校長日誌(31年度)

校長日誌(31年度)

山高街の駅(もみじ祭り)

 本日、素晴らしい秋晴れの空のもと、地元山崎町のもみじの景勝地である最上山は遠くから押し寄せた数多くの方々で黒山の人だかり。そのような中、山崎高校森林環境科学科と生活創造科の生徒たちが、もみじ祭りの主会場である最上山ふもとの広場で「山高街の駅」を開催しました。森林科が用意した約20パックの生シイタケは旬の名物ということで朝の開店後早い段階で完売。あとは木工作品や木酢液等を粘り強く売るといいう展開でした。生活創造科は、名物「ゆずしそ醤油」やパウンドケーキなど、そして、御饅頭など和菓子の詰め合わせを特にPRしながら元気よく売り込みを行い、午後1時半頃には用意したすべての商品が完売となりました。それにしても、最上山(さいじょうさん)の紅葉はいつ見ても最高です。

     
0

日本学校農業クラブ全国大会視察

10月23日(水)から25日(金)まで、山形県を中心に開催されていた「第70回日本学校農業クラブ全国大会(南東北大会)」の視察に行って参りました。全国各地で農業を学ぶ高校生の代表が集まり、研究プロジェクトや意見発表、測量や農業技術を競う鑑定競技会などが山形、宮城、福島の3県で行われ、将来の日本の農業を如何にして担っていくかという、その夢などについて語り合う非常に貴重な機会となりました。24日に開催された式典では、各部門で見事最優秀に選ばれた人や学校の発表が行われ、その素晴らしい研究及び実践内容に大いなる感銘を受けました。式典の最後には、今やNHKの連続テレビ小説「なつぞら」の中で何度も歌われて有名になった「FFJの歌」を全員が起立して熱唱し、その後シンボルマークを描いた農業クラブの連盟旗が退場していきました。♬「みのる稲穂に 富士と鳩 愛と平和を 表した♪」という歌詞で始まるこの歌はYou-Tubeで聞くことが出来ますので、是非試してみて下さい。非常に元気の出る歌です。FFJとは、Future Farmers of Japanのことです。

この全国大会、来年は静岡県で行われ、実は2年後の令和3年度は兵庫県で開催されることになっています。従って、本県からも農業関係の学科を持つ11校から代表団が視察に赴き、多くのことを学ばせて頂くことが出来ました。今年8月に姫路で開催された「学校家庭クラブ全国大会」に続き、阪神・淡路大震災の折りに全国からご支援を頂いたことへの感謝の意を表し、「おもてなし」の心で全国から来られる約4千名の方々をお迎えすべく、引き続き準備を進めて参ります。

下の写真に、23日朝の富士山のものがありますが、前日の22日(火)に皇居で天皇陛下のご即位を内外に宣明する「即位礼正殿の儀」が行われましたが、そのことを祝うような富士山の初冠雪でした。しかし、25日(金)午後には帰りの山形新幹線の中で千葉県での豪雨とそれに伴う成田エクスプレス等運休のニュースが流れ、帰宅してから再び大変な被害が出ていることを知りました。改めまして、心よりお見舞いを申し上げます。

  
  
0

森林環境科学科活動広報紹介

本校森林環境科学科の生徒たちが夏季休業中に取り組んだ活動が、この9月に県内複数の広報誌(紙)で紹介されています。まず一つは、兵庫県内行政関係の話題を集めた週刊紙『兵庫ジャーナル』。その9月9日号で、8月16、26、29、30日の4日間にわたって3年1組と1年1組の生徒が「県立南但馬自然学校」(朝来市和田山町)で実施した夏季集中実習、つまり広大な同校の敷地内で木の伐採、剪定、或いは除草作業を行った様子が報告されています。平成24年度から毎年実施しているこの作業は、森林環境科学の生徒にとって森林と関わる大事な実践活動であり、同時に同校の環境整備と安全・安心な森づくりの上で非常に重要な役割を果たしています。詳しくは「兵庫ジャーナル」紙の記事をご覧下さい。兵庫ジャーナル R1.9.9(南但馬自然学校伐木作業).pdf また、その詳しい様子が本HP内「山高ブログ」でも8月16日に紹介されていますのでご覧下さい。南但馬自然学校の環境整備実習

そして、もう一つは8月27日(火)に本校森林環境科学科棟で実施した「夏休み子どもくらしのセミナー」(西播磨県民局主催)です。その様子が、地元宍粟市の広報誌『広報しそう』9月号(9月13日発行)の表紙を飾っています。同事業については、既に本HP内「山高ブログ」の中で詳しく紹介されています(夏休み子どもくらしのセミナー)が、ミニ黒板作りを通して本校の生徒の真剣なまなざしと、その姿に信頼を寄せる地元小学生の女の子との交流の様子が実に微笑ましく、その瞬間を見事にとらえられた写真に、「さすが宍粟市広報課の方のカメラワーク!」と密かに心の中で賛辞を送っています。広報しそう R1.9 表紙.pdf

