千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

先輩方の有難いお話【全学年】

 本日、2限~4限にわたり「進路ガイダンス」が行われました。最初に、2年前に卒業した45回生の先輩方を講師としてお招きしお話を聞く機会を設けました。講師は田村菜緒さん(鳥取大学在籍)、住江千理さん(岡山医療福祉専門学校在籍)、戸井未来美さん(津山中央看護専門学校在籍)、安井大翔さん(山陽特殊製鋼勤務)、大前香仁さん(東海漬物勤務)の5名で、それぞれの進路先での近況や高校時代の様子、今やっておくべき事など高校を離れた目線で後輩たちにアドバイスをしていただきました。
 就職先で三交代勤務の安井さんは、「夜勤は慣れるまでしんどかった…、夏場の熱い中での仕事は体力が必要」と現場の仕事の大変さを伝えて下さいました。その中で、卒業して思うのは「基礎学力とコミュニケーション力の大切さです」と語ってくださいました。また、専門学校に通う住江さん、戸井さんは「看護の世界は厳しいと分かっていたが、思った以上にしんどかった」と語りつつ、「専門学校を選ぶ際は、オープンキャンパスに参加するだけでなく先輩の声も聴いて…」とアドバイスをくれました。将来、教員を目指している田村さんからは「受検に向けて自身の強みとなるものを磨いて…」と後輩に熱く語ってくれました。
 いやぁ…有難い。就職、専門学校、大学と進路は違えども、卒業生からの生の声は説得力があり、非常に興味深く生徒たちも食い入るように話を聞いていました。将来の進路ために今をどう生きるかということを考えるきっかけになったと思います。その後分野別の進路ガイダンスでは、各教室で学校からの説明により一層熱心に耳を傾けていました。
 5名の講師の皆さん、今日は貴重なお話を有難うございました。皆さまの今後のご活躍をお祈りしております。

 
 
 

恒例の百人一首大会【全学年】

 今日は一日中雨が降り続き、悪天候の中で学力検査に伴う高校入学選抜の合格発表が行われました。そう言えば、先月の連携型入学選抜の合格発表時も雪が激しく降っていましたが、受検生にはちょっと可哀想なスタートとなってしまいました。しかし、努力の末合格を勝ち取られた28名の受検生の皆さんに心から敬意を表するとともに、「おめでとう!待ってるぞ!!」と祝福したい気持ちです。間もなく始まる高校生活に向け、気持ちを前に向けてもらいたいと思います。
 さて、その合格発表の裏で在校生は百人一首大会が行われてました。この行事は、本校で10年以上も続き過去には中学生と合同で開催したこともある恒例行事です。4人1グループで対戦し、1回戦の勝敗結果から組み分けを行い勝者組の1~3位と敗者組の1~3位の生徒に表彰と副賞(図書カード)を進呈しました。
 生徒たちは、身を乗り出しながら呼び上げの音に耳を澄まし、「ハイ!」と素早く手を伸ばして札を集めていました。中には、上の句、下の句をすべて覚えているつわ者もいて、札を独占する生徒もいましたが、投げ出さずなんとか1札でも多く取ろうとする姿に心を打たれました。球技大会とはまた違い、全員が同じ目的に向けて集中しているがゆえの楽しさや微笑ましい場面が多く見られ、癒されました。生徒の皆さん、お疲れ様でした。成績は、以下の通りです。
【勝者組】
 優勝:山森 咲楽(2年)★2連覇★  準優勝:田口 琉磨(1年)  3位:田口 航希(2年)
【敗者組】
 優勝:山本 実央(1年)  準優勝:奥田 朝妃(2年)  3位:立尾 日向大(2年)、宮元 俊輔(1年)

 
 
 

