看護科blog

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看護科集会

令和5年度、第2回看護科集会を行いました。

1学期の出来事について学年ごとに代表者から発表がありました。授業や実習などの学びや2学期に向けての課題など、それぞれの学年ならではの内容でした。その後の学年間交流は、生徒同士の率直な意見や情報の交換・共有の場となり、今すべきことや夏休みの過ごし方について話しが弾んでいました。同じ目標に向かって前進する先輩や後輩と話すことで、お互いの思いや不安な気持ち等を共有でき、また頑張ろうという意欲の向上にもつながっているように見えました。みんなのたくさんの笑顔を見ることができ嬉しい時間でした(^^)/。

 

 

基礎看護実習Ⅲ

 2週間の基礎看護実習Ⅲが終了しました。基礎看護実習Ⅰ・Ⅱともに、新型コロナウイルス感染症の影響で校内の代替実習や短時間の見学実習になったため、今回が初めての2週間の病院実習となりました。

 各病院で担当患者様へのバイタルサイン(体温・血圧・呼吸数・脈拍数など)の測定や情報収集、援助を通し、コミュニケーションの難しさを改めて実感しました。また学校で学んだ基礎・基本を応用し、患者様に合わせた援助を行うことの必要性が学べました。コロナ禍の中、ご指導してくださった指導者様、担当させていただいた患者様に心から感謝したいと思います。

 <実習の終了後の感想>
バイタルサインを測定した値をただ読み取るのではなく、その値から患者様の状態を把握することの大切さを学びました。また、日常生活援助でも、ただ教科書通りに援助するのではなく、患者さんの一般状態を観察したことを関連付けたり、根拠に基づいた援助を行うことの必要性も学びました。今回の実習では、何事にも広い視野を持ち、細かいところまで目を向けることができるようになった点が成長したことです。

  

  

解剖生理学授業

2年生の看護科生徒が1年生の看護科生徒に、解剖生理学の授業を行いました。

4月から授業で学習した「循環器系」について授業を行いました。

1年生は循環器系の勉強をしていないため、専門用語で説明するのではなく、分かりやすい表現で説明し、「解剖生理学が楽しい」「循環器系興味が湧いてきた」等思ってもらえるように発表資料作りをしました。タブレットと模造紙、紙芝居にして理解しやすいように工夫しました。

    

全身を張り巡らされている血管の名前をすべて覚えたり、心臓のはたらきを勉強したりと覚える内容が多く、苦戦していましたが、班員と授業計画を練りながら勉強を行うことで理解が深まりました。

    

宣誓式

5月12日に第15回宣誓式を行いました。

生徒たちは、1年生の3学期から自分たちが作り上げたい宣誓式像をイメージし、様々な役割を分担し準備を進めてきました。2年生となり時間がない中でも最高の宣誓式を作り上げるためにクラス全員で意見を出し合い、準備を進めました。練習期間は短かったですが、当日はみんなの心を一つにして素晴らしい式を行うことができました。
誓いの言葉は、実習に向けての思いや考えをクラス全員から聞き、自分たちが伝えたい思いが届けられるようにクラスで吟味し、共通して出てきたキーワードの「笑顔で患者さんと向き合うこと」「家族・先生方に感謝すること」「同じ夢を持つ仲間と高め合うこと」という言葉を宣誓にしました。

本番では緊張も大きい中ではありましたが、素直な思いを言葉に乗せて伝えることができたと思います。




〈生徒の感想〉
・応援してくれる両親、支えてくださった先生方、一緒に頑張ってくれる友達、そして一番勇気を出してこの道を目指すことを決めた自分にも感謝して、人に寄り添える看護師になります。
・一歩ずつ夢に近づくことができるように、これから日々努力を惜しまず人としても学生としても成長していきたいです。

第1回 看護科集会

第1回看護科集会を行いました。新たな教員が加わった新体制の発表後、看護科高校課程で身に付けてほしい力について話しました。高校課程では自分や周りの様子に目を配り、色々な気づきを基に、自ら考えて行動する力を高めてほしいと伝えました。また、行動する際は一人で判断せず、必ず報告・連絡・相談をすることの大切さも伝えました。難しい勉強や技術の習得に心が疲れてしまうこともあると思いますが、みんなにはとても素敵な仲間がいます。クラスだけでなく、同じように大きな壁を乗り越えていく先輩や後輩の存在が大きな力になります。看護科集会では、学年間交流の時間も大切にしていますので、色々な話を通して、仲間・友達の輪を広げ、これからの生活に役立てて下さい。もちろん私達教員も、一生懸命努力するみんなを全力でサポートします。みんなの夢の実現に向けて、今年度も楽しく看護を学んでいきましょう(^^)/

