学校行事の紹介

1年生対象 薬物乱用防止講演会

 6月18日(金)7時間目に、1年生を対象として本校体育館で兵庫県警察本部生活安全部少年課姫路南少年サポートセンター所長の田中友樹様をお招きし、薬物乱用防止講演会を開催しました。演題は、「トラップ~罠にかからないように~」です。

 

   

 

 まず、「ゲートウェイドラッグ(薬物依存の入り口)」として、お酒とタバコがあることから、飲酒と喫煙のリスクについて、写真も交えてお話していただきました。続いて、主な規制薬物の紹介と薬物の怖さ、さらに、薬物を始めるきっかけについてお話ししていただきました。田中所長が実際に担当された事件も交えてお話ししていただいたので、生徒たちもより薬物を”リアルで身近なもの”と感じたのではないでしょうか。

 

  

 

 質疑応答の時間には、生徒から「先輩や友達から誘われたときはどのように断ればいいですか?」という質問がありました。この質問に対して田中所長は、「きっぱりと断ればいい。迷いながら断れば、付け込まれるだけ。誘ってきた先輩や友達も、”悪いこと”と分かっていながらやっている。”悪いこと”をする仲間を増やしたいだけ。」とおっしゃっていました。

 

 講演会終了後、「薬物のトラップにかからないようにし、合法であるはずのお酒やタバコも薬物依存の入り口になるので、飲酒や喫煙ができる年齢になっても気を付けたい。」と代表の生徒が挨拶をしてくれましたが、この気持ちを参加者全員が忘れることなく、いつまでも持ち続けて欲しいと思います。 

 


※以下、今回の講演会の要点です。

・成年年齢は2022年4月~18歳になるけど、タバコ・お酒は20歳から!!

・依存性や耐性によって、タバコ・酒の刺激だけでは満足できなくなる→より強い刺激を求めて、禁止薬物に手を染めてしまう(ゲートウェイドラッグ)

・薬物の怖さとして、依存性・耐性・フラッシュバックがあげられる

・私の体なんだからほっといて→ほっとけません、他人にも迷惑が!(窃盗・恐喝、殺人・放火・自傷行為等)

・興味があった、先輩や友達からの誘われた、くせになってしまった、沈んだ気持ちをアップさせたかった、疲れをとったり嫌なことを忘れたかった等、些細なことから薬物をする

・県内で、中3の女子生徒がネットで知り合った女性から、無料で大麻を入手しようとして逮捕される事件も起こっている

・困ったときには、家族、先生、警察・サポートセンターに相談

 

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