千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

全校集会&近畿大会壮行会【全学年】

 本日、11月の全校集会が行われました。現在、特別教室棟のトイレ工事が行われており間もなく完成予定ですが、校長訓話で松浦校長先生から「トイレマークの新しいデザインを生徒から募集したい」という旨の提案がありました。この提案には、SDGsの目標にも掲げられている男女平等への意識を考えてもらうきっかけとしてほしいという校長先生の想いが込められています。男子だから青でスラックス姿、女子だから赤でスカート姿という固定概念を取り払い、色や姿にとらわれない生徒が考えるデザインが出来れば素敵だなと思います。生徒の皆さん、是非積極的に参加してください。

 表彰伝達では、若人の賞に輝いた生徒会執行部を代表して南光開斗くん(3年・山崎西中出身)、兵庫県総合文化祭自然科学部門発表会で優秀賞に輝いた自然科学同好会を代表し田口恭子さん(2年・千種中出身)、高齢者見守り川柳の部で優秀賞に輝いた山根結月さん(2年・山崎東中出身)、播磨西高校読書感想コンクールで優秀賞に輝いた山本実央さん(2年・一宮北中出身)ほか各種検定合格者に校長先生から表彰状が手渡され、生徒たちの頑張りをみんなで讃えました。

 その後、11月20日(日)に近畿高等学校秋季ライフル射撃選手権大会に出場する藤井大樹くん(2年・山崎東中出身)の壮行会が行われ、まず最初に顧問の高橋先生から藤井くんの紹介がありました。その後、生徒会長の小松煌くん(2年・千種中出身)から「近年ライフル射撃部は、当たり前のように近畿・全国大会に出場しているがスゴイこと、近畿大会では楽しんできてほしい」とエールが送られました。藤井くんも「緊張すると思うが楽しんでベストを出したい!」と力強い決意が述べられました。千種高校から全力で藤井くんにパワーを送りたいと思います。

 

主体性を引き出す授業【48・50回生】

 安定した秋晴れが続いていますね。日中は太陽の日差しが非常に心地よく、美しい紅葉と澄んだ空気に深呼吸したくなります。そう言えば、先日の移住者とのトークセッションでも講師の皆さんが口々に「宍粟市は空気が美味しい!」とおっしゃっていました。ゆっくりと自然を眺めながら澄んだ空気をしっかりと吸い込んで散歩したり、ゆっくりジョギングをするには最高の季節です。生徒の皆さんも、豊かな自然を思い切り体感してほしいです。

 さて昨日、県教育委員会事務局高校教育課の主任指導主事にご来校いただき、英語科の学校訪問指導が行われました。本校では、日頃よりどの教科(科目)の先生方も創意工夫を凝らした授業をしてくださっており感謝している所ですが、その中でも、英語科の北口先生と村上先生はICTを駆使し、生徒の学習レベルに応じた「英語の楽しさ」を伝える授業を展開しており、私が最も見ていただきたい授業でした。昨日の研究授業でも期待通り、二人の先生方の教科への情熱と生徒の学習意欲が感じられる素晴らしい授業となりました。1年生からBYOD(一人一台端末の活用)がスタートしていますが、両先生方は学習アプリ等を活用しながら効率的で分かりやすい授業を行う本校のリーダー的存在です。生徒たちも、ipadを巧みに操作して英語の音読、回答、プレゼン、学習評価の入力等を行い、楽しそうに授業に取り組んでいました。英語が苦手が生徒も多いのですが、失敗を恐れず生徒たちが主体的に取り組む姿に感動すら覚えました。そして、主任指導主事からも「モデル的な授業です!」と太鼓判を押していただきました。

 以前、二人の先生に私が「研究授業、大変やけど頼むなぁ…」と話をすると、村上先生が「授業を見てほしいと言うより、生徒を見てほしい…」と言われていました。その言葉には、生徒の英語力の高さでなく、前向きで一生懸命に取り組める真っすぐな本校生を見てほしいという想いが込められていました。私にとっても、自慢の学校、先生方、生徒を見ていただける大満足の一日となりました。北口先生、村上先生、ALTのルーク先生、大変お疲れ様でした。ありがとうございました!

