看護科blog

看護科blog

看護科blog 高齢者大学院生との交流

 看護科3年生の生徒が3学期にある病院での臨地実習に向けて、目的を持ったコミュニケーションを図り、対象者に応じた援助を計画することを目標に演習を行いました。事前に疾患の学習を終え、どのようにコミュニケーションを取ればいいのかをペアで考え臨みました。交流当日は、新宮町の高齢者大学に通う大学院生20名の方に模擬患者になっていただき、簡単なシナリオに基づいて実際の入院患者様と同じような状況を実習室のベッドで再現し、腰や足に痛みのある患者を演じていただきました。初対面なので生徒は緊張しながらも、挨拶や自己紹介から入り、バイタルサイン(体温、脈拍、血圧)の測定や疾患にあった症状の観察をしました。演習後の振り返りでは、大学院生の方から率直な感想を話していただき、改善すべき点を考えることができました。このコミュニケーションの演習を生かして、今後出会う患者様にあった援助が考えられるよう努力を重ねていきます。

<生徒の感想>

・実習前に模擬患者さんとして大学院生が来て下さったお陰で、どのようにコミュニケーションを取って情報収集していけば良いのかが学べた。

・終了後に実際どうだったのかを感想を言っていただき、自分達には何が足りないのかが分かった。

・模擬患者さんとしてだけでなく、今まで生きてきた中での経験や考えを話して下さったので、とても貴重な時間となった。

 

 

看護科 献血・骨髄バンクセミナー

 高校3年生を対象に献血・骨髄バンクセミナーが開かれました。講師として、兵庫県赤十字血液センターとたつの市健康福祉事務所の職員が来てくださいました。

 献血クイズ、献血後の血液の利用方法、献血・骨髄バンクのドナー登録の流れの説明があり、不安や疑問を解消することができました。また、病気を治療して元気になられてた方の動画「ありがとうの手紙」を見ることで、献血やドナー登録の必要性を感じました。

 全国で輸血をされている人は1日に約3,000人います。「血液は人工的に作れない」、「献血された血液は長期保存ができない」と言われています。高校生の健康な血液を必要としている人々はたくさんいます。「あなたには人の命を助ける力がある…」これを機会に、献血や骨髄バンクの登録をして欲しいと思います。

 

看護科blog 看護科集会

令和5年度、第3回看護科集会を行いました。

2学期の出来事について学年ごとに代表者から発表がありました。授業や実習の学びだけでなく、2学期は体育大会・龍北祭と大きな行事があり、その中で得られたものやこれからの課題なども含めた発表で、それぞれの学年ならではの内容でした。また、専攻科の先輩から専攻科での生活を具体的に聞くことができ、今必要なことや今取組んでおくべきことについても知ることができ有意義な時間となりました。

さらに、今回の科集会ではスペシャルゲストとしてサンタクロースとトナカイが参加し、その後の学年間交流を盛り上げるイベントが行われました。勉強や実技の内容が難しくなり悩みも増える時期ですが、この時間はたくさんの笑顔があふれており、同じように悩む仲間と話すことで不安な気持ちも少し和らいでいるように見えた素敵な時間でした。

 

 

赤ちゃん先生

 12月11日 看護科高校3年生の母性看護学の授業の一環として、赤ちゃん先生クラスが開催されました。今回のテーマは「キャリアデザイン」でした。0歳8か月から2歳10か月の5人の赤ちゃん先生とママディレクターさんが来校されました。各赤ちゃん先生グループに分かれ、ママディレクターさんから、ママディレクターのキャリア(高校生の時に描いていた将来像と現実)、働き方の変化、今後の展望についてお話していただきました。ママディレクターさんからリアルな体験談を聞くことで、将来のキャリアプランについて生徒たちがより具体的なイメージを抱き、将来のパートナー選び、妊娠・出産・子育て等に対して明るい展望を描くことにつながりました。

 

 

 

 

 

基礎看護技術(口腔ケア、特別授業)

 口腔の清潔援助の必要性や看護師に求められる患者の看護について理解を深めるために、看護科高校1年生が歯科衛生士の方から専門的な講義をしていただきました。口腔内の環境や口腔ケアについての知識だけでなく、実際の現場での様子や援助の風景を動画で見せていただくことで深い学びにつながりました。

 

[生徒の感想]

・口の中をきれいにすることだけでなく、唇や舌のストレッチも口腔ケアの一つだと知りました。

・普段歯を磨く理由は虫歯や歯周病予防だけだと思っていたけれど、誤嚥性肺炎の予防や認知所の予防につながることや歯周病と糖尿病が関わり合っているという内容が印象に残りました。また、口腔ケアは舌の運動や唾液腺を刺激することもでき、よりおいしく食事できるようになるという話も印象的でした。

・口から食事がとれない患者さんは、歯が汚れないと考えて口腔ケアをする必要性を感じられなかったけれど、それは間違いで放っておくと唾液の分泌が少なくなり、口腔疾患や呼吸器疾患を起こしやすい状態になってしまうと学びました。寝たきりの患者さんや麻痺などが理由で自分の歯を磨くことが難しい方には、私たちがしっかりと口腔ケアを行うことの必要性を理解することができました。

・患者さんや利用者さんはいきなり口腔ケアをされると驚き不快な思いになると思ったので、講義でも話されていたように、まずは肩や首周りのマッサージなどを行いコミュニケーションをとってから行うのが効果的だと思いました。