千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

体育の実技テスト【47回生】

 今朝の千種町は7℃(午前7時時点)とよく冷え込みました。三河地区あたりは濃い霧に覆われて視界は200mほどしかなく、この時期ならではの景色が広がっていました。校内のイチョウの葉はまだ青々としていますが、モミジやツツジなどは紅葉が進んでおり、千種の山々が少しずつ色づいてきたことを感じます。また、今日は給食で黒大豆枝豆をいただきました。秋は美味しい食べ物がたくさんありますが、今年初の黒大豆枝豆がお昼から食べられ最高でした。
 さて、今日は3年生の体育の授業にお邪魔しました。2学期はバレーとバスケットに分かれての選択での授業でしたが、今日はこの単元の最終授業ということで、実技テストが行われていました。バスケットはドリブルからレイアップシュートの連続技をスピーディーかつ正確に出来るかを判断します。生徒たちは、何度か練習を繰り返した後、緊張した面持ちで試験に挑んでいました。また、バレーではサーブ、レシーブ、スパイクの3種類の実技テストが行われました。こちらも、体育委員を中心に生徒たちは練習から全力かつ真剣に取組んでいました。テストとなれば緊張して普段通りの力が出せなかった人もいたと思います。それでも、「頑張れーっ」「ナイス!」などお互いに温かい声掛けができたり、拍手を送りあったり…温かな雰囲気でテストが行えており、本校生の相手を思いやる人柄が伝わってきました。素晴らしいです。
 11月からは、マラソン大会に向けて体育は持久走となります。走ることを苦手とする人も多いと思いますが、互いに声を掛け合いながら励まし合って持久走にも挑戦してほしいです。

 
 
 

ルーク先生着任&初授業【47回生】

 本日、ALT(外国語指導助手)としてルーク・ドーソン先生が千種高校に着任されました。アメリカミネソタ州ご出身で2年前には関西学院大学大学院で1年間勉強されたご経験もある、とても紳士的な先生です。本来は、今年1月にALTとして日本に来られる予定でしたがコロナの影響で来日できず、9カ月遅れでの着任になりました。本校としては、待ちに待った待望のALTの着任です。ルーク先生、ようこそ千種高校へ…生徒・教職員あげてルーク先生を歓迎します。
 今日は、朝SHRの時間帯に体育館で着任式を行った後、1限目の3年チャレンジ類型「英語表現Ⅱ」の授業からさっそく授業に入っていただきました。ルーク先生の自己紹介のあと、生徒たちも個々に英語で自己紹介…生徒たちも最初は少し緊張した様子でしたが、徐々に慣れてきて流暢な英語を披露してくれました。ルーク先生から「得意な教科は何ですか?」と質問され、う~ん…と悩んだあげく「英語です」と答える生徒に「オー、ナイス!」と声をかけていただき、笑いが起きました。
 ルーク先生は伊和高校に週3日、本校には火曜日と金曜日にご出勤いただくことが基本となります。まだ、来日されて3週間程度で日本の学校や生徒、そして宍粟市に慣れるまでもう少し時間がかかるかも知れません。でも、慣れていただき、少しずつ千種高校を好きになってくれれば嬉しく思います。そして、生徒たちに生きた英会話を届けてほしいです。ルーク先生、よろしくお願いします。

 
 
 

先輩先生ようこそ!

 今日は朝から一日雨模様…太陽の日差しがないと暗く、寒く、なんとなく気分まで落ち込みますね。2年生は一週間後に迫った修学旅行(北海道方面)に向け事前指導も大詰めとなっています。3年生は就職希望者の選考試験が終了し、これから大学受験を控える生徒がたくさんいます。体調管理に努めながら、来たるべき日に向けてモチベーションを上げていきましょう。
 さて現在、千種中学校で教育実習をされている本校卒業の2名の先生が、21日(木)と本日の1日だけ実習に来てくださいました。養護教諭を目指されている44回生の本多紗南先生と43回生の宮本夏実先生です。1日のみでしたが、21日(木)には、本多先生から2年生を対象に大学生活について語っていただきました。生徒からは、「千種を離れてみて、都会と田舎はどっちがいいですか?」とか「学食は何が食べれますか?」など質問攻撃を受けた本多先生、後輩たちのパワーに圧倒されたのではないでしょうか。また本日、宮本先生からは3年生の女子生徒を対象に生理の貧困についてお話をいただきました。緊張したと思いますが、「顔を上げて一生懸命に話を聞いてくれ嬉しかった」、「千種中学出身の懐かしい後輩の顔を見てホッとしました」と講義後に感想を述べてくれました。
 本校を卒業された先輩先生が、目標に向けて頑張っておられる様子を拝見し、生徒たちもきっと大きな刺激を受けたに違いありません。本多先生、宮本先生、短い時間でしたがありがとうございました。養護教諭となっていつか千種高校に戻ってきてください。

 
 
 

手づくり筏でいざ出発!【49回生】

 昼食後は、完成した筏を海に浮かべていよいよ乗船した1学年の生徒たち…、乗り心地はどうだったでしょうか?水面と筏の床面は20cm程度しかいので、船と違い恐怖心があったのではないでしょうか?また、座る場所も班員でバランスを考えないと傾く可能性もありますよね。今日は、ほぼ波もなく穏やかな海でしたが、波があれば海水が乗り上げてくるでしょう。そんなスリルを感じながら、生徒たちはパドルを漕いで沖の方へと進んでいきました。写真で見る限り、かなり遠くまで行ってる班もあったようですが、全員無事に岸にたどり着くことができたようです。いやぁ~、海の中にいる景色は最高だっただろうなぁ…私も行きたかったです。
 日帰りの野外活動でしたが、日頃の学校生活から解き放たれてかなりリフレッシュできたのではないでしょうか?そして、1学年の生徒たちの絆がより強固なものとなったと思います。学年スローガンである「SMILE」を絶やさない、温かい雰囲気の1学年をこれからも応援していきたいと思います。引率された1学年の先生方もお疲れ様でした。週末はゆっくりと休んでくださいね。

 
 
 
 
 
 

牛窓に到着、筏づくりへ【49回生】

 本日1学年団一行は、野外活動へ向け8時20分に予定通り学校を出発し、約2時間かけて目的地である牛窓に到着しました。天候は快晴!昨日の予報では雲が多い日のようでしたが、素晴らしい天候です。最高ですねぇ…。牛窓港から、キラキラと輝く日本のエーゲ海をチャーター船で約15分揺られて前島に到着した一行は、さっそく班に分かれて「筏づくり」に取り掛かっています。班のメンバーで協力しながら、初めての筏づくりは上手くいってるのでしょうか?いくら天気が良くても、沈没して海に浸かると風邪ひくぞーっ。そうならないように、知恵を出し合いながら頑張って仕上げてください。
 この後、レストランで昼食をとり、午後からは海に筏を浮かべてエーゲ海を回遊します。私事ですが、午後は出張でパソコンから離れますが、夜にはその様子をブログを通してお知らせしますので楽しみにお待ちください。

 
 
 
 
 

明日は野外活動!【49回生】

 今朝の新聞で大山(鳥取県)の初冠雪が確認されたことが報じられていました。この時期の初冠雪は、過去6番目に早いそうで今年は冬の到来が例年に比べて早そうです。千種町を望む三室山や後山も、もうすぐ山頂付近が雪景色になる日も近いのではないかと思います。そろそろ冬支度をしていきましょう。
 さて、1学年はコロナの影響で延期となっていた野外活動を明日に控え、今日は事前学習や班決め等が行われていました。行き先は、「日本のエーゲ海」と呼ばれている岡山県瀬戸内市牛窓です。高校入学した当初に町内のたかのす東小学校で校外学習を行った1学年ですが、バスを利用した県外での野外活動は初めてで楽しみにしている生徒も多いと思います。現地では、午前中にチャーター船で島へ渡って班ごとに協力して「筏づくり」を行います。そしてレストランで昼食後は、その筏で周辺の海を回遊する予定です。楽しそうですねぇ…、この時期の海の水温は低いので、筏が沈没しないようにしっかり作ってくださいね。
 なお、この野外活動のしおり作りは、生徒の有志メンバーにより放課後を活用してすべて手作りで制作されました。可愛いイラストが表紙や挿絵に入り、クオリティーが非常に高いものです。有志メンバーの皆さん、ありがとう!明日の天候は曇り時々晴れ、最高気温は20℃でコンディションも良好のようです。クラスの絆を高め、実り多い野外活動になることを心から願っています。楽しんできてください。

 
 
 
 

