模擬裁判実施
先週の12月13日金曜日に甲南大学の法廷教室をお借りして
リーガルマインド類型の2年生が模擬裁判を行いました。夏からそれぞれが
裁判官・検察官・弁護人・被告人・証人の役割に分かれて事件について理解を
深める活動を行ってきました。この日はその集大成となります。
二つの班に分かれての模擬裁判で、前半はリーガルマインドの1年生が傍聴席で見学する中行いました。
両班とも被告人と証人役の生徒に対して検察と弁護人がそれぞれ質問(尋問)を行い、整合性がとれているか、論理的に疑う余地がないかを検討していきます。
今まで弁護士や検察官の方々にアドバイスをいただいたことを活かしながら、検察役は有罪を立証するため、
弁護人役は無罪にするために質問を重ねます。被告人や証人役の生徒たちも事前に想定していない質問にも
柔軟に対応するため必死です。
論告・弁論を終え、裁判官の評議を行います。
模擬裁判ではありますが、有罪・無罪の決断を下すことに対する責任を感じながら
証拠を確認していきます。
いよいよ判決の瞬間。法廷に緊張感が走ります。判決は……
今年はA班とB班で異なる判決が出ることになりました。安堵と残念の思いが交錯する中
今年度の模擬裁判は終了しました。
最後に甲南大学の笹倉先生から講評をいただき、判決を下すということは他者の人生を左右すること、
疑わしきは被告人の利益であることを改めて理解することができました。
生徒たちにとってもなかなか経験することのできない経験をすることができ、非常に実りのある
活動になりました。