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21回生<暑い熱い祥雲祭2日目>6月15日(土)

祥雲祭2日目が終わりました。クラスのステージ発表のため,今日も朝早く集まって練習をしていました。

ステージ本番。どのクラスもお世辞抜きでよかったです。これまでの祥雲生の先輩たちと比べると,前日までの完成度は正直低かったです。グダグダになってしまうクラスも多数出てきてしまうのではないかと,一人で心配していました。蓋を開けてみると,ほとんどのクラスが時間もきっちり守り,演出も演技もどのクラスも素晴らしい出来になっていました。

まずは4組の「今日から俺は!!」から。トップバッターは何かと不利なところも多いですが,紛れもなく今年の21回生全体の発表の出来を決めたのは,4組でした。ステージで演技していたと思えば後ろの扉から現れたり,ステージ前で派手なバトルシーンを繰り広げたり,体育館を広く使って臨場感あふれるステージとなりました。「今日から俺は!!」の雰囲気そのままに,ユーモアたっぷりの劇になっていました。

続いては1組の「関西弁ロミ男とジュリ恵」でした。僕が一番良かったと思った点は,場面転換の上手さでした。幕やスポットライトを上手に使って場面転換をしていたので,見ていても集中力が切れることなく見続けることができました。主人公の二人だけではなく,出演者のみんながそれぞれの個性が感じ取られ上手に演じ切っていた感じがします。セリフも流暢な関西弁で,笑いもあり,感動(?)ありで観客を魅了し,ステージ部門1位を獲得しました。おめでとうございます。

次は3組の「Beauty & the Beast」です。見事「美女と野獣」の世界観を出していました。高校生の劇になると,どうしても同性同士のやり取りが多くなる中,しっかりと主人公の二人が「美女」と「野獣」を演じ切っていたことが素晴らしかったです。それだけでなく,ガストンなんて体型といい雰囲気といい,ガストンそのものに見えてくるほどでした。野獣がマスクを着用して演じていたため,セリフがすべてナレーションで行っていましたが,それがまた上手で,まるで声優がしているかのようでした。完成度の高かった劇でした。

続いて6組の「今日、好きになりました。~復讐の館編~」です。タイトルから勝手に恋愛ものの劇だと思い込んで見ていましたが,驚きの展開でした。テレビドラマを見ているかのように引き込まれる内容でした。主人公の淡々とした演技が最初は物足りなさを感じていましたが,その内容が明らかになるにつれて,その淡々とした演技に背筋がゾクッとなる感じがしました。意外性がピカイチの劇でした。

次は5組の「3年E組」です。学校内で起きた爆弾事件を解決していくストーリーでした。ストーリーも面白かったのですが,このクラスの良かったところは,前に映した画面を上手に活用していたところです。ステージで行われている演技と電話でつながっているかのように画面を使ったり,その中のメンバーが実際に体育館に駆けつけてきたり,本当に同じ時間軸で進行しているかのように感じました。見事な演出でしたね。第3位おめでとうございます。

トリは2組の「リメンバー・ミー」でした。音楽がいっぱいで,華やかな衣装や装飾で,見事その世界観を作り上げていました。死者の国に行ったり戻って来たりする場面展開や,ソロで歌を歌う場面など,見所がたくさんある劇でした。みんなで歌い,踊っている姿を見て,まるで映画の世界に入ったかのようでした。玉眞先生のクラスらしく音楽があふれる素敵なステージで,見事2位となりました。おめでとうございます。

ステージ以外も21回生は活躍していましたよ。音楽室前では,演奏研究の授業を取っている人によるライブが行われました。観客も含め,飛び跳ねたり,タオル回したり,ノリノリのライブでした。

育友会の方もご協力ありがとうございました。(2度目のパンを買いに行けなくてすみませんでした。)

高校最後の祥雲祭,どうでしたか。全力を注いだ人ほど,いい思い出ができたのではないでしょうか。順位はどうであれ,みんなで放課後遅くまで残って練習し,本番のあの緊張感の中,やり切れた達成感は,かけがえのないものになったのではないでしょうか。21回生も残すところあとわずかになってきました。このメンバーで最後まで乗り切っていきましょうね!この2日間,本当にお疲れさまでした!!