ブログ

カテゴリ:スーパーサイエンスハイスクール

ドローン研修 SANDA D TEAM

三田祥雲館高校は、県下でも数少ない校内でドローンを飛ばすことのできる学校です。ほとんどの学校は「人口集中地区」として国土交通省よりドローンの使用が規制されているのです。

学校で購入しているドローンの活用を推進するために、6月20日(金)、三田市でドローン教室などを運営されておられるSANDA D TEAMのお二人にご来校いただき、ドローンについて学ぶ研修を行いました。

6時間目は、SS探究Ⅱでドローンに関する課題研究を考えている2つのグループが、自分たちの考えていることについて相談にのっていただきました。左はドローンの社会実装を考える文系チーム、右はプログラミングでドローンの自律制御を行いたい理系チームです。

 

様々なタイプのドローンの実演をしてくださり、こんなこともできるんだ!と、ドローンの認識がぐんと広がりました。

 

放課後は、科学部Robotics班のメンバーが集まりました。ドローンの機能について根掘り葉掘り質問が途絶えず、また、中原さんのすばらしい操縦技術に大歓声があがっていました。教室でのデモの後、屋外でドローンを飛ばしました。青空にドローンが映えます。暑さを忘れて、約2時間!ドローンを楽しみました。

 

 

ドローンで何をするか、面白いこと考えましょう!!

 

 

アリ研究の最先端(サイエンス探究基礎)

6月3日(火)7限目

大講義棟にて「サイエンス探究基礎」の時間に、関西学院大学生命環境学部生物科学科の北條賢先生をお招きして「アリ研究の最先端 アリの社会とフェロモンコミュニケーション」と題して講義をしていただきました。

 

女王アリの繁殖力を働きアリが検知して行動を変えたり、オスとメスの数を調整したりすることや、遅い子を持ってあげたり、しくみを継承したり、キノコの栽培を行ったり、ルールを犯した者をよってたかって追いつめたりと、アリの能力の高さに驚きました。次はアリの時代が来るかもしれません。終了後は多くの生徒が質問をしていました。

SS探究Ⅲ(論文執筆)

現在「SS探究Ⅲ」では、論文を執筆しています。

今までの研究成果を、4000字以上の論文にわかりやすく詳しくまとめるのは、これまでに制作したポスターとはまた違う難しさがあります。

 

6月には提出締切日が設定されています。

どのような論文が出来上がるか楽しみです!

SSEnglish 授業風景

5月9日(金)5時間目の「SSEnglish」の授業風景です。「SSEnglish」は3年次生の理系対象の学校設定科目で、Scienceを題材として英語を学んでいます。

この日のテーマは「Fireworks」。まず始めに、化学の小田先生による炎色反応の演示がありました。

  

その後、ALTのブランドン先生の英語での解説を聞き、炎色反応の原理を考えました。炎色反応は中学校でも学習したことですが、全て英語での解説となると、一気に難しく感じられます。それでも、ブランドン先生に丁寧な問いかけにより、しっかりと理解できるようになっていました。

  

武庫川日出坂洗いぜきで魚とり 科学部生物班

5月3日(土)、科学部生物班新歓イベント第2弾として、JR藍本駅近くの武庫川日出坂洗いぜきで魚とりをしました。網で魚を捕るのは、簡単なようでとても難しいのですが、みんなとても上手です。日頃から学校裏の川で活動している3年次生を中心に、魚やエビをどんどん捕まえていきます。今回は、なんと教頭先生も参加されました。生きものが大好きで、ご自宅の水槽で飼う魚を採りたいということでした。

  

どんなものが採れたかな?ヨシノボリ、アブラボテ、カワムツ、スジエビ、ヌマエビ・・・。2時間ほどで教頭先生が帰られた後も、生徒たちは嬉々として魚とりを続けました。よいお天気のもと、本当に楽しそうです。

  

採った魚は、学校に持ち帰り、生物教室の水槽に入れました。

  

生きものに興味のある人、是非、生物教室をのぞいてみてください。

教室の看板を3Dプリンタで作りました!!

理数棟2階のSRルームとSTREAMルームの教室表示の看板が新しくなりました。実はこれ、科学部Robotics班のエンジニア(3年次生)の手作りなのです!!

