お知らせ

校長挨拶

 

令和6年度姫路特別支援学校第19代校長として着任しました高橋幹夫です。この学校には、平成28年から29年の2年間教頭として勤務させていただきましたので、校長として再び勤めさせていただくことはとても光栄なことであり、また嬉しく思います。

さて、学校の歴史を振り返りますと、昭和50年4月、姫路市中地の地に「姫路養護学校」として開校しました。昭和51年8月には現在の市川東岸の四郷の地に移転し、緑の山に囲まれた自然豊かな環境の中で児童生徒が学んでいます。地域からは、通称「ひめよう」と呼ばれ愛されてきた学校です。平成19年にから現校名に改称し、以後は、通称「ひめとく」と呼ばれています。平成23年度に県内で最初となる高等部分教室(職業コース)を県立姫路別所高等学校内に設置しました。当時は、県下一の大規模校として多数の児童生徒が在籍していましたが、その過大化解消のため、平成26年度に、姫路市西部に「県立姫路しらさぎ特別支援学校」が新設されました。さらに平成29年度には、姫路聖マリア病院内の「重度障害総合支援センター・ルルド館」に入院する児童生徒のための「ルルド訪問学級」が開級しました。このように、現在に至るまで、本校小学部・中学部・高等部の他に、分教室、訪問教育部と三か所で教育的ニーズに応じた多様な教育活動を展開しています。そして、令和7年度には創立50周年を迎えます。この機により「ひめとく」の歩んだ足跡を振り返ると共に、新たな歴史を刻んでいきます。

「ひめとく」は、校訓「自分のことは 自分でしよう」のもと、学校教育目標に沿って、教職員一同チームとなり、子どもたち一人一人の持てる力を高め、自立と社会参加し、豊かで幸せに生きていくことを目指して、日々の教育に取り組んでまいります。そのために、校長として「四つの共」を大切にし、学校づくりに努めてまいります。「四つの共」とは、「共有・共感から共鳴・共育へ」というポリシーです。教職員チームはもちろん、保護者、地域や関係機関の皆様と共にチーム学校として、教育課題を共有・共感し、共鳴する。つまり、一人一人が動き出し、連携・協働するチームとなり進んでいく。その結果、子どもたちを中心に我々も共に育っていくという考えです。

引き続き、「ひめとく」に対し、変わらぬご支援・ご協力、そして応援をお願いいたします。

                                         令和6年4月吉日

兵庫県立姫路特別支援学校長   高橋 幹夫