お米の選別【交流授業】

 寒い!今日の千種町は日差しが少なかったこともあり、ほとんど気温が上がらず肌寒い一日でした。日中の最高気温でも13℃くらいでしたが、生徒たちも「寒~っ」と言いながら体をすくめていました。寒くなると、教室の扉や窓も開けずらくなり換気がおろそかになりがちですが、コロナ感染防止のための適度な換気も心掛けていきたいと思います。
 さて、今日は「お米の選別」と題して私が千種中学校3年生16名を対象に出前授業に行かせていただきました。すでに本校の1年生は授業や放課後等に実施してきましたが、田植えや稲刈りを共にしてきた中学生にも体験してもらいたいと思っていました。生徒たちは、正味30分ほどの選別作業でしたが悪い玄米(青米、茶米、心白米など)を取り除き、集中して丁寧に選別してくれました。この体験を通して、お米の中にも品質の良し悪しがあることや、コンテストに向けて一緒に取組んでいる意識を持ってくれれば嬉しく思います。今日、選別してくれたお米は後日、お米甲子園に出品します。中学生の生徒の皆さん、ご協力ありがとうございました。
 お知らせです。本日、18時39分から関西テレビ「報道ランナー」の番組の中で、美味しい米作りに取組む本校生(小中学生も含む)が約6分間放映されます。是非、ご覧ください。

 
 
 

次なる目標へGO!【各部活動】

 本日で中間考査が終了!誰一人欠席なく、全員受験できたことを嬉しく思います。生徒の皆さん、お疲れ様でした。そして、今日から部活動が再開し久しぶりにグランドや体育館等で生徒の元気な歓声が響いていました。そんな中、部室倉庫から荷物やスキー板を運んでいる二人の女子生徒を発見…。2年連続でスキーのクロスカントリー競技で全国インターハイに出場している越乢凜さん(3年・千種中出身)と池部黄那さん(3年・山崎南中出身)です。「何をしとるんや?」と問いかけると「スキー板にワックスをかけます!」と返答があり、荷物を運び終えるとスキー板に丁寧にワックスがけを行っていました。
 彼女たちは、3年連続の全国インターハイ出場と国体への出場に照準を絞り、着々と準備を進めていたのです。大学受験に向けた日々の勉強をしながら、目標を見失わずしっかりと部活動にも励む姿に「立派だなぁ…素晴らしい!」と顧問の一人として誇らしく思いました。私はスキーの指導はできませんが、持久走の指導はできます。ランニングに適した良い季節…また、一緒に走りましょう!

 
 
 

昼食は楽しい雰囲気で…【49回生】

 今朝の千種町は7℃(午前7時時点)とこの秋一番の冷え込みとなりました。先週までが異常な温かさだったのですが、一気に気温が下がり過ぎて体がおかしくなりそうです。寒がりな私は、この週末に扇風機を片付け暖房器具を出そうとしましたが、嫁に「まだ早い、服着て暖をとって!」と怒られました…。これから増々朝起きるのが辛くなりますが、生徒の皆さん頑張って登校してくださいね。
 さて、10日ほど前の話題になるのですが、1年生の昼食(給食)の時間ではDVDを鑑賞しながらの昼食風景が見られました。DVDの内容は、宍粟市情報広報課が制作してくださった「しそうチャンネル」の小中高合同稲刈りでしたが、自分たちの姿を客観的に見る良い機会となりました。映像を見ていると、本校生が小中学生に優しく声掛けをしたり、さりげなくサポートしている様子が伺え、改めて本校生の優しさを感じました。生徒たちも時々笑みを浮かべながら、リラックスした様子で映像を見入っていました。コロナ感染防止対策として、黙食を実施している本校生の静かな昼食時間ですが、1学年ではこの昼食時間を少しでも楽しんでもらおうと音楽を流したり、映像を楽しんだりと工夫してくださっています。とても良い試みだと思います。1学年の先生方、楽しい演出をいつもありがとうございます。

 

コロナ対策に新兵器登場!

 中間考査2日目です。今日は出張のため学校には行きませんが、全員受験が出来ていることを願います。10月中旬になろうかというのに日中はまだ半袖でもいいほどの暖かい気候が続いています。正面玄関には、春と勘違いしたのか季節外れのクンシランが咲いていますが、週明けからは冷え込みが強くなるようです。週末も体調管理には気をつけてください。
 さて、新型コロナウイルス感染防止対策として、校内のいたる所にアルコール消毒液を設置していますが、このたび新兵器を購入していただきました。手をかざすとアルコール消毒と検温を同時に行ってくれる「自動検温消毒器」です。私も何度か試してみましたが、自分でポンプをプッシュして消毒するより楽ですし、短時間で検温し音声により「体温は正常です」とアナウンスされるので安心感があります。生徒玄関と正面玄関の2か所に設置していますので、生徒の皆さんは登校したら必ず消毒することを習慣づけてほしいと思います。ただし、勘違いしてほしくないのは登校前の健康観察や検温の入力はこれまで通り行ってください。あれ?木内くん34.6℃…、時々こんな事があり、この自動検温消毒器の検温はあくまで目安ですので…。
 全国的にも新型コロナウイルス感染者は減少し、ワクチン接種もかなり進んでいますが、今後も基本的な感染防止対策を継続し、安心して学校生活が送れるよう努めていきます。

 
 

全国青年弁論大会出場決定!!【47回生】

 本日から中間考査がスタートしました。2学期は、生徒たちのワクチン接種が始まりその副反応等を含め、体調不良者が多く全員が揃わない日が続きましたが、今日は久しぶりに全員が登校しました。ホッと一安心です。
 さて、昨日またまた嬉しいニュースが飛び込んできました。本校の世良紗也果さん(3年・一宮北中出身)が第66回文部科学大臣杯全国青年弁論大会に応募したのですが、なんと予選を通過して全国大会への出場が決まったのです。昨年来、コロナの影響のため弁論課題の審査により選考されての全国大会出場ですが、例年ならば各都道府県で予選会があり、県を代表して出場する歴史と名誉ある全国大会です。本当にスゴイことです。「おめでとう!よく頑張った!」と心から賛辞を送ります。この論文の応募は本校の筏先生が世良さんの才能を見抜き、「こんな大会があるけどエントリーしてみないか?」と声をかけられた事がきっかけのようで、最初は大学受験もありどうしようか戸惑ったと言います。しかし、「挑戦しよう!」と決断し夏休みに約2週間かけて論文を作成…内容は杉原千畝さん(日本の外交官)がユダヤ人にとった行動についての賛否を意見したものでした。結果の通知を見た瞬間、「嘘だ…」と自分でも信じられなかったようですが、両親に報告しても最初は信じてもらえないほど驚いておられたようです。
 11月14日(日)に愛知県一宮市で開催される全国大会では、その論文を自分の言葉で聴衆に伝える力(表現力)も求められますが、「自分の持てる力をすべて出し切りたい!」と力強く決意を述べてくれました。頑張れ、世良ちゃん…緊張すると思いますが、全国の舞台で自分の意見を存分にぶつけてきてください。応援しています。

 

想いよ山形へ届け!【49回生】

 明日から2学期中間考査が始まります。生徒の皆さん、準備は万端でしょうか?中学生になる我が家の娘二人も、中間考査前で嫁に毎晩のように叱られながら勉強をしています。勉強は決して楽しいものではありませんが、努力した分必ず成果があります。努力し成果が出れば大きな喜びと自信に変わります。現実から逃げず、頑張って乗り切りましょう。
 さて昨日、地元の米穀店に生徒が手で選別した完璧な玄米を持参して精米をしてもらいました。「去年、金賞とったお米やなぁ…、ええ取組みしとるなぁ」と米穀店のご主人も生徒の活動を知っておられ、お褒めの言葉をいただきました。精米を終えて代金を払おうとしたら「ええよ、これぐらいしかでけへんけど応援しとるで」とお金を受け取ってもらえません。私は、「ありがとうございます!」とご厚意に感謝して、「よい知らせができるよう頑張ります!」と言って米穀店を後にしました。精米されたお米は、透明で粒揃いよく最高に輝いていましたが、そのお米を1年生の有志メンバーにお願いして放課後、出品用の袋に詰めてもらいました。20分~30分程度で終わる簡単な作業ですが、教室に様子を見に行くと精米されたお米を、さらにピンセットで選別しながら袋詰めしているではありませんか。「えーっ、そのまま計量だけしたらええよ」と言っても「ちょっと気になるんですよねぇ」とさらに完璧を求めてわずかに茶色く濁った白米を取り除いていきます。結局2時間以上かけてようやく終了…、生徒たちの妥協を許さないひたむきな姿が、本日郵送した山形県庄内町で開催される「日本一おいしい米コンテスト」で評価されることを心から願っています。

 



