校長日誌(31年度)

校長日誌(31年度)

西播大会観戦記続々編

本日5月1日、皇位継承と共に「平成」から「令和」へと改元され、新たなる時代がいよいよ幕を開けました。二つの元号を組み合わせれば「平和」という国民統合の願いが込められており、その実現に向けて、私たち個人の心の有り様や家族の在り方などを今一度しっかりさせて、私たちも学校らしい学校づくりを念頭に置いて不断の努力を重ねて参りたいと存じます。

今日は午前中を家で過ごした後、昼過ぎにまずは中地の総合スポーツ会館を訪ねて、バドミントン部個人戦の様子を観戦しました。28日(日)に団体戦を終えた後は、29日から明日2日までずっと個人戦が実施されているのですが、何とか誰かが県大会への切符を掴んでくれればと願っています。行った時は、ちょうど2年山本さんと3年山根君の試合が行われていました。

  
  

次に、近くの姫路市中央体育館に場所を変えて卓球部の試合を観戦しました。ご覧の様に、非常に広い会場にたくさんの卓球台が並んでいますので、しばらくは山高のユニフォームを探すのに時間がかかってしまいました。顧問の北山先生に聞けば、団体戦は男女共に午前中に敗退してしまったとのことで、午後は個人戦が行われていました。時にダブルス、時にシングルスで他校の生徒と戦い、日頃の練習の成果を発揮していました。卓球部も明日まであるとのことで、何とか県大会へ一人でも二人でも駒を進めてくれることを願っています。

  
  

さて、明日は山崎文化会館大ホールで午後2時から、吹奏楽部9年ぶりの「第37回定期演奏会」が開催されます。山崎町及び宍粟市における音楽文化の新たなる幕開けとなることでしょう。各ご家庭の皆様方も、また生徒諸君も部活等の予定がなければ誘い合わせて是非行きましょう!
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第18回出る杭大会(生徒会司会)

本日、播磨科学公園都市(光都プラザ前芝生広場)にて「第18回出る杭大会」が開催され、本校生徒会役員の生徒たちが開会式や閉会式の司会を務めています。ご覧のとおり、曇りがちの天気で時折小雨そぼ降る中での催しですが、会場にはたくさんの方々が押し寄せ、西播磨地域で特色ある活動を展開している各種団体やB級グルメのブースを次々と訪ねては、交流をしたり美味しい料理に舌鼓を打って連休中のひと時を楽しんでいます。本校生徒会の諸君は、司会の後は生活創造科から託された『非常食ガイドブック』を会場内の方々に配布して回り、防災活動先進校としての本校の特色を積極的にアピールしてくれています。以前は、山崎高校もブースを出していましたので、来年は是非とも展示ブースなり舞台発表なりをする方向で検討したいと考えています。

  
  

なお、本日午前中に本校HPへのアクセス件数が23万件を突破しました。昨年4月3日にHPデザインや編集方法を大幅に改編して以降の件数ですが、最近では3月27日に20万件、4月10日に21万件、4月20日に22万件ですので、大体1日に800から1000件を超える形でHPに訪問して頂いていると思います。HP内には、まだまだ古い情報が残っている個所もあり、中々一朝一夕にとは行きませんが、英文ページ(English Page & Weblog)も含めて、出来る限り山高生の今の活躍を旬な表現と写真で、そして昨年創刊した『山高タイムズ』も併せてお伝えしていきますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

また、既に本HPの「新着情報」欄にも表示されていますが、昨年度末に本校一年間の歩みを記録した年次記録誌『地球の岬』を創刊いたしました。紙媒体でも約150部程は作成しているのですが、費用の関係で配布するにも限りがありますしモノクロ印刷ですので、カラー版であるPDFの形で広く公開をさせて頂きます。その掲載箇所も名前を「山高資料箱」と致しました。今後古くは山崎高等女学校時代の資料も含めて発掘して整理しつつ、PDFにて公開をさせて頂きます。木が毎年成長しながら年輪を刻むように、本校の記録も積み重ねられて行き、そしてやがては森を形成することを切に願っております。どうぞご覧頂いて、忌憚なきご意見をお寄せ頂きますよう、宜しくお願い致します。
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運動部西播大会観戦記続編

