日誌

人権国際理解教育

2023年度人権教育講演会

11月16日(木)7限 ヤングケアラー問題:一人一人にできること

 本校学校評議員でもある ソーシャルワーカー 黒光 さおり 様を講師に迎え開催いたしました。

 黒光さん自身の経験を交えつつ、語られたことは、人の一生においてケアが特殊なものではなく、だれもに関係する事柄であること、ただ少子化の中で育児、家事、介護等々を含め、かつてはみんなが共同的に知恵と経験を出し合って関わっていたものが、昨今の社会状況では少人数が背負う形態になりがちであること、また結果として当事者が悲壮感をもって孤立化しやすいことなどが述べられました。またアメリカ合衆国での統計や研究成果を踏まえて青少年期に自己が周囲とつながる体験、意識が、負の体験を覆すことも述べられました。

 結論として、孤立化せず、むしろ大事なのは他者に頼ること、人、制度などを十二分に利用すること、手を差し伸べてもらう関係性が重要であると締めくくられました。

 

 

2022年度人権教育講演会

11月24日(木)、講師に前本浩希先生をお招きし、「LGBTQは近くにいるよ」という演題で人権教育講演会を開催しました。前本先生は現役の教諭で、ご自身がトランスジェンダーであることを公にされています。講演会はリモートで開催されましたが、LGBTQの人たちは特殊ではない、ということが全校生徒に伝わったのではないかと思います。

人権教育講演会

10月7日(木)、人権教育講演会が開催されました。講師は元パラリンピック選手で一般社団法人神戸市視覚障害者福祉協会理事の岡崎明美様で、「生きる喜び それはチャレンジ」という題でお話いただきました。コロナ感染症拡大予防対策として体育館では3年生を含む7クラスが講演を聞き、のこりの1年生と2年生はリモートで教室で講演を聞きました。
 全盲というご自身の体験をもとに、多くの障がいのある方に生きる勇気を持ってほしい、生徒に対しては健康に注意して頑張ってくださいと述べられました。最後に生徒を代表して3年生の生徒会役員がお礼の言葉を述べました。岡崎様、本日はありがとうございました。

 

人権教育講演会


10月8日(木)、人権教育講演会が開催されました。講師は県立三木高校に勤務されている金 信志先生で、テーマは 「在日コリアンとしての生き方」でした。
 自身の体験をもとに、「隣の人をもっと知ろう。自分に矢印をあてていこう。」と述べられました。とてもわかりやすい説明をしていただきました。ありがとうございました。

人権国際理解教育講演会


10月4日(木)、人権国際理解教育講演会が開催されました。講師は日本LGBT協会代表理事の清水展人先生で、テーマは 「LGBTを取り巻く問題について」でした。
 性はグラデーションであり、性的マイノリティの方は最近の統計によるとたくさんおられるということです。自身の体験をもとに、周囲の性的マイノリティの理解がLGBTの方にとっては一番大切だと繰り返し述べられました。とてもわかりやすい説明をしていただきました。ありがとうございました。

人権国際理解教育講演会


 10月5日(木)、人権国際理解教育講演会が開催されました。講師は三田市立本庄小学校 崔 精一先生で、テーマは 「在日を生きる」~大切な日本の友だちへ~ でした。
  三田市には1080人の外国人が住んでおり、人口比では100人に1人が外国人で、国別では韓国が最多の420人だそうです。文字が読めないと日常生活がとても大変だということで、例えばラベルの張った薬瓶が3つあり、どれが風邪薬か当ててみようという演示を、生徒が参加して説明されました。また、在日韓国人には3つのタイプがあり、自分は在日であることが「宝物」を持っていると思うタイプだということです。現実にはまだまだ見える差別、見えない差別があり、今回の講演が、在日を考えるきっかけになって欲しいということでした。自身の体験をもとに人権教育の大切さを繰り返し述べられました。とてもわかりやすい説明をしていただきました。ありがとうございました。