酸化と還元【交流授業】

 10月に入り気温の高い日が続いていますが、少しづつ紅葉が始まり柿の実も色づき、秋の深まりを感じています。生徒の皆さん、来週からは一気に気温が下がる予報です。中間考査前に体調を崩さないように注意しましょう。
 さて、小中学校との交流授業の第2弾、本校の吉田教諭(理科)のよる出前授業が千種中学校2年生16名を対象に行われました。授業の内容は「酸化と還元」です。生徒たちは2つの実験を通して、マグネシウムや銅の酸化と還元や反応の仕組みを学んでいきます。吉田先生の指導により、実験する前にどんな変化が起こるか予想させることを重視され、「なぜそうなったか」をしっかり考させる工夫がなされていました。創造力や観察力など理科という教科の特性が非常に活かされた素晴らしい授業でした。マグネシウムリボンが二酸化炭素の酸化還元により白い光と共に激しく燃えた時には、「まぶしい!!」と歓声をあがっていました。また、銅線を加熱したり、エタノールに近づけることで、銅線の色が変化していく様子に驚いていました。
 中学2年生は、10月15日(金)に「たたら製鉄体験学習」を控えており、その事前学習としても非常に有効な学習となりました。現在、修学旅行前ですごく忙しい吉田先生、体験から学ぶ素晴らしい授業をありがとうございました。

 
 
 

お米の選別【49回生】

 先月9月24日(金)に小中高合同で稲刈りをした直後に、特別非常勤講師の田住先生が乾燥、籾摺り、選別等の調整作業をしてくださり、9月30日(木)に208kgの玄米が届きました。これは、米作りを始めて過去5年の中で最高の収量であり、児童生徒たちが愛情込めて育ててくれた証だと児童生徒と共に喜んでいます。しかし、お盆休み以降の長雨と日照不足は作物にとって致命的であり、お米の品質は決していいものでないことは届いた玄米を見ればすぐに分かりました。機械で選別された玄米の中に、不完全な玄米(青米、茶米、焼け米、乳白米、心白米など)が今年は昨年以上に多く含まれていたのです。そこで、10月8日(金)の1年生「総合的な探究の時間」では、コンテストに出品する玄米の選別を手作業で行うことにしました。最初に、私が良い玄米と悪い玄米の見分け方をレクチャーし、その後は黒と白の選別皿とピンセットを使用してひたすら異常のある玄米を取り除いていきます。2時間連続の作業にも生徒は集中を切らさず、楽しんで取組んでおり約5kgの完璧な玄米を選んでくれました。こうした作業を通して、収穫できたお米の中でも必ずしも良いものばかりではないことや農業の奥深さを体験から学んでもらえたらと思います。※後日、この体験はお米づくりに係わった小中学生にも体験してもらう予定です。
 今年は、2つのお米のコンテスト(全国農業高校お米甲子園、日本一おいしい米コンテスト)の高校生部門に出品予定で、近くこのお米をそれぞれの事務局に郵送します。児童生徒たちが育てた千種のお米が、いよいよ評価を受ける時が近づいてきました。この半年間の児童生徒たちの取組みを振り返るとまた涙が出てきそうです。

 
 
 

アユの解剖実験【交流授業】

 今年も小中高の校種の枠を越えた交流授業がスタートしました。千種高校の教員が千種小・中学校に出向いて出前授業を行う取組みで、高等学校の専門教科授業を小中生に体験してもらい、教科への興味関心や高等学校への理解を深めてもらうことを目的として長年続いています。今日は、本校の筏泰介教諭(理科)による「アユの解剖実験」で千種高校赴任以来8年連続での授業です。筏先生は、本校に来られる前は香住高校にお勤めで水産のスペシャリストでしたが、熱い熱い授業が中学1年生(13名)を対象に行われました。
 最初に、アユの一生や習性等についてプレゼンを用いて行われました。その中で「夏は何を食べているか知ってるか?」との問いに複数の生徒が「コケ!」と素早く反応、「コケの多い岩場に縄張りをつくる習性があるんです」と説明されて「ヤンキーみたい!」と子どもたちの予想外の返答があり笑いを誘います。また、「実験用のアユは麻酔をかけて眠らせている」と言うと、「麻薬?」、「麻薬とちゃうちゃう…」と中学1年生は純粋であどけなくとても可愛かったです。そして、筏先生の命の話が始まります。「私たちの学習のために、生きている命をいただくので真剣に取組んでほしい!」と力を込めて話され、生徒たちも背筋を伸ばして聞いていました。そして、解剖の実演の後、メスやハサミを用いて解剖がスタートします。生徒たちの反応は「美味しそう」「可哀そう」など様々でしたが、積極的に解剖に取り掛かりました。胃、腸、すい臓、精巣、肝臓、心臓など臓器の一つ一つが確認でき、その形や大きさ、感触や臭いを感じ取っていました。切り離されても心臓がまだヒクヒク動いている様子に、生徒たちは命の重みを感じたに違いありません。
 千種川や揖保川などアユが多く生息する地域に住む子供たちにとって、今日はアユの住む環境を守る大切さも学ぶ機会となりました。筏先生、ありがとうございました。先生の想いはきっと子供たちの心に届いていることでしょう。

 
 
 
 
 

RED BOX JAPANからの贈り物

 突然ですが、「RED BOX JAPAN」という寄付団体をご存じでしょうか?私も9月までは聞いたことありませんでしたが、赤い箱に生理用品を詰めて学校に寄付し、若者を支援することを目的としたイギリスで始まった社会活動で、日本では2019年12月に設立されました。コロナ禍で3人に1人の学生が「生理の貧困」に直面している状況下で、兵庫県の高等学校にもその支援が始まりつつあります。
 この度、県下の高等学校では2番目に本校と千種中学校が名乗りを上げて、RED BOX JAPANより生理用品の寄贈をいただきました。兵庫県でRED BOX JAPANの活動をされている土原翔吾さんにお越しいただき、両校の生徒代表に届けていただきました。土原さんは、大学卒業後に中学校理科の教員として4年間お勤めでしたが、担任をしたクラスの不登校生徒との出会いや車イスで生活される方に出会い、「違った関り(支援)がしたい」と教師を辞め、現在はNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト事務局長ほか幅広く地域団体に携わり活動されている方です。少し話をすると、ポジティブな物の捉え方と固定概念にとらわれない考え方に私も共感し、多くの刺激を受けました。きっと、本校の生徒も土原さんの話からたくさん得るものがあったはずです。私は、土原さんの「身体を大切にすることから他者を思いやり、地域・環境を大切にする」という言葉が印象的でした。
 受け取った生理用品は、保健委員会の中で話し合い校内の女子トイレに設置し、誰でもいつでも利用できるように活用を考えていきます。土原さん、今日は本当にありがとうございました。RED BOXには優しさや勇気、思いやりがたくさん詰まっていました。

 
 
 
 

快挙!2人が二次審査へ【49回生】

 今朝、英語科の村上先生から嬉しい報告を受けました。第24回兵庫県高校生英文エッセーコンテストの第一次審査に1年生の田口恭子さん(千種中出身)と山本実央さん(一宮北中出身)の二人が合格したと言うのです。「これってスゴイ事なんですよ!」と興奮気味な村上先生から話を聞くと、応募数は県下で31校116作品あり全体で上位20名しか二次審査に進めない中で1校から2名が合格するのはなかなかない事のようです。また、この英文エッセーの作成にあたり、ALT(外国語指導助手)からの指導助言が非常に重要なのですが、ALTが不在の本校がこうして好成績が納められたこともスゴイ事だと生徒の頑張りを讃えていました。
 実は、村上先生も高校時代にこのコンテストに応募し二次審査に出場されています。高校時代の経験が今にとても活かされており思い入れが強いコンテストだそうです。夏休み期間に作成した10名の生徒の作品をGooglemeetを通じて何度も添削し応募に踏み切りました。生徒の頑張りと村上先生の想いが実を結び、本当に嬉しく思います。
 二次審査は11月20日(土)に県立明石北高等学校で行われる予定です。2次審査では県下の選ばれし生徒が集結するだけでなく、当日にコンテスト課題が告げられて約2時間に300語~500語のエッセーに仕上げる必要があります。厳しい二次審査ですが、田口さんは「英語は得意ではないが、自分なりに精一杯頑張る」と語り、山本さんは「しっかり準備して良い文をつくりたい」と話してくれました。英語科で担任の村上先生は「すごくいい経験になる!」と勝負よりも二次審査を体験できることを喜んでいました。二人を見かけられましたら是非、声をかけてあげてください。応援よろしくお願い致します。

 

