兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
人と自然科 令和4年度課題研究発表会実施
1月19日(木)講義棟にて、3年生にとって3年間の集大成となる人と自然科課題研究発表会を実施しました。入場時の手指消毒、マスク完全着用、座席は間隔をしっかり開け、換気を行うなど、新型コロナ&インフルエンザの感染予防をしっかり行い実施しました。
人と自然科3年生3単位(1週間に3時間)で展開されている課題研究という授業は、人と自然科在学中に農業や環境について学んできた知識や経験をもとに、生徒自ら課題を設定し、計画、実施、評価反省する科目です。
この日は3年生が自分が取り組んだ研究をまとめ、1.2年生の後輩の前で発表しました。人と自然科には野菜、草花、環境(新課程では果樹と緑)の3つの部門(コース)があり、1.2年生はすべての部門を学びますが、3年生になると各部門に分かれ集中的に学びます。ちなみに司会進行や計時もすべて2年生の生徒が担当し発表会を進めていきました。発表を前に、発表原稿を手にした3年生も緊張していますね。
いよいよ発表スタート。さすが専門的な内容を学んできた3年生。ユニークかつ、高度な研究内容でした。それでは代表的な研究内容をいくつか紹介します。まず草花部門
・アクアポニックスで地球と人をHAPPYに
・竹の葉の有効活用法
・放棄された土地を利用し、新たな収入源を作る
・高齢者の方でも作りやすい草花栽培を目指して ・・・・など
どの発表も研究中に集めたデータをもとに、科学的根拠に基づいた考察がしっかりできていました。
続いて環境部門
・外来魚を利用した有機肥料づくり
・フィンガーライムの栽培管理と加工
・アボカド~LEDの活用と栽培~
・竹の有効活用~竹パウダーの可能性~ ・・・・など
人と自然科の学びの特徴である、環境に関するテーマ、そして人と自然科で新たにスタートする亜熱帯果樹の栽培に関する研究が目立ちましたね。
聴衆の1.2年生も興味深い先輩の研究発表に釘付け。メモをとりながら真剣に見ています。
そして発表後は大きな拍手が送られていました。
最後に野菜部門
・農薬に頼らない栽培法
・ヘアリーベッチを利用した農業の新しい可能性
・オバケキュウリの活用方法
・カラフルトマトの栽培及び販売の研究・・・など
どの班も研究、栽培過程を写真でしっかり記録し、パワーポイントに見やすくまとめていました。過去一番の完成度だと感じました。
そして全ての発表が終了した後、1年生から3年生の生徒全員で、人と自然科の代表としてふさわしい研究発表を投票。
その結果今年度は、野菜部門 H.Hさんの「イシクラゲの農業への有効活用」が代表発表として選出されました。
H.Hさんの発表は1月29日(日)に有馬高校で行われる学習活動発表会にて、人と自然科代表として発表します。中学生の皆さん、保護者の皆さま楽しみにしておいて下さい。
最後に素晴らしい発表を行った3年生全員で集合写真です。
3年間人と自然科での学習いかがでしたか?入学したその日から在学中の3年間、新型コロナウィルスに振り回され、様々なことが制限される中での学習活動でしたね。その中でも自分自身が活躍できる場所をしっかり見つけ、取り組むことができました。その結果、農業クラブ活動や進路でもしっかり結果を残してくれました。今回の課題研究発表をみた農場の先生方の目から見ても、みなさん大きく成長したと感じています。人と自然科での学び、経験を活かして次のステップでも頑張ってください。農場の先生全員、卒業後の皆さんを心から応援しています。
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