環境建設工学科長&愉快な先生たち
環境建設工学科3年生 現場見学会
こんにちは!ビーチです。6/13(木)、3年生はバスに乗って現場見学に行きました。
午前中は、東洋機械金属(株)大型機組立工場の新築工事。神崎組による基礎工事が行われており、生徒たちは、この上に工場が建つことを想像しています。建築類型のみんなは、建築について学んできてはいるものの、普段目にすることのない基礎に、興味津々!現場管理の方にたくさん質問をして教えていただき、「なるほどなぁ」「納得!」と、工事を体感することができました。
午後は、一般県道広畑青山線を見学しました。渋滞緩和のために、JRと交差する道路を建設しているところです。現場事務所において、トンネル工事の進め方から雨が降った際の排水装置まで、詳しく解説していただきました。それを現場で確認し、計画から施工までを体験することができました。現場監督の方に質問に答えて頂いた時、生徒たちが目を輝かせて、「おぉ~!!」と思わず声が出たのが印象的でした。
建物も道路も、完成したものはよく目にしますよね。ですが、その計画から施工、そして完成までの間を見ることは、なかなかできません。今日は、現場作業だけでなく、計画段階から教えていただきました!そこで、生徒ひとりひとりが卒業後の進路に向けて、自分はどの作業をしたいか?どんな仕事が向いているんだろう?など、具体的に考えるきっかけとなりました。(2年生までは遠足気分でしたが、、)
いよいよ就職活動が本格的に始まります。みんなが思い描く仕事と現実の仕事には差があるかもしれません。その差が少しでも埋まり、それぞれの性格に合った適職を見つけて欲しい!仕事は、充実した人生を送るためのひとつ、人生における大切な軸になるものだと、私は考えています。だから、3年生は今!しっかりと考えて、判断してくださいね!先生たちみんなでサポートしますよ!
1年造園実習班 第1回
初めまして、こんにちは!環境建設工学科のフレッシュな新任「ナチュラル」です(^^)♪
新1年生と同じように私もドキドキわくわくしながら毎日を過ごしております!そんな中、新品の作業服に身を包んだ私と新1年生は少し緊張した面持ちで造園実習をスタート(;’∀’)
越部里条の石碑がある歩道に、本校の生徒が手掛けた花壇があるのはご存じでしょうか?昨年度の1年生が整備したのですが、きれいに整備した花壇も、春の陽気で雑草が生い茂っています。そこで、今年も新1年生が一年を通して、花壇を手入れしていきます。
今回は、まず現場の視察、現地調査をしていきます!現場は本校から歩いて5分ほど。教員はもちろん、生徒も安全確認を徹底し、現場に向かいました。生徒には道中にゴミ拾いをしてもらいましたが、帰る頃には袋がゴミや雑草で一杯になりました(狙った獲物は逃さないといわんばかりに溝に落ちているゴミまで回収!)。
この実習では、緑豊かな風景の中に、色とりどりの花を植えて造園することで、地域の方たちを癒したいと考えています。造園会社より外部講師をお招きして、生徒が主体的に作り上げていくので、教員の私たちも完成が楽しみです!
次に、実習室に戻り、古い土が入った土のう袋を搬出しました。3チームに分かれ、「ジャンジャン!」という独特な掛け声をかけながら、バケツリレーで次々と外へ運んでくれました。「声を出すと、重たい物も楽しい気持ちで運べる」と感じたようです(*^^)暑い中とても頑張ってくれました。お疲れさまでした!
次回は雑草取り、土の改良、花の植え替えなどを行います。どうぞお楽しみにお待ち下さい!