今日も五月晴れとは呼べぬものの、西播大会が行われている各会場周辺は新緑の木々の間を実に爽やかな風が吹き抜けて、各競技に精を出す生徒たちの姿と共に清新の気が満ち満ちていました。どの競技を見てもそうですが、既に体が思う様に動かなくなった身としては、あの若者たちの輝くような姿は本当にまぶしく、たくましく、そして美しくもあって、いつも心地よい活力をもらっています。あれは確か63総体(昭和63年度全国高等学校総合体育大会)、つまり兵庫県を舞台に実施された全国総体のスローガンが「光る汗、かがやく瞳、いま青春!」であったのですが、目の前に展開する若者たちの姿は正にこの標語そのものであり、若き教師であった頃に出逢った言葉が今でも鮮やかに蘇って来ます。

今日は、まず姫路市中地にある総合スポーツ会館に赴き、男女バドミントンの試合を観戦しました。10時半頃に着くと、ちょうど本校の男女チームがほぼ同時にコート中央の奥(女子)と手前(男子)が団体戦を始めたところでした。出番の時間を全く知らずに会場入りをしていますので、本当に幸運でした。女子チームは対姫路別所戦を突破し、2回戦を姫路西と対戦しました(残念ながら敗退)。男子は対佐用戦で敗退し、残念ながら初戦突破は成りませんでした。入部したばかりの1年生も何名かが観戦に来ており、先輩の試合を見ながら、来年こそは自分たちがこの場に、と気合を入れていました。明日からは同会場で個人戦(ダブルス、シングルス)が始まるとのことです。是非とも選手各自ベストを尽くして団体戦の雪辱を果たして下さい。

  
  

次に、柔道部の西播大会を目指して歩いて県立武道館に行くと、これも本当に幸運なことに11時半頃でしたが、3年生の西村君が龍野北と佐用の選手を見事な技で下して個人戦県大会出場を決めた瞬間に立ち会うことが出来ました。昨年もそうでしたが、確か6月初旬に高砂市総合体育館で県総体があります。ベストを尽くして頑張って下さい。ところで、県立武道館のホール内には各武道で名を成した方々の書や資料が展示してあるのですが、その中に今も大河ドラマ『いだてん』に登場する嘉納治五郎先生の書「精力善用、自他共榮」を見つけて感慨を深くしました。H30山崎高校新聞原稿(校長).pdf 勿論、これらは複製版であるのですが、他に宮本武蔵先生の手になる書画も展示してあり、正に武道の殿堂たるべき神聖なる空間となっています。機会あらば是非お立ち寄り下さい。

  
  

県立武道館を辞してもう一度総合スポーツ会館に行き、女子バドミントンの対姫路西戦を観戦して後、姫路東高校に赴くと、これも幸運なことに1時半頃ちょうど女子ソフトボール部の対姫路南戦が始まって間もなくのところでした。本校の女子ソフトボール部は今本当によく鍛えられており、今日も見事な試合運びと力強い団結力で遺憾なく実力を発揮し、結果として18-0、3回コールドゲームによって5月3日(金)山崎高校会場での準々決勝、準決勝、そして決勝戦に向けて駒を進めました。今日は入部したばかりの1年生数名も観戦していましたが、次世代を担うべく心技体を鍛えて、青春の炎を燃やして下さい。

  
  

さて、明日は上郡町光都の広場(播磨科学公園都市芝生広場)で「第18回出る杭大会(西播磨フロンティア祭2019)」が開催され、本校の生徒会役員数名が舞台発表及び演技等の司会を担当します。井戸兵庫県知事様を始め、地元各市町の首長様は勿論のこと、西播磨地域のマスコットキャラクターも集結する非常ににぎやかな催しですので、生徒会の諸君も緊張はするでしょうが、気持ちを奮い立たせて頑張ってくれればと思っています。
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山高街の駅&運動部西播大会

10日間にわたる大型連休が始まり、その初日の今日も今年度第1回目の「山高街の駅」を始め、西播各地で様々な行事や運動部の西播大会が繰り広げられました。唯、つい先日は暑い日もあったのですが、今日は朝から強い風が吹いて雨も降り、本当に肌寒い1日となりました。

本日の「山高街の駅」は、宍粟市商工会駐車場を会場に行われ、生活創造科1年生・2年生の諸君が手作りのカップケーキやパウンドケーキ、そしてお馴染みの「ゆずしそ醤油」の販売を行いました。毎年恒例の「山崎ウォーキング&ウォッチング」の一環として行われ、生徒たちは手作りのポスターを手に街中を歩いて回ったり、或いは6種類のカップケーキの試食を道行く皆さんに勧めたりと、工夫を凝らしての街の駅となりました。近くの大歳神社では「藤まつり」も始まってはいるのですが、まだ肌寒いのか藤の花の見ごろはまだまだといった感じでした。

  
  

お昼過ぎに山崎を出て姫路に向かい、何か所かで行われている運動部の西播大会を覗いてみました。会場によっては本校の試合が既に終わってしまっていたところもあり、残念極まりなかったのですが、姫路工業高校を訪ねると、丁度男子バレーボール部が姫路工業との決勝戦に臨んでいるところで、西播の1・2位を争う両校の試合を観戦させてもらいました。残念ながら1-2で敗れてしまいましたが、いつの日にかこの雪辱を果たすべく、また頑張ってもらいたいと思います。しかし、準優勝です。立派です。本当におめでとう!