ボールを操りゴールを目指せ!【全学年】

 今朝の千種町は4℃(午前7時時点)、ここ最近は10℃近い朝でしたので少し寒さを感じました。日中も曇り空だったので、ポカポカ陽気とはいきませんでしたが、運動するにはちょうどいいコンディションでした。
 そんな中、今日は冬季球技大会が行われ白熱した戦いが繰り広げられました。今回は、男女ともにバスケットボールでしたが、男女6チームのリーグ戦で勝敗を決めました。つまり、勝っても負けても全チーム5試合は戦うのです。かなりハードでしたね。
 試合の様子を見ていて感じたのは、勝敗に関係なく生徒たちは全力でプレーし、全力で楽しんでいるのが印象的でした。得点差がつくと投げやりになり、防御も攻めることもやめてしまう生徒がいたりしますが、本校生はボロ負けしていても諦めず最後までゴールを目指す姿勢があり見応えがありました。また、ゴールの瞬間「ナイス!」と仲間を讃えあったり、応援している人も一緒になって戦っている姿も見られ心が和みました。チームの勝利にこだわるあまり、生徒間で時々トラブルになったりしがちですが、本校生にはそんな心配はありません。本当に素晴らしいです。最後は、男女優勝チームと教員チームのエキシビジョンマッチが繰り広げられ、大盛り上がり…、男女とも生徒チームが完全優勝を果たしました。
 明日は、2限目からの授業開始で「百人一首大会」を行います。頭脳を競う個人戦になりますが、明日も勝敗に関係なく全力プレーを見せてください。上位成績は以下の通りです。生徒の皆さん、お疲れ様でした。
【男子の部】
 優勝:2年Aチーム  準優勝:1年Aチーム  3位:2年Bチーム
【女子の部】
 優勝:2年Cチーム  準優勝:2年Bチーム  3位:1年Aチーム

 
 
 
 
 
 
 
 

待望の春到来!【各部活動】

 6日間の学力検査に伴う入試休みを終えて、本日から学校が再開されました。この間、気温が一気に上がり春本番を感じさせる温かな陽気が続きました。千種の山々の雪どけが進み、千種川も増水しています。また、道路端では梅の花が咲き始め殺風景だった通勤道中の景色に彩りが加わってきました。小鳥のさえずりも聞こえるようになってきました。さぁ生徒の皆さん、待ち遠しかった春の到来に合わせ気持ちを高めていきましょう!
 今日は、放課後に校外進路相談会があったり、生徒会活動があるなど全員揃っての部活動とはいかなかったようですが、久しぶりに生徒たちが元気に活動する姿が見られました。何もしない状態だと快適な気温ですが、運動するとかなり暑さを感じるほどでしたが、生徒たちは夢中になって取組んでいました。4月から進級し新たな学年となって新入生を迎えます。各部で新入部員を迎え入れる準備をしつつ、目標となる大会等に向けて頑張ってほしいです。

 
 
 

ネットトラブルを回避するために…【全学年】

 本日は午後からの学力検査業務のため、生徒たちは午前中2時間のみの授業後、SHRと大掃除をして全員午前中で下校となりました。明日から6日間はいわゆる入試休みに入ります。春の温もりを感じるお昼前に、生徒たちは嬉しそうに学校を後にしていました。しばらく学校への登校はありませんが、まだまだコロナ感染も心配される状況に変わりありません。生徒の皆さんには、体調管理に留意し元気に過ごしてほしいと思います。
 さて、昨日の3,4限目にNIT情報技術推進ネットワーク(株)の篠原嘉一様より、「安心して使うために知っておきたいネットリスク ~スマホやネットに潜む危険~ 」と題してご講演いただきました。私は、途中から様子を拝見したのですが、様々な無料アプリ等を例に挙げて実際に起きているトラブル等を紹介いただきました。また、無料の背景には利用者の様々な情報を入手するメリットがあり、情報を漏らさないよう設定しておく必要があることも学びました。生徒たちは、身を乗り出すような勢いで話に聞き入っており、ネットトラブルを回避するための正しい利用について再認識したようです。
 「いやぁ~、勉強になります!娘にも聞かせたかった…」私も、自分のスマホ設定で情報管理が甘かったことが確認できましたし、生徒たちも初めて知った事、ヒヤッとした事があったのではないでしょうか?様々なネットリスクを回避した上で、正しくスマホやネットを利用したいと思います。篠原様、昨日は大変勉強になりました。ありがとうございました。

 
 
 