人権国際理解教育講演会


 10月6日(木)、人権国際理解教育講演会が開催されました。講師は山口県人権啓発センター事務局長の川口泰司さんで、テーマは 「差別って いったいなんやねん?~部落差別は、今~」 でした。
  講演では、インターネットの普及により、スマートフォンでも部落問題について検索ができるようになったが、インターネットに掲載されている質問についてのベストアンサーがとてもひどい内容のものが多いことが紹介されました。また、動画サイトにおいて差別的で偏見に満ちた内容のものが掲載され、アクセス数の多い記事が正しい記事であると誤解され間違った理解をされる恐れや、生徒がそれを見て動揺する恐れがあることが報告されました。これらはすべて、掲載した人の同和問題に関する無知からくるもので、自身の体験をもとに同和教育の大切さを繰り返し述べられました。講演の後、生徒会長の謝辞があり、これからの生活で学んだ事を生かしていきたいと述べました。ご自身の体験をもとにとてもわかりやすい説明をしていただきました。ありがとうございました。

国際理解シンポジウム


 日本とアジア諸国の友好を願って、意見交流により相互理解と親交を図ることを目標に、11月12日(木)、2年生を対象に国際理解シンポジウムが行われました。
 生徒を2グループに分け、食堂が1・2・5組、柔道場が3・4・6組で実施しました。関西学院大学総合政策学部の留学生4名と日本人の国連活動に参加した2名の計6名(各部屋3名)をパネラーとしてお迎えしました。
留学生は、中国、韓国からお迎えし、
  ・留学の動機と将来
  ・中国や韓国での教育や生活
  ・日本の文化について
についてお話をしていただきました。また、国連活動に参加した日本人学生からもその体験が話されました。本校生からは
  ・海外研修で学んだこと  
  ・グローバル社会を生きるために
などについて発言し、意見を交流しました。最後に、留学生と質疑応答をし、お礼とおみやげに記念品を渡して終了しました。国際的な視野を広げる良い機会になりました。
 
 

人権国際理解教育講演会


 10月8日(木)、人権国際理解教育講演会が開催されました。講師は救世忍者乱丸さんで、テーマは 「夢をカタチに」 でした。
 講演では、片目を失った経緯や、学生時代に空手を頑張ったこと、大学に入りどうしてもプロレスラーになりたくて、事務所周りをして、身体条件をクリアするところを見つけたこと。プロレスラーになって、事務所を3つ変わったことなどが話されました。その中で、大学時代から心に決めていた、プロレスを職業として頑張るという夢を実現する事の大変さや気持ちの大切さをお話しされました。質疑応答ではプロレスの技の他、恋愛についても話が広がり大いに盛り上がりました。最後に生徒会長の謝辞がありました。生徒にとって夢の実現はとても関心のある内容であり、ご自身の体験をもとにとてもわかりやすい説明をしていただきました。ありがとうございました。
 
 

国際理解シンポジウム

 日本とアジア諸国の友好を願って、意見交流により相互理解と友好を深めることを目標に、11月13日(木)、2年生を対象に国際理解シンポジウムが行われました。
 生徒を2グループに分け、食堂が1・3・4組、柔道場が2・5・6組で実施しました。関西学院大学総合政策学部の留学生6名(各3名)をパネラーとしてお迎えしました。
留学生は、中国、韓国からお迎えし、
  ・留学の動機と将来
  ・中国や韓国での教育事情
  ・日本の文化について(コスプレ・おもてなし等)
  ・来日する前の日本の印象と来日後、感じたこと、考えたこと等
についてお話をしていただきました。また、本校生から
  ・海外研修で学んだこと  
  ・グローバル社会を生きるために
 などについて発言し、意見を交流しました。最後に、留学生と質疑応答をし、お礼とおみやげに創立20周年の記念品を渡して終了しました。国際的な視野を広げる良い機会になりました。