ご褒美はフロマージュプリン【48回生】

 第5回CHIKUSA合同体育祭の代休明けとなった今日も朝から青空が広がり、爽やかな秋晴れが続いています。生徒の皆さんは、体育祭の疲れはとれたでしょうか?私は、最終種目の中高選抜リレーの職員チームで200mを全力で走り、今日もまだ筋肉痛がとれません。日頃の運動不足と体力の衰えを感じる今日この頃です。
 さて、中高合同体育祭の総合優勝は中学3年生でしたが、総合準優勝と高校の部の優勝は2学年でした。特に、八の字跳びでは連続で220回と驚異的な記録を打ち立てチーム力の高さを示したほか、スウェーデンリレーでも接戦を制するなど高い運動能力と勝利への執念を感じました。今日は、その頑張りを讃え昼休みに学年の先生方から一人一個の「フロマージュプリン」がプレゼントされました。黙食中の生徒の反応は薄くニッコリ微笑む程度でマナーの良い生徒たちでしたが、ワクチン接種後の副反応により12名もの生徒が不在であったため、2個目は立候補制で争奪することとなりました。(※生もののため翌日まで置いておくことができませんでした。休んだ生徒の皆さん、ごめんなさい…)
 勢いよく手を挙げた生徒たちは、2個目をゲット!生徒たちは、「ありがとうございます!」と感謝の言葉を伝えながら嬉しそうに受け取っていました。なんて羨ましい学年でしょう…、2学年の先生方、粋な計らいを本当にありがとうございます。

 
 
 

第5回CHIKUSA中高合同体育祭

 雲一つない秋晴れの下、第5回CHIKUSA中高合同体育祭が無事に終了しました。今年も午前中開催でしたが、生徒たちの熱のこもった演技の数々に今日も感動の連続でした。得点を競う体育祭は、勝つことにこだわるがゆえに時には争いごとに繋がったり、人間関係を壊したりすることがありますが、そんな雰囲気はみじんも感じません。相手チームに拍手を送ったり、「頑張れ!」と声を掛け合ったり…千種の生徒たちの優しさがたくさん感じられる素晴らしい体育祭でした。生徒の皆さん、感動をありがとう!明日は、ゆっくり休んでほしいです。
 保護者の皆さま、本日は暑い中ご観覧くださり、ありがとうございました。お子様の頑張りを各家庭で讃えていただくと共に、また次の目標に向け気持ちを前に向けられるよう後押しをお願い致します。躍動する生徒たちを写真で紹介します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

しそうバンドフェスタ2021

 読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋…、秋は色んな事に例えられる季節ですが、今日私は山崎文化会館で開催された「しそうバンドフェスタ2021」を観覧し、しばし芸術の秋を楽しみました。今年で第33回を数える歴史あるバンドフェスタですが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため初めて中止となりました。そして、今年も直前までどうなるか分からない状況でしたが、入場者制限や入場者の入替え等の感染対策を講じて2年ぶりに開催されたのです。宍粟市内の中学校と高校の吹奏楽部を中心に宍粟市吹奏楽団の方々も加わって、9組の団体が日頃の練習の成果を発表しました。
 本校はここ数年、部員数が揃わないため千種中学校吹奏楽部(3名)&千種高等学校カルチャー部(4名)と有志(1名)というこの日のためのバンドメンバーを組み出場しています。長い緊急事態宣言期間があり、十分な練習が出来ませんでしたが、千種中学校の本多先生にご指導いただき1曲の演奏を仕上げてきました。嵐の「ふるさと」という約10分の曲を何度も練習を繰り返してきた生徒たち…即席のメンバーでしたが中高連携のチームワークでなんとか頑張ってほしいと見守りました。「緊張してるんだろうなぁ…」こうした演奏の機会も久しぶりであり、こちらも見ていて緊張しましたが、ノーミスで素晴らしい演奏を披露してくれました。カルチャー部顧問の村上先生も「一番の出来です」と喜んでいました。
 歳をとると涙腺がゆるくなりすぐに涙が出てしまいますが、昨日の体育祭予行の入場行進に続き今日も自然と涙が出てきて感動的な演奏でした。バンドメンバーの皆さん、素晴らしい演奏をありがとう!!よく頑張りました。
(※しそうバンドフェスタの本番は撮影禁止のため、写真はリハーサルのものです。)

 
 

本番さながらの予行演習【中高合同体育祭】

 今日は、台風16号の影響により曇天でしたが、グランドのテントが飛んでしまわないか心配なほど風が強い一日となりました。途中、乾燥したグランドの土が砂嵐のように何度も舞う中、千種中高生は元気に予行演習を行いました。
 プログラムにそって順に演技練習を行いましたが、私は一番最初の入場行進から感動してしまい目頭が熱くなりました。太ももをめいっぱい高く上げ、腕をこれでもかと大きく振り、目線を前方に保ち力強く行進する姿は、何事にも手を抜かない全力プレーの千種中高生の生徒像を象徴するものでした。「本当に素晴らしい!!」この雄姿は是非、多くの方々に見ていただきたいと思います。その後、ラジオ体操を完璧にこなしたかと思いきや、体育科の清水先生から「もっと高い所をを目指したい」とやり直し…、「え~っ、このラジオ体操の内容でまだ上を求めるか!?」と思いつつ、さらに2回目は1回目を越えてくる生徒たちの演技に私はただただ「すごい!!」と感動しました。各種リレー種目は、本番を想定して全力で最後まで駆け抜けるなど、今年も本番さながらの予行演習となり盛り上がりました。
 午後は高校に戻って学年単位での体育祭練習でしたが、リレーのバトン練習や八の字跳び、サッカーのPK練習も時間の許す限り全力で練習している生徒、先生方の姿に各学年、勝利への執念を感じました。
 明後日の天気予報は晴れ、降水確率は0%、最高気温30℃となっています。予定通りの開催ができそうで本当に良かった。明日の休日で疲れた体を休め、体育祭本番に備えてください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

価値ある一勝【女子バレー部】

 本日で9月も終了です。9月当初はコロナ感染拡大のため緊張のスタートでしたが、生徒・保護者の皆さまのご理解とご協力により、通常の学校生活が送れています。このことに改めて感謝申し上げます。また、明日から緊急事態宣言解除となり、部活動をはじめ教育活動全体が緩和されますが、気を緩めることなく基本的な感染対策をしっかり継続していきますので、引き続きご協力くださいますようお願い致します。
 さて今日は、9月23日(木)に開催された全日本バレーボール高等学校選手権大会西播地区予選会で、本校の女子バレー部が見事に初戦を突破したことを大々的に取り上げたいと思います。「なんだ、たった1回勝ったくらいで…」と思われるかも知れませんが、本校は部員がギリギリの6名しかおらず、交代要員が一人もいません。6人の平均身長は158cm、他校の生徒より明らかに見劣りします。そんな部員たちが、本校より大きな学校に勝つなんて私はスゴイことだと思うのです。
 初戦の佐用高校との対戦では、25ー27で1セット目を先取されますが、部員たちは「次、絶対に取れる」と結束したと言います。その言葉の通り、2セット目25ー20、3セット目25ー18で連取して逆転で勝利。勝利の瞬間、みんなで歓喜に沸いたそうです。この日は、奥田朝妃さん(2年・千種中出身)と上山莉歩さん(2年・千種中出身)が絶好調で、スパイクが冴えわたったそうですが、チームみんなで勝ち取った見事な勝利でした。その後行われた2回戦は、龍野高校相手にセットカウント0-2で敗れ、敗者復活戦でも太子高校相手にセットカウント0-2で敗れはしましたが、中盤まで互角の勝負を繰り広げ、内容的にはとても良かったと話してくれました。主将の池垣春香さん(2年・波賀中出身)は、11月の秋季西播大会に向け「1つでも多く勝ちたい!」と語ってくれました。
 少人数ですがメンバーみんな仲が良く、チームワークの良さが自慢のバレー部です。この記事を読んだ方は、経験の有無を問わず是非バレー部に入部してほしいです。

 
 

合同体育祭に向け本格始動!【全学年】

 今日は午前中、10月3日(日)の第5回CHIKUSA合同体育祭に向けた1回目の合同体育でした。練習前に千種中学校の職員室にお邪魔して先生方と話をしていると、中学校の前川先生が「今、町内の西山地区に行くと、アサキマダラがたくさん飛んでますよ」と情報をいただき、早速見に行きました。学校から車で5分ほどの道端に白いフジバカマが咲き、その花の蜜を求めて無数のアサキマダラが飛来していました。こんな光景を見たのは初めてで、しばらくその美しさに目を奪われました。アサキマダラは、季節により長距離移動をする日本で唯一の渡り蝶で知られ、羽を広げると10cmほどになる大型の蝶です。薄いあさぎ色をしたまだら模様の羽を持つのが特徴ですが、まずはその美しい蝶を本日は紹介します。
 さて、午前中の合同体育では最初に全生徒・職員を前にスローガンが紹介されました。今年は「努来勝(どっこいしょう)~努力するだけ勝ちが来る~」で、今年も千種中学生考案の素晴らしいスローガンのもと、合同体育祭が行われます。その後、入場行進とラジオ体操、クラブ行進を中心に隊形や集団行動の練習が繰り返し行われました。ラジオ体操では本校の体育委員長、小椋翔太君からラジオ体操の留意点について実演を交えた指導があり、指の先まで神経を行き渡らせて全力で取組む姿が見られました。ホントに感動を覚える素晴らしい動きでした。午後は、高校に戻り学年ごとの種目練習に汗を流した生徒たち…、今日は一日中体育で相当疲れたに違いありません。
 今年は、コロナ感染リスクを少しでも軽減するため、合同体育は最小限で行い練習の時間は限られていますが、10月3日(日)の本番に向け千種中高生一つになって頑張っています。

