環境建設工学科長&愉快な先生たち
環境建設工学科:建設業魅力説明会
兵庫県 県土整備部 県土企画局主催の建設業育成魅力アップ協議会事業のひとつである「建設業魅力説明会」が行われました。
本校卒業生で、現在、現場管理の仕事をしている4名から建設業の魅力について説明してもらいました。
環境建設工学科:建築設計競技大会の結果報告!
暑い夏も過ぎ去り、ずいぶん涼しくなってきましたね!2学期になり再登場の環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です。今回は前に紹介した3年生が取り組んでいる課題研究の「建築設計競技班」の続報をお伝えします。
なんと、日本工業大学建築設計競技に応募した生徒3名が「奨励賞」を頂きました!入賞を逃した生徒もいましたが、応募作品すべてが第1次審査を通過しています!日本工業大学主催の建築設計競技は、全国の建築を学ぶ高校生が出展する、レベルの高い競技大会の一つで、今年は169作品の応募がありました。佳作以上の上位入賞こそなりませんでしたが、奨励賞は上位30作品に入っています。非常に大きな快挙を上げてくれました!
でも、応募した生徒4名は本当に苦労したんですよ…。7月中旬~8月末にかけて、土日・祝日返上で毎日学校へ登校し作品作りに汗を流しました。朝9時に登校し、アイデアスケッチ・模型作り・図面を描く日々…。締切日が近づく頃には、夜8時頃まで図面を描く生徒もいました。後半になればなるほど、生徒達の集中力はどんどんとアップしていきます。そして想像を大きく超えるすばらしい作品が完成しました。応募した生徒諸君は本当によく頑張ってくれました!
審査結果は、ホームページでも掲載されています。インターネットで「日本工業大学 建築設計競技」と検索してみてください。
完成作品については、公式ホームページでもまだ公開されておりませんので、今回は夏休みの生徒の頑張りの様子を写真で紹介します。今後、時期をみて完成作品や表彰生徒の様子を紹介することにします。
令和4年度 建設サマーセミナー(西部地域)
環境建設工学科長のグリーンTです。
今年も兵庫県建設業協会のインターンシップである「建設サマーセミナー」に参加しました。
昨年同様、新型コロナウイルス感染防止の観点から直前まで開催が危ぶまれましたが、実施期間の短縮と少人数による参加という条件で開催されました。実施期間は8月22日(月)から23日(火)までの2日間という短い期間でしたが、今まで実施されたサマーセミナーとは全く異なった内容でした。
今年のテーマはズバリ「現場管理者の目線で学ぶ」というものです。
過去に実施されたサマーセミナーは様々な職種の仕事体験でしたが、今年の内容は工事現場をまとめる現場監督さんの仕事にスポットがあてたものです。設計士さんが描いた図面を基にして、現場監督さんがさらに細かな寸法や使用する材料などをまとめた「施工図」の見方、職人さんが行った仕事が設計図面通りであるか確認する作業、さらに建築工事だけでなく電気工事や設備工事の詳細についても説明していただきました。
2日目は三木市にある「兵庫耐震工学研究センター」を見学しました。この施設には大きさ20m×15mの震動台があり、実物同様の構造物を載せて人工的に地震動を与え、壊れる過程を調査、研究するための施設です。
施設の大きさに圧倒されながらも、生徒たちは今後発生が予想される巨大地震による建物の倒壊を防ぎ、人命を守るための実証実験の説明を熱心に聞いていました。
例年に比べ短い期間でのサマーセミナーでしたが、とても内容の濃い充実した時間を過ごすことができました。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
3年生 建築設計製図
みなさん夏休みもそろそろ近づいてきましたね。久々登場の環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です。
今回は3年生の「建築製図」の授業の様子をアップします。といっても、3年生の諸君は5日間にわたる期末考査も終わり、少し燃え尽き症候群気味……。ということで今回は遊びの要素も取り入れ「第1回住宅設計コンテスト」を実施しました!