心のサポート講演会【全学年】

 本校は、いじめや不登校を未然防止する研究指定校として様々な取組みを年間を通して実践しています。今年度は、新たな取組みとして、10月に全学年で「いじめについて考える」人権HRを実施したり、学期ごとに全教員による個人面談等を行ってきました。
 昨日はそうした心のサポート事業の一環として、関西福祉大学の市橋真奈美先生にご来校いただき、「援助希求って何?~一歩踏み出してみよう!~」というテーマのもと講演会を行っていただきました。市橋先生は、冒頭に「人に頼ること=ダメな事、弱い人、迷惑な事と思っていませんか?」と生徒に投げかけられ、今日の授業のねらいは「相談することのハードルを下げることです」と呼びかけられました。その上で、相談しやすい相手に関する本校生の事前アンケートの結果と国の調査結果を比較して、本校生の特徴に触れられました。なんと、本校生はQ.心が沈んでいる時に誰に相談しますか?の質問に対し、「しない」と回答した生徒が38.2%と一番多かったのです。一方で、本年度から実施してきた全教員による個人面談に対し、「非常に良かった・良かった」と回答した生徒が約80%おり、その必要性を感じていました。これらの結果をもとに、「大丈夫、放っといてほしい」という生徒も一定数はいるものの、多くの生徒が話をしたり相談する機会を求めていることが分かりました。なにげない日常会話を含め、友達同士や教員との対話は非常に大切だと改めて確認できました。また、後半はグループワークをしながら、相談しやすい人や環境を考え、話し合いを通じて考えたことを発表し合いました。生徒たちは、真剣かつ柔軟にキーワードとなる言葉を情報共有していました。
 市橋先生、生徒の実態に応じた生きた講演をしていただき、ありがとうございました。生徒たちも、グループワーク等を通してたくさんの気づきがあったようです。この気づきを、今後の学校生活や生徒の指導に活かしていきます。
 
 
 

ありがとう、三宅先生!【49回生】

 学年末考査が終わり、本校では現在午前中の授業が行われています。年度末は、様々な行事が組み込まれたり、今週末には学力検査があるため各科目による授業もいよいよ大詰めを迎えています。そんな中、今日の1,2限の授業をもって本校の勤務を終えられる先生がおられました。家庭科の三宅歩美先生です。
 三宅先生は、毎週月曜日のみの勤務でしたが、一年間家庭基礎(1年・2時間)とフードデザイン(3年・2時間)を担当していただき、京都市内から千種高校まで時間講師として勤務いただきました。地元の教育大学を卒業された後、教員の道でなく京都府警に勤務されましたが、再び教員の世界を目指して動き始められたタイミングで本校にご縁あって勤務いただいていたのです。週一日とは言え、本校の家庭科授業のために片道4時間以上かけて通い、生徒たちに創意工夫をこらした授業を提供いただきました。教育実習の時以来、教壇に立たれた経験はなかった三宅先生でしたが、授業に向けての教材研究の様子や生徒との接し方を見て、私たちも見習うべき点が多くある素晴らしい先生でした。
 その三宅先生ですが、今年度の京都府教員採用試験に見事に合格され4月からは京都府内の中学の家庭科教員として勤務されます。最後となる三宅先生の授業後に、1学年の生徒・教員からサプライズの寄せ書きが送られ「三宅先生、遠方から私たちのために家庭科の授業をしてくださり、ありがとうございました!」と感謝の言葉が述べられました。三宅先生も「教員の原点となった学校です。千種高校での経験は一生忘れません」と語ってくださいました。
 三宅先生、千種高校に来てくれてありがとう!色んな先生方がいて千種高校の教育が成り立っていますが、悪条件の中でもポジティブに勤務いただいた事は他の教員にも大きな刺激となりました。先生の姿勢から得たものは私自身も大きかったです。先生の新天地での益々のご活躍とご多幸を千種高校あげて祈念いたします。本当に、ありがとうございました。
 
 

兵庫県警本部長表彰を受賞!

