドクレスト、アイビーなどの苗から各自イメージ通りの花苗を選びました。

 そして鉢に培養土を入れ、選んだ花苗を鉢の中に並べていきます。高さを考えたり配色を考えたり・・・ポイントは4日後の農業祭にどのように草花苗が生長しているか想像すること。つぼみの位置などを計算し、当日咲いた花が前を向くように配置します。

 出来映えはいかがですか?納得のいく寄せ植えが出来上がりましたか?最後に購入してくれた人にメッセージを書きました。

 そして一カ所に集め、かん水しました。

 完成した作品はこちら。個性あふれる作品ばかりですね。

 今回制作した寄せ植えは、秋の農業祭 環境・果樹と緑のブースにて販売します。

R4 秋の農業祭MAPはこちら.pdf 

 生徒は自分たちが作った寄せ植えが売れるか、ドキドキしています。気に入った寄せ植えが見つかった方は是非ご購入ください。

人と自然科 第41回全国豊かな海づくり大会の会場装飾の一部を担当します

 11月11日(土)~12日(日)明石市を中心に第41回全国豊かな海づくり大会が開催されます。全国豊かな海づくり大会は、水産資源の保護・管理と海や湖沼・河川の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、水産業の振興と発展を図ることを目的として、都道府県ごとに毎年各地で開催されています。

第41回全国豊かな海づくり大会公式HPはこちら

 ちなみに兵庫県は、昭和57年の第2回大会以来、全国で初めて2度目の開催地となります。

 式典会場である明石市民会館、放流会場となる明石港周辺にはプランタや飾花などで全国から来られる来場者をお迎えします。その装飾を担当するのか県下11校ある農業系高校であり、有馬高校も約70基準備しています。

 有馬高校が植栽するのはパンジー、ビオラ、サルビアの3種類の草花苗です。この日に満開になるよう計算し、9月に播種を行いました。

 そして発芽した芽を9月中旬にポリポットに鉢上げ。

 10月後半にプランタに定植しました。

 1年生から3年生の生徒が役割分担し、普段の授業や実習で習得した技術を活かし、プランタを作り上げていきました。現在の様子はこちら。

 

 現在順調に生育中です。本校生徒が栽培し定植したプランタには『県立有馬高等学校』のステッカーが貼られてています。

 会場を訪れた際は是非有馬高校の生徒が栽培し作り上げたプランタを探してみて下さい。

人と自然科 さんだ農業まつりにて農業クラブ意見発表披露

 11月9日(土)三田市郷の音ホール駐車場を中心に開催された第48回さんだ農業まつりのステージで、人と自然科の生徒2名が意見発表を披露させていただきました。

 

 コロナ渦もあり、屋外での開催は3年ぶりとなります。地元三田の農業の魅力を発信するこのイベントでは、地元の農家さんが作った自慢の農産物販売や農家や飲食店が三田産の農畜産物を使用した食品バザーなど多くのお店が出展したり、三田消防署のはしご車の展示、チアリーディング披露など様々な催し物がありました。(ちなみに会場を回っていると、人と自然科を卒業し、地域で活躍している農家さんやJA職員、県の職員など多くのOB・OGの方と出会うことができました。先輩の活躍に負けないように在校生の皆さんも頑張りましょう。)

 さんだ農業まつりパンフレットはこちら.pdf

 

 さて、有馬高校人と自然科は毎年、生徒が日頃の農業学習を通して学んだり考えたりしている身近な問題や将来の問題についての抱負や意見をまとめ、聴衆の前で発表する意見発表を披露させていただいています。今回はこの夏の農業クラブ県大会や近畿大会、全国大会に有馬高校や兵庫県、近畿ブロックの代表生徒として出場し、最優秀賞受賞など大活躍した2名の生徒が意見発表を披露しました。

