校長日誌(31年度)

運動部西播大会観戦記続編

今日も五月晴れとは呼べぬものの、西播大会が行われている各会場周辺は新緑の木々の間を実に爽やかな風が吹き抜けて、各競技に精を出す生徒たちの姿と共に清新の気が満ち満ちていました。どの競技を見てもそうですが、既に体が思う様に動かなくなった身としては、あの若者たちの輝くような姿は本当にまぶしく、たくましく、そして美しくもあって、いつも心地よい活力をもらっています。あれは確か63総体(昭和63年度全国高等学校総合体育大会)、つまり兵庫県を舞台に実施された全国総体のスローガンが「光る汗、かがやく瞳、いま青春!」であったのですが、目の前に展開する若者たちの姿は正にこの標語そのものであり、若き教師であった頃に出逢った言葉が今でも鮮やかに蘇って来ます。

今日は、まず姫路市中地にある総合スポーツ会館に赴き、男女バドミントンの試合を観戦しました。10時半頃に着くと、ちょうど本校の男女チームがほぼ同時にコート中央の奥(女子)と手前(男子)が団体戦を始めたところでした。出番の時間を全く知らずに会場入りをしていますので、本当に幸運でした。女子チームは対姫路別所戦を突破し、2回戦を姫路西と対戦しました(残念ながら敗退)。男子は対佐用戦で敗退し、残念ながら初戦突破は成りませんでした。入部したばかりの1年生も何名かが観戦に来ており、先輩の試合を見ながら、来年こそは自分たちがこの場に、と気合を入れていました。明日からは同会場で個人戦(ダブルス、シングルス)が始まるとのことです。是非とも選手各自ベストを尽くして団体戦の雪辱を果たして下さい。

  
  

次に、柔道部の西播大会を目指して歩いて県立武道館に行くと、これも本当に幸運なことに11時半頃でしたが、3年生の西村君が龍野北と佐用の選手を見事な技で下して個人戦県大会出場を決めた瞬間に立ち会うことが出来ました。昨年もそうでしたが、確か6月初旬に高砂市総合体育館で県総体があります。ベストを尽くして頑張って下さい。ところで、県立武道館のホール内には各武道で名を成した方々の書や資料が展示してあるのですが、その中に今も大河ドラマ『いだてん』に登場する嘉納治五郎先生の書「精力善用、自他共榮」を見つけて感慨を深くしました。H30山崎高校新聞原稿(校長).pdf 勿論、これらは複製版であるのですが、他に宮本武蔵先生の手になる書画も展示してあり、正に武道の殿堂たるべき神聖なる空間となっています。機会あらば是非お立ち寄り下さい。

  
  

県立武道館を辞してもう一度総合スポーツ会館に行き、女子バドミントンの対姫路西戦を観戦して後、姫路東高校に赴くと、これも幸運なことに1時半頃ちょうど女子ソフトボール部の対姫路南戦が始まって間もなくのところでした。本校の女子ソフトボール部は今本当によく鍛えられており、今日も見事な試合運びと力強い団結力で遺憾なく実力を発揮し、結果として18-0、3回コールドゲームによって5月3日(金)山崎高校会場での準々決勝、準決勝、そして決勝戦に向けて駒を進めました。今日は入部したばかりの1年生数名も観戦していましたが、次世代を担うべく心技体を鍛えて、青春の炎を燃やして下さい。

  
  

さて、明日は上郡町光都の広場(播磨科学公園都市芝生広場)で「第18回出る杭大会(西播磨フロンティア祭2019)」が開催され、本校の生徒会役員数名が舞台発表及び演技等の司会を担当します。井戸兵庫県知事様を始め、地元各市町の首長様は勿論のこと、西播磨地域のマスコットキャラクターも集結する非常ににぎやかな催しですので、生徒会の諸君も緊張はするでしょうが、気持ちを奮い立たせて頑張ってくれればと思っています。