▲ごみや雑草を全て残らず回収! ▲初の現場実習でやる気に溢れています。
▲古い土が入った大量の土のう袋 ▲見た目以上に重さに苦戦する生徒たち
環境建設工学科 課題研究「防災模型班」
みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。
今回は、環境建設工学科課題研究をのぞき見したいと思います。
今回のタイトルは「ザ!課題研究に潜入」です。ここで豆知識を・・・・
総合治水
兵庫県では平成24年に総合治水条例を制定し、河川や下水道を整備する「ながす」対策、校庭やため池などを活して雨水を一時的に貯留する「ためる」対策、浸水が発生した場合でも被害を軽減する「そなえる」対策を柱とした『総合治水』に取り組んでいます。
現在、6月23日まで県立人と自然の博物館において「知ろう!学ぼう!総合治水展」が開催中で、本校で昨年度に製作した総合治水模型を展示・実演しています。興味のある方は、ぜひ総合治水展へ。
では、のぞき見した『課題研究』に戻りましょう。
本校では、県土木と連携した総合治水啓発プログラムをおこなっており、課題研究で「ためる」対策に特化した模型製作をしています。写真は、総合治水展に展示中の総合治水模型です。中央の仕切りより左側が「治水対策なし」で右側が「治水対策あり」です。如雨露で雨を降らせて、左右を対比しながら河川の氾濫状況を確認できるようになっています。
今年度も8月17日・18日に兵庫県立大学で開催される「科学の祭典2024姫路会場」において展示・実演予定です。興味がある方は、ぜひお越しください。
以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート」がお知らせしました。
令和6年度 地元建設企業「魅力出前講座」
みなさん、こんにちは。環境建設工学科の学科長「グリーンT」です。今年度初めてのブログ更新となってしまいました。遅くなって申し訳ありません(+_+)
昨年の6月に開講した「建設系企業 魅力出前講座」なんですが、すごく大きな反響がありまして、今年の5月24日(金)に第2回目を行ったんです。その準備が忙しくて、なかなかブログを更新できませんでした。そもそも「建設系企業 魅力出前講座って何ですか?」と思われた方もいるでしょう。これは地元で活躍されている建設企業に来校していただき、仕事の魅力や楽しさ、やりがいについて、進路選択を目前にした3年生を対象にお話をしていただく講座になります。昨年度県内で初めて実施したんですが、「今年も開講してほしい!」という生徒の声や、「ぜひ参加したいです!」という企業の方々からの熱い思いを実現させるべく、今年は昨年を超える12社に来校していただき、さらに2年生も加わった形で実施しました。グリーンTが一番嬉しかったのは、本学科を卒業し、建設業界で活躍しているOB,OGが沢山来てくれたことです。たくましくなった表情や経験を積んだからこそ得られる社会人としてのたたずまいを見て、本当に嬉しくて嬉しくて感動しました。さらに参加した生徒たちも「建設業界への今までのイメージは、とても忙しくてしんどくてとてもブラックなイメージがあったけど、今日色々な企業の話を聞いて、考え方が変わりました」「会社の雰囲気や人間関係はホームページでは知ることができないため、とても役にたった」などの意見が出ました。
来年はもっとたくさんの企業に参加していただき、生徒たちが喜んでくれる行事を企画していこうと思うグリーンTでした。これからも環境建設工学科の出来事を掲載していくのでお楽しみに(^^♪
環境建設工学科:1年生の授業「建物のスケッチをしてみよう!」
みなさん、こんにちは。
毎度おなじみの環境建設工学科の愉快な先生ことハッピーです(^^)/
寒暖差が激しい日が続きますが、体調は大丈夫ですか?
さて、龍野北高校の生徒は1年生全員がタブレット(アイパッド)を持っています。今回はこの最新機器を活用した1年生の授業を紹介します。
今回の授業のテーマは「スケッチ」です。スケッチといっても、何もない白い紙にいきなり建物の絵を描くのはとても難しいですよね?そこで今回は「アイパッドを使った建築スケッチ」をにチャレンジしました。
さて……、どんな方法かというと、まず屋外に出てアイパッドで龍野北高校の校舎を自分が「カッコいい!」と感じるアングルを決めて、写真撮影をします。みんな少しカメラマンになった感じで、真剣な表情で撮影していますね。
その後、教室に戻って撮影した建物の形をアップルペンシルで写し取ってスケッチしていきます。絵が苦手な人にとっては、紙にいきなり鉛筆で描くより簡単・手軽にできます。実は、建物の形を写し取っていくだけでも、建物の細かい部分(専門用語で「ディテール」と言います)を学ぶ勉強にもなるのです。
そして最後は、白い紙の上に鉛筆で建物を描きましたが、やっぱり難しいようですね…… (-_-;)
でも皆さん、集中して楽しみながら描いていましたね!
やっぱり、デジタル機器が発達しても手描きの能力も大切です (^_^;)
1年生の皆さんも、来年からそれぞれの類型に分かれて本格的な学習がスタートします。今回の授業で「建築の楽しさ」を感じてほしいと思うハッピーでした。
環境建設工学科:1年生工業技術基礎 「最終回:家の設計をしてみよう!」
みなさん、こんにちは!