 農業クラブ全国大会北陸大会出場に関する記事はこちら

 農業クラブ近畿大会大阪大会最優秀賞受賞に関する記事はこちら

 農業クラブ県大会大会内容に関する記事はこちら

 農業クラブ県大会最優秀賞&優秀賞受賞に関する記事はこちら

 まずは分野Ⅱ類(開発・保全・創造)に出場した3年生 M.Tさんの発表

 タイトル ネイチャーアクティビティー専門会社『山楽人の里』 ~里山管理を観光資源に~

  竹林管理や里山管理など、有馬高校人と自然科での特色ある環境学習や、修学旅行で訪れた京都府美山町 田歌舎での狩猟体験を通して、『事業化』という持続可能な里山管理の方法について提案する発表でした。

 地域自然保護里山管理に関する授業についての記事はこちら

 地域自然保護棚田管理&生きもの観察に関する授業についての記事はこちら

 修学旅行で訪れた田歌舎でのシカの解体実習に関する記事はこちら

 修学旅行で訪れた田歌舎での狩猟見学に関する記事はこちら

 

次は 分野Ⅲ類 ヒューマンサービス 3年生 Y.Sさんの発表です。

タイトル パーマカルチャーを目指して

 幼い頃に祖母の家で遭遇した災害体験から、自然との共生について関心を持ち有馬高校人と自然科に入学。田植え交流や障害者施設での花壇植え付け活動、そして修学旅行で訪れたアドベンチャーワールドでの飼育体験、環境学習を通して、人と自然とのつながりの重要性について提案する発表でした。

 農業クラブで実施した田植え交流に関する記事はこちら

 農業クラブで実施した、障がい者施設花壇植え付けボランティアに関する記事はこちら

 修学旅行で訪れたアドベンチャーワールドでの飼育体験に関する記事はこちら

 修学旅行で訪れたアドベンチャーワールドでのSDGsワークショップに関する記事はこちら

 2人とも本当に素晴らしい発表で、いつの間にか観客席は満員に。

 終了後は会場からは大きな拍手を頂くことができ、生徒にとって大きな励みとなりました。終了後はサプライズでインタビュー。緊張したけど伝えたいことはすべて発表できた。大満足とのことでした。

 意見発表を聞いてくださった皆様、本当にありがとうございました。

人と自然科 ハニーFM 「ハイスクール特派員登場!」に出演

 11月1日(火)17:00からハニーFMの「ハイスクール特派員登場!」に、人と自然科の3年生からはI.Hさん、2年生からはA.KさんとU.MさんとM.Rさんが出演しました!!

 I.HさんとM.Rさんは、「第73回日本学校農業クラブ全国大会北陸大会」に出場、農業鑑定競技会で優秀賞を受賞し、大会での思いを発信しました。

 A.KさんとU.Mさんは、11月12日(土)に有馬高校で開催される「秋の農業祭」の告知を報告しました。

 緊張をしたけど、自分の言葉で有馬高校人と自然かの取り組みを伝えることができてよかったですと満足した表情で取材を終えました。

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人と自然科 ひとはく連携セミナー6回目 野生動物の現状と絶滅要因について学ぶ

 10月28日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第6回目となる人博連携セミナーが実施されました。『人と自然』の授業では年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学ぶことができます。

 第6回目となる今回は、『野生動物の現状と絶滅要因』と題して、石田弘明研究員よりご講義をいただきました。

 

 皆さんの身の回りにはたくさんの植物が生息しています。その植物は元々海の中に生息していました。陸上は紫外線が強いため、枯死する可能性があったからです。しかし現在はオゾン層が存在し、紫外線を吸収してくれるので陸上に進出してきました。植物が上陸したのは約4億年前と言われています。

 ちなみに現在世界で名前が付けられている植物はどのくらい存在すると思いますか?答えは約27万種。その大半は被子植物です。そして今後50年間で約6万種もの植物が絶滅すると言われています。そのうち日本では何種類の植物が絶滅に瀕しているのか、日本産植物種約7000種のうち、絶滅種は32種、絶滅危惧種は1779種、準絶滅危惧種は297種と言われています。その原因は開発による生育地の破壊、里地里山における人間活動の減少、園芸目的の採集、外来節物の影響などが上げられます。

