姫路ルルド訪問学級について

 平成29年5月1日、姫路聖マリア病院内に重度障害総合支援センタールルドが開設されたことに伴い、兵庫県立姫路特別支援学校に訪問教育部を立ち上げ、「姫路ルルド訪問学級」が開級しました。

 平成30年度からは姫路特別支援学校の教師がセンター内の職員室に常駐し、児童生徒一人あたり一週間に6時間の授業を行っています。

姫路ルルド訪問学級の教育目標

(1)健康の保持増進を図り、安心して主体的に生活しようとする態度を育てる。

・基礎的な生活リズムを整えたり、自らの健康状態を把握したりするなど、健康維持の基盤の確立や維持、それに伴う情緒の安定、安心感や信頼感の獲得を目指します。

(2)身体の基本動作を身に付け、保有する感覚を活用して環境を把握したり行動したりしようとする力を育てる。

・姿勢保持、上肢、下肢の運動・動作の改善及び習得を通して生活動作や作業動作を身に付けたり、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、固有感覚、前庭覚などを養う活動を行ったりすることで、認知や行動の手がかりとなる概念形成能力の向上を目指します。

(3)相手の存在に気付き、人に対する信頼感を持ったりやりとりをしようとしたりする力を育てる。  

・相手との関わりを繰り返す中で相手の存在に気付き、身近な人との信頼関係を築きながら、個に応じたコミュニケーション能力の獲得、向上を目指します。

 姫路ルルド訪問学級では、上記の目標それぞれを相互に関連付けた活動を創意工夫し、児童生徒の心身の調和的な発達を促す教育を目指します。

生徒数

(令和7年4月現在)

学部・学年

人数(人)
小学部

中学部

高等部

13

 

時間割

(一例)(令和7年4月 現在)

  時間
1

9:50~10:35

グループ学習 個別学習 個別学習 個別学習 グループ学習
2 10:45~11:30          

           

13:00~13:45

         
4 14:00~14:45          
5 14:45~15:40     個別学習    

※     児童生徒一人当たり、一週間に6時間(グループ学習2時間、個別学習4時間)の学習を行います。

主な学習

【生活活動の指導】

 日常生活に関わること(始まりの会、終わりの会、あいさつ、生活リズム、日課・予定 など)

【課題活動の指導】

 個別学習(認知や概念形成、言語理解、感覚遊び、身体の動き、ボディイメージ、コミュニケーションなど)

【単元活動の指導】

 グループ学習(体験活動、季節遊び、音楽活動、制作活動 など)

主な行事

(令和7年4月現在実施予定)

4月 始業式、入学式
5月

春の散策

6月 参観週間、保護者懇談会、スクーリング
7月 終業式
9月 始業式、秋の遠足
10月 参観週間、保護者懇談会
12月 終業式
1月 始業式
3月 保護者懇談会、修了式
アクセス

 ◯JR播但線・・・仁豊野駅下車(南へ徒歩10分)

◯神姫バス ・・・「国道マリア病院」停留所下車(徒歩2分)

         聖マリア病院内