 

 

先輩に聞く会

<内容>

 1部:全体会              

    1)自己紹介

    2)職場の様子や業務内容

    3)進路決定にあたって

    4)今、頑張っておくこと

    5)質疑応答

 2部:4グループに分かれて質問や意見交換

 

1期生から10期生の各病院の先輩10人が、看護専攻科1年生のために来てくれました。

 

 1部の全体会では、上記の内容を1人ずつ話してもらいました。先輩達からは、「進路を選ぶにあたって、自分はどのように働いていきたいか、どのような看護をしたいのかをじっくり考えた方がいい」などと参考になるアドバイスを多くいただきました。また、これから向かう臨地実習について、1年後に受験する看護師国家試験に向けての勉強方法も具体的に教えてもらいました。

 2部では先輩を含め10人ほどのグループを作り、病院の特徴や看護師としてのやりがい、就職先選びで考えたことなどを細かく説明してもらい、不安を取り除くことができました。

 各病院から来てくださった10人の先輩方、本当にありがとうございました。

<病院名>

宍粟総合病院、たつの市民病院、赤穂中央病院、ツカザキ病院、姫路中央病院、揖保川病院、

姫路北病院、リハビリテーションセンター西播磨病院、小国病院

  

 

科集会

 3年生が卒業し寂しさも残りますが、1・2年生で科集会を行うことができました。2年生の有志が、企画・司会・進行をしました。1年間の振り返りや学びについて、1年生は不安もあった初めての体験への思いや進級に対しての意気込みを、2年生はクラスの笑顔と明るさで全ての実習や行事を乗り越えられたことなど、それぞれの代表者が堂々と発表していました。看護師になるという1つの目標に向かって、学年を超えて頑張ってほしいと思います。

 発表後は、司会進行役の2年生から解剖生理や看護についての〇×問題が出され、グループで解いていきました。正解したグループが多いのはさすがですね。教員からもクイズを出し、予想できなかった答えを聞いては盛り上がりました。新1年生を迎える心の準備をして、科集会を終えました。3学年が揃うのを楽しみにしています。

  

  

  

  

ICTを活用した授業

 看護学概論の授業も最後になりました。夏休みに各自が学習した課題を活用しグループで協同学習を行いました。皆の意見や調べた物をまとめ発表しました。皆で共有したり話し合ったりすることで知識が増えたり、様々な思考の仕方があることも知ることができました。その反面、伝えたい内容が皆に伝わる発表にすることの難しさを実感することができました。たくましい1年生です。看護の土台を築いてこられた先輩看護師(ナイチンゲールなど)の方々の看護の定義や看護への思いに触れ、自分たちの考える看護についても立派に発表することができました。

  

  

町ぢゅう美術館

 新型コロナ感染症拡大防止を受けて、3年ぶりに「町じゅう美術館」に参加しボランティア活動を行いました。今年は、血圧測定とハンドマッサージを行いました。血圧測定を通して、健康についてのお話をさせていただいたり、ハンドマッサージを通して感謝の気持ちをいただけたり、生徒も地域の方々も笑顔で楽しい時間を過ごすことができました。

 当日はお天気も良く、幼児から高齢者の方まで、約40名程度の地域の方々が参加してくださいました。会場では、近くの店舗の方々との交流もあり充実した1日になりました。

  

  

 

成人看護実習(校内実習)

新型コロナウイルスの影響で臨地に行けず、校内実習となりましたが、校内でしか出来ないことを先生方が沢山考えて下さいました。

今回の実習では「気づき」を大切にして、患者さんの言葉や情報に隠された想いを、班やペアで考えました。最初に、患者さんの情報収集を行いましたが、闇雲に情報を得るだけでは患者さんのニーズに気づくことができません。そのため、どの情報が必要かということから考え、目的を持って情報収集をすることがとても大切であることを学びました。 

次に、得られた情報から今、目の前にいる患者さんは、どのような援助を必要としているかを考えましたが、その際、患者さんの身体面の変化だけではなく、気持ちの変化にも目を向けることが大切だと学びました。患者さんの状態は常に変化しているため、「今」の患者さんを見ることが大切で、今の患者さんの言動から気づく力が必要だと学びました。また、患者さんのニーズに応じた援助には様々な方法があり、たくさん悩み考え、より良い方法を仲間と見出しました。とても困難ではありましたが、患者さんの想いに気づくことができ、患者さんの笑顔が見れると、とても嬉しい気持ちになりました。これからも一人一人の患者さんとしっかり向き合い、より良い看護を提供できるように頑張りたいです。