2021年7月の記事一覧

防災ジュニアリーダー研修会・淡路会場

7月23日(金)

令和3年度兵庫県防災ジュニアリーダー研修会・淡路会場に生徒会で参加してきました。

淡路市の北淡震災記念公園にある野島断層保存館で、1995年に起きた「阪神淡路大震災」(兵庫県南部地震)についての説明を聞きました。語り部の方のお話では、当時の悲惨な状況に涙する生徒もいました。野島断層は水平方向に最大2m、垂直方向に最大1.2mずれていて、ここではその様子を当時のまま残しています。

断層を見学した後は、県下17校のジュニアリーダーが集まって各校の「2021アクションプラン」を考えます。本校では毎年行なっている募金活動について話し合い、今月3日に静岡県熱海市で起きた土石流災害の復興支援募金を行うことにしました。その為に必要なステップを模造紙に書き出してみんなの前で発表しました。アクションプランは、有言実行の為の宣言です。「やりたい」ではなく「やります」を他校生の前でしっかり宣言してきました。

学校の中での生徒会活動はもちろんですが、校外に出て色んな方のお話を聞いたり、実際の断層を見たり、他校生と交流したりする事でたくさんの刺激を貰いました。

来月には東日本大震災の被災地、宮城県を訪問します。その際に現地の方にお配りするメッセージカードも書きました。

学校に戻ってからは、発表の時に各校の皆さんが書いてくれた応援メッセージを貼りつけました。県下のたくさんの仲間たちと一緒に、防災ジュニアリーダーとして頑張ります!

生徒会よりお昼の放送「防災ミニコーナー」

更新が遅くなりました、6月分の「防災ミニコーナー」の様子をお伝えします!第2回は2年次の担任S先生にお話を伺いました。

放送の内容はこちら!

生徒会:第2回目の今日は、2年次担任のS先生にお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

先生:はい、お願いします。私が阪神・淡路大震災で被災したのは5歳の時でした。今もある、阪神間の実家で被災しました。地震が起きた瞬間は偶然起きていて、布団にくるまっていたのをうっすらと覚えています。地震がおさまって、近所の小学校の体育館に一時的に避難しました。家では水道、ガス、電気すべて使えなくて生活ができなかったので、何日後かに大阪の祖母の家に行き、2か月ぐらい過ごしました。

生徒会:震災を受けて、先生が日頃から心がけておられることはありますか。

先生:自分が寝ている近くに懐中電灯を置くようにしています。最近は自分の家にハザードマップが届いたので、それを確認しました。

生徒会:次にまた地震が起こったら、どのような行動を取ろうと思われますか。

先生:まずは自分の身を守ろうとします。その後、周囲の人々の安全確保に努めたいと思っています。

生徒会:最後に、全校生徒に向けて一言お願いします。

先生:地震はいつ起きるか分かりません。起きた時に最善の行動が取れるよう知識を身につけて、ちょっとした身の回りのことを見直して貰えたらな、と思います。

生徒会:ありがとうございました。今日のお話を聞いて、少しでも皆さんが防災について興味を持ってくれたら嬉しいです。次回も楽しみにしていてください。

(写真は放送室での様子です。)