校長日誌(31年度)

校長日誌(31年度)

宍粟市吹奏楽団定期演奏会

本日午後2時から山崎文化会館で「第8回宍粟市吹奏楽団定期演奏会」が開催され、多数の聴衆に交じって本校吹奏楽部員も全員が大ホールの一角を陣取って、同吹奏楽団の見事な演奏に聴き入っていました。私自身は、自宅での百姓仕事を終えた後3時頃に入り、第2部からの鑑賞となったのですが、第1部がクラッシックや歌劇を中心とした正統派の楽曲であったのに対し、「パプリカ」や「ROCKコレクション」など、気軽に聴くことの出来るものが多く、中でも懐かしの「GS(グループサウンズ)コレクション」で「ブルーシャトウ」や「花の首飾り」など、往年の名曲が流れると思わず身を乗り出してしまいました。団員の皆様の中には、勿論山崎高校のOBの方も多くおられ、現在の吹奏楽部員の中にも所属している人がいます。卒業後進学や就職によって一時的に地元を離れる人も多くいますが、また帰ってきて音楽活動を続けて頂ければと願っています。なお、演奏会終了後、本校吹奏楽部員が「しそうチャンネル」のインタビューを受けていましたので、いずれ近いうちに宍粟市内のケーブルテレビで流れると思います。(そのインタビュアーは、「くーみん」こと素顔の小寺久美さんでした。)

  
  
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神戸新聞「学校人脈」連載開始

本日から神戸新聞で「学校人脈(山崎高校編)」の連載が始まりました。各地域の特色を伝えるシリーズで、「宍粟新聞」という特集が組まれる時に今回を含めて7回、つまり7か月程にわたって山崎高校を始め、かつて分校であった伊和高校や千種高校も含めて「宍粟の学校人脈」を楽しむことが出来ます。宍粟支局長の古根川淳也さんは、今日の新聞にも書かれていますが、かつて龍野支局にお勤めであった時に「学校人脈(龍野高校編)」を書かれたことがあります。それは今から10年前のことですが、神戸新聞では、古くは昭和40年代から50年代にかけて兵庫県内の主な高等学校の人脈を順次特集されたことがあって、それは今でも古本屋等で手にすることができます。例えば、姫路西高校や加古川東高校、神戸では神戸高校や長田高校、私学では確か灘高校や白陵高校等が取り上げられていたと思います。そういった本を見てはいつも、母校である山崎高校もいつの日にか連載記事として実現しないかな、と密かに願っていたのですが、数か月前に古根川さんから構想を打ち明けられて以来、今日のこの日の到来を本当に心待ちにしておりました。その第1回目である今日の記事のテーマは「演歌歌手」。勿論本校55回生の丘みどりさんを中心としたものですが、私自身は彼女がデビューして間もない頃10年ほど前に安富町安志の自治会館の2階で直接歌を聴いたのが最初で、特に面識がある訳ではないのですが、安富町の中保育所・安富南小学校・安富中学校・山崎高校の後輩であるだけに非常に嬉しく思っています。山崎高校を中心とする宍粟(旧宍粟郡)の学校人脈は実に多士済々(たしせいせい)今後弁護士や検事等の法曹界、新聞や書籍等のジャーナリズム及び出版界、放送局関係、医学界、実業界、そして今も懐かしい昭和46年夏の高校野球兵庫大会準優勝の話題など、様々な切り口からの「山高人脈」が登場すると思います。月に1回のゆっくりとしたペースですが、「令和」という新しい時代の到来を祝いつつ、母校の歩みと将来への展望に思いを馳せながら、古根川さんの記事を皆さんと一緒に楽しみたいと思います。どうそご期待ください! 神戸 R1.5.25(学校人脈1).pdf
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宍粟市の校歌保存事業に拍手

本日午後、PTA総会及び各学年懇談会等を同窓会館を中心に開催致しましたところ多数の親御さんにお越し頂きました。心よりお礼を申し上げます。今年度瀧本新会長様を筆頭に新役員の皆様方には何かとお世話になります。1年間どうぞ宜しくお願い申し上げます。同時に、昨年度お世話になりました、阿山前会長様を始め旧役員の皆様方には、改めて厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。総会後の学年懇談会及び学級懇談会等では各学年の内容に応じてそれぞれの話があったかと思いますが、生徒(子供)がしっかりと成長するためには、学校と親との協力が不可欠ですので、今後共どうぞ宜しくお願い致します。

  

さて、今週の複数の新聞や『広報しそう』(4月号)等にも記事が掲載されましたのでご存知の方も多かろうと思いますが、宍粟市教育委員会様がこのたび「心のふるさと校歌保存事業」と銘打って現在宍粟市にある小学校・中学校・幼稚園等は勿論のこと、昭和30年代から近年にかけて廃校・閉校となった昔懐かしの各学校の校歌・園歌の歌詞と楽譜をすべて再現し、更には歌手の方による実際の歌が宍粟市のHP上で聞くことが出来るようにされました。平成24年から3年間千種高校の教頭をしていた時から、兵庫県内の高校や西播磨の小中学校の校歌調査を趣味の様にしてきた私としては、このたびの宍粟市様の事業は全国的にも極めて珍しい試みであり、大変貴重な教育財産を作り上げられたことに対し、拍手喝さいを送りたいという気持ちでいっぱいです。