いずれに致しましても、「木を学ぶ、木を育てる、木で成長する」を合言葉に本校森林環境科学科は兵庫県下の高等学校唯一の林業系学科としての役割を果たし、「森林資源と人間生活との調和」を目指して本校でしか学べないオンリーワンの教育活動を推進して参りたいと考えています。


0

神戸新聞連載記事「学校人脈4」

本日、神戸新聞で連載中の「学校人脈-山崎高校編」(その4)が掲載されました。今回は、「検察と公共放送」と題して、21回生(昭和44年卒)でNHK副会長の堂元光(ひかる)先輩と、18回生(昭和41年卒)で元福岡高検検事長の有田知徳(ともよし)先輩との交流及び、御二方が如何なる信念を持ってそれぞれの場で仕事をされて来たのかということが描かれています。記事には書かれていませんが、堂元先輩は山崎町岸田のご出身で旧神河中学校のご卒業。有田先輩は安富町安志のご出身で勿論安富中学校のご卒業で、それぞれ郷土の大きな誇りでいらっしゃいます。宍粟支局長・古根川さんによるこの連載記事はまだまだ続きます。来月末をまた楽しみに待ちたいと思います。神戸 R1.8.29(学校人脈4).pdf

また、トップページの下の方に「山高資料箱」というコーナーがありますが、その中に「学校人脈ー山崎高校編」を設け、過去4回の連載記事を入れております。これらは本校にとってかけがえのない財産でありますので、今後掲載される記事も随時追加し、いつでも、どこからでも読めるように致します。
0

教職員業務改善研修

本日午後本校図書室にて、教職員対象の業務改善研修「働き方と働く環境のカイゼン」を実施しました。講師としてお越し頂いたのは、コクヨ株式会社ワークスタイル研究所主幹研究員・齋藤敦子先生。先生は、コクヨ株式会社にて働き方のコンサルティング業務及びオフィスデザインに従事されており、今日の研修もそうですが、文部科学省による業務改善研修の講師としても全国各地に出向いて、働きやすい職場環境づくりについての講演を数多くされています。今日の研修では、まず先生から「業務改善=環境改善=組織風土づくり」の重要性についてお話し頂くと共に、各種企業オフィスの理想的な事例や先進的な学校現場の事例(兵庫県内のある高校の事例もありました)をご紹介頂きました。その講義に基づいて、本校教職員同士の討論を各グループで行って、現状の課題と今後実現させたい事項についての提案を行いました。講演が終了した後で、先生は全ての教職員が提出した付箋を分類・整理して頂き、課題意識として「文書の整理、データベース化、機能的なスペースの確保、会議の効率化」等を持っていることをご指摘頂きました。この様な研修は初めてですが、次回1月初旬に再度齋藤先生にお越し頂く時までに何とか改善を図ることが出来るように努力を重ねてゆきたいと考えています。

  
0

オープンハイスクールを前にー校内の様子

8月もお盆が過ぎ、夏休みも残すところあと10日少しとなりました。校内では今日午前中に3年生民間就職希望者の受験先を決定する会議を行い、9月16日以降の就職試験に向けて準備をさらに進めることとなりました。また、進学希望者については後期の夏季補習が始まり、本館を歩くと教室から授業にいそしむ声が漏れ聞こえてきます。そして、朝から両方のグラウンドやテニスコート及び体育館からは暑さを物ともせずにボールを追う元気な声、また特別教室棟の4階からは吹奏楽部員の奏でる「YMCA」の音色が聞こえて来ましたので、私自身一息ついたところで久々にカメラを持って校内外を歩いてみました。明日から3日間、オープンハイスクールを行います。同窓会館では卓球部や生徒会の諸君がイス並べを行い、また、体育館でも学校紹介のリハーサルを行っていました。中学生の皆さんに山崎高校の元気な姿を届ける3日間となりますので、どうぞ宜しくお願いします。

  
  
0

邦楽連盟西播磨支部演奏会

本日午後1時から姫路のキャスパホールで、「第60回兵庫県高等学校邦楽連盟西播磨支部演奏会」が開催され、西播一円で「筝曲部」或いは「弦楽部」等の部活動を持っている15校が集まり日頃の修行の成果を披露致しました。「邦楽」と言えば、琴、三味線、琵琶、尺八、笛、太鼓等の日本古来の楽器の名前が頭に浮かびますが、ほとんどの学校で親しまれているのが「お琴」ですので、15校すべてが琴による演奏を行いました。本校は4名(3年2名、2年1名、1年1名)が出場し、「黒薔薇」(吉崎克彦作曲)という表題の曲を抒情豊かに演奏しました。また、今年度は本校が支部事務局を担当していますが、常日頃よりご指導を頂いております各校お琴のお師匠様、顧問の先生方に心よりお礼を申し上げます。

  
  