 今年度本校は、兵庫県警本部主催の自転車交通事故プログラム「自転車無事故無違反チャレンジ2021」に応募し、兵庫県警察本部長賞という名誉ある賞をいただく事になりました。この事業は、兵庫県警察が自転車事故の年齢層の中でとりわけ高校生の世代が突出して多いことを受け、昨年度から事故防止の啓発活動として実施されている2年目の事業です。
 本校は、昨年度は自転車の無事故無違反を達成し、兵庫県警本部交通部長表彰を受賞していました。しかし、今年度は無事故無違反に加え交通安全テストで全体平均(83.15点)を大幅に上回る88.25点を獲得したことが評価され、県下で9校しか受賞していない兵庫県警本部長賞を受賞したのです。
 昨日、兵庫県警本部交通部交通企画課調査官の竹谷勝義様、同自転車対策係長の後出真一様、宍粟警察署交通課長の上山智晴様にご来校いただき、一坪小春さん(1年・千種中出身)が本校生を代表して賞状を受け取りました。警察の制服に身をつつんだ3名の方々に加え、校長、教頭に囲まれて一坪さんも緊張したと思いますが、立派にその重責を果たしてくれました。竹谷調査官は学校HPを見て千種高校を勉強されており、スキー部の活躍や飛び出し坊やの寄贈、お米の金賞受賞などの情報を事前にキャッチ…、「お米売っていたら買おうと思っていました」とお話されました。また、「是非とも、3年連続での受賞を目指してください!」と励ましのお言葉をいただきました。嬉しいお言葉、ありがとうございました。
 名誉ある賞状を届けるため、わざわざ学校まで足を運んで下さった竹谷様、後出様、上山様、本日は誠にありがとうございました。この表彰を励みに、交通安全への意識をさらに高められるよう取組んでいきたいと思います。

  

スマホ利用のルールを考える…【全学年】

 本日、2~4限に「校内ワークショップ」と題し、全生徒によるスマホ(タブレット)利用に関するグループワークおよび発表会が行われました。昨年、この行事を初めて見た時、生徒会役員がオブザーバー役となり円滑に話し合いを進め、短時間に意見をまとめ発表する姿に感動したことを今でも鮮明に覚えています。「本校の生徒は本当にスゴイ!」そんな印象を強く受けました。
 今年も昨年同様、生徒会役員がリーダーシップを発揮し、各グループ(学年・男女混合)で話し合い→まとめ→発表が行われ実り多い校内ワークシップとなりました。スマホ利用におけるメリットやデメリットを再確認したり、解決に向けてどう取組むべきかを生徒たちは真剣に話し合っており、今年も感動の連続でした。特に、来年度入学生から始まるBYOD(一人一台端末)の導入に伴い、スマホやタブレットの校内使用における本校のルール決めをしていく必要があります。正式なルールはもう少し時間をかけて決められますが、今日の意見も参考にしながら生徒たちの意見を尊重したものにしていきたいと考えています。こうして実際に使用する生徒たちがスマホマナーに関する意見を出し合い、生徒たちが納得してルールを決めることで、規範意識向上につながるものと確信します。
 最後に大田先生が言われていた、リスクを知った上でリスクを最小限に抑える使用法を考え、正しい知識で正しい行動がとれる人になってほしいと思います。生徒の皆さん、今日はお疲れ様でした。私も大変勉強になりました。

 
 
 
 
 
 
 

