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研修の様子

12月1日(月) ⅢG1205 特別支援教育における効果的なICT活用講座B(応用編)-授業や障害による困難を改善・克服するための指導-

【研修の概要】

講  義   授業内容の理解を助けるICT活用と障害種に応じた指導の充実につながるICT活用

         兵庫教育大学大学院 教授 小川 修史

演  習   タブレット端末を使った授業づくり

         兵庫教育大学大学院 教授 小川 修史

発表・協議  1人1台端末の活用と指導内容や指導方法の更なる充実

         兵庫教育大学大学院 教授 小川 修史

         県立総合教育センター 特別支援教育研修課 指導主事

 

【受講者の感想】

・ICTが得意でもないのに講座に来てしまい、講義についていけるかと不安でしたが小川先生のわかりやすいお話と楽しいお話であっという間に時間が過ぎました。ICTを使うということは目的ではなく方法であるという考え方を理解することができました。

・ICT活用の考え方について、講義と演習を通して理解を深めることができました。生成AIについて、具体的な事例で紹介していただいたのも、今後に生かせると思います。

・授業において、子ども達の意欲を引き出し、敢えて「困り」を生み出せるような活動の仕掛けづくりをし、ICTを効果的に活用できる力を育てていきたいです。

・「困り」への支援、「つらさ」の解消というキーワードで、具体的に考えることができました。班の中で皆さんとの協議でたくさん考え、新しい知見を得ることもできました。

 

ⅢF1405 先端技術活用講座(VRゴーグル)

 

 

〔研修の概要〕

講   義  授業における先端技術の活用
演   習  VRゴーグルの活用
演習・協議  STEAM教育における先端技術の活用

〔受講者の感想〕

・バーチャル空間の作成で協働する楽しさを学べました。新しい技術なのでアップデートされたところをさらに学びたいです。
・班別の協働制作で生徒目線での課題設定、解決のプロセスを理解することができた。勤務校でも生徒が課題を設定して解決する能力を育成できるように引き続き研鑽します。
・バーチャル空間の作成方法を新たに知ることができたので、今後活用してみたいです。

11月17日(月) ⅢD1507 被虐待児童生徒への理解と支援講座


午前の写真   午後の写真

  
〔研修の概要〕

  講   義:児童虐待の問題と子どもの心理   
          神戸親和大学 教授 大島 剛
  講義・演習:学校における児童虐待問題への対応   
          太子町教育委員会 スクールソーシャルワーカー 三浦 知子

  
〔受講者の感想〕

  • 大島先生の「子育ち」という言葉が心に残りました。私たちが子どもたちを育てるという視点ではなく、子どもが育っていくのに最適な環境の準備や言葉かけをしていきたいと思いました。そのためには、自分だけ、学校だけでは限界があり、スクールソーシャルワーカーと連携することでよりよい支援ができることを、三浦先生の講義で知ることができました。連携するにあたって、ジェノグラムやエコマップを用いて円滑に情報共有をしたり、スクリーニングによって児童を誰一人として取りこぼすことなく支援が必要かどうかを確認したりできることが分かりました。
  • 大島先生の講義では、被虐待児の様子を詳しく教えていただいて分かりやすかった。乳児期からの虐待は回復が難しくなること、粘り強く寄り添って対応していくことの大切さを学んだ。三浦先生からは、ソーシャルワーカーとの連携の仕方や、勤務校でもすぐに使えそうなジェノグラムの書き方を教えていだき、参考になった。校内会議で使用していきたい。
  • 今回、児童生徒のためを考えての受講でしたが、虐待は親から子への負の連鎖であることを改めて実感しました。児童虐待の負の連鎖を断ち切り、少しでも不幸な児童生徒、保護者がいなくなるよう、自分自身や学校ができることを考え、実践していきたいと思います。

ⅢF1404 先端技術活用講座(ドローン)

 

〔研修の概要〕

講   義  授業における先端技術の活用
演   習  ドローンの活用
演習・協議  STEAM教育における先端技術の活用

〔受講者の感想〕

  • 生徒たちは失敗することを嫌がるが、失敗することで学習することも重要だと感じました。また、今回はドローンの操作についてだったが、測量などに工業の分野で生かしていきたいと感じました。
  • 先端技術が探究的な学びに活用できないか、考えていきたいです。
  • 本日の研修で学んだドローンの操作やプログラミング、STEAM教育での先端技術の活用法を、自校の実習や課題研究の時間に取り入れたいです。

11月11日(小)(中)社会科授業実践講座

   

[研修の概要]

講  義  

 社会的事象を多面的・多角的に考察する力の育成に向けた指導と評価の充実

    関西学院大学 教授 吉水 裕也

 

実践発表

(小)社会的事象の特色や相互の関連、意味を多角的に考える力の育成をめざした授業実践
   -「現代社会の仕組みや働きと人々の生活」の授業づくり-

    丹波篠山市立篠山小学校 主幹教諭 小田 浩平

 

(中)社会的事象の特色や相互の関連、意味を多面的・多角的に考える力の育成をめざした授業実践

   -課題を追究したり解決したりする活動の充実をめざした授業づくり-

    三田市立ゆりのき台中学校  教頭 王子 明紀

 

演  習 

(小)社会的な見方・考え方を働かせ、学習の問題を追究したり解決したりする活動の充実をめざした授業づくり

   ・情報を比較・関連付け、分類・整理し、考えを深める指導方法の工夫

    県立総合教育センター 義務教育研修課 指導主事

 

 (中)社会的な見方・考え方を働かせ、課題を追究したり解決したりする活動の充実をめざした授業づくり

   ・情報を比較・関連付け、分類・整理し、考えを深める指導方法の工夫

    県立総合教育センター 義務教育研修課 指導主事

 

[受講者の感想]

【小学校】

・社会科の視点(社会科のめがね)を意識し、「なぜ?」と問い返すだけでなく、「場所」「気候」「お金」「消費者」「生産者」など、さまざまな視点を普段から意識することで、子どもたちが自然と社会的な見方を働かせられる授業づくりをめざしたい。

・「社会科のめがね」をホワイトボードやノートに貼り、児童が自分で課題を見つけていけるようにしたい。

・子どもたちが社会を見る目を使い、資料を読み取ったり、考えを深めたりすることができる授業を心がけたい。

・これまでは、指導書に沿って教科書の内容を網羅するような授業がメインだったが、本日の講座を通して、単元全体の主軸を捉えたカリキュラム・マネジメントを意識して取り組む重要性を感じた。

【中学校】

・「社会的事象を多面的・多角的にみる」ということへの理解が深まったとともに、生徒たちが主体となって活発に活動していく授業デザインのイメージが湧いた。

・以前からPBLには興味があり、実践をしていたが、その際に意識する社会科の見方・考え方について整理ができた。疑問に感じていた課題設定についても理解が深まり、今日学んだことを授業で実践したいと思った。

・後半の指導案の構想では、学校教育目標をもとに、めざしたい生徒像をイメージすることで、どのような授業がしたいのか、そして、その授業で生徒にどのような力を付けさせたいのかをはっきりと意識して考えることができた。それゆえに、今回の学びを実践に変えて生徒の成長に繋げていきたい。