 開発による生育地の破壊(オーバーユース)が原因として、照葉樹林が0.06%以下に減少し、わずかに残っているのは人と自然科が修学旅行で訪れる西表島や屋久島などの離島や深山です。またブナ林も、紙の原料であるパルプを得るために第2次世界大戦後に伐採し激減、さらに海岸の埋め立てにより日本の海岸線の41%が人工海岸となり海浜植物の減少につながっています。

  そして人間活動の減少(アンダーユーズ)も絶滅の原因の一つです。以前は人間が里山に入り、薪や木炭、肥料を得るために活動し、持ちだしていましたが、現在は電気やガスの使用、化学肥料の使用で人間が里山に入らなくなり、明るい環境を好む植物とそれに依存する動物の減少につながりました。

 そして注目されるのはニホンジカの影響。草食性の動物でほとんどの植物の葉や樹皮、根、果実を食します。人間が里山で活動しなくなったことや天敵であったオオカミの絶滅でバランスが崩れ、食害が活発になり、植物の絶滅につながっています。

 このように野生植物の絶滅には様々な要因があることを、わかりやすく教えていただきました。石田先生興味深いお話をありがとうございました。次回は「名前で楽しむ古生物学~動物学名の基礎と兵庫県産化石での実例~』と題して、生野 賢司研究員より講義をいただく予定です。楽しみですね。

人と自然科 2年生 農業先進地見学実施

10月27日(木)人と自然科2年生を対象に農業先進地見学(バスセミナー)を実施しました。この事業は阪神農業改良普及センター様にお世話になり、学校施設では学ぶことができない先進的な農業の生産現場、農業の普及、就農支援、人材育成の拠点として設置された公共施設の見学を通じて、実社会と農業のかかわりなどの見識を深める目的として行っています。

 今年度の研修先は(株)ネクストファーム(次世代園芸 大規模トマト栽培施設)、神戸農政公社神戸ワイナリー、JA兵庫六甲直売所「六甲のめぐみ」の3か所です。新型コロナウィルスは少しずつ落ち着きをみせているものの、まだまだ気は抜けません。マスクの着用、手指消毒など万全の対策で実施しました。

 

 最初の訪問先は兵庫ネクストファームです。

 

 

 ひょうご次世代施設園芸モデル団地として整備されているこの施設は、敷地面積8.2haに、中玉トマト、ミニトマト合計9万本を栽培している巨大トマト生産施設です。施設に病気を持ち込まないように手をしっかり洗ってから入ります。

  

 まずは担当の方から、水源や木質チップを使用したボイラー設備施設などの施設概要や、二酸化炭素などの環境制御技術、G-GAPを取得している栽培、作業管理体制、販売状況などの説明を受けました。

  

 そしていよいよ施設見学に移ります。ICTを活用した施設は、気温、湿度、二酸化炭素濃度、日射などを制御し、作物の生育環境を最適化して生産性の向上や合理化を図っています。

  

 少しだけ栽培区域を見せていただきました。圧巻の光景ですね。ちなみに8月に定植したトマトは約2ヶ月後の10月から収穫開始。翌年の7月まで収穫します。

 

 収穫後の調整、袋詰めも機械化が進められています。自動計量機も導入され作業が効率化されていました。

 

 ちなみにこの施設は、適正に農業を生産している国際的な指標である『GGAP』も取得しています。床面の印はもちろん、安心安全な農産物生産、そして働く人の安全のために写真付きの注意事項が至る所に掲示し、工夫されていました。

  

 授業で学んだICT、GAP、植物工場などを間近に見ることができ、有意義な研修となりました。

  

  後半は神戸農政公社神戸ワイナリーとJA兵庫六甲直売所「六甲のめぐみ」の2か所です。

 

