台湾交流事業の最後のプログラムとして「部活動体験」を行いました。義民の生徒さんに、カルチャー部、ライフル射撃部、茶華道部の3つのグループに分かれてもらい正味30分ほどの時間でしたが、体験していただいたのです。部活動の生徒たちが、各部に案内し片言の英語(単語)を用いて懸命に伝えようと頑張っていました。その様子は微笑ましく、見ていてホッコリとなりました。優しい生徒たちの気質が、義民の生徒たちにさらに伝わったのではないかと思いました。最後は、学校に残っている生徒、教職員全員で義民のみなさんをお見送り…仲良くなってなかなか帰ろうとしない義民の生徒の姿もみられ、今回の国際交流がきっと生徒たちの心の中に残るものだと確信しました。バスが見えなくなるまで手や旗をふってお見送りし行事を終えました。
今回の国際交流を終えて、まず本校生の積極性が非常に目立ったこと、言語の違う生徒でも伝えようとすれば伝わる経験を得たこと、義民の生徒たちへ本校生の優しさが伝わっていると感じたこと、本校生にとって多くの成長を感じる機会を得ました。きっと今日の交流を機に、英会話の必要性を感じ日々の勉強への取り組み方が変わる生徒もいるでしょう。生徒の皆さんが少しでも何か前を向くきっかけになってくれたなら嬉しいです。最後になりましたが、宍粟市、宍粟市国際交流協会の皆さまには、全面的にご協力をいただき、この行事を無事に終えることができました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました!
各学年の生徒間交流を終えるとランチタイムです。昼食は、ちくさ学校給食センターさまにご無理をお願いして義民の皆さんにも本校生と同じ給食を食べていただきました。今日のメニューは、ご飯、カブのとろみスープ、タラのフライ、冷麦サラダ、紅マドンナでした。高級料理とはいかないかも知れませんが、私たちが日常的にいただいているものを体験していただくことも大切です。生徒会の生徒たちが各テーブルに入って交流しながら楽しく交流…、中には口に合わなかった生徒もいたようですが、これも国際理解の大切な学習ですね。ただ義民の生徒たちは、ご飯の美味しさには驚いていたようでした。昼食後のわずかな時間に、本校生徒と義民の生徒たちが踊りだす一幕も見られ、もう完全に仲良くなっており、連絡先などを交換している姿も見ることができました。
いやぁ、素晴らしい!!!言葉は十分に伝わらないけども、本校生が意欲的に関わろう、もてなそうと働きかけておりその気持ちが義民の生徒にも伝わってとてもいい雰囲気…、もはや通訳ボランティアの宍粟市国際交流協会の皆さんもそんなに必要ない状況になっていました。高校生恐るべし…、素晴らしい時間が過ごせました。
歓迎行事が終了し、11時40分から約30分間各学年ごとの生徒間交流を行いました。義民の生徒たちに10名ずつ3グループに分かれてもらい、各クラスで生徒たちが用意してくれた交流が展開されていました。1年生は「カードゲーム」を行いUNOが5人グループで行われました。英語で書かれたルール説明で共通理解を図り、各グループでUNOが始まるとそこは高校生、一気に仲良くなり笑顔でカードゲームが進められていきます。「こんなに打ち解けられるものなの?」と通訳ボランティアで参加いただいていた宍粟市国際教育協会のみなさんも驚かれており、これも本校生の優しい気持ちが伝わってのものだと嬉しくなりました。2年生もグループになり「折り鶴、日本語講座」が行われました。日本でもで折り紙を使用する機会は年齢を重ねるごとになくなりますが、お菓子やジュースをいただきながら楽しく交流ができていました。面白かったのは、生徒たちが自分の好きなお菓子を自慢げに英語で熱弁しており、「デリシャス!」を連呼している光景でした。日本語講座をする時間は少なかったですが、素晴らしい企画だったと思います。3年生は超ノリノリの大前くん、鎌田さん、岡さんらを中心に「正月遊び」を体験するコーナーを作っていました。英語でルールを説明し「福笑い」「だるま落とし」「トントン相撲」「けん玉」が行われ、メチャメチャ盛り上がっていました。手作り感満載のブースに「この短時間にここまでようできたものだ…」と関心しました。
いやぁ、盛り上がりすぎで30分程度の交流では全然足りないほどでした。台湾の先生方も、手作り感溢れる温かい雰囲気の交流にとても喜んでいただきました。各学年の先生方、そして物おじせず積極的に交流した生徒の皆さん、本当に素晴らしい交流をありがとうございました!
今朝の千種町は1℃(午前8時時点)とよく冷え込みましたが、日中は日差しもありポカポカ陽気となりました。昨日で期末考査が終了し、本日から2学期終業式までは午前中授業となりますが、いきなり大きな学校行事がありました。姉妹学校協定を結んでいる台湾、新竹私立義民高級中学校から30名の生徒と3名の教員が本校に来校されたのです。過去3年間、台湾修学旅行の際に義民高級中学校には訪問し交流を重ねてきましたが、来ていただくのは初めての事でしたので国際理解教育推進担当者を中心に大変なご苦労をおかけしました。それでも、相手校生徒にとってはもちろん、本校生徒にとっても海外の生徒と交流する機会をもつことは視野を広げ、言語理解、とりわけ外国語を学ぶ意欲にも繋がるため大変有意義なものとなると感じていました。
10時25分、本校に義民の皆さんがバスで到着すると生徒会のメンバーが玄関付近でお出迎え、その後体育館にて歓迎行事を行いました。体育館に義民の生徒たちが入場すると両国の国旗を振りながら在校生みんなで歓迎しました。そして、歓迎行事の最初はカルチャー部の生徒たちによる歓迎演奏を聞いていただきました。息の合った迫力満点の和太鼓演奏に「台湾でも和太鼓はあるが素晴らしい!」と生徒演奏のクオリティーの高さに驚かれていました。その後、両校代表の挨拶があり、生徒会長の名田くんが英語でスピーチ…「ずいぶん練習したんだろうなぁ…」と感じさせる努力の跡が詰まった素晴らしいスピーチでした。そして、2年生チャレンジ類型メンバーによる英語での学校紹介をプレゼンし、義民から用意された過去の修学旅行の様子をまとめた動画を視聴しました。圧巻だったのは、義民の生徒たちが日本の歌「花」の合唱を聞かせてくれたことでした。この日のために練習してきてくれたんだろうな…と思うとジーンと胸が熱くなりました。最後は、全員で集合写真を撮影し歓迎行事は和やかな雰囲気で終了しました。いやぁ、言語の違いはあるけど心は通じ合える…義民の生徒と本校生の交流が楽しみになりました。
今朝の千種町は6℃(午前8時時点)でした。しかし、北風が強めに吹きつけ日中もさほど気温が上がらず肌寒い一日となりました。今夜から明朝にかけては兵庫県北部で積雪の予報も出ていますが、千種町はどちらかと言うと北部の気候に近いので寒さ対策と積雪に備えた早めの行動を心がけてほしいと思います。
さて本日より、2学期期末考査がスタートしました。昨日まで体調不良による欠席者が多かったため心配していましたが、今日はほぼ欠席者なしで受検できていたようで安心しました。12月9日(火)までの5日間、まずは欠席なく全科目しっかり受検すること、そしてベストを尽くし勉強することを強く願います。千種高校の生徒を学力だけで評価する訳ではありませんが、学習の理解度をはかる上で考査は非常に重要です。千種高校生らしく、最後まで投げ出さない姿勢で粘り強く取り組み、提出物などの準備もぬかりなくお願いしますね。
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