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本校は通称「ひめとく」と呼ばれ、姫路市東部地域と神崎郡を通学区域として知的障害のある子どもたちへ一人一人の教育的ニーズに応じた教育を行い、地域に対してセンター的機能を発揮しています。
校訓「自分のことは 自分でしよう」のもと、学校教育目標「1 自分らしく生きる力を育む 2 社会で共に生きる力を育む」に沿って、教職員一同チームとなり、質の高い教育や見通しが立てられる丁寧な支援が行えるように取り組んでまいります。
そのため、「共有・共感から共鳴・共育へ」という「四つの共」の方針のもと、チーム学校づくりに努めてまいります。教職員チームはもちろん、保護者、地域や関係機関の皆様と共にチーム学校として、子どもたちの学びや成長の様子を「共有・共感」し、一人一人が「共鳴」して動き出し、連携・協働するチームとなり進んでいく。その結果、子どもたちを中心に我々も共に育っていくという理念をもって学校づくりを行うという考えです。
さて、今年度は創立50周年を迎えます。この機に「ひめとく」の歩んだ足跡を振り返ると共に、新たな歴史を一歩一歩刻んでいきたいと思います。
歴史を振り返れば、本校は昭和50年4月、姫路市中地の地に「姫路養護学校」として開校しました。昭和51年8月には現在の市川東岸の四郷の地に移転し、現在まで緑の山に囲まれた自然豊かな環境の中で児童生徒が学び、地域から通称「ひめよう」と呼ばれて愛されてきた学校です。平成19年にから現校名に改称し、通称「ひめとく」と呼ばれています。
平成23年度には県内最初となる高等部分教室(普通科職業コース)を県立姫路別所高等学校内に設置しました。当時は、県下一の大規模校として多数の児童生徒が在籍していましたが、過大化解消のため、平成26年度、姫路市西部に「県立姫路しらさぎ特別支援学校」が新設されました。さらに平成29年度には、姫路聖マリア病院内の「重度障害総合支援センター・ルルド館」に入院する児童生徒のための「ルルド訪問学級」が開級しました。このように、現在は本校小学部・中学部・高等部の他、分教室、訪問教育部と三か所で教育的ニーズに応じた多様な教育活動を展開しています。
11月1日(土)には、創立50周年記念式典を開催いたします。これからの時代や社会を担う子どもたちができる限り主体的に活動し、新しい時代の幕開けをイメージできるような記念式典になればと強く願っております。
今後も、「ひめとく」に対し、ご理解ご協力と共に温かい応援をお願いいたします。
令和7年4月吉日
兵庫県立姫路特別支援学校長 高橋 幹夫