令和4年度 今日のできごと

令和4年度 今日のできごと

11月30日(水)薬物乱用防止講話(3年次) 実施報告

11月30日(水)、3年次生が「薬物乱用防止講話」を聴きました。

薬物乱用防止教室については、県が「学校保健計画に位置付け、すべての中学校及び高等学校において年1回は開催する」取り組みを進めており、本校では毎年、年に1回実施しています。

兵庫県教育委員会体育保健課 「薬物乱用防止教室について」

講師には、本年度も学校薬剤師の田中多宏先生を迎え、『STOP!乱用薬物』というタイトルで、乱用薬物から「大切な自分を守る」ための情報や考え方、方法等について学びました。

講話の前に動画を視聴し、その後、スライドを見ながら田中先生のお話を聞きました。

お話は、「薬物の種類と影響」と「薬物乱用の定義」から始まりました。「薬物乱用」とは、「決められたルールを守らないで薬物を乱用すること」です。

薬物乱用防止において「ここが一番大切!」と強調されたのは、「最初の一歩を踏み出さない」こと。「あなたはスマホ依存を今すぐやめられますか?」と問いかけられました。スマホですら依存したらやめるのは非常に困難であることからもわかるように、乱用薬物に依存したら自分の力では抜け出せなくなるので「最初の一歩を踏み出さない」ことが何より大切です。

また、乱用薬物の危険性だけでなく、喫煙と飲酒の危険性についても教えていただきました。「喫煙は大麻乱用の入り口(ゲートウェイ)になりやすい」というお話や、たばこの煙に含まれる発がん性物質タールによって真っ黒になった肺、そして、飲酒により萎縮した脳の写真も、生徒たちの記憶に強く残ったようです。

3年次生の皆さんは、田中先生からの「自分の大切さを思い出そう」というメッセージの重みについて、何度も考え、しっかりと心に刻んでください。もし親しい友人や悪い先輩から勧められても、大切な自分や周りの人を守るため、断るコツは「①ハッキリ断る」「②その場から離れる」「③近づかない」でしたね。

今回の講話の対象ではなかった1、2年次生にも、リーフレット等を配布しています。ご家庭で薬物乱用防止について必要な知識を学んだり話し合ったりする機会を設けていただき、ご活用ください。

参考資料:(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター 薬物乱用防止動画

以下に、本校生の感想を一部紹介します。

・薬物乱用について

- メリットがその瞬間の気持ちよさだけであるのに対して、デメリットがとても多い。今回の話を聞いて恐怖を感じたので、使用することのないようにしたい。

- 処方薬も使い方を間違えると乱用になるのは初めて知った。これからもしそういう誘いを受けても断るように注意したい。

・飲酒について

- 脳の成長を妨げて、脳に隙間ができていたのがはっきり見える形になっていた。

- 祭りとかでよく飲んでいる人を見たり誘われたりするけど、絶対に誘いに乗らないようにします。怖い。

‐ 大人でも未成年でも依存でアルコールが欲しくなってしまうのはよくないことだと思った。気持ちいいからという理由で再度飲みたくなるという脳の反応がとても怖いなと思った。

・喫煙について

- タバコは乱用薬物と使い方が似ていると聞いてびっくりしました。親が最近まで吸っていたのですが、やめてくれてよかったと思いました。

- 血流を悪くしてしまう上に、歯もボロボロになり、発がん率も高くなるのでデメリットばかりで驚きました。

- 家族が喫煙者なので、近くで見ていて、息切れや肺の手術などをしているので、やめてほしいと思いました。