県総文で優秀賞!【自然科学同好会】

 今朝の千種町は4℃(午前6時時点)とこの秋一番の冷え込みとなりました。最近私は、出勤時に必ず三室山の山頂付近を見て雪が積もっていないか確認していますが、今日もまだでした。ちなみに私の写真記録によると、2年前は11月4日が三室山の初冠雪日でした。そろそろ、三室山、日名倉山、後山の初冠雪の便りをお伝えできるのではないかと思っています。

 さて一昨日、兵庫県高等学校総合文化祭の自然科学部門発表会がバンドー神戸青少年科学館で行われ、本校の自然科学同好会が出場しました。生徒たちが、調査・研究を重ねてきた成果を数枚のポスターにまとめ、審査員を前にプレゼンをし審査を受けます。本校は、ちくさ高原に自生し絶滅危惧種に指定されているクリンソウの保護活動と千種川水生生物調査の結果に基づく環境保全活動について発表…。写真にあるように、小松煌くん(2年・千種中出身)や田口恭子さん(2年・千種中出身)、平瀬由昂くん(2年・千種中出身)らを中心に素晴らしいプレゼンを披露し、環境・普及部門にて全体の2位に相当する優秀賞を獲得しました。これは、本校初の快挙で生徒たちや顧問の先生方の熱心な取り組みの賜物です。この日の発表に向けて、私は何度となく放課後遅くまで黙々と調査・実験を繰り返す生徒たちの姿を見てきただけに、生徒たちの努力が実を結んだことに大きな喜びを感じました。

 「おめでとう。よう頑張った!」私は声を大にして讃えたい気持ちです。この世の中、頑張ったからと言って必ずしも良い結果が得られる訳ではありませんが、「千種の自然を守りたい!」という彼らの純粋な気持ちが審査員に伝わったのではないかと思います。自然科学同好会の皆さん、お疲れ様でした。そして、顧問の先生方、ありがとうございました。自然科学部の皆さん、今後も千種の自然保護活動をよろしくお願いします!

移住者とのトークセッション【50回生】

 今朝の千種町は7℃(午前7時現在)、深い霧が町を覆いよく冷え込みましたが、日中は秋晴れとなり燃え上がるような紅葉が映えて見えました。寒暖差が大きく体調を崩す生徒が何人かいましたが、2年生は修学旅行を間近に控えています。しっかりと自己管理をしていきましょう!

 さて、今年度より1年生の「総合的な探究の時間」を活用し、ふるさと宍粟市をテーマとした探究活動をスタートさせようと計画をしています。その第一弾として、ご縁あって宍粟市に移住されている6名の方々を講師としてお招きし、「移住者とのトークセッション」を開催しました。このたび、「生徒たちのためになれば…」と今回の企画に快く賛同いただきました。本当にありがとうございます。

 まず最初に講師のお一人お一人から、自己紹介や宍粟市に移り住んだ経緯等の説明を受けた後、外から見た宍粟市の魅力や課題等について語っていただきました。そして、自身の経験を踏まえ高校生に向けて生き方のアドバイス等をいただき、生徒たちは教員とは違う立場の大人からの言葉を食い入るように聞き入っていました。「深いなぁ…」「スゴイなぁ…」私も、自分の生き方を貫いている講師の皆さんのお話を楽しく聞かせていただきました。生徒たちも、おそらく講師の皆さんから様々な生き方のヒントをいただいたはず…。そして、宍粟市に住んでいて当たり前と思っていることが、実はスゴイんだということに気づいたのではないでしょうか。その後、移住者の方々を囲んで、宍粟市の魅力と課題についてグループワークを進めた生徒たち…、宍粟市のイメージがある程度共有できました。

 今日の行事をきっかけとして、次回11月18日(金)は宍粟市長や宍粟市職員を講師としてお招きしてのトークセッションを開催し、市の施策を知った上での魅力ある宍粟市に向けて意見を練り上げていきます。6名の講師の皆さま、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。皆さんのバリエーション豊かなお話に、生徒たちの心がグッと動き、宍粟市の学びを深める良い動機づけとなったに違いありません。今後とも、何かの折にはお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

速報!県新人大会【卓球部】

 本日より、兵庫県高等学校卓球新人大会がグリーンアリーナ神戸にて開催されています。先月の西播大会で快進撃の活躍を見せた女子部員5名が団体戦、ダブルス、個人にそれぞれが出場しました。県1勝を目指していましたが、県の壁に跳ね返されすべて初戦敗退となりました。戦いを終えて、生徒たちは非常に悔しそうにしていたようです。そして、「今後の練習をもっと頑張らないと…」と次年度に向けて気持ちを切り替えていました。5名の選手の皆さん、お疲れ様でした。今回の経験は必ず後に活かされます。悔しい気持ちを忘れず、次に向けて頑張ってください。