 

3D CADソフトで図面を作り、3Dプリンターで打ち出します。文字だけでなく、文字を置いている黒い板も3Dプリンタで作ったものです。文字の形にくぼみがあるのがわかりますか?白色で作った文字が、パズルのようにぴったりとはまるように設計されているんです。

  

この春、STREAMルームをこれまでの情報教室2に引っ越しました。(昨年度までのSTREAMルームの場所は、理化講義室に変更されています。)情報教室2の表示の上に新しく作った看板を貼り付けて、エンジニア自ら設置します。

  

SRルームはSSH2期が始まる年、STREAMルームはSSH3期が始まる年に整備されました。前者は、生徒が自由に使えるミーティングルーム、後者は、3Dプリンターやフライス盤、高性能のパソコンなどを備え自由にモノ作りが行える部屋です。この新しい看板のもと、どんどん活用してくださいね。

ちなみにSRとは、Student Researcher =探究する生徒 のことです。祥雲館では、生徒全員がStudent Researcherです!! 

有馬富士で生きもの観察 科学部生物班

4月29日(火)、科学部生物班新入生歓迎イベント第1弾「有馬富士ハイキング」を行いました。

9時に新三田駅に集合し、鳥や植物を観察しながら福島大池まで歩きます。フジやツツジなどが満開でとてもきれいでした。鳥だけでなくカエルやカナヘビも見ました。今年は、昆虫が大好きな新入生が入部しており、捕虫網持参でチョウを探し回っていました。

 

 

 

福島大池からは、希望者だけで有馬富士山頂アタック。たった374mとは思えない絶景を見ることができました。

 

新歓イベント第2弾は、5月3日(土)「武庫川日出坂洗いぜきで魚とり」です。

科学部生物班は、前回のブログでお知らせした「アップサイクルクレヨン」による環境保全活動や、生きもの観察・採集・飼育など、はばひろーく活動しています。現在生物班の新入生は2人。今からでも間に合います。少しでも興味をもった人は、顧問まで声をかけてくださいね。

人博オープンセミナーを開催 科学部生物班&美術部

4月26日(土)の午後、科学部生物班と美術部がコラボし、人と自然の博物館で「アップサイクルクレヨン体験」セミナーを開催しました。  https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=24373

5月末まで開催されている企画展「価値の手直し展」に「祥雲アップサイクルクレヨン」の展示を行っていますが、今回は、このクレヨン作りを実際に体験してもらおうという企画です。(展示をつくった時のブログはこちら→https://dmzcms.hyogo-c.ed.jp/shoun-hs/NC3/blogs/blog_entries/view/157/8adf9d35e955d04abd85bb1aa32aa2ce?frame_id=2953)

 

事前に美術部の3年次生がぬりえ用の絵と、実際に8色のクレヨンを使って色塗りの見本を作ってくれました。かわいいでしょう。

   

セミナーには、大勢の子どもたちが集まってくれました。まず、この企画展を担当しておられる衛藤先生のあいさつから始まり、その後、祥雲生がクレヨンについて説明しました。奥に見えている「アケボノゾウ」の化石がエモいですね。

 

つくるクレヨンは下の写真の6種類から選んでもらいます。紙コップに色の粉とミツロウと油を入れたら、電子レンジでチン。ミツロウが溶けたら型に流し込みます。

 

クレヨンの型は、3Dプリンタで連結したクレヨンの模型からシリコンで作ったものです。クレヨンが固まるのを待っている間には、あらかじめ用意していたクレヨンでぬりえをしたり、絵を描いたりしてもらいます。お絵描き用のクレヨンは、オオキンケイギクの黄色を加えて7種類あります。

  

美術部のお絵描きおねえさんたちも大活躍。リクエストされた絵を次々と描いてあげました。右の恐竜の絵はお絵描きおねえさん作です。また、お絵描き用紙の両サイドに押してあるスタンプは、生物班3年次生のハンコ職人が作ったものです。

 

子どものたちのお絵描きパワーにはびっくりです。私たちのクレヨンを使って、こんな素敵な絵を描いてくれました。

 