こくう映画祭に向けて【生徒会】

 今朝の千種町は-2℃(午前7時時点)と、朝はまだ真冬の寒さが残りますが日中は太陽の日差しを受けポカポカ陽気になりました。周辺の山々や陽の当らない場所はまだ雪が残るものの、千種の街にもようやく春の訪れを感じます。本日で学年末考査が終了し部活動も再開…、放課後は、新年度に向けて各部活動で元気に活動する生徒の姿が見られました。
 さて、本日の放課後、生徒会執行部の生徒が昨年9月から企画・準備を進めている「千種高校こくう映画祭2022」のPRを兼ねて神戸新聞社の村上さんにご来校いただきプレゼン等を行いました。生徒会長の南光開斗くん(2年・山崎西中出身)と生徒副会長の長井大樹くん(2年・波賀中学出身)の想いの込められた熱いプレゼンを聞いて、村上さんも興味を持って話を聞いて下さいました。また、プレゼン後の細やか質問に対し、現状説明や自分の考えをしっかり伝えており村上さんも感心しきりでした。
 コロナ禍で社会全体が暗くストレスを抱えている中で、千種町だからできる強みと高校生ならではの発想を大いに生かした生徒主体の野外映画祭です。様々な課題も残されていますが、地域、行政、SNS、そして神戸新聞をはじめとするメディア等の力をお借りしながら、私たち教員も一緒になって支援していきたいと考えています。
 こくう映画祭の詳細内容は、まだ未確定な部分もあり現時点では紹介はいたしません。しかし、このプロジェクトが成功すれば宍粟市(千種町)に大きな活力をもたらすと共に、生徒たちの大きな自信に繋がると確信します。近々、こくう映画祭に関する詳細を発表する予定ですので、地域・保護者の皆さまには是非ともご協力をいただきますようお願いいたします。神戸新聞社の村上さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

 
 
 

溢れる感謝の気持ち【47回生】

 1,2年生は学年末考査4日目となりました。コロナ感染が猛威を振るい、今もなお多くの学校で感染者や濃厚接触者がいる中で、今日も欠席・遅刻なしで安定して全員受験ができており、本当に嬉しい限りです。あと一日、頑張ってほしいです。
 さて、昨日の卒業式後、私はどうしても抜けられない出張があり、生徒や保護者と言葉を交わすことなく学校を後にしました。卒業式終了後には、おそらく卒業証書や卒業アルバムを片手に生徒たちが職員室にやって来て、先生方と写真撮影をしたり、アルバムの寄せ書きを書いてもらったり、最後の談笑があったのだと思います。この瞬間は、生徒にとっては勿論ですが、教師にとっても至福の時間で過去の苦労が解き放たれる瞬間です。そんな時間を見ることができずとても残念でした。小さな学校だからこそ生徒と教員の距離が近く、深い関りが持て、話はつきなかったものと想像します。
 一方、今朝出勤すると職員室の私の机に紙袋2つと花束が置いてありました。この紙袋は、スキー部の生徒からの私へのプレゼントのようで朝から感激しました。なんちゃってスキー部顧問なのに、こんな私に…本当にありがとうございました。そして、花束は保護者からのもので「毎日のブログ、ありがとうございました!」と書かれていました。
 毎日生徒や学校の様子をブログで紹介することは時間が割かれます。しかし、私はどんなに忙しくても教頭としての一番の仕事だと思い、何よりも優先して取り組んできました。その取り組みを保護者の方に喜んでいただけ本当に嬉しかったです。つたない内容ですが、これからも可能な限り頑張ります。本当に、有難うございました。

第47回卒業証書授与式

 本日、第47回卒業証書授与式が挙行され、36名の生徒が本校を巣立ちました。コロナ感染拡大防止のため、今年度も来賓はPTA会長のみとし、在校生も生徒会役員のみの参列となりましたが、厳粛かつ温かみのある素晴らしい卒業式となりました。本校は、小規模校であり全員が順にステージに上がり校長先生から手渡しで卒業証書を受け取ります。呼名での大きな返事、凛とした表情、キビキビとした動きに千種高校を誇りに卒業してくれていることが感じられ、その姿を見ているだけで私は感動を覚えました。
 この学年は、クラス全体の学力が総じて高く、部活動でも近畿・全国大会に進出し活躍する生徒が多く、極めて優秀な学年でした。また、明るくノリが良いクラスでもあり、先生方から「非常に授業がしやすい」と評判でした。一方で、担任の舩曳先生は、礼儀やマナー、人としての在り方などを大切にされる先生で、職員室で生徒に厳しく指導される姿をよく見てきました。それでも、生徒たちはその指導を素直に受け止め、47回生の生徒たちは、この三年間の高校生活の中で大きく成長を遂げてきました。本当によく頑張ってきた学年です。
 「ありがとう。お疲れさん。頑張れよ。」私は、そんな言葉を心でつぶやきながら目一杯の拍手で36名を見送りました。進路はそれぞれ違いますが、卒業生の次のステージでの活躍を願うとともに、心から応援していきたいと思います。今日をもって千種高校を卒業となりますが、また成長した姿を見せに来てください。楽しみにしています。

