学年・専門部

2022年9月の記事一覧

要約筆記講習会(福祉選択生徒)

9月8日(木)コミュニケーション技術の授業において、三田市ボランティアサークル「三田サマリー」より3人の講師をお招きし、要約筆記について学びました。

  

要約筆記とは、簡単に言うと、耳の聞こえない方の通訳です。講演会や、イベント等で活躍するほか、難聴者さんの病院について行ったり、三者面談で担任の先生との会話をお伝えしたりさまざまな場面で活躍されています。その要約筆記について、注意点や書く時のポイントなどを教えていただきました。

実際に文章を要約してみる体験をしてみて、人が話すスピードがいかに早いか、わかりやすく要約するには頭の回転が大切、といったことに気づきました。一見簡単そうにされていましたが、自分たちで体験すると「早い!」「ついていけない!」「これどう言い換えるんだっけ?」と頭をフル回転にして実践していました。

  

普段あまり意識していませんが、イヤホンで大音量の音楽を聴いていると、若年性難聴になる人も多いそうです。改めて自分事としてとらえる機会となりました。貴重な体験をありがとうございます。

家庭クラブです。ハニーFMに出演しました。防災ジュニアリーダーも2回目の出演です。

9月6日(火)17:00からハニーFMのハイスクール特派員に出演してきました。

前半の家庭クラブでは、家庭科で学んだ知識や技術を生かして地域貢献活動を行っており、今回は手作りのコースターや祝い箸をプレゼントした話が中心となりました。例年、5月に三田市の中央デイサービスセンターを訪問し、フェルトと麻布をミシンで縫い合わせたものに、手作りのハンコを押して仕上げた「母の日コースター」をプレゼントしています。

また、年末には、お正月に使用する「祝い箸」の箸袋に、折り紙で作った鶴や亀を貼りつけ、長寿を願う気持ちを込めながら準備をしました。その「祝い箸」をプレゼントするために同センターを訪問すると、利用者の方に、「前回も来てくれていたね。」と声を掛けていただき、覚えてくださっていたことに感激したエピソードなどが語られました。

今後も、地域の皆様に喜んでいただける活動を継続していきたいと思います。本当に良い経験ができると思いますので一緒に活動を楽しみませんか!引き続き部員募集中ですので、家庭クラブの活動に興味のある在校生の皆さんは是非、家庭科の先生に声を掛けてください。お待ちしています!

 後半は、防災ジュニアリーダーです。7月の出演に引き続いての出演です。

今回は、実際に夏に活動してきた報告と今後の活動についてのお話しをしました。

まず、夏の活動についてですが、7月に神戸学院大学ポートアイランドキャンパスにて全体学習会がありました。そこでは、講師の先生から災害時での考え方や行動、アクションプランの作成方法などを学習しました。また、尼崎市でコミュニティーコーピング、クロスロードゲーム、アクションプランの具体的な作成をしました。他にも三田市の危機管理課に訪問し、三田市の防災についての考え方や取り組みについてお聞きしました。そこでは、食糧等の備蓄状況や防災トイレ、災害時での声掛けといった自助だけでなく共助のお話が聞けました。また、総務課の方には、急な依頼にも拘わらず、アクションウィークの実施にあたり、東日本大震災への募金活動としての募金箱の設置にも協力していただき、ありがたく思いました。ハニーFMの門垣様からもご助言いただき、9月には北区在住の防災士の天野様とお会いしてお話を聞く予定です。残念だったのは、8月に予定していた宮城県での活動がコロナの蔓延で中止になったことです。成長の大きなチャンスだったので非常に残念でした。

 この夏は、全てにおいて今までの夏より貴重な経験ができた夏になりました。今後は、この経験を是非、学校や地域の防災教育に活かしていきたいです。また、地域の方とのボランティア活動などを通して、たくさんの方々とコミュニケーションを深め、災害時に強い三田市になれるよう活動していきたいです。ハニーFMの出演も地域活動の一つととらえていますので機会があればまた出演をしたいです。

福祉講演会(助産師の仕事について)

9月7日(水)「こころとからだの理解」選択生徒に向けて、三田市民病院の助産師さんをお招きし、お話を伺いました。

助産師は、主に出産を控えた妊婦さんの支援や、産後の赤ちゃんやお母さんのケアのみならず、女性を一生涯にわたってサポートするお仕事です。その活躍の場は開業、市役所などの地域、病院勤務等さまざまあります。

講義の中で特に印象に残っているのは、出産時の「バースプラン」というものです。どんなお産がしたいか、入院中どう過ごしたいかなどについて考え計画することで、妊婦さんが積極的にお産に参加するという前向きな気持ちを引き出すことができるそうです。その後、DVDで実際のお産の様子を見た生徒たちは啞然としていました…

 