 
 
 
 
 

繊維の種類を考えよう!【49回生】

 先日、本校の筏教諭による実験授業が1年生(アクティブ・ベーシック類型)を対象に行われました。今回は「繊維の種類を考えよう!」をテーマとし、様々な繊維のサンプルをライターで燃やして、プリントに示された語群から班別に協議しながら回答します。
 生徒たちは実際に、綿、ポリエステル、麻、アクリル、羊毛、ナイロン、ポリエステル、絹の8種類の繊維を燃やし、その燃え方や臭い、煙の色をヒントにして班員で意見を出し合いながら回答していました。私も見学しながら考えましたが、なかなか難しい…。授業の最後には筏先生による答え合わせと解説がありましたが、全問正解の班はありませんでした。しかし、筏先生から最高得点だった班にはサプライズがあり、班員全員にアクリル毛糸がプレゼントされました。生徒たちはさほど嬉しそうでなくビミョーな顔して受け取っていましたが、私は見ていてとても面白かったです。
 教科書に書いてある文字を読めば、その繊維の性質や特徴は学べるかも知れません。しかし、こうやって実際に体験することで記憶に残り、深い学びや本当の意味での理解につながりますね。この1時間の授業のために、労を惜しまず準備し生徒たちに興味を持たせる授業をしてくださる筏先生に頭が下がる想いです。筏先生、ありがとう!

 
 
 

㊗近畿大会出場!!【ライフル射撃部】

 今日も朝から快晴で気持ちの良い景色に包まれながら姫路からの通勤を満喫しました。道端ではコスモスの花が咲き誇り、本格的な秋の到来が感じられます。
 さて、昨日の夜にライフル射撃部顧問の高橋先生から嬉しい連絡が入りました。兵庫県高等学校総合体育大会秋季ライフル射撃大会において、猶原宏海(2年・千種中出身)が女子の部で2位、藤原唯羽(2年・一宮南中出身)が同3位に入賞し、二人揃って11月の近畿大会へ出場することが決まりました。猶原さんは、この大会で自己ベストの得点で優勝することを目指していたようで、近畿大会への喜びよりも勝てなかった悔しさの方が強かったようですが、是非その気持ちを次に繋げてほしいです。藤原さんは初の近畿大会出場に本人もビックリしたようですが、この勢いで近畿大会でも好成績を収めてほしいです。県総体2年連続優勝の秦陽乃(3年)が引退した後も、こうして後輩たちが次々に成長していることを嬉しく思うと共に、日々の努力に敬意を表したいです。おめでとう、よく頑張りました!
 近畿大会には一歩届きませんでしたが、田中祥一朗(2年・山崎東中出身)や小松煌(1年・千種中出身)も高得点で上位に入りました。ライフル射撃部員全体が切磋琢磨して着実に成長してくれていることを嬉しく思います。

  
   

腰かがめ黙々と…【小中高合同イネ刈り】

 5月28日(金)の小中高合同田植えから約4カ月、今日は待ちに待ったイネの収穫日を迎えました。特別非常勤講師の田住先生から、今年のイネの出来栄えやイネ刈りについてのレクチャーを受けた後、高校生と小中学生がペアを組んで、イネ刈りの共同作業がスタートしました。ノコギリ鎌を使ったことのない児童・生徒たちがほとんどで、最初は作業の進みが悪かったものの、少しづつ慣れてきて予定時間よりも少し早くすべてのイネを刈り取ることができました。その中で、「がんばれ!、ケガしないでね」と高校生が声掛けしながら、小学3年生を優しい眼差しで指導する姿に私は感動の連続でした。また、中学3年生とのペアでは年齢が近いこともあり、コミュニケーションがしっかりとれており、作業効率が小学生とは全然違い流石だと思いました。田住先生が最後に「小中高生が同じ目的に向かって取組むことは千種だから出来ることです。このことに誇りをもってほしい」と子どもたちに語ってくださいました。
 ずっしりと実をつけた稲穂はコンバインで脱穀され、今夜のうちに乾燥されます。そして、籾摺り、選別を経て玄米となって後日学校に届けられます。その後、お米の美味しさを競うコンテストには今年も出品する予定ですが、校種を越えてイネの栽培が楽しく出来たことを何より嬉しく感じています。小中学校の先生方はじめ、宍粟市情報広報課、JAハリマ、関西テレビ、神戸新聞社の皆さまのお力添えがあり実現できたことに感謝しかありません。ありがとうございました。

 
 
 
 
 
 
 

段ボールで仮面・帽子づくり【48回生】

 今日は朝から曇天、時折強い雨が降るなど湿度が高い一日となりました。しかし、明日以降は晴れの日が続く天気予報ですので明後日の小中高合同稲刈りは「予定通り実施します!」と各方面に連絡した所です。このまま、晴れの日が続いて、10月3日(日)の合同体育祭も予定通り実施できることを願います。
 さて、今日は2年生「美術Ⅱ」の授業にお邪魔しました。段ボールを使用した仮面・帽子づくりに挑戦している生徒たちは、その素材の可能性を探りながら黙々と作業に取り掛かっていきます。事前に作成した設計図どおりにはいかず苦戦する生徒もいましたが、試行錯誤の中で新たなアイデアが生まれ、そのアイデアを形にしている様子がよく見えました。生徒たちの豊かな発想力や創造力は本当に素晴らしい!最終的に、どんな作品に仕上がるのか今から非常に楽しみです。美術の好き嫌いや器用・不器用もあるかと思いますが、何より生徒たちが活き活きと楽しんで取組んでいる姿に今日も癒されました。野村先生、いつも楽しく素敵な授業をありがとうございます。

 
 
 

地層堆積実験【47回生・チャレンジ類型】

 先週末の台風14号も大きな被害なく過ぎ去り、3連休以降この時期らしい爽やかな秋晴れが続いています。千種町を見下ろす三室山や後山、日名倉山もくっきりとその姿を現し、今日も美しい秋の風景が広がっています。読書や勉強、スポーツに適した良い季節ですね。
 さて、本日私は今週末(24日)に稲刈りを予定している水田に出向いて稲刈り前の草刈りを行いました。すると、地域の方が「ご苦労さんですねーっ、稲刈りはいつですか?」と声をかけて下さり、「今週末の24日の午後からです~っ」と返答したことをきっかけに少しの間立ち話をしました。その中で、「千種高校生がよう挨拶してくれるんよ…この前なんか世間話もしたし、ほんま気持ちがええね」と褒めて頂きました。また、「今年のお米の出来はどうですか?楽しみやわ…金賞とれたらええね」と声をかけてくださったのです。私は改めて本校生の素晴らしい資質を誇らしく感じると共に、地域の方々に応援されて学校の教育活動があることに感謝の気持ちで一杯になりました。本当にありがとうございました。
 先週の水曜日、3年生チャレンジ類型の「地学基礎」の授業で筏先生による実験の授業が行われました。「地層堆積モデル実験」で、種類の違う用土(バラス、砂、石膏の粉末)を混ぜ合わせスタンドで固定した水の中に流し入れ、堆積する様子を観察します。石膏の粉末があることでしばらく放置すると用土全体が固まり、堆積の様子が非常によく見えます。筏先生の、実験シリーズは今後も続きそうです。生徒の興味・関心をそそる素晴らしい授業をありがとうございます。

 
 
 

部活動前の検温【各部活動】

 台風の接近に伴い、今日は朝から雨模様で今後、雨風が強まるという予報となっています。今日から明日にかけては大荒れの天気ということですので、生徒の皆さん、登下校を含め十分に気をつけて過ごしてくださいね。
 さて、緊急事態宣言が延長されたことで部活動の制限も継続されていますが、上位大会につながる公式戦等がある部活動は大会4週間前から最低限の時間での活動を認めています。本校では、2学期からは部活動内での新型コロナウイルス感染防止策の一つとして、部活動前の検温を義務づけています。そして、発熱症状のある生徒は部活動に参加させません。
 放課後は職員室前の廊下で、生徒や先生方が非接触型体温計を用いて互いに検温しシートに記録、そして顧問の先生にチェックを受けてから部活動に向かいます。毎日のことですので、めんどくさいと感じるかも知れませんが、安心して部活動に取組むために習慣化してもらいたいと思います。昨日の放課後も、生徒たちが協力しながらきっちりと検温、記録、報告ができており、私も安心しました。
 新型コロナウイルス感染者は全国的に減少傾向にありますが、今後も油断することなく一人一人が出来る感染防止対策を確実に実践していきたいと思います。

