千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

快挙!2人が二次審査へ【49回生】

 今朝、英語科の村上先生から嬉しい報告を受けました。第24回兵庫県高校生英文エッセーコンテストの第一次審査に1年生の田口恭子さん(千種中出身)と山本実央さん(一宮北中出身)の二人が合格したと言うのです。「これってスゴイ事なんですよ!」と興奮気味な村上先生から話を聞くと、応募数は県下で31校116作品あり全体で上位20名しか二次審査に進めない中で1校から2名が合格するのはなかなかない事のようです。また、この英文エッセーの作成にあたり、ALT(外国語指導助手)からの指導助言が非常に重要なのですが、ALTが不在の本校がこうして好成績が納められたこともスゴイ事だと生徒の頑張りを讃えていました。
 実は、村上先生も高校時代にこのコンテストに応募し二次審査に出場されています。高校時代の経験が今にとても活かされており思い入れが強いコンテストだそうです。夏休み期間に作成した10名の生徒の作品をGooglemeetを通じて何度も添削し応募に踏み切りました。生徒の頑張りと村上先生の想いが実を結び、本当に嬉しく思います。
 二次審査は11月20日(土)に県立明石北高等学校で行われる予定です。2次審査では県下の選ばれし生徒が集結するだけでなく、当日にコンテスト課題が告げられて約2時間に300語~500語のエッセーに仕上げる必要があります。厳しい二次審査ですが、田口さんは「英語は得意ではないが、自分なりに精一杯頑張る」と語り、山本さんは「しっかり準備して良い文をつくりたい」と話してくれました。英語科で担任の村上先生は「すごくいい経験になる!」と勝負よりも二次審査を体験できることを喜んでいました。二人を見かけられましたら是非、声をかけてあげてください。応援よろしくお願い致します。

 

ご褒美はフロマージュプリン【48回生】

 第5回CHIKUSA合同体育祭の代休明けとなった今日も朝から青空が広がり、爽やかな秋晴れが続いています。生徒の皆さんは、体育祭の疲れはとれたでしょうか?私は、最終種目の中高選抜リレーの職員チームで200mを全力で走り、今日もまだ筋肉痛がとれません。日頃の運動不足と体力の衰えを感じる今日この頃です。
 さて、中高合同体育祭の総合優勝は中学3年生でしたが、総合準優勝と高校の部の優勝は2学年でした。特に、八の字跳びでは連続で220回と驚異的な記録を打ち立てチーム力の高さを示したほか、スウェーデンリレーでも接戦を制するなど高い運動能力と勝利への執念を感じました。今日は、その頑張りを讃え昼休みに学年の先生方から一人一個の「フロマージュプリン」がプレゼントされました。黙食中の生徒の反応は薄くニッコリ微笑む程度でマナーの良い生徒たちでしたが、ワクチン接種後の副反応により12名もの生徒が不在であったため、2個目は立候補制で争奪することとなりました。(※生もののため翌日まで置いておくことができませんでした。休んだ生徒の皆さん、ごめんなさい…)
 勢いよく手を挙げた生徒たちは、2個目をゲット!生徒たちは、「ありがとうございます!」と感謝の言葉を伝えながら嬉しそうに受け取っていました。なんて羨ましい学年でしょう…、2学年の先生方、粋な計らいを本当にありがとうございます。

 
 
 

第5回CHIKUSA中高合同体育祭

 雲一つない秋晴れの下、第5回CHIKUSA中高合同体育祭が無事に終了しました。今年も午前中開催でしたが、生徒たちの熱のこもった演技の数々に今日も感動の連続でした。得点を競う体育祭は、勝つことにこだわるがゆえに時には争いごとに繋がったり、人間関係を壊したりすることがありますが、そんな雰囲気はみじんも感じません。相手チームに拍手を送ったり、「頑張れ!」と声を掛け合ったり…千種の生徒たちの優しさがたくさん感じられる素晴らしい体育祭でした。生徒の皆さん、感動をありがとう!明日は、ゆっくり休んでほしいです。
 保護者の皆さま、本日は暑い中ご観覧くださり、ありがとうございました。お子様の頑張りを各家庭で讃えていただくと共に、また次の目標に向け気持ちを前に向けられるよう後押しをお願い致します。躍動する生徒たちを写真で紹介します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

