看護科blog
地域在宅看護(地域包括ケアシステム)発表
高校2年生が、地域在宅看護の授業で学習した「地域包括ケアシステム」について理解を深めるために、4~5人のグループに分かれ演習を行いました。具体的には、地域包括ケアシステムがなぜ推進されているのか、構成要素や支える資源、互助の具体例などを考える演習を行いました。
発表では、学んだ内容をわかりやすく伝えるために、小道具や写真、劇を織り込んだ工夫があり、見ている人の興味を引く構成で楽しませてくれました。
高齢化がさらに加速する現代ですが、今からできる必要な取組について考えを深める機会となり、私たちにできること、必要なこと、地域在宅看護の役割について考える時間となりました。
看護情報(私の取り扱い説明書)発表
高校2年生が看護情報の授業で学習した、Wordの技術を活用し自分の取り扱い説明書を作成しました。
自分の長所や短所、好きなアイドルやキャラクターを画像を用いて紹介しました。1年間共に生活してきた友人の新たな一面を知ることができ、楽しい時間を過ごしながら学びを深めることができました。
〈生徒感想〉
・自分に興味を持って聞いてもらえるのか、どのようにおもしろくするかを考えることが難しかった。
・みんなの普段と違う一面を見ることができて楽しく学ぶことができた。
臨床看護総論(食欲不振)発表
高校3年生が、臨床看護総論の授業で学習した「栄養・代謝障害に関連する症状を示す対象者への看護」について理解を深めるために、4~5人のグループに分かれ演習を行いました。
具体的には、食欲不振を訴える患者さんの事例をもとに、その方に応じた観察項目や看護援助を考えました。生徒たちは、事例患者さんから問題点を挙げ、根拠をもとにどのような援助が効果的か考え発表しました。
多くの生徒は、何かしなければと思う気持ちが強く、患者さんの精神面に目を向けてお茶会や食物を育てることを考えて発表しました。一方、まずは、なぜ食欲が低下しているのかじっくりと患者さんの気持ちに寄り添って話しを聴くことが大事だと考えるグループもあり、視野を広くもって患者さんを観ることが大切だと気づく演習になりました。
宣誓式
5月9日(金)、第17回宣誓式を行いました。
生徒たちは1年生の3学期から準備を進め、17期生独自の宣誓式を作りました。2年生になり、看護師になるための決意や、周りへの感謝の気持ちを伝えたいという思いが表面化されてきており、クラスが良い雰囲気になってきました。灯火の儀や誓いの言葉だけでなく、家族への手紙や動画制作、花のプレゼントなど様々なプログラムを考え実施しました。互いに意見を出し合い、一人一人の温かい気持ちがこもった、とても素敵な式になりました。
「私たちは看護への責任と誇りを自覚し、龍野北高校看護科で専門的な知識と技術を学び、患者さんのこころに寄り添い、信頼される看護師をめざします。」この誓いの言葉を胸に、これからも仲間と共に前進していきます。
[保護者の感想]
・これから進む道が過酷ないばらの道でも、宣誓式を思い出し頑張ってくれると信じています。
・引っ込み思案で人見知りだった子が、大きな声で返事をしたり歌を歌ったり、凛とした姿を見ることができ、頼もしく感じました。
・1年時は中学生気分が抜けず心配していたが、実習着の似合う顔つきになってきたなと驚いた。自分の目指す看護師に向かって頑張ってほしい。
基礎看護技術(観察・報告)発表
高校3年生が、春休み期間中に家族の協力を得て、「観察」「報告」の技術を高める演習を行いました。そして、そこから考えたことをスライドにまとめて発表しました。
実施した援助は、食事介助と口腔ケアでしたが、今回の演習課題は“対象に応じた援助方法や観察項目を考えて実施・報告する”という内容でした。生徒たちは家族の状態に応じた方法・観察・報告について様々な工夫を考えて実施し、丁寧に振り返っていました。
より良い援助を行うためには、これまで学習した基本的な方法ではなく、対象の状態に応じた方法が求められます。そのためには、対象の状態を知ることが重要であるということを今回の演習を通して学ぶことができました。6月の病院実習に向けた大事な準備となり、考えを深めることができました。協力していただいた家族の皆さま、ありがとうございました。