21回生の日常風景<やるか,やらないか>12月19日(月)
今朝は本当に寒かったですね。里山も凍っていました。少し前に山梨県の甲府市へ出張で行ってきましたが,その時に思ったのが,「三田の方が寒い!!」
本日の3限~6限に,京都大学の特定准教授 樋口雅一 先生をお招きして,祥雲SSH講演会を実施しました。普通の講演会とは違い,クイズ形式で話は進んでいき,早押しクイズや討論会もあり,終始楽しい雰囲気でした。クイズは正解を言ってはダメで,大喜利みたいに面白い答えを言わなければいけませんでした。クイズに答えると,アメやクリアファイル,マグカップなど素敵な景品をもらうことができました。
途中には祥雲館の先生クイズもありました。岸先生の過去であったり,玉眞先生のピアノ演奏であったり,盛り上がりましたね。そういえば5組は終わりのSHRでちゃんと校歌を歌ったみたいです。
不思議な(?)メガネをいっぱい作られていました。樋口先生がかけられているだけでなく,生徒たちもかけさせてもらっていましたね。
前に出て,討論会もありました。テーマは「クリスマス」。校長先生をはじめ,みんなのプライベートな話もあって,会場は大盛り上がりしてましたね。皆さんに素敵なクリスマスが来ますように。
そんな大喜利大会みたいな楽しい雰囲気の講演会でしたが,その中にもたくさんのメッセージが込められていましたね。まずは「知行合一(ちこうごういつ)」からスタートしていきました。今日知った知識をぜひ明日から行動に移していきましょう。
他にもジェフリー・プレストン・ベゾス(Amazonの会長)やスティーブ・ジョブズ(Appleの創設者),宮崎駿(スタジオジブリ)など,数々の著名人の方の名言やエピソードの話をされていました。流行りものはやるのではなく,新しいものをキャッチしたり,自分の好きなものをやっていこうと話されていました。樋口先生が研究されている内容や国家プロジェクトの話,なぜ燃料電池がいいのか,ノーベル賞みたいな大発見は最初は否定されるなど科学の分野だけでなく様々な分野にわたって話をされていました。正しく理系や文系に捉われない内容となっていました。
最後に「アイデアのつくり方」を話されていました。①いろいろな要素を集める②整理する③忘れる④組合せる⑤発表する。アイデアと聞くと,どうしても新しいものを作り出すような感じがしますが,そうではないのですね。既存の異なるものの組み合わせによって,新しいアイデアが作られるのですね。この講演会のクイズであえて答えを言わないのも,新しいアイデアへと繋げていくためだったのかもしれませんね。21回生の年次目標でもある「iDEA(アイデア)」,みんなのこれまでの経験やこれからの体験を組み合わせて,新しいアイデアを作っていきましょうね。
樋口先生,素敵な時間をありがとうございました。