環境建設工学科の愉快な先生こと ハッピー です。(^^)/
ここの所、私は花粉症で苦しんでいますが、ブログをご覧の皆さんは大丈夫ですか?(>_<)
今回も、1年生の工業技術基礎(建築類型)の授業の様子を紹介しちゃいます!
今回の授業が1年生で最終回ということもあり、「住宅の間取り図作成(自由設計)」をしました。少し技術的にも「1年生には、まだ早いかなぁ…」と思っていましたが、思い切ってチャレンジさせてみました。でも2階建ての間取り作りは、建築を本格的に学習していない1年生にはしんどいと思ったので、今回は平屋建て(1階建て)の設計にしました。
これまでの建築製図の内容は、線の引き方をメインとしたトレース作業(図面を見た通りに写す作業)をしていましたが、今回はお客さんの要望に合った間取りを、自分でゼロから作るというクリエイティブな内容です!さらに、「完成までの制限時間は2時間」という条件も設けました。生徒も初めは「無理だぁー。間に合わない…」と口々に言っていましたが、途中からスイッチが入り、ものすごい集中力でペンを動かして、ほとんどの生徒が完成させました。中には、先輩顔負けの完成度の高い作品を作る生徒もいました。
完成後は、全員の間取り図を机に並べて講評会を実施し、自分が気に入った作品に1票投票する時間も取りました。他者の作った間取りを見ることで、自分の中にも新たな「発見」や「気付き」が生まれますからね。
今回の授業で、建築の「楽しさ」と「難しさ」を同時に体験できたようです。(^^)/
環境建設工学科:有志による「一号棟 北広場陥没修理」工事
皆さん、こんにちは!トゥクトゥクです。気づいていましたか? 正門を入った渡り廊下の下(1号棟北)のレンガ(インターロッキング)が、陥没していたこと!! 車も通ることがあり「危険 極まりない」状態が永く続いていました。
そこで、このたび環境建設工学科2年生有志6名が協力し、工事現場での作業と同じように取り組み、力を注ぎ復旧しました。 すごい!!!
【着工前】 ◎ 陥没深さは、約6㎝、レンガ(インターロッキング)の厚みは、8㎝でした。
<測れば深さがよくわかります。>
(陥没深さ)
<思っていたより分厚かった。>
レンガ(インターロッキング)厚
本校は、平成20年に旧龍野実業高校と旧新宮高校の発展的統合により開校され、平成21年4月に素晴らしい新校舎に移転しました。
それから約15年が経過しようとしています。現在の校舎は、芝田(コゲタ)地区の方々のご理解により農地を埋め立てた上に建っています。局部的に地盤沈下が起き、沈下したものと思われます。
【では、作業工程を見てみましょう!!】
《 ヘルメットを着用していませんが、ご勘弁を!》
しっかりと組み合わさり、隙間のないレンガを一枚一枚はずすのには、技術と体力が必要でした。
皆が、一枚一枚 手作業でめくって 約2m 四方のレンガを撤去しました。
やはり、思っていたようにレンガの基礎となる土が沈下していました。 なぜか! それは授業の中で学習してくださいね!!
① 沈下している所に再度沈下しないように砕石を入れ、締め固めます。
“空ねり”作成
じょうずに敷き固めましたね!さすが、環境建設工学科!!
② 砂とセメントを混ぜた’空ねり’といわれるものを補填し、締め固めながら必要な高さまで水平を確認しながら整地しました。
しっかりとした基礎が、美しくできましたね!
すごい!! 職人さんみたい
この後が、難関のレンガの敷復作業となります。思うように、なかなかハマりにくい??
③ 取り除いたレンガの模様の向きも考えながら、一枚一枚組み合わせて再度沈下しないように上から叩きながら敷締めます。 この作業が、一番難しんですよ???
再び、沈下しないようにレンガもしっかりと打ち込みながら水平に敷き詰めます!!
④ いよいよ、レンガ敷の最終段階です。すべてのレンガがはまり込む瞬間です!
1枚でも収まらなければ、はじめから敷き直しです!!
緊張の一瞬です!!!
やりました!!
きれいに収めることができました!!! すばらし~い
作業中は、安全管理もしっかり!
<作業範囲の明示>
さすが、環境建設工学科!!
後片付け、清掃までしっかりとやり遂げました!!
皆さん! ここを通ったら私たちの努力を ゆっくりとみてくださいね。 お願いしま~す。
【完了】
感無量!!
放課後、長時間をかけて実習等で習得した“ねばり と やる気”そして技術・技能を発揮してやり遂げました!! やり切った後の表情は、やっぱり“ 笑顔 ”になりますね!!