しそうバンドフェスタ2021

 読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋…、秋は色んな事に例えられる季節ですが、今日私は山崎文化会館で開催された「しそうバンドフェスタ2021」を観覧し、しばし芸術の秋を楽しみました。今年で第33回を数える歴史あるバンドフェスタですが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため初めて中止となりました。そして、今年も直前までどうなるか分からない状況でしたが、入場者制限や入場者の入替え等の感染対策を講じて2年ぶりに開催されたのです。宍粟市内の中学校と高校の吹奏楽部を中心に宍粟市吹奏楽団の方々も加わって、9組の団体が日頃の練習の成果を発表しました。
 本校はここ数年、部員数が揃わないため千種中学校吹奏楽部(3名)&千種高等学校カルチャー部(4名)と有志(1名)というこの日のためのバンドメンバーを組み出場しています。長い緊急事態宣言期間があり、十分な練習が出来ませんでしたが、千種中学校の本多先生にご指導いただき1曲の演奏を仕上げてきました。嵐の「ふるさと」という約10分の曲を何度も練習を繰り返してきた生徒たち…即席のメンバーでしたが中高連携のチームワークでなんとか頑張ってほしいと見守りました。「緊張してるんだろうなぁ…」こうした演奏の機会も久しぶりであり、こちらも見ていて緊張しましたが、ノーミスで素晴らしい演奏を披露してくれました。カルチャー部顧問の村上先生も「一番の出来です」と喜んでいました。
 歳をとると涙腺がゆるくなりすぐに涙が出てしまいますが、昨日の体育祭予行の入場行進に続き今日も自然と涙が出てきて感動的な演奏でした。バンドメンバーの皆さん、素晴らしい演奏をありがとう!!よく頑張りました。
(※しそうバンドフェスタの本番は撮影禁止のため、写真はリハーサルのものです。)

 
 

本番さながらの予行演習【中高合同体育祭】

 今日は、台風16号の影響により曇天でしたが、グランドのテントが飛んでしまわないか心配なほど風が強い一日となりました。途中、乾燥したグランドの土が砂嵐のように何度も舞う中、千種中高生は元気に予行演習を行いました。
 プログラムにそって順に演技練習を行いましたが、私は一番最初の入場行進から感動してしまい目頭が熱くなりました。太ももをめいっぱい高く上げ、腕をこれでもかと大きく振り、目線を前方に保ち力強く行進する姿は、何事にも手を抜かない全力プレーの千種中高生の生徒像を象徴するものでした。「本当に素晴らしい!!」この雄姿は是非、多くの方々に見ていただきたいと思います。その後、ラジオ体操を完璧にこなしたかと思いきや、体育科の清水先生から「もっと高い所をを目指したい」とやり直し…、「え~っ、このラジオ体操の内容でまだ上を求めるか!?」と思いつつ、さらに2回目は1回目を越えてくる生徒たちの演技に私はただただ「すごい!!」と感動しました。各種リレー種目は、本番を想定して全力で最後まで駆け抜けるなど、今年も本番さながらの予行演習となり盛り上がりました。
 午後は高校に戻って学年単位での体育祭練習でしたが、リレーのバトン練習や八の字跳び、サッカーのPK練習も時間の許す限り全力で練習している生徒、先生方の姿に各学年、勝利への執念を感じました。
 明後日の天気予報は晴れ、降水確率は0%、最高気温30℃となっています。予定通りの開催ができそうで本当に良かった。明日の休日で疲れた体を休め、体育祭本番に備えてください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

