福祉探求科

福祉探求科だより

会議・研修 介護実習Ⅰ-4実習報告会

 令和6年12月19日(木)5,6限を活用し、福祉探求科2年次介護実習Ⅰ-4の実習報告会を実施しました。

 入学してから4度目の実習を終え、3年次には報告会を行わないため(実習閉講式を実施します)、実習報告会としては最後の締めくくりとなる機会となりました。

   

 実習Ⅰ-4では、3年次の「介護過程実習」に向けて「アセスメントの実施」が課題としてありましたが、一人のご利用者様の情報を収集し、その方の生活課題を考えることの難しさを実感したようです。その方が生きてこられた背景や、どのような経験をされてきたのか、何が好みでどのようなことに喜びを感じておられるのか…人の全体像を知るというのは、長年の付き合いがあっても難しいものですので、ましてや10日間の実習で知り得ることは不可能に近いとも言えます。ですが、「この方を知ろう」「この方のお困りごとは何か」と寄り添う気持ちがケアのスタートだと感じることができたようです。

 

 今回は社会福祉法人福成会 生活介護あいあい 主任生活支援員 平郡 大輝 様をお招きし、報告会の講評をお願いいたしました。アセスメントの難しさや対応方法、介護観の在り方について貴重なお話をいただくことができました。また、お世話になった実習先の施設長さんや実習指導者の方々にもお越し頂き、生徒の学びを聞いて頂くことができました。お忙しい中本当にありがとうございました。

 介護実習Ⅰ-4では13施設にお世話になりました。地域の方々のご協力に改めて感謝いたします。今後ともどうぞよろしくお願いします。

福祉探求科1年次~神戸女子大学との高大連携~

 12月10日(火)特編授業を活用し、台風の影響で延期となっていた神戸女子大学への訪問を果たすことができました。神戸女子大学社会福祉学科において、ソーシャルワークにおける支援の在り方や、社会福祉士の仕事についてどのような分野で活躍しているかなど具体的なお話しをしていただきました。

 

 また、本校卒業生で、福祉探求科1期生の酒井琴美さんからご講話いただきました。「介護実習を筆頭とし、高校での学習は大変なこともあったが、福祉探求科での学びが、今の自分につながっている」と力強い言葉を伝えてもらいました。今回の交流や大学での講義体験を通し、ますます福祉の魅力を知り、人との関わりについて学びを深めていってほしいと思います。

     

  講義のあとは、食堂の利用もさせていただきました。神戸女子大学のみなさま、お忙しい中、ご対応いただきましてありがとうございました。

会議・研修 福祉探求科1年次9月実習報告会

 9月4日~9月18日の間、福祉探求科7期生が初めての実習に参加し、その報告会を10月15日(火)に実施することができました。1年次は20か所以上の施設に実習に行かせていただき、たくさんの学びがありました。

   

 実習Ⅰ-1では「コミュニケーションの基本技術を用いて、信頼関係や人間関係の構築に必要な利用者とのかかわりについて理解する」という目標を立て、すべての介護の基礎となるコミュニケーションについて現場での学びを深めてきました。

   

 コミュニケーションはただ相手の話を聞くだけでなく、その人を知ろうとする姿勢や、受容・共感・傾聴の技法を活用し、寄り添う心で接することが大切であると発表していました。はじめは緊張して挨拶もままならず、声も小さく、指導もたくさん受けたようです。ですが、元気よく笑顔で挨拶することが、コミュニケーションの第一歩であるとの気づきもありました。今後もまだまだ知識や技術の習得が課題となりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

   

 

 

会議・研修 福祉探求科2年次9月実習報告会

 10月7日(月)福祉探求科2年次生が9月実習の報告会を実施しました。

  

 2年次は9月4日~18日の平日10日間、高齢者及び障害者施設で介護実習を行いました。受け入れ施設は20施設以上に及び、地域のご理解、ご協力を得られましたことに改めてお礼申し上げます。

 生徒たちは、介護実習Ⅰ-3「ケア実習」として、

(1)本人が望む生活を支えるための生活支援について理解できる。

(2)利用者を理解し、支援に必要な情報を収集することができる。

(3)利用者に応じたレクリエーションを企画し、運営できる。

といった目標をもって実習に挑みました。介護実習としては3回目の実践となり、緊張の中にも、少しゆとりをもって取り組めていた印象です。その振り返りとして報告会を実施し、それぞれの施設における学びを発表し合いました。最後に教頭先生より、「失敗から学べることもたくさんある」「実践を振り返り、他者へプレゼンテーションすることで改めて自身の中に学びを落とし込むことができる」とご講評をいただきました。実習が終わってから報告会まで時間のない中でしたが、しっかりと発表ができていたところに成長を感じました。

   

次回は11月1日~15日の平日10日間です。ご協力いただきます施設の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

お知らせ 福祉探求科第7期生 介護実習開講式

 9月3日(火)福祉探求科1年次生において、介護実習開講式を実施しました。校長先生、年次主任の先生より激励の言葉をいただきました。

 校長先生からは、「成長には少しの負荷が必要である」とのお言葉をいただきました。人は自分のできることの少し上の目標に向かって努力することで、更なるステップアップが図れることを教えてくださいました。また、年次主任の先生より、「感謝、謙虚、素直」の3つの言葉を伝えていただきました。最後に生徒代表が「実習への誓い」を立てました。利用者一人ひとりに寄り添える介護福祉士を目指し、実習に取り組みます。お世話になる実習施設のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。