 
 
 
 
 
 

速報!全国選抜スキー大会【スキー部】

 本日、全国選抜スキー大会の最終日でしたが、女子クロスカントリー競技(1.2km・フリー)が行われました。越乢凜さん(3年・千種中出身)と池部黄那さん(3年・山崎南中出身)が、最初は顧問の筏先生に誘われて半信半疑で始めたクロスカントリー競技…。とりあえず言われるがままに出場した1年目、少し欲が出て前年の自分越えを目指した2年目、そして今年は全国の強豪と競い合う3年目を目指して彼女たちは切磋琢磨し努力してきました。3年目のインターハイ終了後に、なんと二人は新たにスキー板を購入するなど競技への意欲を高めてきました。筏先生も「1年生の時には、こんな光景を想像もしていなかった…」と二人の心の成長を讃えていました。
 その二人の3年間の最後のレース…、いつもより距離が短くスピードとパワーが求めらましたが、見事に有終の美を飾りました。卒業式の直前まで岩手IH→秋田国体→長野選抜大会と連戦を戦い切りました。心から「お疲れさま」と言いたいです。こんなタフな競技を3年間続けられたのは、二人いるからですね。お互い仲が良く、苦楽を共にした仲間の存在があったから乗り越えられたのだと思います。二人の出会い、筏先生との出会いに感謝しましょう。そして、保護者をはじめ学校関係者の多くの支援があり、素晴らしい経験ができたことにも感謝してほしいです。
 スキー競技のドラマは終わりましたが、今後も人との出会いを大切に、そして何事にも積極的に挑戦し道を切り拓いてください。応援しています。
【女子クロスカントリー(フリー・1.2km)】
  79位 越乢  凛 5分35秒
  80位 池部 黄那 5分46秒

我慢強く 粘り強く…【48・49回生】

 今朝の千種町はなんと-7℃(午前7時時点)と肌をつき刺すような寒さとなりました。朝から久しぶりに青空が広がり放射冷却の影響を受けたので、雪が舞ってる時よりも厳しい寒さとなりました。千種の美しい冬の景色をカメラに収めようと少し外に出ただけで、手ががじかみ足早にストーブのある職員室に戻りましたよ。
 そんな中、学年末考査2日目を迎えましたが「おはようございます!」と生徒たちは元気に登校…、本校の生徒たちは寒さは関係なく改めて我慢強いと感じました。考査に向かう生徒たちは、今回も開始直前まで必死で最後の追い込み勉強に励みます。誰一人、投げ出すような生徒はおらず一点でも多く点数を獲得するために努力をしていました。毎回思うのですが、この姿勢、雰囲気は本当に素晴らしい!!千種高生の誇れる所です。
 明日からは、気温が上がりようやく春の訪れを感じる陽気になりそうですが、体調管理に努め試験勉強に励んでください。

 
 
 

スキー実習の総仕上げ【48・49回生アクティブ類型】

 本日より学年末考査がスタートしました。3学期に入ってからも体調不良等により、なかなか全員が揃う日がなく心配していましたが、今日は欠席者なし…。全員受験できホッとしました。今朝の千種町も-4℃(午前7時時点)と冷え込みましたし、週末からは寒さが緩み暖かくなりそうで寒暖の差が激しくなりますが、体調に留意し考査最終日(3月3日)まで全力を尽くしてほしいです。
 さて、一昨日は1,2年アクティブ類型生徒全員を対象としたスキー検定がちくさ高原スキー場で行われました。生徒個々のスキー技術に合わせて例年ならば2級と3級に分かれて受験するのですが、今年は昨年2級に合格した二人の生徒が1級に挑戦し、平田倭生くん(2年・千種中出身)が5年ぶり二人目となる合格となりました。当日のコースは、深い新雪によりコース取りが難しくコブがどこにあるのか分からない状況で、インストラクターの方ですら足を取られて滑りずらい悪条件だったようです。それでも、ひるまず自分の力を出し切り合格を勝ち得た平田くん、惜しくも不合格でしたが1級に挑戦した立尾日向大くん(2年・千種中出身)に大きな拍手を送りたいです。平田くんは、硬式野球部とスキー部に所属していますが、「来年度は、アルペン競技で全国インターハイに出場したい!」と語ってくれました。今後の活躍を楽しみにしています。
 この日は、平田くん以外に2級に4名、3級に6名が合格しました。今年も1年生での2級合格が3名いますので、来年度は1級の複数合格者が現れるかも知れませんね。