価値ある一勝【女子バレー部】

 本日で9月も終了です。9月当初はコロナ感染拡大のため緊張のスタートでしたが、生徒・保護者の皆さまのご理解とご協力により、通常の学校生活が送れています。このことに改めて感謝申し上げます。また、明日から緊急事態宣言解除となり、部活動をはじめ教育活動全体が緩和されますが、気を緩めることなく基本的な感染対策をしっかり継続していきますので、引き続きご協力くださいますようお願い致します。
 さて今日は、9月23日(木)に開催された全日本バレーボール高等学校選手権大会西播地区予選会で、本校の女子バレー部が見事に初戦を突破したことを大々的に取り上げたいと思います。「なんだ、たった1回勝ったくらいで…」と思われるかも知れませんが、本校は部員がギリギリの6名しかおらず、交代要員が一人もいません。6人の平均身長は158cm、他校の生徒より明らかに見劣りします。そんな部員たちが、本校より大きな学校に勝つなんて私はスゴイことだと思うのです。
 初戦の佐用高校との対戦では、25ー27で1セット目を先取されますが、部員たちは「次、絶対に取れる」と結束したと言います。その言葉の通り、2セット目25ー20、3セット目25ー18で連取して逆転で勝利。勝利の瞬間、みんなで歓喜に沸いたそうです。この日は、奥田朝妃さん(2年・千種中出身)と上山莉歩さん(2年・千種中出身)が絶好調で、スパイクが冴えわたったそうですが、チームみんなで勝ち取った見事な勝利でした。その後行われた2回戦は、龍野高校相手にセットカウント0-2で敗れ、敗者復活戦でも太子高校相手にセットカウント0-2で敗れはしましたが、中盤まで互角の勝負を繰り広げ、内容的にはとても良かったと話してくれました。主将の池垣春香さん(2年・波賀中出身)は、11月の秋季西播大会に向け「1つでも多く勝ちたい!」と語ってくれました。
 少人数ですがメンバーみんな仲が良く、チームワークの良さが自慢のバレー部です。この記事を読んだ方は、経験の有無を問わず是非バレー部に入部してほしいです。

 
 

合同体育祭に向け本格始動!【全学年】

 今日は午前中、10月3日(日)の第5回CHIKUSA合同体育祭に向けた1回目の合同体育でした。練習前に千種中学校の職員室にお邪魔して先生方と話をしていると、中学校の前川先生が「今、町内の西山地区に行くと、アサキマダラがたくさん飛んでますよ」と情報をいただき、早速見に行きました。学校から車で5分ほどの道端に白いフジバカマが咲き、その花の蜜を求めて無数のアサキマダラが飛来していました。こんな光景を見たのは初めてで、しばらくその美しさに目を奪われました。アサキマダラは、季節により長距離移動をする日本で唯一の渡り蝶で知られ、羽を広げると10cmほどになる大型の蝶です。薄いあさぎ色をしたまだら模様の羽を持つのが特徴ですが、まずはその美しい蝶を本日は紹介します。
 さて、午前中の合同体育では最初に全生徒・職員を前にスローガンが紹介されました。今年は「努来勝(どっこいしょう)~努力するだけ勝ちが来る~」で、今年も千種中学生考案の素晴らしいスローガンのもと、合同体育祭が行われます。その後、入場行進とラジオ体操、クラブ行進を中心に隊形や集団行動の練習が繰り返し行われました。ラジオ体操では本校の体育委員長、小椋翔太君からラジオ体操の留意点について実演を交えた指導があり、指の先まで神経を行き渡らせて全力で取組む姿が見られました。ホントに感動を覚える素晴らしい動きでした。午後は、高校に戻り学年ごとの種目練習に汗を流した生徒たち…、今日は一日中体育で相当疲れたに違いありません。
 今年は、コロナ感染リスクを少しでも軽減するため、合同体育は最小限で行い練習の時間は限られていますが、10月3日(日)の本番に向け千種中高生一つになって頑張っています。

 
 
 
 
 

