自然科学部
第3回日本天文学オリンピック予選会に参加しました。
今年度は、1月7日にオンライン予選会が行われ、昨年度、本選に出場した東さんを含めた6名の自然科学部天文班が参加しました。
本選で選ばれた生徒は、来年度の第17回国際天文学・天体物理学オリンピックの日本代表に選ばれます。
中学生では難しすぎる内容もありますが、ぜひ、Vassouras(ブラジルのリオデジャネイロ州)で活躍してほしいです!
昨年度の予選会の問題
https://iaojapan.org/static/jao2023_SE-724ff83a6a0ba6067c9f606b21b4d04e.pdf
大会ポスター
https://iaojapan.org/static/JAO2024_poster-624b0fa2bf5c3e7b7b4a0979e5bfcbdc.pdf
たつのこどもサイエンス広場~太陽熱のかがく~
天文班の2・3年生6名は、5月21日にたつのこどもサイエンス広場で行われた講座「太陽熱のかがく」にボランティアとして参加しました。
講師は、福壽喜寿郎先生と春木信韻先生です。
福壽先生は、
・ハワイにあるすばる望遠鏡の鏡の製作
・ブラックホールの撮影の成功で有名になったALMA望遠鏡の製作
・ドーバー海峡トンネルの掘削
・重粒子加速器カミオカンデの製作
などに携わっておられます。
退職後、アフリカのマラウイの人々が水道がなく細菌で汚染された水を飲み、多くの子どもたちが病気にかかってなくなってしまうこともあると聞き、燃料のない場所で水を沸騰させ、殺菌する方法はないかと考え、太陽熱を利用した「ソーラークッカー」を開発されました。
お湯を沸かすだけでなく、150℃くらいまで温度を上げることができるように改良され、オーブンなどの調理器具としても活用できるそうです。
講義のあと、ソーラークッカーを使って、焼き芋やゆで卵づくりを演示してくださいました。
最後に、ミニソーラークッカーのようなものを工作で作りました。
自然科学部天文班のメンバーが小学1~6年生の参加者の工作をサポートし、みんな笑顔で作成できました。
研究者のお話を聞く機会が多い附属中生ですが、その研究を支えている技術者であった福壽先生のお話は、今ま
でとは違った視点で多くの発見がありました。
昆虫食の必要性とその可能性
ひょうご環境体験館創立15周年特別講演会に、自然科学部生物班の2人が参加しました。
今、話題の昆虫食。賛否いろいろな意見がありますが、そこには大きな可能性があるのも間違いありません。
神戸大学名誉教授であり、クリケットファーム代表の竹田真木生先生は、昆虫を食べることは長寿につながる可能性があることを論文をもとに説明してくださいました。
部員2人は、昆虫食が普及していない理由や、竹田先生が昆虫の研究だけでなくコオロギの生産、加工に取り組まれている理由を質問し、講演会後もさらなる質問をするために先生とお話を続けました。
佐用、上郡でコロどん(コオロギうどん)を食べることができるとのこと。まずはトライしてみることから!という竹田先生のお言葉通り、一度食してみませんか?
ひょうご環境体験館リニューアル1周年記念イベント
2022年3月6日にひょうご環境体験館のイベントに参加してきました。
兵庫県立大学名誉教授の熊谷先生より『播磨の自然』というテーマで講演がありました。
里山は、人間の自然の共存を考えるいい材料となります。
熊谷先生ご自身の経験を踏まえての興味深いお話を聞くことができました。
附属中学校のビオトープや付近の里山の自然を観察する上での新たな視点となったように思います。
講演の後は、メダカのコタロー劇団のジビエマンパフォーマンスショー。
劇団の方々のショーから野生鳥獣との共存について、楽しく学ぶことができました。
ひょうご環境体験館講座『プラスチックって何?』
12月12日(日)に附属学校の元校長先生でもある兵庫県立大学名誉教授の深江亮平先生の講座に参加しました。
私たちの生活に欠かせないプラスチック。
マイクロプラスチックの海洋汚染、原料の石油の枯渇などの問題も抱えています。
最近よく聞く、『生分解性プラスチック』は、土に埋めて微生物が分解できるものとして注目されています。
環境に良いように感じますが、石油由来のものもあり、原料にも注目しなければなりません。
とうもろこし由来のものは、環境によさそうですが、作る過程で多くのエネルギーが必要です。
一長一短。
なかなか環境問題は一筋縄ではいかない。
そんな学びの時間になりました。