最後に衛藤先生と振返り。この日のために準備してきた成果が発揮できて、充実した半日になりました。衛藤先生に褒めていただき、みんな笑顔です。

 

 

東京学芸大学附属高校 Science Fair に参加

4月18日(金)、東京学芸大学附属高等学校で開催された「2025 Science Fair」に、本校の3年次生2名が参加しました。このScience Fairは、東京学芸大学附属高校がタイの Princess Chulabhorn's Science High School Chiang Rai 校(PCSHSCR)を招待して行っているイベントです。今回参加したのは、昨年度「プログレス探究B」を受講し、PCSHSCRの生徒とオンライン共同研究に取り組んだ3年次生です。

講堂での開会式、口頭発表(全て英語です)の後、体育館でポスター発表が行われました。本校の2名は、ここで昨年行った共同研究の内容を発表しました。

  

午後は、PCSHSCRの物理の先生の特別授業に加えていただき、東京学芸大学付属高校、PCSHSCRの高校生と共に、英語でディスカッションしながら実験を行いました。

  

英語に苦戦しながらも、発表や授業に一生懸命取り組む姿は、実に頼もしいものでした。異文化に触れ、自分の学びを発信する貴重な体験になったと思います。招待してくださった東京学芸大学附属高校のみなさま、本当にありがとうございました。

 

PCSHSCRとの交流は、今年度さらに深めていきます。1,2年次生のみなさん、先輩の後に続いてください!!

 

 

2年連続世界大会出場権獲得!(科学部Robotics班)

3月29日30日の2日間、愛知県「名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)」にて「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2025名古屋」が開催されました。
阪神ブロック 第1位【Noa.h】 第2位【S Edition】 第3位【Z Edition】の3チームが「Soccer World League Open」に出場しました。
全国各ブロックから勝ち抜いたチームと海外参加2チーム合わせて14チームが、6ラウンドのスイス式トーナメント方式による競技を行い、7月にSalvador(ブラジル)で開催される世界大会の出場権を競います
広い会場に入ると、大人(メンター)との接触は禁止されます。大人との相談や技術指導を受けた段階で「失格」となります。選手だけでの対応が求められます。

前日は午後2時より、バッテリー点検及び車検が行われました。車検では、規格通りにロボットが製作されているか、安全性は確保されているかなど自作ロボットの点検が行われます。ここで、合格できないと試合コートでの調整ができません。実は、競技を行うより緊張します車検の後、キャプテンミーティングを行い、明日からの試合に備えます。

いよいよ2日間の大会がスタートしました。
事前にプログラムを組んでいますが、以下の要素を確認しなければ思うように動きません。
【方位確認】会場の柱(鉄骨)、電力線等により、同一フィールド上でも異なる。
【ビジョンシステム】カメラでボール・ゴールを認識するため、その場での調整が必要。
【フィールド】白線ペイントの濃淡、カーペットの深さ等、ロボットの制御に影響する。
ロボット輸送に伴う不具合、バッテリーの充電量等、現地で確認しなければなりません。

競技スタート 29日:4ラウンド 30日:2ラウンド が行われました。

 

スイス式トーナメントは最初のラウンドは抽選で対戦相手を決定しますが、第2ラウンド以降は、【勝ち点】-【得失点】などを参考にランキングの近いチーム同士を対戦させます。ラウンドを重ねて行くことにより正確なランキングを定めることが出来ます。
第4ラウンド【Noa.h】vs【S Edition】
第5ラウンド【S Edition】vs【Z Edition】同門対決がありました。

順位は【勝ち点】(勝ち2点、負け0点、引き分け1点)で定め、総合成績は、【勝ち点】と事前提出された【プレゼンテーションポスター】、現地での【インタビュー】で決定します。

試合結果 ロボカップジュニア公式HP
  第2位 【Noa.h】勝ち点10 5勝1敗 得失点+14
  第4位 【team.祥雲 S Edition】勝ち点7 3勝2敗1引き分け 得失点+0

  
国内第1位 (本大会第1位EMM-Soccerは海外枠)三田祥雲館史上最高順位!とはなりました。
   CKD賞(スポンサー賞)も同時に受賞しました。

大会役員、ロボカップOBOG、ボランティアの皆様、3日間本当にありがとうございました。