お知らせ

台湾交流

コロナ禍の3年間,台湾の高校生とのオンライン会議システムを利用した交流をすすめてきた。2023年度より渡航が可能になったことで,3月にSSH台湾海外研修を実施する。これまで培ってきたオンライン交流の仕組みを生かし,訪問校の生徒と事前にオンラインでコミュニケーションをとった後に渡航する計画である。訪問校とは,それぞれの課題研究について英語でプレゼンテーションを行うとともに,共通のテーマでの共同研究を行う。

【研修内容】

1)共同研究-地震の科学を学び,ともに未来へー

「地震学」をテーマとし、阪神淡路大震災を経験した兵庫県の高校生として,地震を科学的に学ぶ。地震の原因,予測方法,そして災害の影響について学び,日本と台湾の地震のケーススタディについて,台南光華高校と共同で研究を行う(事前のオンライン交流を含む)。知識を深め,地域社会への貢献に繋げる。

  1. 風や地震による揺れを制御するための装置Tuned Mass Damperを見学
  2. 国立台湾大学・地質学科・陳麒文先生の研究室訪問
  3. 私立台南光華高校との共同研究

 

2)課題研究交流

国立台湾師範大学附属高級中学と学校交流を行う。この学校は、課題研究や国際教育など先進的で自主性を重視する教育活動を推進している高等学校である。探究の課題研究の英語での発表,質疑応答を双方の学校が行う。     

 

Thailand-Japan Student Science Fair 2023(TJ-SSF)への参加

タイ王国プリンセスチュラボーン・サイエンスハイスクールの国際交流を目的として,タイ教育省基礎教育委員会が日本のSSH校や高等専門学校を招聘して実施している科学課題研究交流である。今年度は1219日から23日まで,Princess Chulabhorn Science High School Loeiで開催された。本校科学部生物班の2人が「Biology」のカテゴリーにおいて「The sea-snail that hates seawater」というテーマについて研究発表をおこなった。この参加をきっかけとして,Princess Chulabhorn Science High School Chiang Rai校と連携が始まり,「プログレス探究B」のオンライン交流でも生かされた。

参加に向けて,6月の登録から始まり,その後随時,研究要旨(Abstract)・論文(Full Paper)・プレゼンテーションスライド・ポスター・発表動画を提出し,準備を進めた。フェアでは,2日目にポスター発表がおこなわれた。左下の写真は自校の発表のようす,右下は他校の発表者に熱心に質問をするようすである。

下の写真は3日目におこなわれた口頭発表のようすである。15分の発表時間に発表とともに多くの質問に答えることができた。口頭発表はYouTubeを利用して中継されたため,校内で他の部員たちが発表を見守り,体験を共有した。