山岳部

コロナ禍での山岳部の1年(2020年4月~2021年2月)

コロナ禍での山岳部の1年(2020年4月~2021年2月)

 

兵庫県立夢野台高等学校 山岳部

 

 4月、5月は3月から続いている新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休校となり、学校やボルダリングジムで練習することができなかった。そのため、家でできる練習に励んだ。2月に学校のボルダリングの壁が15年ぶりに新しくなっていたが、学校で練習できず残念だった。

 6月になって学校再開と同時に部活の練習も始まった。1年生が20名入部した。例年に比べてはるかに多くとても嬉しかったが、人数が多くなって、密を避けるため一度に大勢で練習することができないので、クリップ練、筋トレ、クライミングをローテーションで行なわざるを得なかった。

 今年度は異例なことが続いた。例年より1か月遅く7月初旬に3年生の引退コンペを行なった。8月にはようやくジムでの練習を行なえるようになった。しかし、難波のジムには行くことができず、酷暑の中、ミント神戸にあるクライミングジムで、リードクライミングの練習を中心にトレーニングに専念した。この練習は9月、10月も続いた。

 10月末には県大会が行なわれ、男女ともに団体2位という成績を残すことができた。男子2名と女子3名が入賞したが、新型コロナの影響で近畿大会が中止となり、出場することはできなかった。

厳しい練習状況だったが、部員が助け合い、全員納得できる結果を出せた。

 山岳部部長 山田 楓