『広報しそう』2019.4.pdf  神戸 R1.5.14(ふるさと校歌).pdf  讀賣 R1.5.15(ふるさと校歌).pdf

但馬地区を始め、この宍粟市や隣の佐用町及び西播磨一円で小学校や時には中学校の閉校や統合が続いてきました。そのたびに新しく統合した学校の校歌が作られるのですが、何十年にもわたって地域の皆さんが歌い親しんできた校歌が消えていくということが繰り返されてきています。私が校歌調査を始めたのは、千種高校に教頭として赴任し、同校の校歌(元は「千種分校の歌」)の作詞が松井利男先生(元兵庫県教育次長、姫路商業高校初代校長)、作曲が「山崎高校生徒会歌」の曲を作られた秋月直胤(なおかず)先生(昭和27~36年山崎高校音楽科教諭)であるということを知ったのがきっかけです。詳しくは、お二人の評伝を平成25年頃に書きましたので、お読みいただければ幸いです。
兵庫県立千種高等学校校歌の作詞者と作曲者について.pdf 同じお二人で、つい最近閉校となった旧一宮町立神戸小学校(現はりま一宮小学校)の校歌を作られていますし、秋月先生は旧神河中学校(現山崎東中学校の前身の一つ)の校歌と応援歌の作曲もされています。その神河中学校校歌の作詞を安田青風先生(大正14年~昭和12年山崎高等女学校教諭、太子町石海村出身の高名なる歌人)がされていることも今回初めて知ることが出来ました。安田先生についてはまた機会を改めて書きたいと思いますが、千種中学校と城原中学校(現山崎南中学校)の作詞もされています。なお「山崎高校生徒会歌」の作詞をされたのは、波賀町谷のご出身で、戦後から昭和40年代まで本校の英語科教諭であられた小倉悠丘(本名・崇義)先生です。昭和27年の作詞で、5回生の先輩方が卒業される時(昭和28年3月)に音楽科教諭秋月先生の作曲により初めて公式に披露されました。以来昭和54年11月の70周年記念式典で現在の校歌が発表されるまで、約30年間にわたって「校歌」として歌い継がれたのです。小倉先生が30代前半、秋月先生が40代前半頃のことです。小倉先生は、70歳を過ぎても非常勤講師として山崎高校で教鞭を執られ、私も高校2年の時に教えて頂きました。緻密な英文法論に裏付けられた明解なる英文解釈の授業は文字通り目から鱗の連続であったことをよく覚えています。そして、最晩年に山崎西中学校と山崎東中学校、両方の校歌の作詞をされています。話を戻しますが、神戸・讀賣の両新聞記事で取り上げられた旧染河内中学校校歌の作曲は高田浩平さんがされていることも今回初めて知りました。山崎高校6回生で安富町安志出身、大阪音楽大出のテノール歌手。確か、私はまだ中学生でしたが昭和50年頃に本校に来て頂いて、芸術鑑賞会で歌って頂いたはずです。校歌とは、まさに地域の希望や熱意を背負ったものであり、児童や生徒たちに生きていく上での大事な指針を与えてくれるものです。そういった昔懐かしい数々の校歌を改めて発掘し、歌詞と楽譜は勿論ですが、実際の歌唱まで付けて復元・公開された宍粟市教育委員会様の発想力と企画力に大いなる賛辞を贈りたいと思います。なお、この記事の右側にありますが、本HPの「関連情報」欄「宍粟市」のところに「心のふるさと校歌保存事業」というリンクを貼らせて頂きましたので、是非一度ご覧になって、聴いてみて下さい。
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たたら製鉄講演会

本日午後、本校同窓会館にて西播磨地区公立高等学校・特別支援学校の教頭会5月例会が開催され、その中の研修会として「宍粟のたたら製鉄と流通」と題する講演が行われました。ご講演頂いたのは、宍粟市教育委員会教育部次長・田路正幸様。本校30回生で、西播磨一円のたたら製鉄遺跡は勿論のこと、様々な遺跡の発掘を手掛けられ、文化財の保存及び顕彰に力を尽くして来られた方です。砂鉄と木炭を主原料とする「たたら製鉄」の仕組みに始まって、播磨国風土記における記述などの解説、そして現在も残る西播磨地域のたたら製鉄遺跡の様子について写真や図表を交えながら詳しくお話し頂きました。正に、宍粟の学校にお越し頂いたからこその研修の機会となったのではないでしょうか。千種中学校出身の人は、中2の夏に「川で砂鉄を1kg集めて来る」という宿題が出て、10月中旬に千種町西河内にある「たたらの里学習館(天児屋鉄山跡)」でたたら製鉄実習をしているのでよく分かっていると思いますが、この宍粟は素晴らしい文化と歴史の宝庫です。山高生の皆さんも、高校時代に何かテーマを決めて、遺跡巡り等をしてみてはどうでしょうか。

  
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西播大会観戦記(その4)

この土日は、陸上競技部が手柄山のウインク競技場で、そして剣道部が姫路市立姫路高校を会場にそれぞれ西播大会に臨みました。今日11時半頃に陸上競技場に到着すると、フィールドでは砲丸投げが、またトラックでは400m障害が男女共に順次行われていて、西播各校の躍動感あふれる競技を楽しむことが出来ました。

  

次に、姫路高校に移って体育館を覗くとちょうど山崎高校と市川高校が男子団体戦で戦っているところで、本校はこの一回戦に勝利し、さらには次の相生産業高校も下して県大会団体戦出場権を獲得しました。この後時間を置いて東洋大学附属姫路高校との準決勝に臨む前に私は会場を辞したのですが、聞けば昨日女子団体戦と、男子個人戦で2名が県大会出場を決めたとのことで、本当に喜ばしい限りです。写真ですが、山高は白い剣道着、そして赤の方の組です。

  
  

昨日「山高タイムズ第27号」を公開したのですが、明日今週末の両部の戦績を整理して追加し、修正版を出したいと思います。16日(木)から中間考査が始まりますが、まずは勉学に集中しつつ、県大会に向けて各部共に頑張って下さい。
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