 まずはお昼ご飯。密を避けて、屋内と屋外で食べましょう。空いた時間は直売所で研修を行う姿も見られました。

 

 そして研修スタートです。実際にワインの製造をしている職員から直接お話をいただきました。「神戸ワイナリー」は「神戸牛」に合うワインを作りたいというのが始まりで、ワイン製造はブドウ栽培からとこだわりを持っていいます。栽培、加工、販売の「6次産業」を一貫して行っており、今年も収穫が無事に終わったとのこと。

 

 

 

 ブドウ園の見学では、普段見慣れた有馬高校のブドウ園とは違い垣根仕立ての栽培方法です。食用のブドウと加工用のブドウでは種類が異なり、実は加工用のブドウの方が糖度が高いものもあるとのことでした。

 製造場所では、収穫から加工までの流れの説明をしていただきました。

 

 

 JA兵庫六甲直売所「六甲のめぐみ」は、全国最大級の直売所で、日々新鮮な野菜や季節の果物、加工品の売り買いが行われています。

 

 今回実施した先進地見学では、普段学校での座学で学んだ内容を実際に自分の目で確かめることができた、大変有意義な時間となりました。将来就農を目指している生徒はもちろん、そうでない生徒にとっても将来に生きる経験になったと思います。

 

 ご説明いただいた施設担当者の皆さま、そして全面的にバックアップいただいた阪神農業改良普及センター様、本当にありがとうございました。

人と自然科 農業クラブ全国大会北陸大会に出場 農業鑑定競技会優秀賞受賞

 10月25日(火)~27日(木)『農業高校の甲子園』『農業高校のインターハイ』と称される、令和4年度日本学校農業クラブ全国大会北陸大会が開催され、本校人と自然科からも意見発表会で県大会、近畿大会ともに最優秀賞を受賞した生徒が近畿ブロックの代表として、農業鑑定競技会で県大会を1位通過した2名の生徒が兵庫県連盟の代表選手として出場し、農業鑑定競技会に出場した生徒が見事優秀賞を受賞しました。

 県大会最優秀賞に関する記事はこちら

 近畿大会最優秀賞に関する記事はこちら

 まずは意見発表会。会場は福井県生活学習館です。福井県連盟の農業クラブ員がのぼりをもってお出迎え。6月から5ヶ月間、県大会、近畿大会に駒を進め、日々練習で苦楽をともにした、指導担当の先生と記念撮影です。感慨深いですね。

 25日(火)は開会式とリハーサルです。全国9つのブロック大会を勝ち抜いた代表が集い、開会式では生徒実行委員長から福井県の魅力や選手への激励に関するあいさつがありました。

 そして明日に向けたリハーサル。マイクの音量や高さなどを確認しました。

 そして大会二日目本番です。本番を前に選手同士で練習しながら交流しました。(ちなみに下の写真は富山県と宮城県の選手と一緒に練習している様子です。)このように全国の農業高校生と交流できるのが農業クラブ活動の魅力です。一緒に練習した選手の中には、昨年有馬高校が全国大会を運営したときに出場した選手もおり、びっくりしました。

 昨年有馬高校が運営した全国大会兵庫大会意見発表会に関する記事はこちら

 そしていよいよ本番。タイムは6分48秒。想いのこもった素晴らしい発表でした。

 ちなみに今回の全国大会で発表した意見発表は11月5日(土)に郷の音ホール駐車場で開催されます、第48回さんだ農業まつりのステージにて聞くことができます。11時頃の出場予定です。ぜひお越し下さい。

さんだ農業まつりパンフレットはこちら.pdf

  次に農業鑑定競技会です。会場は福井県産業会館です。校内大会、県大会を勝ち抜いた全国のクラブ員が1000人以上集まります。ロボットトラクターやドローンなども会場に展示されていますね。