 
 
 

速報!全国選抜スキー大会【スキー部】

 本日、長野県野沢温泉村で開催されている第34回全国高等学校選抜スキー大会の女子クロスカントリー競技(5km・クラシカル)に本校の越乢凜さん(3年・千種中出身)と池部黄那さん(3年・山崎南中出身)が出場しました。コースや気象条件は違いますが、先週の秋田国体では同種目で二人とも自己ベストを3分以上短縮させる22分台をマークし、上り調子で本大会を迎えました。
 結果は以下の通りです。自己ベスト更新とはなりませんでしたが、長期遠征と寒さから疲れが溜まっている中よく頑張りました。25日(金)は高校生活の最終レースとなるクロスカントリー競技(フリー)に挑みます。順位やタイムに関係なく、力を出し切り悔いのないレースにしてほしいです。越乢さん、池部さん、最後の力を振り絞って頑張れ!!
【女子クロスカントリー競技(クラシカル)】
 80位 越乢  凜 25分15秒
 81位 池部 黄那 25分49秒
 
 
 

簿記の対面授業【48回生・ベーシック類型】

 今朝の千種町は-5℃(午前7時時点)と私が知る限りこの冬一番の冷え込みとなりました。積雪こそ少なかったですが、民家の屋根には30cm近いつららがあちこちで見られ、千種の街全体が凍っていました。そんな中、1,2年生の教科アクティブではスキー実習の集大成となるスキー検定が行われました。昨年より約2週間遅い時期の検定となりましたが、ちくさ高原スキー場はなんと積雪240cm…最高のコンディションの中で、昨年はなかった1級合格者もいたようです。スゴイ!!全員よく頑張りましたね。(※詳細は、後日ブログで紹介します)
 さて、学年末考査が2日前と迫り、ベーシック類型・チャレンジ類型の生徒たちは、各科目で考査前最後の授業が行われました。その中でも、遠隔授業でお世話になっている2年生(ベーシック類型)の簿記の授業では、和田山高校の霜尾先生にお越しいただき生徒に直接ご指導をいただきました。学年末考査対策プリントを霜尾先生をはじめ、授業補助の大田先生、中田先生も加わって3人体制で指導に当たっていただきました。生徒たちの取組みは真剣そのもので、問題につまづいても周囲の先生や仲間がサッとフォローする体制と雰囲気が感じられる素晴らしい授業でした。
 学年末考査は明後日から、3/3(木)まで5日間の日程で行われます。この一年間の最終成績が確定すると同時に進級にも関わる大切な考査です。明日は体調管理に努めながらしっかりと勉強し、全員受検できるよう備えてもらいたいと思います。

 
 
 

連携型入学者選抜 合格発表!

 今朝の千種町も新たに約30cmの積雪を記録し、一面銀世界が広がりました。早朝から校務員さんと高橋先生が懸命に除雪作業をしてくださり、今日も無事に登校・出勤できていることに感謝しなければなりません。それにしても、今年は雪がよく降る…「雪はもういい」というのが本音です。
 さて、本日雪が舞う凍えるような寒さの中、連携型入学者選抜の合格発表が行われました。千種中学の受検生が14時の合格発表に合わせて本校生徒玄関前に集合し、自分の受検番号を自らの目で確認しました。自分の受検番号を見つけた瞬間、緊張から解き放たれたように受検生の表情が和らぎニッコリ笑顔に…。
 合格、おめでとうございます!残された中学校生活を大切に過ごしつつ、高校生となる自覚と希望をもって本校に入学してください。皆さんの入学を心待ちにしています。

 
 
 
 

