山岳部

2024年9月の記事一覧

【山岳部】夏山 その3

令和6年夏山の3日目・8月9日の朝は放射冷却現象か、よく冷えて気温は10℃でした。朝ごはんのあと、テントを撤収し、各自大きな荷物をかついで室堂ターミナルへと登り返しました。最後までよいお天気で、立山を去りました。

<生徒の感想文 抜粋>

 …きつい傾斜とかいつまで続くかわからない階段とか、ものすごくしんどいときに「なんで山登ってるんだろう」と思うことがある。私は基本しんどいことが得意ではないのでなおさら気落ちしがちだったけれど、今回の夏山で、景色がきれいだったり、風が気持ちよかったり、珍しい花が咲いていたりだとか、ここに来ないと味わうことのなかったもののために頑張っているんだと思った。…

 …今回の立山では、様々な発見や体験ができた。標高の高いところでは普段自分たちが生活している時の気温とはかけ離れていてとても驚かされた。また、立山を登ってみて氷河や雲が下にあるという標高が高いところならではの風景に感動した。…

 …登山の前日、私は不安な気持ちでいっぱいでした。氷ノ山の登山大会を経験したメンバーに囲まれて、足手まといにならないだろうか。登山の途中に体調が悪くなり、みんなに迷惑かけないだろうか。そもそも朝4時に起きれるだろうか、とネガティブなことばかり考えていました。ですがこれだけは言えます。とても楽しくて、とてもすばらしい経験ができました。

…20時ごろ、外から「星が見える」という声が聞こえてきて外に出てみたところ、空一面満天の星で、天の川らしきものも見えました。こんなにきれいに見れたのは経験上初めてだったと思います。…

 

室堂を離れるバスの車窓から、立山に別れを告げました。厳しく美しい自然と、そこで頑張りぬいたメンバーの記録でした。