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研修の様子

9月6日(水)ⅢC1103 (小)算数科授業実践講座

(研修の概要)

 講 義

  一人一人の児童の数学的な見方・考え方を育む授業

  神戸大学大学院  教授  岡部 恭幸

 

 

 

 

 

 

 演 習

  系統性を踏まえたつまずきの解消をめざす授業づくり

  ー数量の関係に着目してー

 

 

 

 

 

(受講者の感想)

・授業づくりについては、さらに学んでいかなければならないと思いました。特に、目標とするところまで理解できている児童と、その前段階の児童との思考の行き来(例えばペア学習)については、自分の授業においてできていないと感じました。「繋がる、分かる」ように他者の意見から気付かせるなどしながら、理解に繋げていきたいと思いました。つまずきの解消のために系統立てて考えることができたのは、とてもよかったです。既習事項については気を付けていましたが、上の学年でのつまずきをなくすために、今の学年でできることについては考えていなかったので、意識していきたいです。

・岡部先生の講義を聞いて、学んだことを明日から授業に生かそうと思いました。6年生の円の面積の単元で、公式を導くまでに、およその面積を求めてみるという活動が、教科書では2時間あります。そこをいかに進めていくか、とても悩んでいます。なぜおよその面積を求めるのか、その必然性をもたせることができていないように思います。内容を理解するのが難しい児童には、何をやっているのかわからなくなるのではないかという心配があり、授業が停滞しないように教員がつい先導してしまいます。そのため、各児童の思考を、全体でも共有しながら進めることを意識したいと思います。授業研究が本当に大切だと改めて感じ、学びの多い研修でした。演習では、具体的に児童のつまずきについて考え、協議することができてよかったです。そして、自分だけでなく、学校全体で共有して進めていくことの大切さを改めて感じました。算数科だけでなくいろいろな活動に通ずる研修でした。

 

9月6日(水)ⅢF1309表計算ソフト活用講座

〔研修の概要〕

演    習  成績データを集計するための関数の利用
         ・COUNTIF関数を活用した個別データカウント
         ・SUMIF関数を活用した個別データ集計
         ・VLOOKUP関数を活用したデータ表示 など
演    習  授業や校務に役立つ機能
         ・グラフの作成と表現
         ・データの並べ替え、条件付き書式、Wordへの差込印刷
         ・クロス集計(ピボットテーブル)の基本操作と活用 など

〔受講者の感想〕

・校務でエクセルは日常的に使っていますが、研修で応用の部分まで新たに知ることができたので、これまで実践してきた成績管理や教材への活用をさらに深めていけると感じました。これまで生徒に提示した資料も視点を変えて生徒がより関心を持てるようなものにできそうなイメージをつかむことができました。

・今まで意味がわからなかった関数が少し理解できるようになりました。学校に戻ってから実践しないとすぐに忘れてしまいそうなので、すぐにフィードバックしようと思います。校内研修でもこのような研修があると助かる先生がたくさんいるのではないかと思います。

・今まで、既存のエクセルデータを利用して業務をしてきており、1から関数を組み立てて行うことがなかったので、とても参考になりました。こういった内容こそ校内研修等で多くの先生に知ってもらいたいと感じました。

 

8月30日(水)ⅢF1304(高)タブレット端末活用講座

〔研修の概要〕

講 義 授業におけるタブレット端末の活用について

          
演 習 場面に応じたタブレット端末の活用について
     ・個別学習におけるカメラ・マイクの活用
     ・協働学習における資料・作品等の共同編集

演 習 タブレット端末を活用した授業を展開するために
     ・タブレット端末を活用した学習場面づくり

 

 

 

〔受講者の感想〕
・タブレット端末を生徒が使うにあたり、より良い学習を行うためにはどうすればいいか考える良いきっかけとなりました。自分が今までに学んだことや実践してきたことに新しい方法を模索するきっかけや他校の先生が実践されていることを知ることができました。この研修で学んだことを活用していきたいです。

・他の教科のタブレット端末の活用方法を自分の教科指導に生かしたいと思いました。

8月30日(水) ⅢG2109a 特別支援教育の視点を生かした集団づくり講座 ー 一人一人の良さを生かした指導・支援 ー

〔研修の概要〕

講   義:特別支援教育の視点を生かした学級経営 

  ~発達と愛着に課題を抱える子どもたちへの理解と支援~ 

              桃山学院教育大学 教授 松久 眞美

演習・協議:個に応じた指導と集団への指導の実践

講   義:発達と愛着に課題を抱える子どもたちへの支援の実際

 

                        

                  

 

〔受講生の感想〕

・幼少期の経験、周りの大人との関わりがいかに人間らしい愛や信頼を受け入れられる人格に結びついていくのか、改めて深めることができた。

・今日はこの講義を受けてよかったです。それは明確に子どもの見方が広がったからです。9月1日41人の子どもたちを落ちついてむかえられそうです。”好意に満ちた語りかけ”を心がけ、様々な家庭からやってくる41人と安定した雰囲気をつくっていきたいです。また、お話を聞きたいです。

・個への支援の前にまずクラスの子どもとの信頼関係を構築すること、そしてそれは上手なほめ方、しかり方でつくっていくこと、という内容がとてもしっくりきた。しかるべき時を逃さずにきちんとしかっているかを、周りの児童もよく見ていて、それが学級の規律にもつながるので、タイミングをのがさず、子どもに意図が伝わるようにほめたりしかったりしていきたいと思った。

8月29日(火)ⅢD1503 いじめ問題への対応講座(集合研修)

8月29日(火)ⅢD1503 いじめ問題への対応講座(集合研修)を実施しました。

 

〔研修の概要〕

  講義・演習:いじめ問題に適切に対応するために                                                                                                                                                                                兵庫教育大学大学院 教授 秋光 恵子

  講義・演習:児童生徒自らいじめについて学び、取り組んでいくために

 

〔受講者の感想〕

・秋光先生の講義での「いじめ未然防止力」に関する調査統計が強く印象に残りました。個の力(特に、他者に関わる力)が高ければ他者に加害をしない割合が高いことや、セルフコントロール能力が高い子どもほどいじめを傍観する傾向にあることなどがとても勉強になりました。

・いつ自分のクラスでいじめが起こるか分からないので、日頃からアンテナを張っておく必要があると思いました。また、集団の雰囲気も大切になると講座で学んだので、いじめを許さない学級全体の雰囲気を作るために、他者への思いやりや道徳心などを伸ばせるように、声かけや関係づくりを行っていきたいと思いました。

・「いじめ未然防止プログラム」や「CoCoLo-34」など、すぐに使えるアイテムが準備されている研修だったので、自校に戻ってもすぐに使えると思いました。まずは自分自身がプログラムを使うように努力するとともに、いろいろな先生にプログラムを広めていきたいと考えました。