 競技は8つの分野に分かれ競技を行います。有馬高校からは分野園芸と分野造園に出場しました。選手以外は立入禁止。中の様子が全く見られないので、以下有馬高校で今年開催した県大会の様子を参考にご覧下さい。

 農業クラブ県大会農業鑑定競技会 大会運営に関する記事はこちら

 競技後二人に話を聞くと、相当難しかったとのこと。過去問を解いて準備したが、ここ10年で一番難易度が高かったのではないか・・・とすこし落ち込んでいました。

 そして一晩経って最終日は、全ての競技に出場した選手、引率職員約4000名が大会式典会場である石川県立音楽堂に集結します。兵庫県連盟選手団と一緒に記念撮影後、会場に入ります。

 

  各都道府県連盟記の入場の後、日連会長や文部科学大臣、農林水産大臣の名代の方からあいさつがあり、いよいよ結果発表です。

 アカデミー賞方式で最優秀賞者の名前が呼ばれ、その場にスポットライトが照らされます。結果は目標であった日本一は逃しましたが、農業鑑定競技会に出場した2名が優秀賞を受賞することができました。意見発表会に出場した選手は惜しくも入賞を逃しましたが、『悔いの無い発表ができて満足』とのこと。全国大会の舞台で有馬高校人と自然科の名を上げてくれました。

 そして最後はFFJの歌。全国の農業高校生が歌える歌を全員で清聴し、大きな拍手の中大会は幕をとじました。

 ちなみに来年度の全国大会は、鹿児島で全国大会が開催されます。1.2年生の皆さん、先輩の活躍に負けないように頑張りましょう。

 そして中学生の皆さん。是非人と自然科に入学して、農業高校の甲子園で全国優勝を目指してみませんか?人と自然科に入学してくれるのを、生徒も農場の先生も、みんなで心から待っています。

人と自然科 第43回兵庫県民農林漁業祭に出展

 10月22日(土)に県立明石公園の千畳芝にて第43回兵庫県民農林漁業祭が開催され、有馬高校人と自然科も出展。農業クラブ本部役員の生徒3名が販売を担当しました。

 

 農林漁業祭パンフレットはこちら(pdf)

 またこの日に向け、実習授業で黒枝豆やサツマイモの収穫や調整、カキの収穫、花苗の箱詰めなど、1年生から3年生の生徒全員で頑張りました。

 さて、当日は8時30分に会場到着。早速商品を陳列します。新型コロナウィルスの感染拡大により3年ぶりの出展。担当した2年生の生徒も初めての参加ということでしたが、試行錯誤しながらきれいに陳列できました。

 そして販売開始を前に行列ができはじめ9時30分にいよいよ販売開始です。ハクサイやダイコンなどの野菜が飛ぶように売れていきます。そして隠れた人気商品がカキで、「どこにも売っていないから探していたの。ありがとう。」という嬉しい言葉もいただきました。

 一生懸命販売を頑張っていると・・・・遠くの方から見覚えのある黄緑色の姿が・・・・

 

 やはり出てきてくれました。人と自然科公式キャラクター「ひとっしー」です。テントの前でお客様の呼び込みを手伝ってくれました。そして姿をみつけた子どもたちが集まり、一緒に写真撮影にも応えてくれました。

 ちなみに「ひとっしー」は販売実習など生徒が頑張っていると出てきてくれる妖精さんです。過去のイベントにも多く出現してくれています。

 ひとっしーが出現した、阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

 ひとっしーが出現した、イオンモール伊丹農業イベントに参加しましたに関する記事はこちら

 こんな感じで販売は15時頃まで続き、持参した野菜や果樹は全て完売。草花苗のほとんども売れてしましました。購入いただいた皆さま、ありがとうございました。

 さて、有馬高校人と自然科の農産物販売と言えば農業祭。今年は11月12日(土)に秋の農業祭が計画されています。ハクサイやダイコン、草花苗はもちろんモチ米や年々人気急上昇のギンナンなどたくさんの農産物を作り手の生徒から直接購入できます。また、生徒の研究成果発表もありますので人と自然科の学びを知ることもできます。