 
 
 

体育はサッカー【49回生・女子】

 今日の千種町は久しぶりにすっきりと晴れ、美しい青空が広がりました。その分、朝はよく冷え込んで15℃(午前7時時点)とこの秋一番の寒さとなりました。3年生の就職希望者は本日から選考試験がスタートし、今ごろ緊張の真っただ中にいる生徒たちもいます。昨日も不安に押しつぶされそうな表情で、放課後に何度も何度も面接練習を繰り返していた生徒たち…何事も手を抜ない一生懸命な自慢の生徒たちの人柄がちゃんと企業の方に必ず伝わると信じていますが、今日はなんだか落ち着きません。
 さて、今日は1年生女子の体育の様子を紹介します。女子は、2学期からサッカーを教材に授業をしています。なんとなく、サッカーは男子のスポーツというイメージが強いですが、近年ワールドカップやオリンピックでの「なでしこジャパン」の活躍は目覚ましく、実業団チームも増えており、興味を持つ生徒も多いと思います。しかし、1年生の授業の様子を見ていると、ほとんどの生徒が初心者で、ボールに遊ばれているような状態の生徒が多かったです。「ごめ~ん…」の連呼が鳴りやみません。真っすぐ蹴ったつもりが、大きくそれて隣の人の所へボールが飛んでいました。それでも、笑顔を絶やさずワ―、キャー言いながらサッカーというスポーツを思いきり楽しんでいた生徒たちに、私はとても癒されました。これからも、怪我をしないよう楽しんでスポーツに親しんでもらいたいです。

 
 
 

もうすぐ収穫!

 昨日からの雨も上がり、今朝は太陽の日差しを少し感じました。それでも8月中旬以降の長雨や、9月以降の残暑を感じさせない涼しさに異常気象を感じずにはいられません。この異常気象により、野菜の値段は高騰し、果物の品質や糖度にも影響が出ているようで心配です。そして、最も心配なのが本校生と地元小中学生が共同栽培しているお米の出来栄えです。8月中旬に田んぼを見た際には、イネの花が咲き、受粉し、登熟は進んでいましたが、その後の日照不足と気温の低さから十分に登熟しているのか?食味に影響していないか?など考えてしまいます。農林水産省が8月15日に発表した、作況指数(例年の平均収量を100とした時の指数)は西日本や東海地方を中心に98と「やや不良」で、逆に北海道や東北地方では104で「やや良」だそうです。今年のお米の生育は全国的にバラつきがあるようです。
 そんな状況下ですが、今朝私は久しぶりに田んぼの様子を見に行きました。水田の周りには彼岸花やススキの穂が見られ、夏とは違う美しい景色が広がていました。そして、イネにとっては決してよい気候条件ではない中ですが、黄金色に輝いた稲穂がこうべを垂れていました。「立派に育ってくれて、ありがとう!」児童生徒たちが心を込めて植えたイネの生長を見て嬉しく思いました。来週の9月24日(金)には、小中高合同での稲刈り体験を計画しています。収穫まであと少しです。児童生徒たちと収穫の喜びを噛みしめる瞬間が今から楽しみでなりません。

 
 
 

朝学のすすめ【48回生】

 今朝の千種町は19℃(午前7時時点)、今にも雨が降りそうな曇り空の中、カエルが鳴き、虫のさえずりが聞こえ秋を感じる肌寒い一日となりました。昨日の給食にはデザートに梨が出ました。季節が一気に夏から秋へと変わっていることを実感します。生徒の多くがまだ半袖カッター(ブラウス)を着て登校していますが、気温の変化で体調を崩さないよう衣替えの準備をお願いします。
 さて、今日は朝のSHR前の2年生教室へお邪魔しました。教室に入ると、生徒全員が席について静かに勉強に取組んでいるではありませんか。これは、2学年が毎朝実践している「朝学」です。基礎学力の定着を目的に、入学時から毎朝10分間、HR運営委員が中心となって行っており、5教科(英・数・国・理・社)の小テストと自己採点を行っています。今日は数学でしたが、生徒たちは真剣な眼差しで問題に向き合っていました。バス通学生は、バスの到着時間の関係で時間が短くゆっくり解答できない…と嘆く生徒もいましたが、限られた時間の中で投げ出さず頑張っていました。学年の先生方が準備されるオリジナルの朝学問題を生徒たちが主体的に取組む素晴らしい光景を目の当たりにし、今日もとてもHappyな気持ちになりました。
 「継続は力なり」、わずか10分間ですが毎日積み重なれば大きな力になります。また、学習を決まった時間にする習慣を身に付けることはとても重要です。2学年の取組みに敬意を表したい気持ちです。

 
 
 

体育はラグビー【49回生・男子】

 「イッチニー、イッチニー…」4限目のグランドから元気な掛け声が聞こえて来ました。その掛け声に誘われてグランドに向かうと、1年生が男女に分かれて体育をしていました。ランニング、ラジオ体操、補強運動が体育委員がリーダーとなって行われた後、男子では県下でも珍しい、ラグビーを教材にした授業が行われたのです。昨年もこの光景を見て、私も「スゴイ授業をしているなぁ…」と魅了されましたが、今年も清水先生によるラグビーの授業が始まりました。おそらく全員が未経験、一歩間違えば大きなケガにもつながり兼ねないスポーツですが、チームスポーツの楽しさと相手を思いやる心を養うことを目的に素晴らしい授業が展開されていました。
 最初はパス練習、ノーマルパスとスクリューパスの練習を繰り返し行います。ラグビーボールをコントロールよく投げることは難しく最初は「ごめん…」の声があちこちから聞こえました。その後、動きを入れながらのパス回し…、連続で50回途切れることなくパスがスムーズに回せるようになっていきました。最後は、ヘッドギアをつけてタックルとラックの練習をして本時は終了、生徒たちは体操服の汚れも気にすることなく懸命に取組んでいました。みんな、よく頑張りました!なお、女子はサッカーをしていましたが、その様子は後日ご紹介します。

 
 
 
 

中高合同体育祭メンバー決め【48回生】

 今朝の千種町は17℃(午前7時時点)、青空が朝から広がり清々しい一日でした。通常授業がスタートして一週間が終わろうとしていますが、体調を崩す生徒も少なく順調に2学期のスタートがきれ嬉しく思います。
 さて、今日は5限目の2年生LHRにお邪魔しました。10月3日(日)に開催予定の第5回CHIKUSA中高合同体育祭のメンバー決めを行っており、体育委員を中心に男女に分かれて話し合いが行われていました。男子はメチャメチャ元気でワイワイとにぎやかに…最後はジャンケンし「ワ―、キャー」言いながら仲良く出場種目を決めていました。女子は周囲の人に気配りしながら、押し付け合いすることなく話し合いでメンバー決められていました。2学年の仲の良さとリーダー性が発揮され、非常にいい雰囲気でした。
 今年の中高合同体育祭も、新型コロナウイルス感染拡大防止のため午前中のみの開催で行われます。また、種目を精選し感染リスクの高い種目は行いません。様々な制限の中で行われる体育祭ですが、中高合同行事の1年間の最大の見せ場でもあります。安全・安心な運営に心掛けながら、生徒たちにとって最高の思い出に残る行事になってくれることを心から願っています。体育祭に向け、クラスが一致団結し準備、練習に取組んでほしいです。

 
 
 

生徒による世界史の授業【49回生】

 今日の千種町は雨も上がり、暑くも寒くもなく非常に爽やかな一日となりました。勉強やスポーツをするにはちょうど良い気候ですが、今日も生徒たちは一生懸命に授業に取組んでいました。
 私は、時間さえあれば学校中を歩き回り生徒や先生方の姿を追いかけ写真を撮らせてもらっていますが、今日は残念なお知らせがあります。私が、どうしても抜けられない用事があった時間帯に、一昨日の筏先生のリベンジ実験が行われ、なんと成功したと言うのです。ペットボトルを溶かして糸状の繊維を作り出すという様子を見たかったので、喜ばしい事ですが非常に残念でした。よって、ペットボトルの繊維の写真しかありませんがご容赦願います。
 1年生の世界史の授業では、「世界の偉人」と題して自分の好きな(尊敬する)偉人について事前に調べ、新聞記事にしてまとめ、生徒が先生役になって10分程度の授業をする…という授業が始まっています。今日、私が拝見したのは森下先生、岸脇先生、大垣先生の3名でした。森下先生と大垣先生は、たまたま同じ「ナイチンゲール」についてその人物像や略歴、名言等について説明があり、緊張しながらも周囲をよく見て液晶プロジェクタに映し出された資料等の説明を行っていました。岸脇先生は、iphoneの生みの親「スティーブ・ジョブズ」について生徒に熱く語り掛けていました。見やすい板書とハキハキとした口調が印象的で、周囲の鋭い質問や指摘にも柔軟に対応していました。聞いている生徒も同級生が行う授業を一生懸命に聞き、ノートへの記録もしっかりと取組めていました。こうした主体的で対話的な深い学びの授業で、様々な教養を身についてほしいと思います。3人の先生方、今日はありがとうございました。

