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小学部6年 性教育講義

 小学部では、講師の千住真理子先生より教職員に対して性教育のご指導をいただきました。

 講義の内容を紹介いたします。

 

 性教育のねらいとして、「自分のからだに誰がふれるか、自分に決める権利がある(からだの権利)」「自己肯定感を育てる」などがあげられます。からだ、こころ、持ち物全てが自身のものであり、とても大事なものであるということを、関わる側が人権意識としてもっておくことが大切です。

 

 性器タッチやセルフプレジャーなどが学校生活の中で見られた場合は、「だめ」ではなく、行って良い行動を提示しましょう。「だめ」は人格を否定する言葉で、「だめ」という言葉だけが頭に残り、自己肯定感を下げてしまいます。

 

 また、「はい」と「いや」をはっきりと言えるようにしてあげてください。周りの大人が決めていると、自信がなく、自己肯定感の低い子どもになります。「いや」と言っていいんだよ、と認めていくことが大切です。「あなたが“いや”と思ったり、“何か変”と思ったら、『いや』と言って『逃げる』。そして相談してね。」と日常的に伝えてください。相談があれば、「よく話してくれたね」と受け止めてください。

 

 この他にも「誰が自分のからだに触れるか、自分が決める」ために、学校で取り組めるゲームを紹介していただいたり、学校でできる発達段階に合わせたタッチングや触れ合いについても教えていただいたりしました。

 

 子どもたちのより良い学びにつながる指導や支援について、大変貴重なお話をいただきました。