どの学校も非常に素晴らしい演奏で、それぞれの表題に応じた情景を出演者皆心を一つにして見事に表現し、会場で聴く者にとっても本当に心洗われる、そして心癒される、とても貴重な3時間でした。選考の結果、最優秀賞に姫路南高校、優秀賞に姫路東高校と姫路西高校が選ばれました。今の若い人たちは勿論のこと、私たちの世代もほとんどが「洋楽」に目を奪われ、心奪われる中で、今日出場した高校生の皆さんは日本の伝統文化である邦楽に親しみ、その技と心を
しっかりと身に付け、次の世代へと受け継いでゆこうとしてくれています。心より拍手を送ります。
0

西オーストラリア州語学研修2

26日に出発した語学研修団も本日ほぼ全ての日程を終え、明日のお昼過ぎに姫路に戻ってくる予定です。授業や現地での交流は勿論のこと、様々な体験をして本日修了式が行われました。恐らく今頃は空港に向かうべく準備をして、ホームステイ先のご家族との別れを惜しんでいることでしょう。将来また幾らでも海外へと足を延ばす機会もあるかと思いますが、初めての海外経験である今回の感覚や想いを忘れずに、研鑽を積んで下さい。この度の研修旅行に際し、お世話になった関係各方面の皆様方に心よりお礼を申し上げます。

  
  
0

家庭クラブ全国大会開催

8月1日(木)・2日(金)の2日間にわたって、姫路市文化センターで「第67回全国高等学校家庭クラブ研究発表大会」が開催され、兵庫県内は勿論のこと全国から来られた約1500名の高校生や教員が家庭生活や地域社会の向上を目指して研究を深めてきた成果を発表する素晴らしい機会となりました。大会テーマは「全国へ 幸せ運ぶコウノトリ 笑顔と思いをつなげよう」。兵庫県では4年前からこの全国大会に向けて準備を進めてきており、世界遺産姫路城を有する日本屈指の町で全国の皆さんとの連帯を深めると共に、24年前の阪神・淡路大震災で全国から寄せて頂いた様々なご支援に対する感謝の気持ちを届ける場ともなりました。

【1日目】
朝、センターの玄関に足を踏み入れると、まず出会ったのが山高生諸君の元気な挨拶。全国からのお客様をさわやかな笑顔で出迎えてくれました。そして、各校家庭クラブ作品の展示場所でひときわ異彩を放っていたのが、本校森林環境科学科及び但馬農業高校共同で製作した木や花のオブジェ。この装飾を背景にして沢山の人が写真を撮っていました。オープニングは、高砂高校ジャズバンド部による演奏。さすが伝説の部による演奏だけあって会場すべての聴衆が引き込まれていきました。そして、1日目の目玉は「ホームプロジェクト」に関する研究発表。全国7地区からの代表がそれぞれ家族や地域への愛情がたっぷり込められた、しかも科学的な深い分析に基づいたデータや資料が満載のいずれも見応え・聴き応えのあるものばかりでした。夕刻迫る頃に行われた、小ホールでの生徒交流会は、「兵庫県五国クイズ」と称するビンゴゲームで大いに盛り上がり、私たち兵庫県の者も大いに楽しむことの出来る企画でした。

  
  
  

【2日目】
2日目の今日は、総会の後「学校家庭クラブ活動」の研究発表が行われ、やはり全国7地区から選ばれた学校が地域防災や地域活性化のための活動を発表し、どれも皆学校愛・地域愛に溢れた素晴らしいものばかりでした。午後の部の最初を飾ったのは、西脇高校生の皆さんによる「播州織ファッションショー」。これが本当に高校生によるものであろうかと自分の目を疑うほどの舞台運びで、全国から来られた聴衆の皆さんも目を丸くしながら大きな拍手喝采を惜しみなく送って下さいました。表彰式及び閉会式が終わって皆さんが帰られる時も、素晴らしい衣装に身を包んだ皆さんがロビーで見送り、この大会の裏方となって支えてくれた兵庫県内の高校家庭クラブ員共々、「ありがとうございました!」と感謝の心で全国大会のフィナーレを飾ってくれていました。来年は富山県、再来年は徳島県で開催されます。地方ならではの特色満載の素晴らしい大会となることを願っています。また、令和3年度には「高等学校農業クラブ」の全国大会が兵庫県で開催される予定で、その準備が既に一昨年度から始まっています。兵庫ならではの演出にどうぞご期待下さい。

  
  
  
0

西オーストラリア州語学研修

7月26日(金)から8月3日(土)という9日間の日程で、2年生普通科の生徒5名が西オーストラリア州での短期語学研修に臨んでいます。近隣の赤穂高校や佐用高校、或いは生野高校及び東播磨地域の高校合同の企画による約60名の生徒が参加する研修で、本校も平成28年度から参加し4年目となっています。現地から写真が届き、ホームステイにも慣れて西オーストラリア大学における研修も始まって5名とも元気にしている様子がわかります。今年度参加しているのは、2年4組 森本、織金、2年5組 上山、栗山、小林 (男子1名、女子4名)です。生の英語や現地の文化に触れて、いろんなことを吸収すると同時に、外から日本の国を眺めて自分自身や自国の何たるかを知るということが最も大事だと思います。帰って来たら、見たこと聞いたこと考えたことを皆に話してもらえれば幸いです。

  
  
0