繊維の種類を考えよう!【49回生】

 先日、本校の筏教諭による実験授業が1年生(アクティブ・ベーシック類型)を対象に行われました。今回は「繊維の種類を考えよう!」をテーマとし、様々な繊維のサンプルをライターで燃やして、プリントに示された語群から班別に協議しながら回答します。
 生徒たちは実際に、綿、ポリエステル、麻、アクリル、羊毛、ナイロン、ポリエステル、絹の8種類の繊維を燃やし、その燃え方や臭い、煙の色をヒントにして班員で意見を出し合いながら回答していました。私も見学しながら考えましたが、なかなか難しい…。授業の最後には筏先生による答え合わせと解説がありましたが、全問正解の班はありませんでした。しかし、筏先生から最高得点だった班にはサプライズがあり、班員全員にアクリル毛糸がプレゼントされました。生徒たちはさほど嬉しそうでなくビミョーな顔して受け取っていましたが、私は見ていてとても面白かったです。
 教科書に書いてある文字を読めば、その繊維の性質や特徴は学べるかも知れません。しかし、こうやって実際に体験することで記憶に残り、深い学びや本当の意味での理解につながりますね。この1時間の授業のために、労を惜しまず準備し生徒たちに興味を持たせる授業をしてくださる筏先生に頭が下がる想いです。筏先生、ありがとう!

 
 
 

㊗近畿大会出場!!【ライフル射撃部】

 今日も朝から快晴で気持ちの良い景色に包まれながら姫路からの通勤を満喫しました。道端ではコスモスの花が咲き誇り、本格的な秋の到来が感じられます。
 さて、昨日の夜にライフル射撃部顧問の高橋先生から嬉しい連絡が入りました。兵庫県高等学校総合体育大会秋季ライフル射撃大会において、猶原宏海(2年・千種中出身)が女子の部で2位、藤原唯羽(2年・一宮南中出身)が同3位に入賞し、二人揃って11月の近畿大会へ出場することが決まりました。猶原さんは、この大会で自己ベストの得点で優勝することを目指していたようで、近畿大会への喜びよりも勝てなかった悔しさの方が強かったようですが、是非その気持ちを次に繋げてほしいです。藤原さんは初の近畿大会出場に本人もビックリしたようですが、この勢いで近畿大会でも好成績を収めてほしいです。県総体2年連続優勝の秦陽乃(3年)が引退した後も、こうして後輩たちが次々に成長していることを嬉しく思うと共に、日々の努力に敬意を表したいです。おめでとう、よく頑張りました!
 近畿大会には一歩届きませんでしたが、田中祥一朗(2年・山崎東中出身)や小松煌(1年・千種中出身)も高得点で上位に入りました。ライフル射撃部員全体が切磋琢磨して着実に成長してくれていることを嬉しく思います。

  
   

腰かがめ黙々と…【小中高合同イネ刈り】

 5月28日(金)の小中高合同田植えから約4カ月、今日は待ちに待ったイネの収穫日を迎えました。特別非常勤講師の田住先生から、今年のイネの出来栄えやイネ刈りについてのレクチャーを受けた後、高校生と小中学生がペアを組んで、イネ刈りの共同作業がスタートしました。ノコギリ鎌を使ったことのない児童・生徒たちがほとんどで、最初は作業の進みが悪かったものの、少しづつ慣れてきて予定時間よりも少し早くすべてのイネを刈り取ることができました。その中で、「がんばれ!、ケガしないでね」と高校生が声掛けしながら、小学3年生を優しい眼差しで指導する姿に私は感動の連続でした。また、中学3年生とのペアでは年齢が近いこともあり、コミュニケーションがしっかりとれており、作業効率が小学生とは全然違い流石だと思いました。田住先生が最後に「小中高生が同じ目的に向かって取組むことは千種だから出来ることです。このことに誇りをもってほしい」と子どもたちに語ってくださいました。
 ずっしりと実をつけた稲穂はコンバインで脱穀され、今夜のうちに乾燥されます。そして、籾摺り、選別を経て玄米となって後日学校に届けられます。その後、お米の美味しさを競うコンテストには今年も出品する予定ですが、校種を越えてイネの栽培が楽しく出来たことを何より嬉しく感じています。小中学校の先生方はじめ、宍粟市情報広報課、JAハリマ、関西テレビ、神戸新聞社の皆さまのお力添えがあり実現できたことに感謝しかありません。ありがとうございました。