また 頑張ろう !!! (勉強も???)
環境建設工学科:1年生工業技術基礎 建築の学び
みなさん、お久ぶりです。環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です!(^_-)-☆
しばらくブログに登場しないうちに、季節もすっかり真冬になりましたね。ブログをご覧の皆さんも体調に気をつけましょうね。とくに受験生の方は気を付けてください。
今回は、1年生の授業を紹介します。1年生も残り約3か月で2年生になります。2年生になると環境建設工学科は、「建築類型」と「都市計画類型」に分かれて、専門的な学習がスタートします。
今回は2年生に向けて本格的に建築の学習を始めた、1年生の実習の様子をお伝えします。
2学期から少しずつ建築の学習をスタートしましたが、3学期は、より本格的な図面作成に取り掛かります。今回の第1回目のミッションは……「木造平屋建て住宅の平面図を完成させよ!」です。
「平屋建て」とは「1階建て」のことです。日本の住宅は2階建てが多いですが、1年生には少し作図が難しいので、今回の課題を簡単にしました。
これまで、少しずつ正しい線の引き方、文字や数字の書き方を学習してきた1年生。さすがに1~2学期に比べると手際もよくなりました。大きな成長ですね!1時間目~3時間目まで、ずっと図面を描く授業でしたが、集中して無言で黙々と作業していました。すごい集中力です。
でも、休み時間はみんなで楽しくワイワイとしていましたよ(^^)/
切り替えは大切ですね!
環境建設工学科:栗栖川新宮地区橋梁上部工事 現場見学会
こんにちは!今回は、本校正門前の栗栖川に架かる新橋「龍北橋」の架設を見学しました。
雪がひらひら舞う中での見学・・・橋って、どうやって組み立てられているのでしょう?
約23トンのT形の桁をクレーンで吊り上げ、設置部に移動させます。
そして、両端の支持部で待つ職人さんが声を掛け合いながら設置します。
とても大きな部材を重機で丁寧に動かし、職人さんたちが細かく声を出し合って協力しながら設置する姿を間近に見ることができました。生徒たちは安全第一の慎重な作業やコミュニケーションの大切さを学んだようです。
次に、場所を休憩室に移動して、部材を保護するシースという部品に、願い事を書かせていただきました。『これが、今後50年、100年と安全な橋を支えるのだと思うと緊張する・・!』という生徒もいました。皆の願いが未来に架かる橋となって叶うよう願っています。
その後、PC(プレストレストコンクリート)鋼材と同じ構造のPC板(通称ぴょんぴょん板)の上を歩き、PC構造を体感しました。PCはコンクリートにPC鋼線を通すことで、コンクリートの苦手な引っ張り力を克服した技術です。龍北橋はこの技術を用いた橋であり、PC橋といいます。
最後に、VRで橋桁の架設体験をさせていただきました。VRは、土木工事のような大規模工事をシミュレーションする際にとても役立っており、今後はより一層使われる技術だそうです。
百聞は一見に如かず!なかなか間近で見ることのできない橋梁架設工事を見ることができ、また丁寧な説明をいただき、より詳しく学ぶことができました。生徒たちにとって大変貴重な体験であり、就職や進学を考える一つの機会となったようです。環境建設工学科では、現場見学や企業説明会など、多くの実体験に触れる機会があるので、自分に合った進路選択のきっかけにしてもらいたいと思います。
環境建設工学科:2年 建築専門分科会製図コンクール
皆さん、お久し振りです。
環境建設工学科長の『グリーンT』です。
今回は12月7日に開催された兵庫県建築専門分科会製図コンクールにおいて、本校2年 建築類型の溝口未来が最優秀賞、一色優花が優秀賞に選ばれたので報告いたします!
このコンクールは兵庫県内にある建築系学科を有する学校の生徒たちが参加するもので、毎年12月に開催されます。2年建築類型の生徒17名は11月の初旬から図面を描き始め、約1ヶ月間を費やして図面を仕上げました。図面を汚さず、いかに正確に描き上げるか、数字や文字が丁寧に記入されているか、その他様々な部分が採点されます。今回入賞した二人は普段から丁寧に図面を描き上げることを意識して授業に臨んでいるので、その結果が表れたのかなと思います。
残念ながら入賞を逃した生徒たちも、与えられた期日をしっかりと守り、遅れることなく全員が期日を守って提出してくれました。私自身はそのことが何よりも嬉しいです(^^)