就業体験発表会【48回生】

 今朝の千種町は-3℃(午前7時時点)と冷え込んだ上に、昨日から降り続く雪が約30~40cm積もって非常に危険な状況でした。生徒・教職員の学校到着が心配されましたが、無事に全員が登校・出勤できて良かったです。
 さて、本日5,6限に2年生による就業体験発表会が行われました。「自分に気づき 未来を築く ~ちくさスマイルプロジェクト~」というテーマを掲げ、町内14カ所の事業所で年間5回の就業体験を行う予定でした。しかし、昨年以上に今年はコロナ感染症の影響を大きく受け、実質最初の1回(6月25日)しか実施できませんでした。学年の先生方も、体験日数が乏しすぎるため発表会の断念することも視野に検討をされていました。それでも、内容は薄くても校外で学んだ経験をまとめ、発表する機会を与えたい。そして、後輩たちに聞いてもらうことで来年度に向けて想いを繋いでもらおうと実施に踏み切ったのです。
 私もすべての発表を聞かせてもらいましたが、どのグループも1回しか実施できていないとは思えないハイレベルな発表で驚かされます。工夫したプレゼンによる豊かな表現力はもちろんですが、何より仕事をする側の視点の中に様々な気づきを得ていました。「柔軟さと仕事への責任を学べた」「挨拶の重要性を感じた」「地域の優しさに触れた」など生徒個々に校内にいては得られない学びが多くあったようです。一方で、「コロナで色々とやりたい事ができず悔しい!」という声も多数聞かれ、生徒たちの就業体験への想いも伝わりました。最後の田住先生からの講評では、「さすが千種高校生…就業体験を通して自分の生き方、人としての在り方まで触れられており素晴らしい!」とお褒めの言葉をいただきました。
 2年生の皆さん、お疲れ様でした。この経験を今後の学校生活や進路に大い活かし、さらに成長を遂げてくれることを願っています。

 
 
 
 
  

スキットで伝える・伝わる英会話【48回生】

 今朝の千種町は-4℃(午前7時時点)と非常に冷え込み、約3㎝ほどの積雪がありました。現在も降雪の勢いが増しており今後も断続的に雪が降る予報ですので、明日も気象警報や道路事情に気をつけて登校してほしいと思います。
 さて、先週に引き続き英語科の村上先生のお誘いを受けて2年生(ベーシック類型)のコミュニケーション英語Ⅱにお邪魔しました。教科書に掲載されている日本のとんち話を2人1組のペアで演じ、ipadを使用して動画編集したものをみんなで視聴するものでした。授業時間だけでは準備しきれず、放課後に残ったり自宅に持ち帰って本日を迎えた生徒たち…どのペアも工夫とこだわりが感じられる素晴らしい内容のものでした。アドリブを交え演技力で勝負する本格派ペア、メイキングまで準備し巧妙な編集力と発想力で勝負するペア、背景をタブレットで描きながら動きまでこだわった人形劇で表現するペア、強烈なキャラとインパクトある動画で爆笑を誘うペア…1つの物語にも色んな表現の仕方があり、生徒たちの個性が輝いていました。素晴らしい!!!もちろん、生徒たちには事前に投票用紙が配布され、発表後には生徒間で評価し合います。互いの良い部分を認め合い、評価し合うことで反省と次への意欲向上に繋げていました。
 教科書の内容を単に読んで終わるだけでなく、演劇にすることで感情が加わり生きた英会話になります。そして何よりICTを活用することで、生徒たちの主体的な学びと可能性がどんどん広がります。英語が苦手な生徒もこんな授業なら楽しく学べるに違いありません。授業後の生徒レポートには「とても楽しかった!」「英会話力が身についた!」「他の班の発想力に多くの学びがあった!」「私は女優にはなれないと思った…」など前向きな感想で溢れていました。
 村上先生、ありがとう!!これからも生徒たちの可能性を引き出す楽しい授業をよろしくお願いします。生徒の得票が多かったペアは以下のとおりです。生徒の皆さん、お疲れ様でした。

 1位 長井大樹・森下晴斗ペア  2位 日平梨里葉・木原紗文ペア  3位 北川陽基・高橋祐介ペア