  令和4年度 秋の農業祭ポスターはこちら

 お時間ある方は是非足をお運び下さい。

人と自然科 令和4年度 農業クラブ総会開催

 10月21日(金)講義棟に人と自然科の生徒全員が集まり、令和4年度有馬高校農業クラブ総会が開催されました。

 

 有馬高校人と自然科のように全国の農業系高校で農業を学ぶ生徒は全員「農業クラブ」に所属します。そして農業に関する授業や実習、ボランティア活動もすべて農業クラブ活動です。また、授業や実習で身につけた知識や技術を競い合う競技会への出場など、農業クラブ活動は多岐にわたります。

 前期書記による開会の言葉の後、まずは本日をもって農業クラブの職を終える前期会長より挨拶がありました。

 

  1年前の総会で先輩から農業クラブ旗を引き継いだ時の重責、そして同級生や下級生のサポートへの感謝の言葉があり、最後に『1.2年生の皆さん、さらに人と自然科が発展できるように頑張ってください。応援しています。』と後輩への激励の言葉で締めくくりました。

 次は成人代表である校長先生からのあいさつです。

 日々の学習を通した、花壇装飾や作庭などの地域活動や農業クラブ県大会、近畿大会での活躍、さらにはフラワーアレンジメント全国大会での活躍紹介、さらに本日をもって職を終える3年生の役員に対してねぎらいの言葉をいただきました。そして、校長先生に集まる人と自然科への高い評価についての話があり、「これからも人と自然科を盛り上げてください」との激励の言葉をいただきました。

 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!に関する記事はこちら

 第70回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定!!に関する記事はこちら

 淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展に関する記事はこちら

 ひょうごまちなみガーデンショーin明石 アグリハイスクールガーデンに出展に関する記事はこちら

 第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 奨励賞受賞に関する記事はこちら

 いよいよ議事に移ります。議長選出の後、事業、会計に関する報告、提案があり、承認されました。

 そして新役員の選出。新副会長候補のから新役員候補の紹介を行い、大きな拍手で承認されました。そして新会長より着任のあいさつがありました。

 そして単位クラブ旗の引継ぎです。70年を越える歴史がある有馬高校農業クラブの活動を見守ってきたクラブ旗が、前会長から新会長へ『頑張ってください』の激励の言葉と共に手渡され、会場大きな拍手に包まれました。

 総会後は、県大会に出場した発表披露です。時間の関係上プロジェクト発表会(学校でのプロジェクト研究を10分以内で発表する競技)のみの発表となりました。

 タイトルは「明日の農業を新しく」魚の養殖と作物栽培を同時に行う「アクアポニックス」に関する研究について発表を行いました。

 とても素晴らしい内容で、1.2年生にとって刺激となる内容でした。

 ちなみに有馬高校の代表として意見発表会に出場した二人の発表は、11月5日(土)に郷の音ホール駐車場で開催されます、第48回さんだ農業まつりのステージにて聞くことができます。11時頃の出場予定です。ぜひお越し下さい。

第48回さんだ農業まつりパンフレットはこちら 

 最後はFFJの歌斉唱。全国の農業系高校で歌われる農業クラブ連盟歌です。全員大声で大合唱・・・と言いたいところですが、今年も新型コロナウィルス感染予防のため、心の中で大合唱しました。大声で歌えなくなり3年が経とうとしています。寂しいですね。

 新副会長による閉会の言葉で無事総会は終了しました。

 本日の総会をもって農業クラブ本部役員を引退した3年生のみなさん。今まで強いリーダーシップのもと、人と自然科を引っ張ってくださりありがとうございました。本当にお疲れさまでした。1.2年生の皆さん。先輩から引き継いだ人と自然科の活躍をさらに発展させ、盛り上げていきましょう。