いつもの製図の授業は、シャープペンシル片手に黙々と図面を描き写す作業がメインですが、今回は2階建ての家を自分で設計するという斬新な?企画を実施しました。
ルールは簡単。制限時間90分で2階建ての家の間取りを作るだけ。制限時間が決まっているから、時間内に完成するかハラハラしながら設計することとなります。でもそれがスリルがあってまた良いんですよ。
完成した図面は、最後にみんなで好評会をしました。赤いマークシールを1人1枚もって、「誰も思いつかないような発想・面白いプランに投票する」形式としました。その中で、最高5票を得た作品がありました。確かにすごく面白いアイデアが組み込まれており、ハッピー先生もびっくりのプランでした。
一見遊びにようにも見えますが、実はこれ設計力を鍛えるのに最も効果があるとされているんです。もしかするとオープンハイスクールで設計の疑似体験できるかも!?
建築設計コンペ班の取組の様子です
みなさん、こんにちは!またまた登場の環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。もう名前は覚えてくれましたかね?
今回は3年生の授業「建築製図」を紹介します。兵庫県内には「建築」を勉強できる学校は他にもありますが、どこの建築の学科でも必ずあるのが「建築製図」の授業です。
中学生のみなさんは「技術・家庭」の時間に「等角図」・「第三角法」などの図形を描いたことがありませんか?建築の図面は、その描き方を応用して、建物をデザインしていきます。
掲載している写真は、3年生が製図の授業で描いている作品です。これ、すべてシャープペンシル1本で仕上げているんですよ!どうですか?とても丁寧ですね!
3年生になると、作品の課題も大きくなり完成まで1か月以上かかることもあります。ちょうどこの写真を撮影した時期が提出期日直前だったので、集中して作業していますね。
このように、建築では「図面」を描いたり、家の「間取り」を考えたり、「模型」を作ったりと、たくさんの専門的な授業があります。興味のある人は、ぜひ8月のオープンハイスクールに参加してみてくださいね。楽しい体験活動を企画してお待ちしています。
現場見学会(1学年)
みなさん、こんにちは。環境建設工学科で土木分野を担当している“ビーチ”です。
6月24日、環境建設工学科における実習のひとつである、建設現場見学会を実施しました。午前は太子道路や令和跨線橋、糸井高田橋(茶ノ木踏切)などの土木工事現場を見学し、午後は姫路市内で工事が行われている津田小学校給食室などの建築現場を見学しました。
1年生は2年次より建築類型、都市計画類型に分かれて学習しますが、自分はどちらの類型で学びたいか、その参考となる現場見学会になったのではないでしょうか。建築と土木の違いについて理解が深まった生徒が多く、『自分が何に興味があるのか』が明確になったようです。
2年実習(建築類型)
こんにちは。再び登場の愉快な先生「ハッピー」です。
今回は、2年生の建築模型作りの様子を紹介します。さて皆さん、小学校の理科室などで人間の「骨」の人体模型を見たことはありますよね?今作っている模型は「軸組模型」といって、あの理科室にある人体模型の「建築版」を作っています。
みなさんが住んでいる住宅も、壁の中には人間の体と同じようにたくさんの骨組(構造部材)によって形作られています。この実習では模型を作ることで、建物の構造の理解を深めることを目的としています。いつもの授業のように黒板の内容をノートに写すのではなく、普段の授業以上に熱中?して取り組んでいます。
現在の作業は、4ミリ角材の小さな模型材料をカッターナイフで切り出して、木工用ボンドを使って組み立てています。生徒の皆さんも完成に向けて、完全に自分の世界に入って作業に夢中です。
今後も活動写真を通じて、「軸組模型」の完成までの流れを追っかけていきたいと思います。以上、現場からお伝えしました!
