カテゴリ:講座の実施報告
11月2日(水)ⅢF1508 児童虐待問題への対応講座
11月2日(水)ⅢF1508 児童虐待問題への対応講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講義:児童虐待等の問題と関係機関との連携について
講義・演習:学校における児童虐待等の問題への対応について
〔受講者の感想〕
- 児童虐待案件では、通告の判断が難しいと感じていました。ただ、その躊躇が余計に子どもたちに被害を及ぼすことがあることを認識できたので、校内での連携に加え、関係機関との連携もとれるようにしていきたいです。
- 児童虐待があったときは、スクールソーシャルワーカーを軸に広範囲な支援体制を築くことで、早期に問題を解決する可能性があることを学び、今後は積極的に活用したいと思いました。また、市町の支援体制が異なることを交流を通じて初めて知りました。自分の市町でできることを把握し、スクールソーシャルワーカーと連携をしながら、子どもの安全のために取り組んでいきたいと思います。
10月31日(月) ⅢD1203 「政治的教養をはぐくむ教育」実践講座
〔研修の概要〕
講 義 「政治的教養をはぐくむ教育」の充実に向けて
ー自立した主体として社会に参画する意識を高めるー
福井大学 教授 橋本 康弘
演 習 すべての教員による「政治的教養をはぐくむ」授業づくり
・主体的に課題を解決する意識を高める方法の考察
〔受講者の感想〕
- 地域課題を考えることが政治に興味を持つことにつながることを生徒に認識させ、自立した主体として社会に参画する意識を高めることが大切であるとわかりました。
- 身近な政策を評価することが、高校生の政治的な関心の高まりにつながると感じました。是非、勤務校でも実践してみたいと思いました。
- 政治について考えることに抵抗があると感じている生徒は多いと思いますが、身近な地域課題を取り上げると授業に参加しやすいと思いました。
10月24日(月)ⅢC1109(中)理科授業実践講座
〔研修の概要〕
講 義 主体的に問題解決に取り組む学習活動の工夫
-問題解決の力を育成する学習活動の充実と学習評価の在り方-
兵庫教育大学大学院 教授 山本 智一
演習・実習 「粒子」と日常生活のつながりを意識した授業づくり
・学習課題に意欲的に取り組ませるための導入の工夫
・理科の見方・考え方を働かせて考察・結論を導出するための手立て
〔受講者の感想〕
・理科において、問いの重要性というのを改めて考えることができました。特に、その投
げかけ方について、自分自身の課題であった部分を深く考えることができた時間となり
ました。午後の授業改善の講義では、普段自分がこれでいいのかと感じていた部分につ
いて、他の先生方と話を深めることができ、よかったです。まだまだ、自分の知識の少
なさを実感するところもあったので、研鑽を積まないといけないと思いました。
・生徒に対する質問の仕方を考え直し、生徒がやらされているのではなく、自ら学び、実
験や観察のデータを分析し、その事実を理由づけて説明する能力を育めるように、授業
の見直しをしていこうと思いました。評価の際もCのついた生徒には何らかの手立てを
考え、改善されるようにしていこうと思いました。揺さぶる質問を考えることは難しい
と思いました。今後の授業で結論ありきの実験ではなく生徒がなぜ?と思える展開にな
る質問を考えていきたいです。
・理科では、理由付けの部分も大切だと分かりました。常に子どもたちには「なぜ」と
いう疑問を持たせられる工夫をしていきたいです。また導入から問いにつなげるために
も、様々な手立てがあることが分かりました。子どもたちが興味や関心を持ち、主体的
に取り組める工夫をしていきたいです。
10月24日(月) ⅢB1202 教育経営講座Ⅱ
〔研修の概要〕
講 義 学校課題の改善に向けた組織マネジメントの在り方について
-現在の取組をよりよいものへ-
兵庫教育大学大学院 教授 川上 泰彦
演 習 課題解決に向けて「チームとしての学校」を構築するために
・学校組織の中核として組織をどのようにマネジメントしていくか
〔受講者の感想〕
- 本日の研修で、学校組織マネジメントについて俯瞰的に考えることができ、自分の考えを整理することができました。
- 自分が取り組んできたことについて振り返ることで、これまで気づかなかった勤務校の課題を発見することにつながる研修でした。同僚とのコミュニケーションを大切にし、自分ができることから実践したいと思いました。
- 勤務校における自分の立ち位置や、これから勤務校をより「いい学校」にするためにどのように働きかければ良いかを考える良い機会になりました。
10月19日(水)(高)英語科授業実践講座
〔研修の概要〕
演習・協議 タブレット端末を活用した授業実践
・生徒の英語による表現を促すICT活用
〔受講者の感想〕
- Teamsを用いた音読活動、Jamboardを用いた英語による合意形成、Flipgridを用いたプレゼンテーション等の動画共有など、多岐にわたるICT活用のヒントをいただきました。特にTeamsの音読課題はぜひ生徒に挑戦させたいと思いました。
- 第1回の研修に加えて今日の研修でも多くの有効な情報を得ることができました。まだまだ実践できていないことが多いので、今後も情報を収集しながら、実際の授業でICTを活用した授業を実践していきたいです。
- 目的によって効果的なツールを選ぶこと、授業のねらいがあってそれを達成するための手段の一つがICT 活用だということが理解できました。