また、後半は妊娠・出産の概要を教えていただくとともに、妊婦体験ジャケットの着用、赤ちゃんのおむつ交換、産着の着脱を体験することができました。チャイムが鳴ってからも「もっと体験したい」と名残惜しそうな生徒が多かったのが印象的です。

 

本日は、ありがとうございました。

76回生総合的な探究の時間~神戸学院大学学生プロジェクト発表~

9月6日(火)総合的な探究の時間に神戸学院大学経営学部より学生さんをお招きし、プロジェクトの発表を実施していただきました。このプロジェクトは、地域の活性化・社会貢献等に繋がる学生の主体的・自主的な学びを支援することを目的としたもので、木元さん、大川さんのお二人も三田市の活性化につながる研究をされています。

 

三田市の「第5次総合計画」をもとに、若者の人口流出をどう抑制するのか、といった課題設定で進められていました。解決策として、若者に三田の魅力を発信するべく、三田の魅力満載の冊子づくり、それをもとに出前授業を企画しています。道半ばではありますが、どのような方向に行きたいのか、どう計画を立て実行していくのか、明るい雰囲気でとても楽しく伝えてくれました。

 

76回生のみなさんは、夏季休暇を利用し、情報収集を進めてきました。それらを発表にどう活用していくか、今日の学生発表を通して具体的な方法をつかむことができたでしょうか。次回から情報の整理・分析、まとめとつながっていきます。どのような探究発表になるのか、非常に楽しみです。

人と自然科 いよいよブドウの収穫を迎えます(一般販売はしておりません)

 有馬高校の生徒、保護者の皆さまお待たせしました。4月から人と自然科の生徒が栽培してきたブドウがいよいよ収穫を迎えます。

 人と自然科1年生 ブドウとスイートコーンの栽培が始まりましたに関する記事はこちら

 人と自然科1年生 ブドウの栽培順調です(ブドウ摘穂・誘引・整房作業)に関する記事はこちら

 ブドウのジベレリン処理を行いましたに関する記事はこちら

 ブドウ(ベリーA・ピオーネ・マスカット)の栽培順調ですに関する記事はこちら

 夏休みが明け、3年生、1年生の生徒が自分たちが担当した栽培区のブドウを調査のため収穫しました。

 まずは3年生。ガーデニングの授業で栽培した、高級ブドウピオーネの収穫です。

  どきどきしながら袋から取り出してみると・・・

 立派なピオーネですね。重さを量ってみると、目標一房600gのところ、700gオーバーの房が多かったですね。整房作業でもう少し落とす必要がありましたね。今年は少し着色が遅れ気味ですが、味は最高です。

 そして翌日は1年生の生徒が、授業で栽培したベリーAの収穫、調査を行いました。どの房にするか迷いますね。

 入学してすぐ担当区が与えられ芽かきの作業から始まり、誘引、摘穂、摘粒、ジベレリン処理などの作業を実施。放課後や休日にも管理作業に来ている生徒も多くいました。丁寧にはさみを入れ、ゆっくりと袋から取り出してみると・・・

 

 濃紫色のブドウが顔を出しました。摘粒作業が上手くできていたようで、どの房も立派です。自分たちの努力の成果を手にみんな最高の笑顔です。

 収穫後は実験室に戻り、さっそく調査です。まずは屈折糖度計で糖度を、上皿ばかりで重さを測定し、データを記録します。

 ベリーAの糖度の目安は17度と言われていますが、ほぼ全てが基準以上の糖度で、中には20度を超える房もありました。また重さは3年生同様、重量オーバーが多かったですね。整房作業の時、車(つぼみのかたまり)を残しすぎたのが原因です。初めての栽培なのでなかなか難しいですね。来年はこの反省を活かしましょう。

 有馬高校ではピオーネ、ベリーAの他に、マスカットオブアレキサンドリアの栽培をおこなっています。そして収穫したブドウは有馬高校保護者、生徒限定で販売します。(以前は一般の方にも販売していましたが、圃場が小さく、販売できる数も限られているため、多くの地域の方にご迷惑をおかけしてしまったことが理由で、現在一般販売はしておりません。本当に申し訳ありません。)

販売日時は

第3学年 9月 9日(金)15:10~

第2学年 9月 7日(水)15:10~

第1学年 9月14日(水)15:40~

 です。詳しくは生徒が持ち帰った『有高産ブドウ販売会について』のプリントをご覧ください。(保護者の方が来校していただく際、当日このプリントが保護者である証明になりますので必ずご持参ください)

 当日は、5時間目、もしくは6時間目の授業で販売会場準備を行い、その後整理券を配布します。そのため日によって異なりますが、販売開始30分前をめどに整理券を配布します。また、ピオーネ、マスカットは数が少ないため、例年す量制限をお願いしています。(授業の一環と言うことでご理解下さい)

 (参考)昨年度ブドウ販売会の様子はこちら

 皆様のお越しをお待ちしております。