課題研究(地域貢献班)
環境建設工学科長のグリーンTです。前回グレイス先生が紹介した3年生の課題研究という授業紹介と同じになりますが、今回は私が担当している「地域貢献班」の取り組みについてご紹介します。
地域貢献班はその名の通り、地域に繰り出し依頼や問題などを自分たちが取り組む課題として捉え、ものづくりの観点で貢献しよう!という気持ちを持った生徒の集まりです。
今回依頼を頂いたのは、地元新宮町にある神社「新宮八幡宮」を管理されている宮委員の方々です。依頼内容は、神社の境内に設置する色々な備品製作です。その中から現在取り掛かっている「ホウキ立て」と「傘立て」について報告します。まず初めに行ったのは現地調査!神社の雰囲気に合うものを考え、そこから試作品を作ってみました。試作品ができたら次はプレゼンテーション!宮委員の方々に集まっていただき、使用する材料やデザインについて自分たちのアイデアを発表しました。結果は・・・色々な指摘を受けましたが、OKの返事をいただきました。ここから再度デザインや製作過程を検討して完成を目指します。どの様な仕上がりになるのか、皆さん楽しみにしていてくださいね!
課題研究(造園実習班)
こんにちは!環境建設工学科、愉快な先生こと「グレイス☆」です。
※※最後のクイズにも、チャレンジしてみてくださいね※※
龍野北高校には、教室の中に土がある部屋があります。珍しいですよね。
【今回は、この教室を使用した授業をちょっとだけご紹介します。】
3年生になると、“課題研究”という授業があります。この課題研究では5つの班に分かれるのですが、土の部屋を使用するのは“造園実習班”です!
造園実習班では、実習の一環として、造園技能検定3級について学びます。希望者は、夏に行われる実際の検定にも申し込むことができます。1年生の実習でも造園について学びますが、3年生になると、より本格的な実習へと変わります。1年生のころから見ている私としては、「技能者として、成長したな…」と感心しています。
造園技能検定では、造園に関する知識を問う“筆記試験”と、造園関連の技能を問う“実技試験”があります。実はこの実技試験、1つじゃないのです...製作等作業試験と判断等試験の2つに分かれています。判断等試験とは、葉っぱや樹木を見て何の種類か当てる試験のことです。3年生も、初めて目の前に葉っぱを並べられたとき、戸惑った表情でした。しかし、さすが3年生ですね。31種類の樹木を用意しましたが、完璧に覚えた生徒が複数いました。
まだ数回しか授業をしていませんが、みんな合格できるラインまで来ています!!
今後も職人の見習いたちをサポートしていきます!
★問題★
黄色のマーカーをしている文字を並べ替えてできる花は何でしょう??
建築設計コンペ班の取組の様子です
こんにちは。再登場となる環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。
今回は、3年生で取り組んでいる課題研究の「建築設計競技班」の様子を紹介します。この班では各大学が実施する建築設計競技(建築デザインコンテスト)に向けての作品作りを行っています。自分達で建物を建てる土地を見つけて、建物の設計まですべて生徒自身で行っていきます。この写真はアイデアをひねり出すために、色々な建築雑誌の作品を参考にしながら、スケッチブックにアイデアスケッチを描いています。
また、現役で活躍するプロの先生として、株式会社建築設計フジモト代表の藤本正敏先生が来られ、これまでの作品を見せて頂きました。藤本先生は1級建築士であり建築設計の仕事だけでなく「建築パース」という建物の完成予想図を描く仕事もしています。これまでの作品をたくさん持参して頂き、中には水彩絵の具だけで写真のような素晴らしい作品もあり、生徒達も顔を近づけて細かい部分まで目を凝らしていました。
建築設計の方法や実際の実務についての話を聞く機会もあり、これから建築設計にチャレンジしていく中での良い刺激となったようです。
今後作品作りは7月から夏休みにかけて一番の佳境を迎えます。その様子も随時更新していきますね。