 
 
 
 

いざ、出陣!【47回生】

 9月16日(木)から順次スタートする就職選考試験に向けて、本日の放課後に関係生徒・教職員が集まり激励会を行いました。校長先生、学年主任の田中先生からそれぞれ激励の言葉を受け、進路指導部長の大田先生から試験に向けた詳細な注意、連絡事項がありました。生徒たちは、時折メモを取りながら真剣な表情で話を聞いており、勝負に向かう心の準備が出来たのではないかと思います。会の最後に、担任の舩曳先生が「生半可な指導をしてきたつもりはない、47回生としての誇りを胸に戦ってきてほしい」と生徒たちに熱く語られました。厳しくも温かい言葉に、これまでの3年間の想いが込められており、私も心が熱くなりました。今年の3年生は例年に比べ就職希望者が少ないですが、47回生の進路指導の先頭をきって選考試験に挑む生徒たちに学校挙げて熱いエールを送ります。頑張れ、47回生!!

 
 

資源の再利用実験【49回生】

 今朝の千種町は17℃(午前7時時点)と半袖シャツでは少し寒さを感じる気候となりました。湿度もなく、教室の窓を全開にしていると心地よい風が吹き込んで爽やかな一日でした。日中もエアコンが必要ないほどです。例年ならば残暑が厳しい時期ですが、今年はもう秋の訪れを感じます。
 さて、今日は6限目1年生(アクティブ類型・ベーシック類型)「科学と人間」の授業で、面白い実験が行われていましたので紹介します。アルミ缶の中に細かく切り刻んだペットボトル(ポリエチレンテレフタレート)を入れて熱し、インパクトドライバの遠心力を使って高速回転させることで、アルミ缶の小さな穴から溶けたペットボトルが糸のような繊維となって出てくるはずの実験です。筏先生による生徒に興味・関心を持たせる実験授業に、生徒たちも興味津々で、グループで協力しながら準備に取り掛かっていきます。そして、筏先生お手製のアルコールランプやガスバーナーを使用してアルミ缶を熱し、「よし、回せ!」と満を持してインパクトドライバを回転させます。「あれ?全然、糸出てこん…」何度やっても繊維らしき糸は出てきません。生徒たちも、諦めずに挑戦しますが、この時間は実験失敗に終わりました。
 授業の最後に、今回の失敗の要因と次に向けての対策を話合った生徒たち…、来週ももう一度この課題の克服に向けて再挑戦する予定です。失敗は成功のもとです。是非とも次回の授業も見学に行こうと思います。

 
 
 
 

静か~な給食の時間【全学年】

 今日から通常授業、本格的な学校生活がスタートしました。部活動に関しては、緊急事態宣言期間は原則休止ですので、しばらく放課後も静かな状況となりそうですが、まずは安全・安心な学校生活を教職員と生徒たちで作り上げていきたいと思います。保護者の皆さまにおかれましても、引き続きご協力をお願いいたします。
 今日も感染防止に関する話題になるのですが、本日からの給食開始にあたり、全生徒に「黙食の徹底」をお願いしています。感染防止には、マスクを外している時間での行動が特に重要であり、飲食時は会話を控えることが大切です。昼休みに各学年の教室にお邪魔すると、ほとんど会話する生徒がなく静かに黙食が実践できており意識の高さが伺えました。楽しい給食の時間が黙食となり可哀相な気もしますが、学年によっては音楽を流している所もあり工夫がされていました。また、本校生の素晴らしい生活習慣である給食後の歯磨きですが、狭い洗面所で多くの生徒が歯磨きすることは感染リスクがあるとして当面禁止としました。今まで以上に厳しい制限がある中での学校生活ですが、みんなでこの危機を乗り越えていきたいと思います。

 
 
 

掃除&消毒の時間【全学年・全教員】

 今朝の千種町は20℃(午前7時時点)と非常に肌寒い朝となりました。一日中、小雨が降り続いていたため、日中もさほど気温が上がらず過ごしやすいですが、気温の変化に体調を崩す生徒が出ないか心配します。緊急事態宣言下ですので、週末も不要不急の外出を控え、体を休めて来週からの通常授業に備えてほしいと思います。
 さて、今日は放課後の掃除の様子を紹介します。本校生の掃除に取り組む姿勢は実に素晴らしい!自分の与えられた役割を黙々とこなし、細かな指示をしなくても自主的に全員が取り掛かります。見ていて清々しく、感動を覚えるほどです。その生徒の清掃の時間に、本校では先生方に消毒をお願いしています。この取り組みを始めて1年以上続となりますが、今日も机上、ドアノブ、窓のサッシ、手すり等、みんなが触れやすい場所を全教員が一斉に消毒をしていました。
 生徒、教員が衛生的な学習環境を保つ意識を持つことで、新型コロナウイルス感染症のリスクや不安を少しでも軽減できたらと思います。

 
 
 
 
 

授業スタート!【全学年】

 本日より授業が始まりました。本校は今日と明日の2日間に限り、午前中授業(50分×3)としていますが、今日からすべての授業(実技科目等を除く)でオンライン授業ができるよう先生方にお願いしています。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、全国的にオンライン授業の実施が進められていますが、本校では先生方に素早く対応して頂き感謝している所です。各教室の教卓前や後方に生徒たちがipadを設置して、生徒がスマートフォン等の情報端末からGooglemeetに接続することで自宅にいながら授業に参加できることは、学習保障という観点から非常に有効であると思います。3年生の授業に2年生が参加していたり、通信が途切れたり、パソコンのバッテリーが切れる…様々なトラブルもあったようですが、試行錯誤しながら、今後も可能な限り学校に行きたくても行けない生徒に対応していきたいと思います。
 生徒達はこうしうたネットワーク系の操作が非常に強い!驚くほど飲み込みが早く、生徒が積極的に動いてくれるので大変助かっています。私も含め教員が新たな学び方へのスキルを身につける必要があると強く感じる今日この頃です。

 
 
 

久しぶりの登校【全学年】

 本日から2学期がスタートしました。42日間もの夏季休業を終え、生徒たちがどんな表情で登校してくるのか心配していましたが、登校してきた生徒がいつもの笑顔で「おはようございます!」と元気な挨拶をしてくれるので安心しました。始業式は、体育館入口の密を避ける工夫と整列時の間隔をいつも以上に広くとり、感染防止対策を講じた上で実施しました。校長式辞では、防災の日にちなんで「日頃から準備しておくことの大切さ、これは来たるべき試験に向けても同じです。」と生徒に語られました。また、東京パラリンピックに触れられ、「多様性や誰もが共生する社会の実現」を呼びかけられました。その後、保健部長の富永養護教諭から、10代のコロナウイルス感染が急激に加速している状況を受け、マスクを外す時間帯の注意事項やこれまでの感染防止対策の徹底についてお話いただきました。また、誰がいつ感染者、濃厚接触者になってもおかしくない状況下で、思いやりの心を大切にした温かみのある雰囲気をつくってほしいと語られました。
 その後のLHRで、学年の先生方から2学期のスタートに当たり様々な連絡を受けた生徒たち…、1学年では沢山の連絡事項をSmileノート(学年オリジナル連絡ノート)に漏れなく書き込んでいました。明日、明後日は3限までの午前中授業を行います。授業等の準備を忘れずに元気に登校して下さい。
 
 
 
 

明日から2学期!気持ち新たに【全学年】

 保護者・地域の皆さま、本校生の新型コロナウイルス感染にあたりご心配をおかけし大変申し訳ありません。8月23日(月)以降、本校ではすべての部活動を中止し、後期補習もリモート形式で実施するなど生徒の登校を原則止めてきました。※進路指導や学習等の個別指導は除く
 またこの間、校内の消毒作業を教職員で行い、今後の対応についても県教委に相談しながら議論を進めてきました。2学期のスタートにあたり不安を抱えている生徒・保護者の方々もおられるかと思いますが、学校として出来る事は慎重かつ丁寧に行っています。安心して登校をしてください。明日、生徒に配布する保護者あて文書を通して、2学期当初の教育活動等の方針をお伝えする予定です。引き続き、本校の教育活動にご理解とご協力をお願いいたします。

