陸上競技部

2025年6月の記事一覧

【陸上競技部】近畿インターハイ

男子800mが行われる大会3日目は朝から雨。雨足が強くなったり、弱くなったりの繰り返しでどうにも不安定だ。レースの前後で体を冷やさないように自己管理するのも競技者としての強さだ。

盛本は予選3組に出場。1周目は8人が団子状態となり59秒で通過。スローペースなので、残り500m付近から激しい叩き合いになったが、盛本は7位あたりのポジションから少しずつ前に出ていき、ラスト150mで一気にスパートをかけ組2着で準決勝進出。速度の切り替えがシャープにできているので、かなり調子は良さそうだ。

 

そして2時間半足らずのインターバルで準決勝。レース前から激しい雨がトラックを打つ。盛本は3組に出場。序盤からハイペースとなり、盛本も前半は食らいついていくが、雨によるアクシデントもあり、1周目を55秒で通過したあたりから少しずつ上位集団から離されていく。力をうまく出し切れず組7着となり残念ながら準決勝敗退となった。今季はレースごとにタイムを伸ばしてきたため、「勝てる」という勢いは間違いなくあったが、その勢いがそう易々と通じないのが近畿というステージだ。ここでベスト8とか、全国大会とかを目指す道は、どこまでも険しい。次にこの険路を進み、頂へと上る者は誰だろうか。

 

【陸上競技部】県総体3日目

朝の風は冷たかったが、天気は良く昨日より気温が高くなりそうだ。

午前の800m準決勝では、好調の盛本が1分54秒75と自己ベストを2秒も更新して組3着で決勝へ。このタイムなら決勝でも6位以内に食い込めそうだ。

八種で満身創痍の小山だが、三段跳にも出場。2回目の跳躍で13m15の大ベストをマークし、8位の選手まであと6cmと肉迫するもベスト8には残れず。

女子3000mの杉本は、マイルも合わせて4種目目。かなり疲労感が見えるが、積極的にレースを展開してタイムを狙う走りだ。10分39秒と自己記録には及ばなかったが、気を吐いた。

800m決勝は西脇工の選手が一人飛び出すも、他の選手達は疲労が色濃く第2集団は追随しない。盛本は5位付近につけて良い位置だが、インレーンにポケットされやや反応しづらいか。500m過ぎから第2集団もスピードを上げ、後方2人の選手が振り落とされた。盛本はポケットされたままだが、残り150mあたりで集団がばらけた隙にラストスパートをかけ、5位でゴール。タイムも1分55秒29のセカンドベスト。1500mの雪辱を果たして近畿への切符を手に入れた。

3日間の熱戦を終え、あらためて県大会のレベルの高さを肌で感じた。全国レベルの強者ひしめく梁山泊で堂々と戦い抜いた選手達には敬意と感動をもって労いたいと思う。おつかれさまでした。