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2021年9月の記事一覧

福祉講演会(子どもの生活習慣について)

9月28日(火)2年次福祉系列生徒に向けて、『子どもの生活習慣の現状』についてご講義いただきました。担当講師は本校卒業生の松尾貴司先生です。

わたしたちが健康で快適に過ごすためには、「食事」「休養」「運動」の習慣をバランスよく日常生活に取り入れることが大切です。ところが近頃、子どもたちの間でそのバランスが崩れてきていると教えていただきました。 

「食事」においては、朝食を食べない幼児が非常に増えているということ。朝食を抜くと、自律神経(交感神経・副交感神経)のスイッチが切り替えられず、いつまでも眠かったりイライラしたりと影響が出るそうです。

また、「休養(睡眠)」では、幼児の7割以上が睡眠不足に陥っていることを知りました。睡眠不足はストレスの原因になったり、脳や身体の発達を阻害したりします。22時までの睡眠や13~15時くらいのお昼寝の大切さを学びました。みなさんストレスは溜まっていませんか?ということで、ストレスチェックをしていただきました。チェックした生徒は全員ストレス度は高くなく、安堵のため息が聞かれました。

  

そして最後に「運動」です。運動不足の原因は”3間”と言われており、”時間・空間・仲間”が失われてきていることが影響しているそうです。運動が不足すると、姿勢が悪くなる、ガンになる人が増加、うつ傾向が出るなど様々な影響を与えてしまいます。こういった子どもの生活習慣には、大人の生活習慣が大きく関わっているとお聞きし、子どもの見本となる日々を過ごすことの大切さに気付きました。 

 

最後に脳の認知機能を測定するテストも実施し、高校生の若さを証明することができました。松尾先生、楽しい講演会をありがとうございました。