悔しさをバネに這い上がれ!【硬式野球部】

 小雨が降り続く波賀町メイプル球場にて秋季西播地区ブロック大会の1回戦が行われ、本校硬式野球部は市川高校と対戦しました。雨天順延により実に4日越しの試合でしたが、試合が出来る喜びを選手たちは噛みしめたことでしょう。
 2回裏、本校は立尾(2年・千種中出身)のライト前ヒット、垣口(2年・山崎西中出身)の送りバンド、森下(2年・波賀中出身)の三遊間ヒットで1アウト1,3塁にチャンスを広げ、相手のパスボールで幸先よく1点を先制します。3回の表に2点を取られ、4回を終了して1対2と緊張感ある試合展開でしたが、5回に3点、6回には5点を献上し、1対10×(7回コールドゲーム)で敗れました。1年生エースの竹井(山崎西中出身)が連打を浴びたり守りのミス等が重なり、終わってみれば屈辱的な大敗となりました。素人目にも、確かに市川高校は強かったけれど、本校が細かなミスを繰り返したことで不必要な点を与えて自滅したような印象を持ちました。
 試合の勝敗以上に、練習で出来ていることが試合で発揮できない悔しさは計り知れないものがあるでしょう。しかし、まだ新チームはスタートしたばかりです。今日の負けを受け入れて、また次の試合に向けて鍛え直してほしいと思います。敗者復活戦の日程や対戦相手はまだ分かりませんが、私は勝敗に関係なく千種高校の硬式野球部を応援し続けます。這い上がれ、硬式野球部!!

 
 
 
 
 

雨天練習を黙々と…【硬式野球部】

 昨日、雨で順延となった兵庫県高等学校秋季野球大会西播ブロック大会ですが、本日も雨のため順延となりました。そのため、本校の硬式野球部員は昨日に引き続き、午前中は校内でできる練習に励んでいました。朝からずっと雨が降り続いているため、もちろんグランドでの実践練習はできませんが、清水監督の指導も下、気持ちの入った練習が繰り広げられています。これだけ雨が続くと、さすがに生徒のモチベーションも下がってしまうのではないかと心配ですが、全くそんな雰囲気を感じません。今出来る最大限の努力を腐らずコツコツと取組む生徒たちに、早く試合をさせてあげたいと思います。明日以降も、すっきりとしない天候が続くようですが、どんな状況下でもベストの戦いができるように、生徒の皆さんは気持ちのコントロールをしっかりとしてほしと思います。

 
 
 

うれしい話【硬式野球部】

 季節外れの大雨により、甲子園球場で行われている全国高校野球選手権大会も順延につぐ順延で、連日大会運営に苦慮されている様子がTV等のメディアから伝えられています。選手には、せっかく掴んだ甲子園の舞台なので良いコンディションで野球をやらせてあげたいと思いますが、屋外スポーツである野球はこうした天候による影響をもろに受けるスポーツ…気持ちを切り替えていくしかありませんね。
 実は本日、兵庫県高等学校野球秋季大会の西播地区ブロック大会で、本校の硬式野球部が市川高校との1回戦を行う予定でした。私も応援に駆けつけるつもりでしたが、天候不良により順延に決定したようです。明日以降も雨が続く予報のため、次の試合日程は今のところ未定との事ですが、甲子園同様、新チームとなり夏休み返上で練習に打ち込んできた生徒たちに良いコンディションで試合をさせてあげたいと願います。この雨天順延自体は、うれしい話ではないのですが、先日地域の方からとてもうれしいお話をいただき、私も心を打たれましたので紹介します。
 千種町内を車で走行中の住民の方が、道路際の溝に入り腰をかがめて何かをしている本校生を発見されたそうです。「何をしているんだろう?」とその様子を観察していたら、その生徒がゴミを拾っていたと言うのです。しかも、その拾ったゴミを持ち帰っていたという姿を目の当たりにし「今どき、こんな高校生がいるんだ」と感動されたそうです。おそらく、その姿は練習を終えた野球部の男子生徒だと言う事でした。
 私は、その話を聞いて野球の目標に向けて努力することと同時に、部活動を通して豊かな人間力も磨かれている本校生を改めて誇らしく思いました。大人でもなかなかできない事を、人に指示されて行動するのではなく、自ら行動できる生徒に感動しました。こうした行いが自然に出来る硬式野球部員に、勝利の女神が舞い降りてくれることを願っています。頑張れ、硬式野球部!

イネの出穂

 5月28日(金)に小中高合同田植えを行ってから約80日が経過し、久しぶりに水田を見に行きました。大雨による天候不良等もあり生育が心配されましたが、児童・生徒が植えたイネは大きく株を張り、出穂、開花・受粉とたくましく生長していました。写真では見ずらいのですが、穂先に白い花が咲いている様子も確認できます。午前9時頃から11時頃をピークに午後1時頃まで咲く様子は、今しか見れません。水管理に訪れた生徒も皆さんは、是非イネの様子を観察して下さいね。
 イネの生長と同時に畦に生える雑草の生長もかなり進んでいました。明日は、天気を見ながら草刈りに勤しみたいと思います。

 
 

宍粟市聖火フェスティバル

 本日、東京2020パラリンピック聖火フェスティバル「宍粟たたら製鉄の火」採火式が千種町のたたらの里学習館で行われ、本校から3名の生徒が参加しました。東京2020パラリンピックは8月24日に開会式を迎えますが、それまでの期間、全国の市町村でそれぞれいわれのある火を採火し、東京で集められその火で聖火リレーが行われます。宍粟市では歴史ある「たたら製鉄」の炎から採火しパラリンピックを一体となって盛り上げていくべく、この地で採火式が行われました。
 本校を代表し、この採火式の司会を担当したのは生徒会長の南光開斗君(2年・山崎西中出身)、生徒副会長の長井大樹君(2年・波賀中出身)でした。十分な練習期間もなく急なシナリオ変更もありましたが、堂々たる態度で見事に大役を果たしてくれました。また、採火者として計10名が選出されましたが、高校生を代表し藤原唯羽さん(2年・一宮南中出身)が参加してくれました。事前に宍粟たたら製鉄から採火した炎を、採火者でトーチリレーし最後に中央の炉に点火しセレモニーを終えました。今後この火は、8月16日(月)に神戸総合運動公園陸上競技場で開催される兵庫県聖火フェスティバルに持参し、各市町村の火と共に「兵庫県の火」となり、開催都市(東京)へ運ばれる予定です。
 地元千種町の火の一部が東京2020パラリンピックの会場に運ばれ、各国から集まる選手や私たちを照らす希望の光となりパラリンピックの成功に繋がればと思います。参加生徒の皆さん、お疲れ様でした。

 
 
 
 
 

一点集中!力の限り【ライフル射撃部】

 本日、広島県安芸太田町のつつがライフル射撃場にて全国高等学校ライフル射撃選手権大会が開催され、本校から秦陽乃(3年)と猶原宏海(2年)の2名が出場しました。二人とも自身の力が発揮できれば十分に上位入賞できる力を秘めている生徒であり、なんとか普段通りの力が出せることを願っていました。通常60発の合計得点で競われるライフル競技ですが、今大会は40発の合計得点で争われました。結果として、猶原さんが合計404.9点、秦さんが合計401.2点と二人とも平均10点以上はマークしましたが、上位に食い込むことはできませんでした。全国大会にはやはり多くの実力者がいますね。それでも、私は二人に「ありがとう」「よく頑張った」と心から賛辞を送ります。本当によく頑張りました。二人が全国大会に出場した経験は、参加しなければ得られないものであり、この経験は今後の競技人生に必ず活かされます。そして、一緒に練習している仲間や学校関係者にどれだけ力を与えてくれたことでしょう。今日の経験を糧として秦さんは今月22日の国体選考会で、猶原さんは来月の秋の大会で頑張ってくれると思います。ひとまず、お疲れさまでした。しっかりと休んで、また次に向け頑張ってほしいです。

 
  

新聞掲載されました!【パソコン部】

 今朝の神戸新聞に本校のパソコン部の全国大会出場を紹介する記事が掲載されました。まさに今、名古屋市で開催されていますが、二人が平常心で臨み力を発揮してくれることを願っています。頑張れ、一坪さくら、池部黄那!!

オープンハイスクール2021

 令和3年度オープンハイスクールが無事に終了しました。午前中は、開会行事、授業体験①②、校舎案内を行い、午後からは部活動体験を行いました。厳しい暑さの中でしたが、参加いただいた中学生および保護者の皆さま、生徒主体の本校のオープンハイスクールはいかがだったでしょうか?生徒会長の南光開斗君が自身で感じている千種高校の魅力を「多様・自由・温かさ」と表現していましたが、少しでもそうした空気を感じてもらえたら嬉しく思います。また、10月、11月には宍粟市内の中学校説明会にお伺いしますが、受験に際しご不明な点がございましたら、いつでもご連絡いただければと思います。本日は、ありがとうございました。