  
  

次に姫路東高校へ女子ソフトボール部の試合を目当てに行くと、午前中の雨で開会式が遅れ、さらには試合の中断もあったとのことでかなりスケジュールが遅れてしまっていました。他の会場を回って戻って来たのは5時であったのですが、山崎高校と姫路西・網干・賢明合同チームとの試合が始まったのは5時半でした。夕刻の東高校グラウンドには白鷺城の美しいシルエットが浮かび上がり、非常に肌寒いながらも時には選手の姿が夕日に照り映える印象的な試合となりました。結果としては20-0、3回コールドゲームでの勝利でした。次は明日、同会場でさらに勝ち進み、5月3日(金)の準決勝・決勝戦、山崎高校会場での優勝を目指して頑張って下さい! また、いずれの会場でも各ご家庭の皆様方の熱い声援があり、生徒たちは大いに勇気づけられていました。心よりお礼を申し上げます。

  
  
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74回生・新入生オリエンテーション合宿

【4月23日(火)】
昨日と本日の2日間にわたって、74回生の諸君が毎年恒例の「新入生オリエンテーション合宿」に臨み、広島県福山市の「ツネイシしまなみビレッジ」及びその周辺に於いて、山高生活3年間の基礎作りに挑戦しました。初日は、現地に到着して昼食を終えた後「座禅体験」を行い、昨年もお世話になったお坊さんのご指導で、最初は10分間、休憩を挟んでさらに20分間、静寂なるお堂の中で自己の内面に向き合うという貴重な体験となりました。臨済宗建仁寺派神勝禅寺というお寺で、座禅の間幾度となく修行者である生徒たちが、「警策(けいさく)」という棒で肩や背中を叩いて頂き、心の在り方及び姿勢を正す機会となりました。

  

座禅の後は体育館で「集団行動」を行い、日頃の体育授業の成果を発揮する場となりました。74回生は「青色」の学年で、ブルーの床に生徒たちの体操服が映えて非常に美しいシルエットを描いていました。夕食時には雨が降っていましたが、食べ切れないほどのバーベキューに舌鼓を打ち、正に鱈腹(たらふく)食べて、食後の合唱コンクールで各クラス共に力を出し切ることが出来たのは嬉しい限りです。体育館へと続く夜の沿道が、非常に美しいイルミネーションに彩られていて生徒たちが感動の声を上げていたのも印象的でした。合唱コンクールでは、今年は何と体育館内に「舞台」(と審査員席)が設置され、声の大きさ、歌詞の暗唱、メロディー、団結力といった力を発揮するのに大いに役立ったのではないかと思います。校歌は勿論のこと、私が紹介をした生徒会歌も早く覚えて、いろんな機会に歌ってくれたらと思います。

  
  

【4月24日(水)】
2日目の朝は起きるとあいにくの雨。しかし、カッター訓練に出かける時には雨も上がって心地良いそよ風が吹く絶好の「カッター日和」となりました。各クラス2艇ずつの計12艇に分かれて福山湾に漕ぎ出し、指導員の方々の手際よい指示によって少しずつコツを掴んでいったようです。途中、一度だけやや激しく雨に降られたこともあったのですが、その様な悪天候もものともせずに約700mのレース競争を漕ぎ切ることが出来ました。高校生活もそうですが、私たちの人生は照る日もあれば、曇る日、雨の日も多くあります。そんな時、仲間同士で声をかけ合い、力を出し合って困難に立ち向かうことがどんなに大事であるかということの意味合いを、今日のこの訓練で掴み取ってくれたのではないかと思います。「74回生」という船は、今船出したばかりです。これからの3年間いろんなこともあるでしょうが、この合宿で学んだ「内なる力」と「仲間との団結力」で、見事に乗り切ってくれることを切に願っています。今回の合宿に際してお世話になった皆様方に、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

  
  
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